2007年01月12日

「銀行中心とした内需および出遅れハイテク株に注目」

 日経平均は大幅反発。218.84円高の17057.01円(出来高概算20億8000万株)で取
引を終えている。前日に25日線を下回っていた日経平均は、米国市場でダウの最高
値更新やナスダックの2001年以来の高値、為替市場で1ドル120円後半まで進んでい
た円安基調などを追い風に、オプションSQに絡む売買の影響を吸収して反発して
始まっている。

 米国市場、為替動向などからトヨタ、ソニーなどの国際優良株が強含む中、日銀
支店長会議での福井総裁による「景気は拡大している」との見方が示されたことも
あり、利上げ観測などからみずほFGなど銀行株も強い動きをみせている。業績下
方修正が嫌気されたFリテイの大幅下落が日経平均の押し下げ要因となったが、国
際優良株やハイテク株、銀行株などの上昇がこれを吸収している。後場に入るとT
OPIX先物や銀行株への資金流入の動きが散見され、日経平均は一時17160.77円
まで上げ幅を広げる場面をみせている。大引けにかけてはポジション調整の流れか
ら上げ幅を縮めているが、17000円はキープした。

 テクニカル面では結果的に5日線の攻防となっており、前日の急落によって目先底
を打ったとみるには見極めが必要である。国際優良株、鉄鋼などの先駆株について
は、利食いの動きはしばらく継続する可能性があると見ておいた方が良いと考えら
れる。一方、来週は17-18日の政策決定会合で利上げが実施されるかが注目されるこ
とになるが、日銀総裁は週末の支店長会議のあいさつで、「景気は緩やかに拡大し
ている」と示しており、利上げ実施の見方が高まっている。利ざや拡大によるメリ
ットが期待されている銀行株には思惑的な資金が交錯しそうである。

 また、15日の米国市場はキング牧師誕生日による祝日となるが、翌16日のインテ
ルを皮切りにハイテク企業の決算発表が本格化する。今週はソニーの強い動きや任
天堂効果による電子部品セクターへの波及効果もみられていた。出遅れハイテク物
色が強まるようだと、日経平均の押し上げ要因となりそうだ。そのほか、業界再編
の流れが広がりをみせているが、大手企業から、大手企業の傘下にある中小型企業
の企業防衛の動きにつながり、再編関連物色が中小型株へ広がる可能性もありそう


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