備えることは守ること 1備えることは守ること 地震と共振現象

2021年03月13日

備えることは守ること 固有周期

今から10年前の東日本大震災(M9.0)では、皆様ご存知のようにすさまじい被害を経験しました。

かつてない大きな津波の被害は、様々な映像で記録され大きな衝撃を受けました。

平成28年の熊本地震(M7.0)では、どちらが本震とも言えないようなM7.0を2度も経験し、最新の長期優良住宅でさえも倒壊した地震でした。

また、その2年後の平成30年の北海道胆振東部地震では、経験したことの無い全道ブラックアウトにより、生活がままならない事態に北海道の方々は陥りました。

それら、巨大地震の経験から大災害のメカニズムが解明されてきました。

建物には、それぞれ固有周期と呼ばれるものがあります。

地震が起きてしまうと建物に振動エネルギーが伝わります。建物により揺れ方は変わってきます。
揺れ方は周期と同じです。

建物により揺れやすい建物と揺れにくい建物があり、建物の高さや重量、粘り強さや配置の仕方により揺れ方が変わり、それぞれ揺れやすい揺れ方があります。

これを「固有周期」と呼びます。

建物が大きく重いほど長くなり、剛性が大きくなるほど短くなります。

一般的に、活断層などで起きうる阪神淡路大震災のような直下型地震では、地震動の周期は短く、東日本大震災のような海溝型の地震では周期は長くなります。

建物と同時に地盤の固さも重要です。

固い地盤は短い周期の振動を伝えやすく柔らかい地盤は、長い周期の振動を伝えやすいという特性があります。

建物固有周期と地震の周期が一致したときに、建物にダメージを与えます。

特に木造家屋に多くの被害を与えた阪神淡路大震災では「キラーパルス」という1秒〜2秒周期の揺れが発生したといわれています。

建物を建設する際には、建設予定地の固有周期と建物の固有周期が一致しないような設計をすることが重要です。






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eco_house at 13:00│Comments(0)

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