2014年02月26日

J-CASTニュースのこれって、著作権侵害ではないのかなあ?

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名古屋暴走を扱ったJ-CASTニュースの記事、グーグルニュースから飛んで一読したとき、ヘンな印象を受けた。で、考えてみた。これ、著作権侵害に思える。

名古屋暴走車殺人未遂、大野木亮太容疑者に関する記事なのだが、容疑者の供述内容や「近所の人」「民生委員」のコメントなどで構成されている。一見、J-CAST側が取材してまとめた記事に思える。


だがこの記事、記事上の小さな「パンくず」を見ればわかるが、以下のようなメニューに収められている。

テレビウォッチ>ワイドショー通信簿>朝ズバッ!


ということは、民生委員や警察に対する取材を、Jキャストはしていないということだろう。テレビのワイドショー「朝ズバッ!」が放映した報道内容を書いているのだと思われる。


当然、報道内容には、「朝ズバッ!」側の著作権がある。コストと時間をかけて取材して回って記事にしているのだから当然の話だ。

他人の著作物を自分の記事内で用いるには、決まりがある。「引用の三原則」って奴だ。

つまり

1 出典の明示
2 引用部分の明示
3 あくまで本文(引用者の論考)が中心(量も含め)

が必要だ。


翻ってJ-CASTニュースの記事を見てみる。

まず「1 出典の明示」だが、どこにもない。「朝ズバッ!」だなあとわかるのはパンくずだけで、記事中に明示されていない。

次に「2 引用部分の明示」だが、どこにもない。見た感じ、単にテレビの要約を書いているだけだ。論者の意見・本文がない。つまり全文引用ということだろう。

最後に「3 本文中心」だが、上記のように本文自体がない。つまりこれは「丸パクリ」の類だろう。

ちなみに著者は「モンブラン」サンだそうだ。


この手の「他人の著作物を丸パクリして稼ぐ」やり方、まとめサイトがよくやるパターンだ。私のブログのエントリーも、2ちゃんねる経由でパクられることがある。

つまりJ-CASTニュースは、この手の違法「まとめサイト」と同じやり方で稼いでいるということになる。


しかしJ-CASTニュースといえば、元朝日新聞の蜷川真夫氏が作ったメディアで、編集長だって元アエラ編集長・元週刊朝日編集長の大森千明氏だ。もちろん引用三原則くらい体に染み付いているはず。なんでこんな違法ニュース公開して平気なんだろ。


合法性があるとしたら、考えられるのは、J-CASTニュース側が「朝ズバッ!」著作権を持つ(であろう)TBSと話を着けてある可能性だ。つまり丸パクリを許容してもらう代わりに、対価を支払っているという。

ただどうかなあ……。編集者としてWeb媒体を作ったり、Webの方々と付き合った経験から見るに、現実としてあまり考えづらいというか。それに「J-CASTニュースについて」というページを見ると、以下のように書いてある。

J-CASTニュースは、(株)ジェイ・キャストが運営するニュースサイトです。このサイトのために書き下ろされた独自記事のみが掲載されます。他媒体からの記事の流用はありません。(「J-CASTニュースについて」)


「他媒体からの流用はしない」と言い切ってるんだから、TBSと記事流用で握ってるとは思えない。

ま、「このサイトのみの書き下ろし独自記事のみ」って謳いながら、こんな丸パクリ記事載せてる時点で大笑いとは言えるが。

朝日新聞関連では、ハフィントンポストのレベルの低さをエントリーに上げたが、どうにも同じ轍を踏んでいるとしか判断できない。

蜷川さんは個人的に尊敬している編集者なので、彼の目が細部まで届いてないのだと信じたいが……。


editors_brain at 11:39│Comments(0) ヘンな世界 | マスコミクリップ

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