2011年04月12日

http://www.janjanblog.com/archives/36494

アースデイジャパン「上を向いて歩こう♪パレード」なんとか成功

アースデイジャパン、2日目の会場の様子。出展数は少なめだが、人はそれなりに来ている。

アースデイジャパン、2日目の会場の様子。出展数は少なめだが、人はそれなりに来ている。

4月10日(日)、名古屋の中心部栄にある久屋広場で「上を向いて歩こう♪パレード」が開催されました。
これは、愛知にある三つのアースデイのひとつ
「アースデイジャパン・東日本復興チャリティーマーケット・すべての命の祭」の企画として開催されたものです。

2011年の愛知には、アースデイが3つもあることの経緯については、前記事をご参照ください。

前回記事:今年の愛知はアースデイが3回開催!? アースデイジャパン緊急始動。http://www.janjanblog.com/archives/36088

この「アースデイジャパン」は、2008年頃から強く愛知のアースデイに関わっていた
「まつりチーム(*1)」の人たちが中心になって呼びかけたもので、東北での震災をうけて、かなり急に立ち上がった企画です。
急な企画なので、イベント初日(9日)には出店も少なく会場設営をしている最中でした(前記事参照)。

初日が閑古鳥が鳴いていたので、10日はどうなるかと心配していましたが、10日にはいくつかお店も出ており、人も集まっていました。
お店の数は15店舗くらいでしょうか?
店舗数の割には、会場に来ていた人の数は大目だったと思います。

動画EsaTube
2011 04 10 アースデイジャパン すべてのいのちの祭りA 75才のDJの人の話
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/23/IaotiBZ75sY
2011.04.10 アースデイジャパン すべてのいのちの祭りB 出発前
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/22/ao_Dz81Ajjg
2011.04.10 アースデイジャパン すべてのいのちの祭りC パレード出発
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/21/e-wNhEdR2Mo
2011.04.10 アースデイジャパン すべてのいのちの祭りD
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/20/6tW28HY2Md0
2011.04.10 アースデイジャパン すべてのいのちの祭りE 様々なプラカード
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/19/8AC3oR9rsTo
2011.04.10 アースデイジャパン F 原発止まってええじゃないか
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/18/DBlj6pBW1sk
2011.04.10 アースデイジャパン すべてのいのちの祭りG 菜の花配る
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/17/GRGMA8UyjS4
2011.04.10 すべてのいのちの祭りH キャンドルナイト呼び掛け
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/16/qa5AdsDyB7Y
2011.04.10 アースデイジャパン すべてのいのちの祭りI カウント中
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/15/Sj7RYfzlRMM
2011.04.10 アースデイジャパン すべてのいのちの祭りJ パレード帰路
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/14/y_RNzGvesIM
2011.04.10 アースデイジャパン すべてのいのちの祭りK パレード帰路2
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/13/dabp2xivOOE
2011.04.10 アースデイジャパン すべてのいのちの祭りL 会場に帰還
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/12/M3SXaCdp9NQ
2011.04.10 アースデイジャパン すべてのいのちの祭りM 輪になって踊る
http://www.youtube.com/user/esamanihi#p/u/12/McBsmQsxcKM

パレードの集合時間の13時頃には、会場には多くの人が集まっていました。
3月末にあった「STOP×浜岡」のパレードが、市民運動の人や外国人、堅気の仕事をしている人や、子供連れの主婦の人が多かったことと比べると、それよりもやや年齢層の若い人、スピリチュアルっぽい人「ヒッピーっぽい」感じの人が多い印象です。「ヒッピーっぽい感じの人」には、幅広い年齢の人がいるのが目に付きます。

以上の印象は、あくまで見た目の筆者の印象の話でしかないのですが、
「STOP×浜岡」のパレードの参加層と比べると「遠めに見て色合いからして違う」ほど、違った層の人たちが参加していることを紹介したいので、言葉にしてみました。
参加者の中には「STOP×浜岡」のパレードに参加していた人たちも、ある程度の数含まれていましたが、ほとんどのひとは、この日にパレードがあることを知らず、前日などに市民運動系のMLなどに筆者が配信した情報を見て、あわてて参加した人もいたようでした。情報の配信には、意図してか準備不足でか、かなり偏りがあったようです。
そのほかには、ツイッターで見て来た、という人もわりといたようです。

全体的に楽器をもった人が多く、音あわせをしたり、セッションをしたりする姿も見られました。
パレードの出発前「上を向いて歩こう」を練習して出発しました。

主催者が用意したと思われるプラカード(現地で作っていたと思われるもの)には、
「自然派エネルギー変わろ」「上を向いて歩こう」「ありがとう今・地球」「忘れないで日本の心」なぜか「あいちEarthDay2009」というものもあり、また、どこで作っているのでしょうか「がんばろうNIPPON」というノボリまでありました。

