2025年01月09日

湿地拡大計画!

▼ここ数年、光が丘公園バードサンクチュアリでは湿地を増やすことに尽力しています。
池の一画に浅場を造って湿地を拡大することもありますが、今回は陸地を掘って湿地にします。
実はこの計画は去年から実行していました。

この場所は水路から水が漏れ出て、湿った環境だったので湿地として整備し直すことにしたのです。

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昨年の掘る前


P8261179 のコピー
今年の夏
赤丸の中が掘った場所



今年は去年作った湿地に隣接する場所を掘って湿地面積を倍以上に増やす作戦です!
(ここも水路から水が漏れ、既に湿った環境)
さらに現在掘っている湿地の隣には大きな浅場もあるので、区内有数の湿地面積を誇れるのではないでしょうか!?

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理想の湿地になるまで掘り進める
水抜き中で分かりにくいですが、右奥に大きな浅場があります


今まではおおまかに池・草地・樹林の環境があったサンクチュアリですが、広大な湿地も作っているので、今後が楽しみです!
個人的には飛来する鳥や植生がどう変わるのか、わくわくです。


▼冬は湿地のシーズン!
すてきな湿地を皆さんも一緒に作りませんか?
他の公園ですが湿地イベントがありますので、ぜひご参加ください〜
自分が手を加えた湿地には結構 愛着湧きます。

1/12(日)上尾丸山公園
1/12(日)井の頭公園 ハンノキ林
1/18(土)石神井公園
1/18(土)井の頭公園

(ひら)

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2025年01月05日

石神井公園水辺観察園 湿地の手入れ

▼都立石神井公園の水辺観察園は、三宝寺池内に浮かぶ「中之島沼沢植物群落」の景観を来園者が間近で観察できるようにすることを目的に造られた場所。毎月、さまざまな管理作業を、石神井生物多様性部と一緒に行っています。
今月は湿地の手入れを重点的に行っています。湿地は何もせずに放っておくと枯草や流入した泥などが堆積し、徐々に陸地化してしまいます。冬の間に枯草を刈ったり、陸地化・乾燥化した場所を掘り下げる(または耕耘)などの攪乱が湿地を維持するためのキーになります。

ここ最近は、ヨシの広がる湿地を掘り下げています。年々乾燥が進み、「湿生植物」よりも「湿った環境を好む陸生草本」が目立ってきてしまっているので、地盤を下げることで、より湿地らしく回復させるというねらいです。

水辺ヨシ原掘り下げ作業20241204
スコップでガツガツ掘ります
掘った土は水辺観察園池内の浅瀬作りで活用します


掘り下げた湿地
僅かだが高さには確かな違いがあります


10〜20 cmほど掘り下げ、作業前よりも湿地感がアップ!
この後、春にかけてどのような植物たちが生えてくるのか注目です。


(あっしー)

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2025年01月02日

参加者募集 湿地掘りの日

1月保全作業イベント 2


参加者募集!
湿地掘りの日 石神井池を生きもの豊かな水辺にしよう!

石神井公園での水辺再生イベントです。植物が堆積して乾いている場所を掘ってトンボや水鳥湿生植物が豊かな湿地を再生しましょう。

2025年1月18日(土)荒天中止
9:30〜12:00

集合:都立石神井公園 三宝寺池バス停前(石神井池西端)
小学生以上(作業は高学年以上向き)

参加費30円(保険代)
持ち物・服装:汚れてもいい服、作業手袋、長靴、鎌(あれば)、飲み物、帽子、タオル

主催:東京都東部公園緑地事務所
運営・問合せ:認定NPO法人 生態工房

申込先着30名
申込フォーム

(さと)

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2024年12月31日

農薬・化学肥料不使用米、おかげさまで大好評です

▼10月より販売開始した信州シナイモツゴ保全米 【2024年新米】好評をいただいています!
おかげさまで残り4分の1ほど(160kgぐらいでしょうか?)になりました。
まだまだ在庫はありますが、今年はご注文件数が多く、販売スピードが早いです(本当に驚くほど・・・ありがとうございます!)。試してみようかな…と迷われている方、ぜひお早めに。
kome
「光り輝くつやつやの粒!」「美味すぎる〜」などなどのコメントをいただいています!

