Hollingsworth JM.et.al. Alpha blockers for treatment of ureteric stones: systematic review and meta-analysis. BMJ. 2016 Dec 1;355:i6112. PMID: 27908918

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27908918

 

[目的]尿管結石症の治療におけるアルファ遮断薬の有効性と安全性を検討する。

 

[方法]システマティックレビュー、メタ分析。Cochrane Central Register of Controlled Trials, Web of Science, Embase, LILACS, and Medline databases ascientific meeting abstracts 20167月までサーチ。尿管結石治療に関するα遮断遮断薬とプラセボを比較したランダム化比較試験を組み入れた。2つのチームが独立してそれぞれの研究データを抽出。一次アウトカムは結石が排石された患者の割合とし、二次アウトカムは排石までにかかる時間、疼痛エピソード、手術を受けた患者の割合、入院を必要とした患者の割合、有害事象とした。ランダムエフェクトモデルを用いて、発生率比と95%信頼区間を算出。バイアスのリスクを評価するためのCochrane CollaborationのツールとGRADEアプローチを使用して、証拠の質を評価し、結論を要約した。

 

[結果]55のランダム化比較試験が研究に組み入れられた。α遮断薬は結石の通過を促進するという中等度のエビデンスが得られた(risk ratio 1.49, 95% confidence interval 1.39 to 1.61). サブグループ解析によれば、より小さな結石に関してα遮断薬の治療ベネフィットは少ないように思われた。 (1.19, 1.00 to 1.48). しかし、より大きな結石について言えば、プラセボと比べて、α遮断薬で57%通貨が多かった。(1.57, 1.17 to 2.27).このα遮断薬の効果は、結石の位置とは独立していた。(上部、中間部の結石1.48 (1.05 to 2.10)、下部の結石 1.49 (1.38 to 1.63) for lower stones).

 

コントロール群と比較して、α遮断薬を投与された患者では、排石にかかる時間が短かった。(mean difference -3.79 days, -4.45 to -3.14), また疼痛も少なく(-0.74 episodes, -1.28 to -0.21, 手術リスクも少ない (risk ratio 0.44, 0.37 to 0.52;), さらに入院も少なかった(0.37, 0.22 to 0.64). 重篤な有害事象に明確な差はなかった。(1.49, 0.24 to 9.35).

 

[結論]α遮断薬は尿管結石患者における治療に効果的であるように思われる。最大の利益を受けることができるのは、、より大きな結石を有する人かもしれない。 これらの結果は、尿管結石症患者におけるα遮断薬の役割を提唱している現在のガイドライン推奨を支持するものである。