2017年08月22日

泥水対策 第二弾(井の頭池)

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泥水の浸透地整備

▼井の頭池への泥水流入を防ぐ作業の第二弾を実施した。

この区域には、かつて、園路から流入する雨水浸透用の窪地が整備されていたが、土が堆積して完全に消失していた。
土を運び出して、浸透地としての機能を回復するのが目標だ。

さあ、浸透せよ。

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作業開始時


後1

作業後


見るのは一瞬だけれど、今回の作業には2日間・のべ17人が参加している。
お盆期間の土掘り祭りだ。

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作業中。埋没していた擬木の囲いが見えてきたよ


後3

作業後


まだ未完成だが、さしあたって範囲の90%を掘ることができた。

▼この浸透地でカバーできる泥水の量には限度がある。
浸透地への負荷を減らすために、周辺の斜面地にもしっかり浸透させたい。

それで今回も簡易土留め作戦だ。

段2

草のない斜面に作った土留め


段


▼今回の活動も、東京都西部公園緑地事務所と共に行った。
都にインターンシップにきている学生も作業を体験した。
こうした協働を通して、公園管理の課題に気づいたり、共に考えたりしていくことができればいい。(さと)

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2017年08月21日

泥水の流入状況(井の頭池)

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草のない斜面。雨水が染みこまずに流れ落ちている

▼井の頭池に流入する泥水を減らす活動を始めてみた。

泥水の流入箇所があっちにもこっちにもある。
2ケ所目の作業地に選んだ場所は、斜面が広範囲に裸地化している。

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そりゃぁ染みこまないよね・・・という斜面地


斜面下の広場も、雨がほとんど浸透しないので土砂の流出が多い。
休日にはアートマーケッツで賑わう区域だが、大雨の後には舗装路の一部に、流れてきた泥が堆積している。

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出展区域が川となり・・・


▼泥水の川は、園路を横切って井の頭池へ流れ込んでいる。

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流入箇所周辺の池水が褐色に染まっている


別の地点でも盛大に流入。

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残念な状況・・・


▼この周辺は、広場などの裸地が多く、井の頭池周辺で最大の泥水発生箇所になっている。
この区域は難航しそうだ。

全部解決するのには時間が必要だけど、最初の一手を打たないと始まらない。(さと)

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2017年08月20日

泥水対策の土留め、その後(井の頭池)

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雨に濡れる斜面と簡易土留め

▼7月に作った簡易土留めの経過観察である。

枝組みが壊れていないか、雨水の流れはどうなっているか、適宜確認している。
作業から1ヶ月経ったが、幸いにして異常はない。
土留めの効果かはわからないが、小さい草がけっこう生えた。

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小さいサインも付けてみた


▼雨水の流れが問題だ。
土留めのある斜面部はいいのだが、その上側の園路が、降雨時には川のようになっている。

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大雨で園路が川に・・・


その川は、階段を流れ落ちて、井の頭池へ流入している。

階段


階段脇を流れ落ちる泥水


土留めエリアを通過しないで池へ流入している泥水が、けっこうある。
その流路をどうにかして変更して地中へ浸透させたい。
作業としては難しくはなさそうだ。公園管理者と協議して、こうした泥水の流入箇所をひとつずつつぶしていきたい。(さと)

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2017年08月19日

泥水対策始めました。井の頭池

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園路から井の頭池に流入する泥水

▼井の頭池(都立井の頭恩賜公園)では、かいぼりを軸とした自然再生活動によって、在来魚や水草が回復し始めている。
でも、解決したい課題はほかにもいろいろある。
そのひとつが、降雨時に池へ流入する泥水だ。

井の頭池の周囲は、踏圧で土が堅くなっている場所がけっこう多い。雨が降っても地中に浸透する水は少なく、大部分が泥水になって池へ流入してしまう。

底泥の堆積や、水草が泥をかぶって枯死する原因になっている。

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泥水が盛大に流入中。やーめーてー!


▼それで泥水の過剰な流入を防ぐために、陸地に雨水を染みこませる作業を始めました。

公園管理者と活動方法や作業範囲について相談したら「協働作業」ということになった。
7月に1回目の作業を行った。

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まずはバックヤードから剪定枝などの木材を運ぶ


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踏圧で堅くなった斜面に、枝で土留めを作る


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完成した簡易土留め


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作業前


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作業後


▼簡易土留めはできたばかり。しばらくは枝の下側を雨水が素通りするが、徐々に埋まるだろう。

この斜面地は、踏圧で草がなくなって、さらに人が入り込むようになり、表土流出が続いていた。
土留めができたので立ち入る人が少なくなり、やがて草が生えれば雨水が浸透しやすくなる。

初回の作業は、当会会員のほか、東京都西部公園緑地事務所(管理課)の協力により実施した。
簡易な土留めが効果を発揮し続けるには、その後の維持管理が大切だ。引き続き協力して進めていきたい。(さと)

