2007年07月23日

とりあえず何か書いとこう

超々ご無沙汰です。
まぁ見てる方がいる前提の挨拶ですが…


なんかもう自分のブログを持っていることも忘れかけてましたよ。
更新する暇すらないって程じゃないんだけど,なんていうか時間の空いた数時間にちょちょいって書けるほど器用じゃないんですよ。

ええ。言い訳ですとも。仰るとおりです。
って,誰に突っ込まれてるかも分かりませんが。


この間,いろんなとこに提出する書類が多くって,締め切りギリギリに間に合わせてましたのよ。まぁ,社会人の最低限のマナーっていうかなんていうか。ちゃんとやんないと,いろんな人がキレちゃいますからね。それに評価落としたくないですしね(笑)
でも,明日が締め切りなヤツは,まだです…
どーせ会議は午後からだし,午前中に気合をいれればいいかって開き直っているところ。あー鬱になりそう。


読書はですねぇ。1週間に1冊は読めるくらいになりました。
でも,ハードカバーと京極本はダメです。下手すりゃ1冊に1月かかるかもしれない。
まぁそのおかげで,本屋に行かなくても積読本で間に合ってるんだけどね。


いままでに読んだ本については,もう感想なんて書けません。
ムリです。ほんっとムリです。もうきれいさっぱり忘れてますもの。
やっぱ計画的に時間を作んなきゃダメですね。

時間作りも才能の一つ。あー,やっぱオレってダメじゃん…

ecr33ssr at 20:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!日常 

2007年03月17日

貫井 徳郎の「愚行録」読了

愚行録


貫井 徳郎 著 「愚行録」 ★★★

ほら、人間という生き物は、こんなにも愚かで、哀しい。数多のエピソードを通して浮かび上がる、人間たちの愚行のカタログ。『慟哭』『プリズム』に続く、第三の衝撃。


かなりがっかりしました。
こんなラストを迎えるなんて…
なんの捻りもないじゃないですか。がっかりもしたと同時に悲しくもなりましたよ。
あぁ… 貫井作品とは思いたくないですな。

ラストが気に入らないというのもそうだけど,この形式って宮部みゆきの『理由』と同じですよね。『理由』も好きじゃなかったんですよ。
なんでコレで直木賞受賞となるの?もっと面白いのイッパイあったじゃん!ってね。

そーいえば,貫井も本作で直木賞候補になってましたね。貫井に直木賞を獲ってほしいのは山々だけど,本作で獲れなくて良かったと思っています。それにしても直木賞の候補作って不思議だなぁって,ホント改めて感じましたよ。

東野 圭吾の「手紙」読了

手紙


東野 圭吾 著 「手紙」 ★★★★

強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。人の絆とは何か。いつか罪は償えるのだろうか。犯罪加害者の家族を真正面から描き切り、感動を呼んだ不朽の名作。


なんともありがちな展開である。
先々が読めてしまうぶん,それぞれの人物に感情移入していかないと,十分に楽しめないんじゃないかなぁ。

それにしても社長の存在が邪魔に感じました。
まぁ言いたいことは分るんですけどね… 中には名脇役なんて感じる方もいらっしゃるんでしょうが,私にしてみると,どうもね…

なんだかんだ云っても,読ませる力はあるのです。
この私が一気読みですからね。面白かったんだけど,何かが引っかかって大称賛できない。そんな微妙なお話でした。

2007年02月14日

お知らせ

シリウスです。

もう一月も放置しちゃってまして,どうもすみません。
いろいろと状況が激変してしまって,ろくすっぽ本も読めてないのです…
1冊読むのに2週間くらいかけてるありさまなのです…

ネット環境はある程度ととのいましたのよ。
有線接続にしてるのに,5〜10M程度のスループットしか出ないのは,なんとなく不満だけどさ。
無線設定するとダダ漏れ電波が拾ちゃって,うっかり共有ファイルなんぞを覗きたくなっちゃうから,無線は自粛しとります(笑)
遅くなるしね! そのまえに捕まりたくないし!

