Miyake F, et al : A prospective cohort study of bedroom warming with a heating system and its association with common infectious diseases in children during winter in Japan. J Epidemiol. 2020 Mar 7. [Epub ahead of print] PMID: 32147645

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32147645

 

【背景】慣習的に、日本の寝室は暖められていない。 いくつかの研究は、暖房システムの使用が呼吸器感染症と喘息に良い結果をもたらすことを報告しているが、子どもの感染症に対する暖房システムの予防効果はよく知られていない。

 

【方法】201811月の冬期前と20193月の冬期後の2回のアンケート調査を使用して、コホート研究を実施した。参加者は、寝室で暖房システムを使用しなかった155人の子供と使用した156人の子供だった。

 

【結果】暖房システムを備えた暖められた寝室を有することは、風邪の頻度のオッズの減少(≥3倍)に関連してた(オッズ比(AOR)を調整:0.3595%信頼区間(CI):0.19-0.65

また、発熱の期間(≥3日)(AOR0.3895CI0.22- 0.66)、風邪の薬の期間(≥3日)(AOR0.9195CI0.87-0.95)、 風邪による入院(≥3日)(AOR0.5495CI0.31-0.94)、学校または保育園の欠席(≥3日)(AOR0.4395CI0.27-0.70)、」 インフルエンザ感染(AOR0.4395CI0.26-0.71)、胃腸炎(AOR0.3995CI0.21-0.72

の減少とも関連した。また、インフルエンザワクチン接種は、インフルエンザ感染の確率を低下させ(AOR0.3695CI0.22-0.59)、学校や保育園を欠席(≥3days<=)(AOR0.6295CI0.39-0.99)を低下させることも示されている。

 

【結論】この研究は、寝室の暖房が子どもの感染症を予防する効果があることを示唆している。 日本でのこの知識のより広範な普及には、公衆衛生意識を通じた文化的変化が必要。