選択するという事建築士という職業で思った事

2006年02月18日

どんぶり勘定に学ぶ江戸商人

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先日のAWSのセミナーでファシリテーターである小浪さんと休憩時間にお話させて頂いた時、私が「財務ですか?どんぶり勘定に気をつけなければいけませんね!」と言ったところ、皆に大笑いされてしまいました。

私は、どんぶり勘定とは「丼勘定」の事だと思ったのです。

江戸時代の商人は、実際の現金を把握する重要性を知っていました。そのための方法を考えたのです。それが「どんぶり勘定」です。

「どんぶり」とは、職人などが身につける前掛けについている大きなポケットのようなものです。当時の商人は、入るお金はすべてここに入れ、出て行くお金もすべてここから出して現金の管理を行っていたそうです。

そして、一日の終わりに其の中身を計算して、結局いくらの現金が残ったのか、前日と比べていくら増えたのかを正確に把握していたそうです。

現在では、「どんぶり勘定」とは大雑把な会計のことを意味していますが、もともとは手元現金を把握するための江戸商人の知恵だったのです。

そして江戸時代から現代まで(伊藤忠ですね)優れた商人を輩出している近江商人には、「始末」と「吝い(しわい)」という考え方があるそうです。

始末とは、ものの効用を最後まで利用尽くすことによって倹約に努め、普段の生活の支出を出来るだけ抑えるという意味です。しわいとは本来必要な出費まで抑え出し惜しみする態度です。

近江商人は「しわい」ではなく「始末」が大切であるとし、質素倹約を心がけて常に現金を手元にのこすようにしました。

そのかわり、必要な資金は出し惜しみしなかったそうです。

このように近江商人は、死に金を作らないようにして、資金を商売にうまく活かしていたようです。

江戸の頃から、かつての日本の商人は、現代の経営者の参考となるような資金管理の優れた知恵を持っていたのですね!

 

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eco_house at 23:28│Comments(2)TrackBack(0) 塩谷の独り言 | 耐震の事

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この記事へのコメント

2. Posted by 塩谷です   2006年02月19日 23:59
5 知らない事と言うのは、結構悔しいものです。。。
しかし、教えてもらう喜びというかありがたさといえるものも最近よく感じます。

第二段階に移ったかなと思えるビジネススクールは、今までの決算のようなものですね。

もちろんAWSさんの諸セミナーも期待しています。

アドバイザーの妻をびしびし鍛えてくださいね。
フィードバックは大歓迎です!!
1. Posted by 小浪です   2006年02月19日 19:42
ちょうど午前中の講義でどんぶり勘定に意味を話したところにタイミングよく塩谷さんの話だったので皆で大爆笑になってしまいました。

ただ、その後きちんと調べてブログに掲載されるのがさすがですね。

僕もつい最近までカツ丼勘定と思っていましたから(笑)

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