2012年08月08日

LAMY2000の4色ボールペン「改造」。 ――純正油性芯を、書き味スラスラ「ゼブラ ゲルインクに交換」の巻 「互換性・選択考察編」

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「LAMY2000 4色ボールペン」が気に入っていて、仕事に活用中。購入後も「編集者の右腕」として使いやすいよう、「渋いバネ」を交換したり、グリスアップしたりなど改造・改良してきた経緯は、本ブログでも書いてきた。詳細はこちらの「LAMY2000まとめページ」から。

さらに改造というかインクリフィルを他社製品に換える改良を施したので、そのご報告でも。


ラミー2000を昔から好んでいた理由などは以前も書いたが、要は最高のデザインだ。60年代のアトミックデザイン+30年代のバウハウスが融合したような貌、そしてポリカーボネイトとステンレスを素材に用いるという当時の未来志向(今となっては一周したレトロモダンで、また新鮮)。

実際、使い込んでもまったく飽きが来ず、どんどん好きになってゆく。


書き味については、以前、このように書いた――。

日本のボールペンの感覚からすると、描ける線は「やや太め」。アルファベットに比べ日本の文字は細かく画数も多いので、細いのが一般的なわけだ。

ただ私の使い道は仕事中の「メモ弾幕」中心であって、太くてなめらかな書き味のほうが向いている。

なので本質的にはこの太さは歓迎だ。もししっかりした提出用の事務に使うとかなら、もう少し細い芯に交換するといいだろう。

芯が太いこともあり、書き味は、油性ボールペンにしてはいいほう。購入しての最初はなんだか渋く感じるのだが、1時間もあれこれ使ってたら固まってたインクの先が抜けたのか、それ以降は普通になめらかに使える。数日ほっといても、ペン先にインクが溜まって指に付いたり字が乱れて不快な思いをするようなこともない。

最新水性ボールペンのような「超軽い書き味」でなく、いかにもオイルっぽいなめらかさだ。



今回交換したのは、「そうは言っても……」レベルの弱点を改善したかったから。というのも毎日使っている色は問題ないのだが、久し振りに書き出した色だと、最初の1文字くらいインクがかすれてしまう弱点が、純正インクにはあるのだ。

なのでこれを他社リフィルに交換した。


ラミー2000、4色ボールペンの替え芯は、ざっくり書けば「全長67mm程度・外径2.3mm程度」。いわゆる「4C」って奴で、同等リフィルであれば使えそうだ。

調べてみた(正直、疲れた)。使えそうなのは以下。いずれも価格は80円から200円の間くらい。

●油性インクリフィル(特記以外はボール径0.7mm)
純正芯 4色セット ●評価レビュー
セーラー 18-0103
トンボ BR-VS
パイロット BRF-8EF ボール径0.5mm <細字
パイロット BRF-8F
パイロット BRF-8M 1.0mm <太字 ●評価レビュー
ぺんてる KFS7
ゼブラ 4C-0.4 0.4mm <極細
ゼブラ 4C-0.5 0.5mm <細字
ゼブラ 4C-0.7
ゼブラ 4C-1.0 <1.0mm <太字
シャチハタ TK-RF
ステッドラー 92RE
ステッドラー 92RE-14蛍光オレンジ 1.2mm <極太 ●評価レビュー
三菱 SE‐7

●低粘度油性インクリフィル(特記以外はボール径0.7mm)
ぺんてる XKBXES7 <ビクーニャEX用 ●評価レビュー
オート R-4C5NP 0.5mm <細字 スリム4用
オート R-4C7NP ●評価レビュー
三菱 SXR-200-05 <細字 ジェットストリーム用 ●評価レビュー
三菱 SXR-200-07 ●評価レビュー
パイロット BRFS-10 <アクロボール用細字〜太字 ●評価レビュー

●ゲルインクリフィル(特記以外はボール径0.7mm)
ゼブラ JSB-0.4 0.4mm <極細 シャーボX用
ゼブラ JSB-0.5 0.5mm <細字 ●評価レビュー
ゼブラ JSB-0.7蛍光マゼンタ ●評価レビュー
パイロット LHRF-20C3 0.3mm <超極細 ハイテックC用 ●評価レビュー
パイロット LHRF-20C4 0.4mm <極細

●水性インクリフィル
該当なし

★2012/12/14追記:ゼブラがエマルジョンインクを出したので記述します。
●エマルジョンインクリフィル(特記以外はボール径0.7mm)
ゼブラ ESB−0.5 0.5mm <細字 ●評価レビュー
ゼブラ ESB-0.7