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2017年08月18日

残席わずか! 第5回アカミミガメ防除講習会

第5回ポスター

▼今期のアカミミガメ防除講習会は、申込者が順調に増えています。
会場や機材の都合で定員があります。参加希望の方はお早めにお申し込みください。
これからアカミミガメ防除をお考えの皆さま、どうぞご参加ください。

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生物多様性保全対策講習2017 第5回 アカミミガメ防除講習会

緊急対策外来種ミシシッピアカミミガメによる生態系への被害を防止するために、公園緑地管理者やNPO等が防除のノウハウを学ぶ,実践的な講習会です。

主催:認定NPO法人 生態工房、(公財)東京都公園協会

2017年9月17日(日)〜18日(月)連続2日間

会場:都立石神井公園(練馬区)

定員30名(申込順)

教材費及び保険料 2000円(テキスト有り)

講師:西堀智子 氏(和亀保護の会)
   坂雅宏氏、多田哲子氏(京都府保健環境研究所)
   環境省外来生物対策室
   前田邦夫氏(東京都公園協会)
   片岡友美、佐藤方博(生態工房)

講義
アカミミガメの法規制に向けた国の検討状況、都立公園のアカミミガメ防除事例、水元公園での新ワナ開発と成果、市民と取り組むアカミミガメ防除の事例紹介、アカミミガメ防除と堆肥化の取り組み など

実習・見学
ワナの設置と回収、アカミミガメの保定・計測、普及啓発 など

ホームページ
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2017年08月04日

募集開始 第5回アカミミガメ防除講習会

▼この数年、アカミミガメを取り巻く情勢は大きく変化し、防除に取り組み始める地域も増えてきました。

しかしアカミミガメの生息分布の広さからすれば、取り組みをもっともっと早く、拡大していきたいところです。

防除に取り組む人たちを増やしていくために、今年もアカミミガメ防除講習会を開催します。皆さまどうぞご参加ください。


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生物多様性保全対策講習2017 第5回 アカミミガメ防除講習会

緊急対策外来種ミシシッピアカミミガメによる生態系への被害を防止するために、公園緑地管理者やNPO等が防除のノウハウを学ぶ,実践的な講習会です。

主催:認定NPO法人 生態工房、(公財)東京都公園協会

2017年9月17日(日)〜18日(月)連続2日間

会場:都立石神井公園(練馬区)

定員30名(申込順)

教材費及び保険料 2000円(テキスト有り)

講師:西堀智子 氏(和亀保護の会)
   坂雅宏氏、多田哲子氏(京都府保健環境研究所)
   前田邦夫氏(東京都公園協会)
   片岡友美、佐藤方博(生態工房)

講義
アカミミガメの法規制に向けた国の検討状況、都立公園のアカミミガメ防除事例、水元公園での新ワナ開発と成果、市民と取り組むアカミミガメ防除の事例紹介、アカミミガメ防除と堆肥化の取り組み など

実習・見学
ワナの設置と回収、アカミミガメの保定・計測、普及啓発 など

詳細はホームページ
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2017年07月28日

浮間公園『環境フェスタ』で1日水族館

モツゴ

▼都立浮間公園(北区・板橋区)は、2017年7月に開園50周年を迎えました。

これを記念して、7/30(日)に環境フェスタが開催されます。
浮間公園の自然や歴史の紹介、自然観察などの体験行事などがあります。

生態工房は、浮間公園1日水族館を出展します。
今日はその準備で、生きものを捕るワナを仕掛けてきました。

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連日の暑さでぬるかった浮間ケ池


1日水族館は、本当に1日だけの開催。
浮間ケ池の水の中に棲む生きものを見る、めったにない機会です。どうぞ足をお運びください。

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こんなイメージ(これは他の公園)


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今日見かけたミシシッピアカミミガメ。うまく捕れるかな?


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園内の生きもの紹介看板


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ブース予定地にいたドバト。当日も居そうです。


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ぜったい居そうです


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伸びていたねこ


▼環境フェスタ
 2017年7月30日(日)
 10:00〜15:00
 入口広場(浮間舟渡駅すぐ)にて開催

詳細はコチラ

浮間ケ池には、水生植物や水辺の生きものが生息できるように整備された区域もあります。
この機会に浮間公園を訪問してみてはいかがでしょうか。(さと)

ecoworks at 18:39|PermalinkComments(0)今日の工房 | お知らせ

2017年07月05日

シンポジウム 「第3の外来魚問題」人工改良品種の野外放流をめぐって

放流ポスター


▼ニシキゴイやキンギョなどを野外へ放流するイベントが、昨今は環境保全や教育の観点から問題視されるなど、社会的な関心事になっています。

こうした観賞魚の放流問題について、時宜を得たシンポジウムが開催されます。
ポスターもできました、どうぞご参加ください。(さと)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シンポジウム案内
「第3の外来魚問題」―人工改良品種の野外放流をめぐって―

2017年7月15日(土)13:00-17:00
近畿大学東大阪キャンパス アカデミックシアター
近鉄大阪線「長瀬駅」下車,徒歩約10分
http://www.kindai.ac.jp/about-kindai/campus-guide/access_higashi-osaka.html

