Tully PJ.et.al. Antihypertensive Drug Use, Blood Pressure Variability, and Incident Stroke Risk in Older Adults: Three-City Cohort Study. Stroke. 2016 Mar 24. pii: STROKEAHA.115.012321. [Epub ahead of print] PMID: 27012741

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27012741

 

[背景と目的]65歳以上の高齢者における、長期間の血圧変動コントロールで降圧薬と脳卒中の関連を評価する。

 

[方法]高血圧患者もしくは収縮期血圧が140mmHg超、または拡張期血圧が90mmHg超で少なくとも1種類の降圧薬を服用している5951人(年齢中央値74歳、女性60%)が対象となった。被験者は12年の観察期間中、致死的、非致死的脳卒中発症を追跡された。血圧変動は9つの降圧薬について解析した。血圧、血圧変動、交絡調整をして、降圧薬と脳卒中のリスクを見積もった。

 

[結果]中央値9.1[IQR6.410.4]の間に273件の脳卒中が発症した。能祖中は降圧薬により減少しなかった。特にARB:ハザード比1.56[95%信頼区間1.062.28]、及びβ遮断薬:ハザード比1.41[95%信頼区間1.031.92]では脳卒中リスクが増加した。収縮期血圧で調整後ARB及びβ遮断薬は脳梗塞も増加した。

 

[結論]ARBとβ遮断薬は脳卒中、脳梗塞に関連していた。

 

[コメント]高齢者における降圧薬の使用には賛否ある。一般的には軽度高血圧症でも降圧メリットが示されている文献報告があるが、特に虚弱高齢者には注意したい。