まぁ。そんなお知らせなのでした。

ecr33ssr at 12:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!日常 

2007年01月08日

氷川 透の「各務原氏の逆説」読了

各務原氏の逆説


氷川 透 著 「各務原氏の逆説」 ★★☆

赤みがかった髪、極端に薄い眉、ぎょろっとした眼。私立秀青高校用務員の各務原氏は、ちょっと変わっている。ある火曜日、学校の敷地内にパトカーが入ってきた。校内で女性の死体が発見されたというのだが…。学園本格推理。


『密室ロジック』の感想で,ラノベ風味の作品があるので読んでみようと書いたので,よし読んでみるかと,久しぶりに新宿に行ったときに紀伊国屋へ行ってみた。

紀伊国屋にはめったに行かないので,若い女性店員に「ノベルスはどこにありますか?」と尋ねると,その店員はノベルスが何なのか分らないようなので,今度は「新書はどこにありますか?」と尋ねるも,ただ首を傾げるだけ。なんかもう相手にするのが疲れるので「じゃあ自分で探しますから結構です」って伝えたら,脇から社員らしき人が慌てて出てきて場所を教えてくれた。あのさぁ,いくらバイトでもほんの種類くらい覚えましょうよ。即答を期待しているところで,まごつかれると非常に疲れるのである。

と,こんな感じだったので,読む前からアヤがついていたのである。
そう。ハズレだったのである。買う前からがっかりして,読み終わってからもがっかりしてしまった非常に残念が重なった不憫な本書なのだ。

氷川透といえば本格であって,ラノベ風味といえども本格テイストは受け継がれていると思っていたのに… いったいこれは何なのでしょう?いろいろ推理して,間違えながらも真相に近づいていくという楽しみの部分が欠如してしまってる。なんとなしに進んでいって,いきなり「お前が犯人だぁー!」みたいな唐突さを感じる。

最後の部分で事件とは別の意表をついたトリックがありましたけど,これに何の意味があるんでしょうか?ただのオマケなのでしょうか?まったく必要性を感じないんですけど… 私の好きなトリックといえども,呆気にとられるばかりです。なんか方向性を間違ってしまってますね。

同じく『密室ロジック』のときに書いたのだけど,この文章の硬さはなんなんでしょう?高校生らしさが全くありませんよ。誰もがギクシャクしていて,ちょっとしたおふざけのシーンも無理無理しくってちっとも笑えません。

良いところをあげるなら,各務原氏の逆説の一部ですかね。変わった思考だなぁって,まぁそんだけだけど… ^^;

2007年01月07日

有栖川有栖の「マジックミラー」読了

マジックミラー


有栖川有栖 著 「マジックミラー」 ★★★

双子の兄弟が殺人犯?しかし兄の妻が余呉湖畔で殺されたとき,兄は博多,弟は酒田にいてアリバイは完璧だった。やがて第二の殺人。兄弟のどちらかが被害者らしいが,死体からは頭と手首が失われていた。犯人の狙いはどこに?犯人の大トリック,多彩な伏線が,結末で読者を仰天させる。


ちょっと読むのが辛かったです。
つまらないわけじゃないんだけど,文字フォントサイズは小さいし,時刻表は掲載されてるし,電車に乗ると眠くなるし(^^;)と,こんなんだったので1週間くらいかかりましたかねぇ。350ページくらいなんだけど…

双子という設定は上手く使えてましたね。最後の最後でもこの設定を巧に利用した驚きをもたらせた展開には舌を巻きました。
難を云えば,人間があまりにも薄っぺらすぎますね。加害者も被害者も周りの者たちにも特別な感情が一切わきませんでした。淳ちゃんレベルを求めてはいないけど,さすがにこれではミステリといえでも小説としての味わいがなさすぎます。

更に云えば,個人的な問題だけど,時刻表トリックって苦手なんですよ。どこで乗り換えてあーしてこーしてって説明されても,ふ〜んってなもんなんです。好きな人は時刻表と睨めっこしたりするんでしょうが…

人気作家なので,次は違った趣向の作品を読んでみましょうか。
著者の初期の作品ということを考えれば大変テクニックを持った方でしょう。

2007年01月02日

2007年です!