▼信里地区でのお米作りは8年目、現在の籾山地区での耕作は3年目だった2024年。現地の農家さんにたくさんのご指導やご協力を得ながら、どうにか今年もシーズンを終えました。
今年は田んぼや周囲のため池のモニタリングも行い、この地区に生息・生育する動植物たちのデータも記録できました。これらのデータや、今年の詳しい活動のご報告は、信里クラブのサポーターの皆さんや、お米を購入してくださった皆さまにレポートとしてお送りできるよう、準備中です。お楽しみに。
トリゲモ
水田内やよけ(水路)に生育しているトリゲモの仲間

また来年は田んぼをさらに1枚追加でお借りすることになりました。広い棚田のわずか1枚ではありますが、放棄水田にしないよう、引き続き耕作を頑張っていきます!
kome2


年末年始(12/30〜1/3)までは発送はお休みしていますが、注文は24時間受付中です。
美味しいお米、ぜひご賞味ください!
生態工房 購買部のロゴ


(やまひつじ)

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2024年12月30日

井の頭池 井戸の泥さらい(2)

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▼井の頭池・定例の協働作業 お茶の水井戸の泥さらい作業の続きである。

井戸付近に泥が流入するのは、豪雨の際に下水管の処理能力を超えて、マンホールから水があふれるからだ。
井戸の近くにあるマンホールから水が噴き出して川となり、林床の土を削りながら井戸付近に流入してしまう。

▼それで井戸付近の泥さらいに合わせて、林内に砂防ダムのような簡易な土留めを整備した。泥水の流れを林内のあちらこちらへ受け流し、地中に浸透させて井戸に到達させないようにする。

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簡易な土留めを設置

マンホールから水が噴き出すのは、住宅地での雨水浸透が十分でないからだ。それはそれで課題なのだが、まずは園内でできることをする。

▼井の頭池の協働は、生態工房・東京都・あか井のの三者で毎月実施中。次回は泥水対策の「しがら柵」補修を予定しています。(さと)

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2024年12月29日

井の頭池 井戸の泥さらい

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▼井の頭池・定例の協働作業で、お茶の水井戸付近の泥さらいを実施した。
普段は水流があるせいで泥がたまらないが、年に1回くらい、大量の泥が流入することがある。堆積量が多いと普段の水流では流れ去らず、堆積したままになっていた。

▼作業に合わせて井戸の運転を停め、礫質が現れるまで泥をすくい取る。
多いところでは5cm以上の堆積があった。

お茶井戸泥上げ3前
泥さらいする前

お茶井戸泥上げ3後
作業後

お茶井戸泥上げ2前
コチラも泥さらい前

お茶井戸泥上げ2後c
作業後


▼井戸の運転を再開し、作業終了。石の隙間で取りきれなかった泥が水流で流され、礫が見えてきた。泥底よりも色が明るく見える。

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井戸再開


井の頭池の協働は、生態工房・東京都・あか井のの三者で毎月実施中。次回は泥水対策の「しがら柵」補修を予定しています。会員の皆さまどうぞご参加ください。(さと)

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2024年12月28日

参加者募集 井の頭公園で湿地再生イベント

昨年好評だった井の頭池の湿地イベント、今期は2回開催です!

池と陸をつなぎ、さまざまな生きもののすみかになる湿地を再生します。
井の頭かいぼり隊と一緒に、水深が深めの場所に土を運び入れていい感じの湿地を整備しましょう。

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チョコッとかいぼり隊 湿地再生編
2025年1月18日(土)、2月23日(日)
10:00〜12:00 雨天中止


井の頭恩賜公園 野外ステージ前 9:30から受付
各回25名程度(当日受付)
対象:小学生以上(作業内容は中学生以上向き)
持ち物:汚れてもいい服・靴(下記参照)、作業手袋

*服装
 陸上での土運び:運動靴や長靴
 湿地での土運び:長めの長靴がオススメ。胴長靴があると安心

詳細は生態工房ホームページ

ちょこっと隊ポスター_湿地編1209修正


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意外と楽しい土運び♪

サジオモダカ2

絶滅危惧種サジオモダカも生育しています


(さと)


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2024年12月23日

【上尾丸山公園】湿地再生イベント まだまだ参加募集中!

