昨日の午後から急転直下の事態!職場が大きく揺れ慌てて外に出る。自分の職場である市役所は災害対策の緊急本部であり、慌ただしく緊急体制が敷かれ、援護者の安否確認が行われ始める。その他職員は指示があるまで庁舎待機ということだったが、あくまで自分は臨時職員。定時になっても残るつもりだったが帰宅を促される・・・何もできない自分に苛立つ。

自宅は無事で安堵したが、テレビで被害の状況を改めて確認。想像をはるかに上回る事態となっていることに愕然とする。津波が怪物のように町を車を大地を呑み込む。アニメや映画しか見たことのない画が現実となっている・・・寒気がする。しかし心のどこかで自分のところでなくて本当によかったという他人事の気持ちが自分の中にあることに気づき、それが嫌になる。仕事場からもなんだかんだ帰ってきたことといい、結局ことごとく利己的、ことごとく無力な自分。

情報が流れ続けているが、あまりに広大で甚大な被害の全貌がまったく掴めない。局所局所の被害状況が断続的に流れるが、まだまだ伝えられていない被害が沢山あるような気がしてかえって不安になる。

そして今日の夕方、被害が他人事ではないことを予感する。福島の原発の炉心融解の可能性が出てきた。新潟県は福島の隣県であり、風向きによっては放射能もれの被害が予測される事態となる。完全に目の前にある日本災害史上最大級の危機である。しかし、それでも日常的な感覚と現実で起きていることのギャップが大きすぎて凄く変な感じでうまく対応できていない。

冷静に考える。人工の構築物、人工のシステムを悉く破壊する自然の脅威に対して余りにも無力な自分が今できることは何だろうか。とにもかくにも生き延びることが第一。死んでしまえば誰も助けることはできない。生きる為に必要な事を適切に行う必要がある。第二に自分のできる限りにおいて被害の大きな地域、人に対して支援を行う。正規の職員ではないが幸いにも今の職場は部署こそ違うが災害対策の指揮の責任を負っており、やれることは限られているかもしれないが、まずは自分の立場でできる限りの事をできればと思う。そして最後に祈ること。祈るとか趣味ではないのだが、被災地域に住んでいるであろう友人知人もいる。彼らの無事、その他多くの人たちの無事、拡大する被害のいち早い終息。こればかりは祈るよりしょうがない。