高野 和明
2005年04月30日
高野 和明の「13階段」読了
13階段
高野 和明 著 「13階段」 ★★★☆
犯行時刻の記憶を失った死刑囚。その冤罪を晴らすべく、刑務官・南郷は、前科を背負った青年・三上と共に調査を始める。だが手掛かりは、死刑囚の脳裏に甦った「階段」の記憶のみ。処刑までに残された時間はわずかしかない。二人は、無実の男の命を救うことができるのか。江戸川乱歩賞史上に燦然と輝く傑作長編。
また江戸川乱歩賞の作品です。
「脳男」よりは面白かったです。
以上。
いやいやさすがにこれじゃまずいか(笑)
この作品が賞をとったときは「ふ〜ん」てな感じだったんだけ
ど,そのうち映画化なんて話がでてきて,そんでもって反町がで
るつーもんだから騒ぎが大きくなり,レビューなんかをちらちら
見だしたらどーにも読みたくなってきてついに買ってしまった。
つっても,かな〜りなが〜い間,積読状態に入っていて,本の
整理をしてたときに下のほーから,埃と一緒にでてきたので,そ
ろそろ読んでやるかという事で読んだしだい。
まったく最初の熱はなんだったんだか・・・
そんで感想なんだが,最初から最後までズーンとずっと暗い展開
が続くのよね。
最後に救いがあるのかつったら,なんとも微妙な結末。
基本的に,ハッピーエンドが好きなお子様的嗜好で,結末に疑問
を残したり,読者の判断に委ねるようなのは苦手なのだ。
まあ結局そんなこんなで,お話的には星4つレベルの作品だったの
だが,結末に納得がいかず星3.5とさせていただく。