2018年09月07日

北海道胆振大地震「街頭ニセ募金」にダマされないために

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相次ぐ台風や大雨、北海道胆振地方を震源とする大地震など、大規模災害が続いている。

こうなると必ず出てくるのが、皆様おなじみの「ニセ募金」だ。絶対にまたぞろ偽募金野郎が出てくるのは間違いない。

募金の際に大事なのは、正しいルートを使うことだ。災害募金であれば、基本的には日本赤十字か当該自治体に直接募金するのが基本だ。

職場な知り合いから回ってくる募金は、怪しいものが混じる危険性がある。熊本地震のときは実際、共産党が集めた募金を政治活動に流用しているのも判明して炎上している。

共産党は「3用途に均等配分」としている。要するに募金額の1/3しか熊本に送らず、残りは政治工作に使うわけだ。「火事場泥棒」「募金詐欺」としか言いようがない。


そしていちばん危険なのが、街頭募金だ。なにせ募金箱を持って立っている連中の素性がわからない。「○○大学福祉研究会」だのなんだの、騙り放題だ。

大災害や戦争が起こると、こうした悪党どものニセ募金がわっと登場し、ターミナル駅周辺などでカモから金を抜いて懐に入れる。統一協会などのカルト団体の大規模ニセ募金は、これまでも繰り返し報道されている。


そもそも「誰かが募金箱持ってたからそこに放り込む」という短絡的な行動は、あまり褒められたものではない。自分で調べて赤十字に振り込めばいいだけの話だ。どうしても街角で募金したければ、あと3分歩いて、コンビニの募金箱に入れよう。そっちならまず安心だ。


以下に、ニセ募金に関連する本ブログ過去記事リンクを置いておく。ご一読の上、カルト宗教はじめ詐欺師に資金を提供しないように注意してください。

東日本大震災、街角募金に応じる手を見て悲しくなった。
大震災募金活動に、年端もいかない子どもを巻き込む親たち。
「モヒカン」「統一協会」「原宿」という三題噺でもどうかな。
原宿 ――今日もカルト宗教「ニセ募金」とおぼしき方々が平常運転中




editors_brain at 08:31|PermalinkComments(0) ライフハック | 雑記

2018年08月13日

トンデモ商法に甘いままでは、出版界にも社会にも、とても危険な未来が待っている

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先日、講談社が怪しげな疑似科学商売に手を出している件を書いた。今日はその関連というか、そもそもなんで薬事法違反と思われるイカサマ商品に対し、「こと出版物では」甘く判定されるかという話を。

ゲルマニウム商法が摘発されたように、薬事法違反の疑似科学商品や怪しげなマルチ商法については、消費者保護や詐欺商法撲滅の側面から、国民生活センターや、それを所管する消費者庁、厚労省などが随時摘発・情報発信をしてきた。

それは詐欺師共への抑止力になっており、一定の効果を発揮している。


翻って出版界を見渡すと、こうした抑止効果があまり機能せず、百鬼夜行の状態になっている。ことは講談社のゲルマニウム商法だけでなく、怪しげな民間療法グッズを添付したムックなどは、大手書店に行けば誰でもてんこ盛りに見ることができる。

グッズ系を離れ、単なる情報発信としての書籍で見ると、状況はもっと悪い。

ホメオパシーマイナスイオン商法、水素水などの疑似科学、占いや霊視などの宗教的詐欺、根拠レスで危機を煽る予言書、納豆で血液サラサラとかコラーゲン鍋で美肌といった疑似医学的デタラメ。ワクチンを打つなとかペットボトルのお茶が危険と主張する、環境系デタラメ本などなど。誰しもいくらでも目にしたことがあるはずだ。


なぜ、これらが糾弾されないのか?


それは、出版物には「表現の自由」という原則があるからだ。地球平面説や進化論否定などの宗教的ヒステリーに満ちた本や人種差別を肯定する書籍、人類は数年後に滅びるとして信者に勧誘するカルト団体の書籍――。これらは出版社が出す気になれば、いくらでも出版でき、全国の書店に並べることが可能だ。

表現の自由は、とても重要だ。多様な視点からの提議をもたらす自由があるからこそ、社会問題に警鐘を鳴らせる。

これがあるため、デタラメ書籍の摘発については、国民生活センターなども及び腰だ。実際、書籍やムックなどでは、他の流通ルートであれば問題視される疑似科学商品ですら、なんとなく許容されてしまう雰囲気がある。「著者がそう言っている」を逃げ道に、悪党に宣伝の道を開いているのだ。

出版界は、この「特権」を錦の御旗に、目先の小銭を求め、楽な道を選びすぎているのではないか。明らかに社会に害悪を与える問題商法や、「患者の多くが支持した」レベルの伝聞根拠しかない疑似医学、あるいは危険なカルト団体の主張については、コンプライアンスやCSRの視点から、出版企画を検討すべきだ。「誰もこんなの本気にしないだろ」と、自らの良心に免罪符を与えてはならない。

