
1)保安部品
車検場で見るのは、外回りのライト類とエンジンルーム、そして室内。
外回りのライト類はどれかひとつでも切れているとダメです。交換しておきましょう。
外回り
ヘッドライト) 色は白〜黄色だけ。青などはダメです。さらに4灯式の場合はLOW側をダンボールとガムテープなどで光がもれないようにする必要があります。
ついでに車幅灯(スモール)もチェックしておきましょう。
ウィンカー) 色はオレンジだけ。点滅することが条件。ハザードもみられます。
ブレーキランプ) 色は赤だけ。さらに、ブレーキランプと連動するランプ類は後づけのものはダメです。
バックランプ) 色は白に近い色。後づけのランプ類はスイッチを切っておくか、外しましょう。連動しなければOK。
ナンバー灯) 色は白に近い色。青や赤などはダメです。
ここで特に問題になるのはヘッドライトの光量。
ハロゲンランプの場合(最近はHIDも主流ですがHiはハロゲンの場合も多い)光軸は合ってるのにバッテリー弱りで光量が足りずにアウトになる事があります。
(測定する時に発電量の少ないアイドリング状態で測定するため)
バッテリーの場合は予備検で調整できるものでは無いので、もし長い間交換してなければ、バッテリーを変えていったほうが無難です。
ただ、もし交換するにしても、せっかくのユーザー車検なので、できるだけコストは抑えたい!
と、言うことで、オススメしたいのは、値段が市価の半額以下の環境に優しいエコバッテリー
サイトでは再生バッテリーという、リサイクルバッテリーを売っていて、
しかも送料が525円で代引き手数料が無料という、なかなか良心的な会社。保障も1年付き。
再生バッテリーとは外箱が中古で中身が新品のバッテリー。(シャンプーの詰め替え用みたいな感じ?)
自分は昔から再生バッテリーを知っていたので、今までほとんど再生バッテリーです。
エンジンルーム
特に変な改造をしてなければ、OK。
ただオイル漏れなどは前日に拭き取ってきれいにしておきましょう。
また、エアクリーナーはきのこ型などでも OK。
それと、たまに改造車なんかだとエンジンがのせかえられてる場合があるので注意。知らん顔してましょう。(でもバレると届け出なければなりません。)
室内
コーションラベル)触媒の排気温についての説明書。日よけなどに書いてあるもの。外してないかぎりあるはずです。
ギアパターン) ギアの上に付いている
ハンドル)丸い事が条件。また、大きさは35パイ前後ならまず大丈夫。(33パイも通した事があります)
それよりも、ホーンマークのほうが重要。ホーンマークとはホーンに付いてるラッパマークのことでホーンボタンを変えている人がよく忘れてます。
2)フロントのトーイン
トーインはほとんど大丈夫。ただ、大幅に狂っている場合は調整が必要です。調整値はトー0(ゼロ)前後ならほぼ大丈夫。調整方法が分からなかったり、ロックしてるナットが固い場合は手を出さない方が無難です。
3)前後ブレーキ、サイドブレーキ
車検場で実際にタイヤを外してブレーキの残りを見たりはしないのでちゃんと止まっていれば大丈夫。ただ、定期的なチェックは絶対!してください。
4)スピードメーター
40kmで走ってるときに針がしっかり止まっていればOK。もしメーターが動かなかったり、狂っていてら、友達に40kmでいっしょに走ってもらい、オートマなら”2”レンジ、マニュアルなら2速で回転計を見て40kmでの回転数を覚えておけば、メーターテストのときも同じ回転数、同じシフトポジジョンにすれば、とりあえず通ります。
5)下回り
マフラー)まずは、社外マフラーなら車検対応かどうか。
JASMAの認定書があれば、一応持っていきましょう。
次にマフラーを吊っているゴムが切れてないかチェックしましょう。
排気漏れなどはまずバレないとおもいますが、ひどかったり心配ならば整備しましょう。
シャフトブーツ)FRなら後輪を外すか後ろからのぞきます。FFならハンドルをいっぱいまできります。4WDはその両方です。FRならデフケースからブレーキにむかってシャフトが出ていてデフケースとブレーキ側にシャフトブーツがあるはずです。ただ、足回りの構造上例外もあります。(古いFRなど)FFはエンジン側からブレーキにむかってシャフトが出ていてエンジン側とブレーキ側にシャフトブーツがあるはずです。4WDはその両方です。
このブーツが破れていたり、ひびわれしていたら交換しましょう。交換作業はシャフトを抜く必要があるので、工場に頼んだほうがいいでしょう。
また、汎用で分割式のものが8000円前後で部品屋に売っているのでこれなら、シャフトを抜かなくてすみます。ただ、個人的にあまりすすめたくはないです。
足回り)現在はバネに遊びがなければなんでもあり状態。ただし、車の一番低いところが(タイヤ以外)地上から9cmあることが条件。
6)タイヤ
残り溝を確認しましょう。タイヤの溝の一部分でも1.6ミリ以下に減っているタイヤ(スリップサインを超えているタイヤ)はダメです。また、”ひびわれ”,”側面の傷”もチェックも重要。
もしタイヤが減っていてブランドなどにコダワリが無ければ輸入タイヤ直販店 AUTOWAYなどで格安の輸入タイヤを通販で手に入れてカー用品店やガソリンスタンドで組み替えてもらうのがオススメ。
価格は安いですが負荷指数や速度記号も日本のタイヤと大差ないので自分も愛用してます。
ちなみにタイヤサイズ負荷指数とはタイヤが支えられる重さのことで、速度記号とはそのタイヤがどれくらいのスピードまで耐えられるのかを表します。
どちらもタイヤの横に書いてあって「215/45R17 91V」などの「91V」の部分がそれです。数字の部分が大きいほど重さに強く、アルファベットは
S(SR)なら180km、Tなら190km、Hなら210km、Vなら240km、Wなら270km、そしてYは、なんと300kmのスピードに耐えられます!
またZRやZは240km以上のスピードに耐えられます。
7 )排ガス
排ガスは触媒が付いていれば大丈夫です。
ここに書いたことは車検をとるための最低限の整備です。
日ごろからしっかり定期点検をしましょう。