日時:2022年8月24日(火)~8月30日(火)
場所:北海道天塩川
目的:長距離ツーリングの経験 川における航行技術の向上
隊員:中村さん 一杉さん 吉川さん 藤田
行動記録
8月25日(木) 晴れ
11:30南永山→13:55名寄駅→14:20ヤマト営業所名寄店→15:30買い出し
→16:00曙橋(T.S.1)(活動開始) →18:00夕食→20:00就寝
8月26日(金) 晴れ
5:00 起床→6:30 出航→11:00 美深橋→12:45 紋穂内大橋付近(T.S.2)
→16:00 天気図→17:23 夕食→21:00 就寝
8月27日(土) 晴れ
4:30 起床→5:00 朝食→5:48 出向→7:00
小車大橋→10:10 音威子府橋付近
→13:30
佐久大橋→14:50 誉大橋付近(T.S.3)→16:00
天気図、買い出し→17:28 夕食
→18:40 ミーティング→21:00 就寝
8月28日(日) 晴れ
4:30起床→5:00朝食→5:45出航→10:00雄信内大橋→14:28天塩大橋付近(T.S.4)
→16:00天気図→18:25夕食
8月29日(日) 晴れ
5:00起床→5:30朝食→6:10出航→11:30鏡沼海浜公園(T.S.5)→15:30買い出し
→16:00天気図→18:05夕食→ミーティング→21:00就寝
8月30日(火) 晴れ
6:00起床→ 6:30朝食→8:00ヤマト(天塩営業所)→9:11天塩夕映バス
→9:50幌延(活動終了)
一日目
この日はスタート地点となる曙橋に着き、出発の翌日に向けて準備をしました。
夜は北海道らしくジンギスカンを食べました。東京に帰る前日に食べたジンギスカンと比べて、つゆだくだくだくになってしまいましたがとても美味しかったです。
二日目
この日は出発の日です。ですが自分は起きる予定の5:00に起きれず、先輩に起こしてもらいました。とても不甲斐ない…。
出発してまず、自然のスケールのデカさに圧倒されました。朝の冷たい空気と北海道のゴウゴウとした木々がマッチしていて良い雰囲気です!そこら中に鳥がいて正に自然の中を探索しているようでした。前調べではキタキツネなどの野生動物にも会えるとあったのですが、この日は会えませんでした。ですが、サギは冗談抜きで何千匹も居ました。
上流なので川の流れがあり進みやすいです。
この日止まったテントサイトは天国のように喉かな場所でした。
夜ご飯はマーボーナスの予定でしたが、肉を買い忘れたのでマーボ茄子の肉抜きです。
自分は茄子が大好物なのでもはやボーナスタイムでした。
三日目
北海道の朝は寒いです。朝起きると夏なのに鼻の頭がキンキンに冷えていました。
この日はいろいろあり当初予定していたテントサイトには泊まれず、急遽次の日に泊まる予定だったテントサイトに向かうことにしました。
午前はゆったり、ゆっくりと漕いでいましたが、次のテントサイトに向かう事になった午後は、漕いで漕いで漕ぎまくりました。
この日は近づくと超ハイスピードで走って逃げる面白どりと会いました。もちろんサギもたくさんいました。
54キロという規格外(自分的には)の距離を漕ぎきり、意気消沈した状態でテントサイトに着きました。
普段寝つきが悪いことで苦しんでる自分ですが、この日は即寝ることができました。
四日目
四日目は計画の段階では、最も長い距離の航行をする(42キロ)過酷な日でしたが、前日54キロを乗り越えたこともあり、「まあ、いけるやろ」と思っていました。思っていました。。。
この日は前日よりも流れがなく、途方もなく長く感じました。しかし、この日やっと念願の鳥以外の野生動物、鹿(それも親子)を見ることが出来ました。小鹿はバンビそのものです。
あいつのかもしれない足跡。船の空気を入れるために上がった岸で発見。内心死ぬほど焦った
漕ぎ続けて、テントサイトまであと10キロといったところで、向かい風が吹き始めました。すでに川に流れはなく、向かい風により船が全然進まなくなり、加えて川が進行方向と逆に波立つ始末。
もう腕は疲れ切っているのに、120%フルパワーで漕がないと船が進まないので地獄でした。三十分ほどフルパワーで漕いだのち、やっとテントサイトの目印である天塩大橋が見えてきました。自分は感動して、「ウワー!!!あれが天塩大橋ですか!!?」と中村さんに聞いたところ、「いや違うんじゃない?」と返されました。ここで見えたのが天塩大橋なら超感動したのにな..と思いながらその橋を超え、ちょっと進むと、「あ、やっぱさっきの橋が天塩大橋だわ」 マジか..感動どっか行っちゃった..
キャベツ9割他1割の野菜炒めを作る。
天塩川の夜は星が見放題です。周りに他光がないのと、空気がきれいなのが相まって、何百万もの星を見通すことが出来ます。隊の全員で星を食い入るように見ました。
ずっと見ていたかったですが、疲れていたのでその後即寝しました。
ヒグマ対策のためラジオを付けっぱなしで寝ます。深夜なのに激しい邦ロックがかかっていたので、ジャカジャカ音に15分に一回の頻度で起こされながら就寝。
五日目
最終日です。18キロしか漕ぎませんが、終始全く流れがないので大変です。
今までもそうでしたが、この日は改めて天塩川の川幅の広さと、空の広さに驚きました。思えば那珂川航行の時、終盤川の流れがなくなると、「全然進まね~、つまんね~」と思っていましたが、天塩では、広すぎる空を見ていれば全く退屈しませんでした。天塩では逆風が吹いていたので進まなさでは天塩の方が上でしたが。
鏡沼海浜公園という場所がこの活動のゴールなのですが、五日目航行開始直後にそれっぽい場所があり、お、すぐじゃーん、と思ったのですが、そこまで行くのに一時間かかりました。漕いだ瞬間に船の先でできるウェーブを見ると結構進んでるように見えるのですが、隣の草むらを見ると、流れる景色がカタツムリ位のスピードでしか進んでいませんでした。いつしか草むらの方は見ないようにしました。
公園に着いた後、念願のキタキツネを見ることが出来ました。想像していたよりデカいんだなと思いました。
この日の夜ご飯は知る人ぞ知るシュクメルリと言う料理を作りました。ニンニクとチーズの入ったグラタンのチーズより下の部分のようなものです。わかりにくい説明ですみません。松屋で食べれるので食べてみてください。
次の日は荷物をヤマトに預けるだけだったので、朝起きるのも遅く、安心しながら寝ました。
この活動は八ヶ岳合宿よりも日程が長かったため、しっかり完遂できるか心配でしたが何とか無事終わることが出来ました。この活動を成し遂げられたことが自分の中で大きな自身になりました。北海道行けて良かったです!また天塩川行きたいです!