「このキノコでガンがみるみる消える」式の怪しい書籍をきっかけにマルチ商法のカモにされる末期癌患者だって、実際にいるはず。疑似医学で寿命を縮め、治療に使うべき貴重な資産を無為に悪党に吸い取られるなんて、最たる悲劇だ。


出版社が自浄作用を発揮できなければ、なんらかの大問題をきっかけに、いずれ外部からの規制を招いてしまう。それこそが、真の意味で「表現の自由」を毀損する行為だろう。

editors_brain at 08:13|PermalinkComments(0) ヘンな世界 | マスコミクリップ

2018年08月07日

講談社がトンデモ疑似科学商売に勤しむとは……

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先日、講談社が大々的に宣伝を打っている商品を見て疑問を感じた。

いや、一年くらい前に発売になった書籍「コリ、むくみ、冷えをギューッと吸い出す! 解毒玉 ゲルマニウムチップ入り」なんだけどさ。


モノは書籍扱いだけど本文32ページの小冊子程度で、本体は付属の吸引カップだろう。要は効率的な書籍ルートを使って雑貨を売るパターンの商品だ。

これのなにが問題かって、書名にも入っているように「ゲルマニウムチップ入り」のところ。要はイカサマを国民生活センターに摘発された「ゲルマニウム商法」そのものじゃん。

詳しくは上記過去記事で読んでもらうとして、念のため改めて書いとくけど、国民生活センターによると「ゲルマニウムの人体への効果に関する論文はない」「業者に訊いても科学的根拠を出せなかった」「表示が薬事法違反の恐れあり」――だ。今回の講談社の商品、そのまままるっと全部当てはまるな。


あの騒ぎは10年ほど前。あのときは悪徳業者が撤退して「ゲルマニウム小顔ローラー」とかの類は、潮が引くように見かけなくなった。

「10年経てばバカは忘れてるだろうから、また騙せる」とか、そんな感じで企画したとは思えないけどなあ、講談社ともあろうトップクラスの出版社が……。著者にやられたパターンかしら。

おまけにこれ、上記のように、男向けの「コリ、疲れ、メタボをギューッと吸い出す! 解毒玉MEN ゲルマニウムチップ入り」を、つい最近追加で売りに出してるじゃん。みんなナメられてるわ、トンデモ勢力に。


講談社の商品紹介コーナーによると、効能は――

血行促進
老廃物の排出
血液がきれいになる
自律神経を整える

――だそうだ。


いやこれ医療器具としての販売でもないので、効果効能を謳うと薬事法違反じゃないですかね。

それに「血液をきれいにする」とかいう表現もどうなんだろ。なにをもって、血液を「きれい」「汚い」と判断するのか。そんな科学的定義も医学的指標も、もちろんない。


このレベルで早くもデタラメで、おまけに摘発されたゲルマニウム商法まで使ったトンデモ商品だ。なので残りの「自律神経が――」「老廃物が――」といったウワゴトも、極めて怪しい。きちんと医学的エビデンスなんか取ってないだろ、どうせ。

「解毒玉って何?」と題された関連動画では、「首に貼ると小顔に」「二の腕に貼ると振り袖肉がスラリ」とか、さらに怪しい効果効能を謳っている。

そもそも、ゴムだかシリコンだかのカップを負圧で皮膚に貼り付けることに、なんらかの医学的効能があるとも思えないしなあ……。


講談社によると、「体の不調部分に当て、悪血を吸い出して治すという吸い玉療法(カッピング療法)」だそうだ。

「悪血」というのは、中世暗黒時代の血抜き治療と同じ発想だよね、要するに。高校で生物を勉強した経験がある方なら誰でもわかるだろうが、血液にいいも悪いもない。千年近く前のデタラメ治療法に端を発する「トンデモ医学療法」に「ゲルマニウム疑似科学商法」まで加わって、デタラメの数え役満というか……。


著者(?)は、村木宏衣氏。エステや整体のご経験をお持ちの「アンチエイジングデザイナー」様だそうだ。もちろん医者ではない。

出版御三家の講談社ともあろう企業が、なんでこんなデタラメ商品に手を出したのか。こういうインチキ商売は、「ムー」の学研とか徳間、ごま書房とかが得意なイメージがあったんだけどなあ……。まさか講談社が。

出版社売上上位10社とかのクラスの社員だと、普通はコンプライアンスや倫理に関する研修を受けてるはずなんだけど。編集も営業も、誰一人この企画に反対しなかったのだろうか。残念だ。


このデタラメ商品買う金があるなら、それで下記のような書籍を購入しトンデモ耐性をつけたほうが、生涯絶対役に立つと思うわマジで。


editors_brain at 08:13|PermalinkComments(0) ヘンな世界 | マスコミクリップ
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