明けましておめでとうございます。

TB&コメントしてくださった方々お世話になりました。
今年は昨年以上に忙しくなりそうですが,更新頻度を上げるよう頑張ろうと思ってます。

そんな誓いをしに(嘘だけど),元旦に浅草寺に行ってきました。

雷門

いやぁ正直なめてましたね。まさかここまでとは…
そりゃ明治神宮よりかはマシでしたよ。それでも賽銭箱までは400mの長蛇の列。並び始めてから賽銭するまで1時間40分!もうグロッキーです。


雷門と提灯が,松下幸之助(松下電工)が寄進したということは知っていましたけど,提灯の下部の金具の部分に,松下幸之助と松下電工の名前が入っていることは知りませんでしたよ。こういう新しい発見って嬉しいですね。

おみくじ

そしてお約束のおみくじ。数年ぶりの「大吉」です!なんか普通に嬉しいし♪
大吉なので,そっと財布に忍ばせてます。とってもとってもとっても良いことがあるように!あるように!あるようにっ!!!


五重塔

長時間並んだおかげで,五重塔の夜景を見ることが出来ました。
う〜ん素晴らしい!戦後に再建した鉄筋なのですけど,そんなのお構いなく溜息がでるくらい美しいです。



それでは皆さんも良い年としましょう!
本年もよろしくお願いいたします。

ecr33ssr at 22:35|PermalinkComments(5)TrackBack(0)clip!日常 

2006年12月31日

森 博嗣の「少し変わった子あります」読了

少し変わった子あります


森 博嗣 著 「少し変わった子あります」 ★★★☆

失踪した後輩が通っていたのは、いっぷう変わった料理店。予約のたびに場所が変わり、毎回違う若い女性が食事に相伴してくれるという…。謎めいた料理店で出会う「少し変わった子」たちが、あなたを幻想的な世界へと誘う物語。


トリックの種類が分る記述がありますので悪しからず

最後の数ページまでは,また理解の及ばない世界像なのかと思ってた。
なんとなく違和感は感じ取ってはいたのだけど,とても時間をかけて読んでいたせいか,見事にしてやられましたわ。
S&Mシリーズの『今はもうない』や,乾くるみの『イニシエーション・ラブ』と同じような驚きでしたね。貫井徳郎の『修羅の終わり』の,ひとつの物語を伏線に使うように,7つもの短編を伏線とする贅沢さには舌を巻きます。できれば一つ一つの短編にも,一つの話として充実度を増してくれれば言うことないのですが,まぁこういう叙述モノは大好物なので,もう最後の数ページで全てを許せてしまいます。いやはや,久しぶりに「やられたぁ〜!」って感じです。

話はかわるけど,わたくし,キャバクラの何が楽しいのか理解できないのです。
お酒は強くないけども好きです。女の子も犯罪に走らない程度に好きです。でもですよ,高い金を払ってまで通う価値がまったく見出せないんですよ。タバコに火をつけようとする行為も,ウザったく感じてしまうんです。
年をとった後に,会社に行ったら女性社員にキモがられ,女房との会話は「ご飯いるの?」などと必要最低限になり,娘には「同じ湯船を使いたくない」などと虐げれるようになれば,キャバクラに通いたくなる気持ちは分るのでしょうか?そんな悲惨な生活にならなければ分らないのであれば,この先もずっと分りたくないですね(笑)

2006年12月24日

京極 夏彦の「邪魅の雫」読了

邪魅の雫


京極 夏彦 著 「邪魅の雫」 ★★★★☆

「殺してやろう」「死のうかな」「殺したよ」「殺されて仕舞いました」「オレは人殺しなんだ」「死んだのか」「――自首してください」「死ねばお終いなのだ」「ひとごろしは報いを受けねばならない」昭和二十八年夏。江戸川,大磯,平塚と連鎖するかのように毒殺したいが続々と。警察も手を拱く中,ついにあの男が登場する!「邪なことをすると――死ぬよ」


いつも思うんだけど,分厚いよね。ノベルスで800ページですって。でも京極だと許せちゃうんだなぁ。むしろ薄い京極本なんて魅力を感じないし。なんかSな気があるのか,もっと!もっと!もっと厚くしてくれても良くてよ!ってな感じです(笑)

