JAXA採用試験の現実逃避的空騒ぎからはや数か月。長い冬もいつの間にか終わり、桜散りもはや五月も下旬。気づけばまた年を一つ重ねもう32歳...堂々たる中年領域に達している。精神年齢は一向に実年齢水準に達することなく、気は張っているつもりでも、無意識に少しずつ動きも鈍くなり、疲れないよう疲れないようしている自分に恐怖を感じる。家でも部屋で生産性のないネットにかじりつきの毎日。こたつにノートパソコンの最凶コンビ。近くで丸くなっているネコが眠気を誘発し更なる堕落へ誘う。ネコの常在菌に感染すると男は非社交的、非活動的になる(女は逆に活動的、社交的になる)らしいという情報を見つけて、思い当たる節があり戦々恐々としている。菌が脳をコントロールするそうだ。とはいえ非社交的、非活動的なのは今に始まった事ではない。

 話変わって結局、昨年度に引き続き今の職場の臨時職員として4月からも雇ってもらえる事となった。もはや4年目で全く臨時でも何でもない状態で、これ以上居座り続ける訳にもいかないから今年度が最後となるだろう。方針としては、今年度で社会福祉士の資格をきっちり取る事、就労支援員という肩書に恥じぬよう、しっかりどこへ行っても話せるような実績をつくる事を仕事上の目的にしていきたい。そこに注力しつつ次の仕事探しに移行したい所存だ。

 そして、すっかり恒例となってしまったが臨時職員の規定上一年間のうち一ヶ月休まなければならない決まりがあるため、実はこの5月も丸々休みとなっている。大の大人が病気でも育児でもなく一ヶ月休む仕事なんてプロスポーツ選手かヨーロッパの金持ちくらいな気もするが、ド貧乏な自分が明らかに世間からは無職でプラプラしている人間を見るように怪訝な視線に晒されながら毎日過ごしている。五月の前半は先に述べた社会福祉士の通信教育のレポート締め切りがかかっていて1600字のレポートを8本もつくらなければならなかった。時間は十分にあったのだが、結局後回しになり、締め切りの約半月前にやっと取りかかり始め、締切日までほぼそればかり考えて、中々筆が進まず難渋したが、何とか間に合い苦しみから解放された。

 そして休みの後半戦。これからが本題だが、24日から海外旅行に行く事にした。スペインに9日間一人でツアーに参加する狂気の旅だ。行き先としてインドかスペインが良かったのだが、インドはビザの申請が必要で手続きがややこしく、旅行を本格的に思い立った日から出発日の間までに申請が滞りなくできるか心配だったため、もう一つの選択肢として日程も予算も合うスペインにした。本来であれば自分で飛行機も旅先の交通手段や宿泊先も決めていきたいのだが、海外の経験値がないに等しく、一人で行くのは初めての為情けないかなヒヨッてツアーに申し込んだ。ツアーはツアーで、もはや自分の行く所に付き物といってもいい人の輪に上手く溶け込めない状態という不安もあるが、そこについてはなるようにしかならないから極力先案じしないよう自分に言い聞かせている。今回の旅行の位置づけ(レジャーに位置付けがあるのもおかしな話だが)は海外旅行の経験値を上げることといってもよく、とにかく手段を問わず海外に行くことに重きを置いた。

 自分の人生の主要なテーマの一つは世界中のいろんな場所を踏破することで、ベタな入りかもしれないが中学生くらいにテレビの電波少年や沢木耕太郎の「深夜特急」を読んで以来抱き続けている。できれば、もう5〜10年早くから動けていれば良かったのだが、のっぴきならない諸事情や、自分の経済力不足、決断力不足などもあり実現できていなかった。とはいえもはや30歳を過ぎ始めるには遅すぎるかもしれないが、始める事なしにこれ以上ダラダラと年を取り死んでいく訳にもいかない。この休みのタイミングを逃せば厳しくなる一方だとやっとこさ決断し、行動した。今の所とくに躓きもなく準備できている。

 便利になった今の時代、他の人からすれば海外行くなんて容易い事だし重くとらえる程の事でもない。ガキでも行ける。でも自分にとっては難しく、重要なテーマだ。できること、行ける所から少しずつ進めて、次は自分で計画と段取りをする、その次は複数の国を周遊、最終的には世界一周と、自分の実生活と調和を図りながら旅のスケールを大きくしていければと考えている。日本ですらしどろもどろなのに、言葉を始め何もかも分からず右往左往するにちがいない。でもそれを味わいに行くのだ。そして、帰ってきたら例によって需要もない右往左往の顛末をこのブログに挙げていく事になるだろう。