★2014/3/17追記:その後に出た他社インクリフィルを上記にいくつか追加しました。また出れば追記します。


これらからどう選択するか……。

まず、私の場合の各色の使い方を書いておこう。これが選択に大きく影響するからだ。

黒:メイン使用。取材中のメモ弾幕などがあるので、とにかく書きやすいことが第一。「筆圧が太いと不安」とか「筆圧が弱いと書きにくい」などがなく、タフであることが重要。文字を他人に見せる必要はないので正確な書き取りは不要だから、筆跡が太かろうがかまわない。かつてはBIC太字を愛用してたくらいで。


赤:注意を促す用途に。まあ普通の方と同じだ。

青:サブ使用。「黒ばっかりだと論旨が埋もれてしまう」などというとき青に変えてその部分を書いたりとか。本文に矢印を引いて注釈を書き加えるとか。多分私の用途だといちばん使わない色。

緑:メインである論旨と全く違うレイヤーの記述に使う。会議無関係のTTDOを思い出して欄外に書くとか、ブレスト的に新しい発想を記述するとか。


まず考えたのはブルーだ。青は上記のように論理的な重要度が低い。しかも私はブルーブラックが好きだ。それも、ブルーブラックなら芯が太いほうが好み。もらいもののオート製リバティには、同社の水性リフィル(セラミックボール)C-310 1.0mmのブルーブラックを入れて、趣味の記述に使っている。

脱線するけど、このリフィル、激書きやすいぞ。私は昔万年筆が好きでずいぶん凝ったが、結局あれは使用頻度が高くないとインクが詰まってしまう。しかしパソコンが編集作業の中心になるとペンの使用頻度は極端に低くなった。それもあって万年筆からほぼ足を洗い、万年筆らしい書き味の後継として活躍してるのが本品だ。まあペン自体に高級感はないが、実用性はピカイチの「隠れた名品」と評価している。



話をラミー2000に戻す。ブルーブラックのような「趣味の色」となると、ゲルインク、特にゼブラの独壇場になる。なので0.5mmを選んだ。これはシャーボXのリフィルだ。もっと太いのがあればうれしいんだけど、リフィルが小さいから1.0mmとかだと多分すぐインク切れするだろ。


次に、黒を考えた。メインだけに書き味の良さが大前提。その前提の上で、たまには細い方を試すかなと。いえ自分は太いほうが好みなんだけどもさ、200円かそこらなんで実験というか。なので思い切ってパイロットゲル0.3mmを考えた。これ、同社のハイテックCスリムス専用。でもここで思い直した。さすがにメインでガリガリメモ取るには不安。この際、メインは好きな色もいいかも。――ということで、上記ゼブラのブルーブラックをメインにした。

となると、青を選び直さなくてはならない。……後回しにしよう面倒だから。


次に赤を考えた。赤は強調表現に使うので、それに特化した色があるとうれしい。……ゼブラゲル0.7mmが蛍光マゼンタだ。もうこれしかないだろ!


緑を考える。全然異なるレイヤーの記述に使うんで、原則を考えるならくすんだ色というより彩度の高い鮮やかなものがいい。ゼブラゲル0.5mmのエメラルドグリーンだな。ちなみにゼブラにはエバーグリーンという彩度の低い苔色もある。……うーん、どうしても油性より色彩豊かだから、ゲルインクを選んじゃうな。


最後にまた青を考え直す。これまで選んだ色を考えてみると……
メイン:ブルーブラック
注意喚起:蛍光マゼンタ
別レイヤー:エメラルドグリーン

私の場合、青は前述のように用途が中途半端だ。なので色自体「青」にこだわる必要性は薄い。となると、これら3色となるだけかけ離れる色がいい。それにそもそも青系としてすでにブルーブラックがあるので避けたいし。……となると、ゼブラゲル0.5mmのマンダリンオレンジだな。


結局全部ゼブラになった。まとめてみる。

黒(メイン):ゼブラJSB-0.5のブルーブラック(型番RJSB5-FB) 168円
赤(注意):ゼブラJSB-0.7の蛍光マゼンタ(型番RJSB7-KMZ) 168円
緑(別レイヤー):ゼブラJSB-0.5のエメラルドグリーン(型番RJSB5-EG) 168円
青(サブ):ゼブラJSB-0.5のマンダリンオレンジ(型番RJSB5-MOR) 168円




青の代替については、ゼブラの別の色を使う手もあった気がする。もうちょいおとなしめの。具体的にはボルドーやセピア、あるいは限定色のバイオレットやクールグレーとか。まあ高いもんじゃなし、もう少し使ってから考えるわ。

現在、発注して届くのを待っている状態。届いたら使用感をここでまたレビューする予定だ。

注:到着したのでエントリーに上げました。また、エマルジョンインクも使ってみました。さらにぺんてるとオートの「油性ソフトインク」も使ってみました。これらの詳細はこちらの「LAMY2000まとめページ」から。


editors_brain at 08:00│Comments(0) モノモノ図鑑 | ライフハック

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