無料
主催:日本魚類学会
協力:近畿大学

◇開催趣旨(抜粋)
 我が国では,河川・湖沼にヤマトゴイ,錦鯉,金魚,ヒメダカのような人工改良品種が,さまざまな目的で無秩序に放流されてきた。それらの自然環境への影響は小さくないものと危惧され,人工改良品種は,国外外来魚,国内外来魚に次ぐ「第3の外来魚」として位置づけられる。
 しかし,昨夏話題となった自然河川への金魚放流行事騒動の際にみられたように,人工改良品種の野外放流が,市民に肯定的に受け入れられることも多い現状にある。
 本公開講座では,人工改良品種の放流の影響について科学的に検討し,生物多様性保全の視点から問い直したい。

◇プログラム
第一部 基調講演
 国外外来魚,国内外来魚,そして第3の外来魚 細谷和海(近畿大学)

第二部 話題提供:人工改良品種の野外放流が及ぼす影響
 1)メダカ改良品種による野生集団の遺伝的攪乱 北川忠生(近畿大学)
 2)日本の河川におけるコイ養殖品種の現況 馬渕浩司(国立環境研究所琵琶湖分室)
 3)金魚養殖の現状と課題 根来 央(神戸市・金魚研究家)
 4)特定外来生物の解釈とサンシャインバス 曽宮和夫(環境省野生生物課)

第三部 パネルディスカッション:隠れた外来魚問題をどう解決するか
 コーディネーター:渡辺勝敏(京都大学)・細谷和海(近畿大学)
 パネリスト:
 ・北川忠生(近畿大学)
 ・馬渕浩司(国立環境研究所琵琶湖分室)
 ・根来 央(神戸市・金魚研究家)
 ・曽宮和夫(環境省野生生物課)
 ・山口正吾(月刊アクアライフ編集部)

詳細は日本魚類学会サイトへ

ecoworks at 20:51|PermalinkComments(0)今日の工房 | お知らせ

2017年07月03日

Wedgeにニシキゴイ放流問題記事

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▼外来種のコイやニシキゴイを自然水域に放流することの問題点が、社会に知られるようになってきた。
特に昨年以降は、ニシキゴイやキンギョを川に放流して大きな批判を浴びる事例が立て続けにあったため、こうした問題について認識する人がさらに増えていると思われる。

▼そんな折、広告に
「ニシキゴイは侵略的外来種 ブラックバスに匹敵!? 放流で見落とされる環境への悪影響」
という気になるフレーズが!
月刊誌Wedge(ウェッジ)7月号だ。

Wedgeは新幹線とかでよく広告を見るような気がしていたが、どうやら新幹線とかで売っている雑誌らしい。
ほかには私鉄の売店でも扱っていて、書店にはそんなに置かれていないとのこと。
デジタルでも購入できる。

・・・アナログで購入した。

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▼記事では、ニシキゴイの放流でいわゆる「炎上」をした甲府市の貢川(荒川水系)と川崎市の五反田川(多摩川水系)の例が取り上げられている。
その上で、コイに限らず、放流という行為そのものの問題にも言及している。
一言で言えば、
ニシキゴイは論外、黒ゴイもアウト、その他の養殖魚の放流にもリスクがある(その上、効果が乏しい場合も)
ということだ。

▼ところで、日本魚類学会の市民公開講座は、これまでにも外来魚問題が熱心に企画されてきた。
今年もニシキゴイなどの「人工改良品種の野外放流問題」という時宜を得たテーマで開催される。この問題に関心がある人にはオススメだ。

放流という行為は、本来、専門的な知識を必要とするものだ。
この講座も内容は専門的なもので、実際にはニシキゴイ放流イベントを企画している人は来場しないであろう。
それでも、放流行為を止めたい人が聴講して知識を増やし、各地で活動してくれれば、川に大量のニシキゴイを流すような無体な活動が減っていくのではないか、と思っている。(さと)


Wedgeのサイトはコチラ続きを読む

ecoworks at 23:54|PermalinkComments(0)今日の工房 

2017年06月19日

待望の追加募集! 井の頭かいぼり隊

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アメリカザリガニ防除活動


▼井の頭かいぼり隊3期生募集の説明会を開催します。

井の頭かいぼり隊は、都立井の頭恩賜公園・井の頭池で、「生物のモニタリング調査」「アメリカザリガニ防除」「来園者への普及啓発活動」などを行うボランティア。
現在、41名の隊員が在籍しています。

週2〜3回の定期活動のほか、池のかいぼりの際にはイベントのサポートや普及啓発活動もします。

池での活動には、さまざまな知識や技術が必要なので、隊員になる前に講習会を行います。
入隊希望の方は、まずは7月に開催される説明会にお申し込みを。
井の頭池の自然をともに守り育てていく活動にぜひ加わってください!(さと)

詳しくはコチラをどうぞ

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5月に行われた開園100周年記念イベント


アイカゴ組立2

ワナの組立、設置、補修・・・なんでもします!


ひるげ3

定例の『ひるげ』で交流のひととき


プレかいぼり2

かいぼり前の訓練の様子


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