▼今年も冬恒例の湿地再生イベントが始まりました!
公園内の遷移が進んだ水田跡地を、豊かな湿地に再生させるイベントです。

▼12月8日(日)と22日(日)の2回開催し、一般参加者と水辺守で力を合わせて挑みました。枯れたヨシの刈り取りや泥掘り、樹木の枝処理を行い、明るい湿地づくりを進めています。

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泥まみれになりながら掘りまくる


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泥を運ぶ様子
掘った泥には植物のタネが眠っています。芽生えを期待して、大池の浅場などに撒き出します


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鎌を使って、背丈ほどあるヨシを刈り取る


イベント後は…
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乾燥していた地面が湿地になりました!


この調子で良好な湿地を広げていくため、2025年1月にも同じイベントを開催します。
今年は【事前申込制】なので要注意!
一緒に泥んこ作業しましょう!
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2024年12月19日

【イベント】わくわく湧水 ハンノキ林作業の日

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▶今年も土掘りの季節がやってまいりました! 都立井の頭恩賜公園「ハンノキ林」の保全イベントのお知らせです。
堆積土をどけて、湧水が湧き出すハンノキ林の環境を再生しましょう。

ーーーーー
湿地林の保全イベント「わくわく湧水 ハンノキ林作業の日」

行事_ハンノキ20250102小


1回目 2025年1月12日(日)10:00〜12:00
2回目 2025年2月16日(日)10:00〜12:00

都立井の頭恩賜公園にある、都内で数少ないハンノキ林。
台風で多くの木が倒れた後に、ハンノキ林の再生に向けた取組が始まりました。
これまでの保全作業によって湿地林らしく育ちつつありますが、まだまだ手入れが必要です。さらに好適な生育環境にするために、ハンノキについて学びながらさまざまな作業をしましょう。

集合:井の頭恩賜公園「ハンノキ林」(ポスターの地図参照)
   9:30受付開始。雨天中止
定員:30名(当日先着。申込不要)
対象:小学生以上(作業は4年生以上向き)
持ち物:作業できる服・靴または長靴(靴の中に土が入りやすい作業です)、作業用手袋。
参加費:1人 30円(保険代)

※体調のすぐれない方は参加をお控えください。

主催:東京都西部公園緑地事務所
問い合わせ・企画運営:認定NPO法人 生態工房 0422-27-5634

小ハンノキ
湧水の溜まったハンノキ林
林床まで光が届くようになり、
赤ちゃんハンノキがたくさん芽生えました☆


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2024年12月07日

見分けられると楽しい♪冬のカモたち

▼12月の井の頭池ちょこっとウォッチングは冬の水鳥たちがテーマです。
10月以降、続々と冬鳥たちが水辺に集まってきています。主なものはカモ類で、今年も数種類が見られます。
美しい、行動がおもしろい、愛嬌がある…人によってカモの“推しポイント”は色々かと思います。

井の頭池で見られると嬉しい、私の“推しガモ”はこの2種。

オカヨシガモ
フォルムがなんとも言えないオカヨシガモ

ヨシガモ
緑光沢が美しいヨシガモ

井の頭池では毎年見られるわけではないこの2種、共通点があります・・・それは当日のウォッチングにて。当日に見られるとよいのですが…

冬のカモたちがわかるようになると、散策の楽しみが2倍にも3倍にもなりますよ。
井の頭池のこれまでの傾向も学びつつ、観察を楽しみましょう♪

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井の頭池ちょこっとウォッチング
12月 「冬の水鳥たち」

井の頭ガイドツアー12月_冬鳥


日時:2024年12月14日(土) 10:00〜11:30
   9:30から野外ステージ前にて受付

定員:各回30名(当日先着順、事前申込不要)

対象:小学生以上(解説は小学校高学年向け)

持ち物:双眼鏡(あれば)

参加費:1人 30円(保険代として)

※当日の実施可否は以下のURLから確認できます。
https://seitaikobomusashino.wordpress.com/

※体調のすぐれない方は参加をお控えください。
※歩きやすい靴でお越しください(池には入りません)。

詳細は「井の頭恩賜公園公式HP」へ

(やまひつじ)


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