アップは遅いけど,すぐに読んだんですよ。そしたら電車で同じく分厚いノベルスを読んでる方がちらほらと。間違いなく京極でしょう。人気ありますねぇ。会社の近くの定食屋で読んでたら,看板娘(だと思う^^:)に,「それ京極さんですよね?私も今読んでるんですよ!」と声を掛けられたりもして。可愛い子だったんで,京極を餌にお茶に誘いたくなっちゃいましたよ。(誰かにぶっ飛ばされそう…)

前回(陰摩羅鬼の瑕)のシンプルなストーリーと打って変わって,今回は非常に複雑に絡み合ってます。謎を明かせば結局はシンプルな事件の連鎖だとわかるんだけど,読んでいて頭がぐるぐるしちゃいました。この頃じらすのがお得意な京極堂が登場すると,解説本のように次々と疑問が氷解していって,読者にいつのまにか纏わりついていた憑き物が祓われる。あの丁寧口調が余計に心にぐさぐさくるんですよ。この爽快感は相変わらず震えるレベルですね。

今回は山下さんが,とても良い人になってたのには驚きでしたよ。『鉄鼠の檻』のときは,ホント嫌な奴で分らず屋さんでしたけど,この変わりようはなんなのって感じ。ある意味この人も京極堂に,固定概念を祓い落とされたのかもしれませんね。上司にしたい○○に挙げられてもよいくらい,部下思いで配慮に優れてました。

関口,青木,益田は相変わらずですねぇ。関口の陰鬱っぷりも,青木の木場に似てきた言動も,益田のおちゃらけっぷりも,どれもキャラが立っているんで面白い。できれば木場や和寅や今川なんかも出てきて欲しかったのですがね。あと,榎木津の一面が見れて,ますます好きになったけど,もっとハチャメチャやって欲しかったなぁって思いもありますね。やっぱ榎さんは弾けてなきゃ!

恒例の次作名も載っていました。『鵺の碑(ぬえのいしぶみ)』だそうです。いったい何年後に出るんでしょうか?2〜3年待ったほうが,待ち侘びた感があって良いのかもしれない。京極にまだ裏切られたことはないですから!

2006年12月21日

大崎 善生の「アジアンタムブルー」読了

アジアンタムブルー


大崎 善生 著 「アジアンタムブルー」 ★★★★

葉子を癌で失ってからというもの,僕はいつもデパートの屋上で空を見上げていた――。万引きを犯し,衆人の前で手酷く痛めつけられた中学の時の心の傷,高校の先輩女性との官能的な体験,不倫による心中で夫を亡くした女性との不思議な縁,ファンの心を癒すSM女王…。主人公・山崎が巡りあった心優しき人々と,南仏ニースでの葉子との最後の日々。


なんか読んだような気がすると思ったら「そうかっ,セカチューかっ!」と思い出した。こうして書く前にネットで調べてたら,やはり同じようなことを書いている方が多い。圧倒的に本書に軍配があがる結果となっていて,そして私も本書に軍配を上げたい。

最初は主人公・山崎の過去の回想が続きダラダラしていてもどかしい展開だったのだが,読み終わってみて「あぁ必要だったんだなぁ」と,しみじみ思った。山崎の人間性を,関わった人たちと共に書かれている。そこで感じ取れる人間性が,葉子へかける言葉だったり態度や行動が違和感なく反映されていて,下手するとセカチューのように陳腐な物語になりそうなところを上手く阻止できていた。

著者の文章は男性作家にしては柔らかい。このことで男視線の物語ではあるが,女性にも受け入れやすくなっているんじゃないかと感じるのだがどうだろう?だが,男の私からしても,性的な描写は必要としない。このことは前作の「パイロットフィッシュ」のときにも書いた。展開的に必要となるところもあるだろうが,高校時代の回想でのシーンでは必要性を全く感じないのだが。それと死期が迫っているときに,セックスなんてする気がおきるものなのかな?ここも何か自分の感覚的には納得しづらかった。

Profile
シリウス
三十路臭が漂ってるそうです。
肩こりに腰痛と肉体的には三十路を隠せない。
先日の節目検診で黄色信号と点された危ういやつ。
こんなやつですが,皆さんどうぞよろしくお願いします。
読書中/書評待ち
Recent Comments
リンク