Catalan-Matamoros D, et al : Exploring the relationship between newspaper coverage of vaccines and childhood vaccination rates in Spain. Hum Vaccin Immunother. 2020 Feb 4:1-7. [Epub ahead of print] PMID: 32017659

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32017659

 

【背景】ワクチンの有効性は十分に確立され、研究コミュニティによって認識されているが、欧州の11か国は、ワクチンへの抵抗感から強制的な予防接種プログラムを採用している。情報の欠如と偽のニュースが主な理由と考えられている。メディアは、ワクチン関連の情報を広めるための強力なツールであるが、ワクチンの摂取に対するメディアの影響の研究は、ヨーロッパではほとんど注目されていない。

 

【目的】スペインにおける小児予防接種率と、印刷媒体でのワクチン関連の報道との関連を調査する。

 

【方法】ワクチンの新聞報道の内容分析が実施された。研究変数は、全国予防接種率、記事の公開日、調子および記事の主なテーマであった。メディアの報道と小児ワクチンの摂取との関連を評価するために相関分析を実施した。

 

【結果】肯定的および中立な文体による記事ではワクチン接種率は研究期間中に大幅に増加したが(p <.001)、否定的な文体の記事では接種数は変わらなかった(p = .306)。否定的な新聞報道と小児ワクチンの摂取との間には、有意な逆相関がみられた(r = -.771p <.05

 

2016年と2017年の間、メディアの報道は減少したが、予防接種率は増加し続けた。最も頻繁なテーマは、エボラワクチンの開発と水痘および髄膜炎ワクチンの危機に関するものであった。

 

【結論】この調査結果は、予防接種におけるメディアの役割の理解を拡大し、予防接種キャンペーン中にメディアを重要なプレーヤーとして考慮する必要があることを示唆している。この研究は、公衆衛生におけるメディアの重要な教育的役割を指摘している。

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