一方、参加者がもってきたと思われるプラカード(会場の外からもってきた、あるいは他でも使っていたっぽいもの)には、
「脱原発」「STOP×浜岡」「子供たちに安全に未来を」「国民投票させろ!! HOLD A PLEBISCITE」「NO NUKES! NEW ENERGY!!」
などの主張が書かれていました。
全体的に、主催者準備のものより、参加者のもののほうが「威勢がいい・直接原発に言及している・反対している」ものが多いようにも思われました。

パレードの先頭には中国獅子などの人もおり、音楽もありなんだかにぎやかです。
参加者には菜の花が配られて、列を組んで出発します。

列を組んで出発するパレードの横では、実行委員長の肥田氏が参加者に横断幕の持ち方を、よく見えるように教えたり
「プラカードは上下に動かすと楽しい感じに見える」などとアドバイスしていました。
全体的に「楽しいパレード」が、かなり労力を使って演出されていたように思います。

「上をむいて歩こう」パレードの出発の様子。先頭には中国獅子がいるが、警備している警察はかなり気にしていた模様。

「上をむいて歩こう」パレードの出発の様子。先頭には中国獅子がいるが、警備している警察はかなり気にしていた模様。

音楽を奏でながら通過するパレードにはシュプレヒコールはなく、肥田氏が往来の人達にハンドマイクで呼びかけます。
「まだまだ東北は苦しんでいます。名古屋の人の力を必要としています。まだまだ人もお金も足りません」
「東北を忘れないでください。3.10を忘れないでください」
出発当初は東北の支援を中心に訴えており、街頭で募金活動をしていた若者が、パレードに合流するという場面もありました。

「福島には原発があります。そして浜岡にも原発があります。みんなでかんがえましょう」
「子供たちの未来のためにも、いま、食とエネルギーが問われています」
パレードが進んでいくと、肥田氏のコールも、婉曲的ながら原発やエネルギーのことにも言及しはじめます。

既存の市民運動への違和感(*2)からでしょうか、かなり言葉を選んで発言している肥田氏が参加者にマイクをむけると、そんなことは意に介さず「ファック浜岡」と叫んだりしている光景が、たいへん微笑ましかったです。

パレードが折り返し地点に差し掛かると、肥田氏もテンションが上がり
「原発止まってええじゃないか」とコールする場面もありました。

パレードの後ろのほう(*3)には、やや「黒っぽい」というか「言う事を聞かなそう」な人がいて、元気にアピールしていました。
パレード一行は、にぎやかに音楽をならしてアピールしながら、栄周辺を一周。
1時間ほどで会場に帰り着きました。

パレードが帰ったあとは、参加者が手にした「菜の花」を、会場の中心にすえられた祭壇(後方に大きな地球がある)に供えていました。
先日に開催された「STOP×浜岡」パレードでは、中部電力の前に供えていたことと比較すると、視点の違いがおもしろいと思います。

参加者の声をマイクで拾う肥田浩氏。なかには「ファック浜岡」と気勢を上げる参加者も。

参加者の声をマイクで拾う肥田浩氏。なかには「ファック浜岡」と気勢を上げる参加者も。

●参加者の何人かに話を聞きました。

60代、ご隠居の人
非常に面白かったです。
楽器がおおいのもよかったし、面白い人が多くいたのが楽しかったです。
踊っている人がいたのが面白かった。みんな若いなと思いました。
音楽がずっと鳴っているデモというのは、企業などの企画している音楽隊以外では見たことがないので、すごいなと思いました。

30代、失業中の人
音楽ができる人が多かったのはよかった。
楽器が出来る人同士は、すぐに仲良くなれます。
普段は楽器を一緒に弾く相手も、なかなか時間が取れないものなので、楽しかったです。
とくに気候も良くなったときに野外で演奏できたのはよかったです。また参加したいです。

40代、自営業者の人
このパレードだけではないのですが、最近「がんばろう日本」という感じで、呼びかけに「日本」が対象になっているのは、どうかなと思いました。
外国の人が「日本がんばれ」というのは、地理にも詳しくないだろうから、まだわかるのですが、
私たち日本人にとっては、がんばったり応援したりする対象は東北や関東だと分かっているので「日本が頑張る」のは、言葉としてどうなんだろうと思ってしまいました。
あと本当にがんばっている人たちに「がんばって」というのは、辛さを助長するような気がするので、たくさん自殺者をだしてしまう前に「がんばらずに逃げ出してもいいですよ」と言ったほうが良いかもしれませんね。

