2009年07月28日

マガジンハウス、「いまさらHanako for Men刊行」に見る「悲しき黄昏」

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昨日から業務に復帰した。当たり前だが目が回るほど忙しい。

私が東京を離れている間に、なにか出版業界で動きがなかったかと情報を集めてみた。いくつかネタがあったので、順次ここで報告していこう。

今日書くのは、マガジンハウスの「Hanako for Men」刊行の話題から。刊行といっても定期刊行誌ではなくムックだが(9月発売だと)。


Hanakoといえば、言うまでもなく、バブル頃に全盛を誇った女性向け東京情報誌だ。たとえば飲食店情報なら総額の目安を書くなどして、働く女性に「リアルな」娯楽情報を提供して受けた。

功罪もいろいろあったがそれは置くとして、とにかく「Hanako for Men」だ。


正直、私の感覚では「なんでいまさら」みたいな時代錯誤感がある。20〜30代をターゲットに「デートに利用したい」「ランチがうまい」「行きつけにしたい」などの飲食店を紹介するというが、なんだかなあ。。。

これではモロにハナコ路線だ(当然だが)。不景気+偽善エコの内食時代に、「外食ハッピー」みたいな脳天気な路線が受けるかどうか。ターゲット層の情報源はクチコミに遷移しつつあるし、「自宅でまったり」がトレンドだ。大丈夫か?

一歩下がって背景を冷静に分析すると、あのマガジンハウスが、「過去のブランド遺産にしがみつく」しか手がなくなってるということだろう。どこもそうだが、苦しいのだ。とはいえ、それはそれで、もし生かすなら、「バブル時代そのまま」のコンセプトは変えて、時代に即した内容に仕上げるべきだ。


それに、他人の仕事を細かく槍玉に挙げて申し訳ないが、「ランチがうまい」に食いつくのは女性だけだろう。一般的な男は、ことランチに関してそんな面倒な情報知りたくもないのでは。

そりゃ会社の近所のうまいランチには行きたいが、そんな情報社内から流れてきて誰でも知ってるのでガイド本は不要。わざわざ電車に乗って遠くまで「うまいから」で昼飯食べに行く男は少数派だ。

このあたり、マガジンハウス全体の「編集の勘所」もずれてきているのではないか。popeyeのオイリーボーイも痛いデキだったし。


想像するに、過去のヒット編集者が上層部に居座っていて、風通しが悪いのではないか。マガジンハウスのような雑誌主体の出版社では、このような事態になって時代とずれてしまうのは致命的。そして良く起こることでもある。「same old story」って奴だ。

「あのマガハ」にも終焉の黄昏が訪れつつある。かつてブルータス創刊を興奮を持って見守った一業界人・一ファンとして、とても寂しく思う。



editors_brain at 09:35│Comments(1) マスコミクリップ 

この記事へのコメント

1. Posted by 鈴木英俊   2010年11月26日 13:17
はじめまして。函館のエヌ・ハーベストと申します。実はHanakoの2月25日発売965号で弊社のチャイミックスを紹介していただきました。おかげさまであちこちで売れ出しました。ありがとうございます。今では青山のデイルズフォードさんで売っていただいておりますし、チャイやカレー粉、ピクリングスパイス、コショウなどもレストランでも使っていただいております。カレーミックス、ピクリングスパイス等もご家庭で簡単にプロのような料理ができるミックススパイスです。是非一度試してみてください。本当にありがとうございました。

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