20代、団体職員の人
「祈りましょう」ということが、会場内でも、パレードの中でも訴えられていましたが、
世の中には祈り方の違う人も、無宗教の人もいるので「祈る」ということが無条件で共有されると思われてるのは、ちょっとどうかなと思いました。
宗教的保守の多いアメリカのオバマ大統領の就任演説でも、手を取り合う相手として「無神論者」が言及される時代なので、
そのような人たちとも手を取り合えるような配慮がほしいなと思いました。

◇◇◇ 

筆者としては非常によく「演出されていた」と思いました。
楽しい雰囲気であり、鳴り物も被り物もあり、人目をひく、非常に注目度の高い「パレード」であったと思います。

ただし、注意深く見ていると「反対することが抑制されてないか?」という印象も、感じてしまうものであったことも事実でした。

筆者としても「なんでも反対」な感じのデモ(*4)は、おおく人の支持を得れないので、殆どやる意味がないと思うのですが、原発のことを話題にすること、とくに「原発反対」という意思表示をすることが、かなり広範囲の人たちに好意的に受け止められる可能性のある最近の情勢では、原発にたいして強い意見をだしていくことも大切なのではないかな、という気もしたので、少しもったいない気もしました。

この日のパレードの参加者は、主催者発表では300人。(*5)
筆者のみたところでは、参加者は、それほどはいなかったと思いますが、300人に見えるほどの存在感はもっていたと思います。

会場に設置されていた情報コーナーには、スピリチュアル系のチラシに混じって、ちゃっかりLOVE&ビンボー(もうひとつのビンボーアースデイ)のチラシが貼られていた。

会場に設置されていた情報コーナーには、スピリチュアル系のチラシに混じって、ちゃっかりLOVE&ビンボー(もうひとつのビンボーアースデイ)のチラシが貼られていた。

*1 まつりチーム
ここでは、アースデイジャパン代表の肥田氏を中心とするグループのことを、仮にそう名づけて呼んでいる。
特に公然組織があるわけではないので、なにかの団体の正式名称ではないが「人の流れ・かたまり」としては、そのような呼称しても良いグループが十分に成立している。
また最近では「まつりチーム」という呼称が自称として使われていることも見られた。
公然組織がないのは、前記事で肥田氏本人が語っているように、肥田氏が直接人前に目立つ形で出て行くのを控えている、という方針も影響しているかもしれない。
2010年のアースデイ(5/1,2)では、まつりチームは「すべてのいのちのまつり」を企画運営し、喜納昌吉(参議院議員・当時)、アイヌアートプロジェクトなどを招聘して多くの人を集めたが、多額の出費を伴い大幅な赤字となった。
詳細は前記事を参照のこと。

*2 既存の市民運動への違和感
アースデイジャパンの実行委員長の肥田浩氏は、イラク開戦の際に反戦運動に身を投じたが、既存の市民運動にたいして強い違和感を感じ「まつりムーヴメント」を起こそうと考えたと語っている。

参考:
戦争よりも祭りを 肥田浩(戦争よりも祭りを5・5の会代表)http://www.champloose.co.jp/movement/uruma06.html

ここで問題となっている「既存の市民運動の姿勢」とは、反対志向、対決志向が強い、玉砕精神が強い(少人数でも反対しきる等)、参加者や聴衆へのサービス精神の欠如、楽しもう・楽しませようという姿勢の無さ、新参者や若者に「年長者の都合を押し付ける」無神経さ、とにかく無意味な自慢話や説教が長い、などではないかと筆者は理解している。

*3 パレードのうしろのほう
たいていのバレード(デモ・大行進)において、列の後方には
「ちょっと危険な香りのする人」「主催者と主張の違う人」などがいて、雰囲気が違う場合が多い。

*4 デモ
パレード、大行進などと呼ばれるもの。
実質としても、行為としても、法的な位置づけとしても、呼称を変えても同じものである。
とはいえ「デモは怖いもの」というイメージを持っている人も、ある程度いるようである。
これは既存の市民活動、労働運動活動などが「観衆へのサービス精神」を忘れた活動を展開しすぎたことが原因であり、活動家のみなさんには責任があると思うが、
一方で「デモではなくてパレード」と言い換えることにあまり固執するのも、大人気ない気もする。

*5 主催者発表
一般的に、このようなデモ・パレードの場合、主催者発表は実数の倍を発表することが多い。
「そんなのサバ読んどるじゃないか」と言いたくなるが、よく行われているので批判しても意味がない。
一説には警察発表のほうが実数にちかいとも言われている。
3月27日に開催された「STOP×浜岡ぱれ〜ど」では、主催者発表450-500人とされたが、今回のバレードの3倍ほどいたようにも思われるので、「STOP×浜岡ぱれ〜ど」の主催者発表は、わりと実数に近かったのではないかという印象があります。



Esamanesaman at 15:00│コメント(0)トラックバック(0)アースデイ報道局 | 2011愛知のアースデイ(4/21)前後のイベントこのエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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