旅行

2014年08月26日

夏のダイビングツアー報告 ニューギニア編

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そんなわけで、例によって潜りに行ってきた。

今回行ったのはニューギニア。さすがにというか、どえらいど田舎の国だった。失業率6〜7割という話で、街角には無為の人が大量に座り込んだりしていて、慣れていないだけに少々怖い。

治安も悪いが(普通に食堂やスーパーにセキュリティーが立っている)、それでもダイバーが行くような田舎町では、いいほうらしい。というのも基本、ある程度自給自足できるので、失業率が高くとも、メシは食えるからだ。自分の分を確保して、余った食材等はかあちゃんが市場で売る。働くのはもっぱら女性で男はごろごろしているのも、人類をはじめ哺乳類にはよくあるパターンだ。

ヤバいのはどの国も同じで、首都などの大都会。食い詰め者が集まるし、自給自足もへったくれもないので、失業率の高さが直接犯罪発生率に響いてくる。ニューギニアも同じとのことだった。

ちなみに物価は東京値段。なんでも高い。


海は・・・うーん、あんまり良くはないな。大物狙いの場合。大物は期待薄で群れもたいしたことない。毎回深場に長時間入るので、やたらとDECOが出る。その割に面白くない。

ニューギニアはエアの乗り継ぎ等で日程に無駄が多い。8日ツアーで4日しか潜れない。しかもツアー価格も高い(日本から行く場合エアがニューギニア航空の独占に近いからだと思う)。


それやこれやで、友達には勧めないかな。他の国に行ったほうがいいよ。


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2014年06月04日

ポリネシア「テキトー」論

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さて、ところで例によって海外でスキューバしてきた。

南太平洋のとある離島国。ポリネシアの国だ。


ポリネシアの離島には、いくつか訪れたことがある。面白いのは、旧宗主国がどこかで、同じポリネシア民族と言っても国民性がけっこう違うこと。とある国だと、とにかく怠惰で働かなかい。別の国では性格が悪かったり。


今回は、やたらと人懐こかった。あと武道が流行っているらしい。

このふたつが重なると、どうなるか。

私の体つきを見るなり、「お前はクンフーやってるのか? 俺はhaikido(合気道のこと)やってるぞ」とか訊いてくるわけさ。それもどいつもこいつもだ。


最初はていねいに「いや、俺はパワーリフターだ」とか答えていたのだが、トレーニングに詳しい奴は少ないようで、競技内容を英語で説明するのが面倒くさい。

なのでそのうち、テキトーになった。

「お前はkarateやってるのか? 俺はudo(柔道)やってるがな」とか話し掛けられると、「そうだ。俺はカラテ・マスターだ。試合で3人殺した」とか、でまかせをペラペラしゃべる。

それで仲良くなれるんだから、まあいいよな。どうせ数日の付き合いだし。


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2014年01月22日

非常事態宣言に揺れるタイから帰国。現地の雰囲気とか

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そんなわけでタイでのダイビングツアーを終え、東京に戻って仕事に復帰した。

ご承知のとおりタイは現在政治的に国内が荒れているが、バンコクには滞在もトランジットもせず、地方の観光空港経由ですぐリゾートに入ったので、まったく影響は感じなかった。

飯はうまいし街は比較的のんびりしてるしで、タイはいい。同じ東南アジアのリゾートでもインドネシア・バリ島となると悪党がやたらといるので、印象が悪いしなー。飯はこっちもうまいのに、もったいない。

今回、羽田から出たけど、国際線ターミナル、いいな。とんかつ屋めちゃうまかったし。


さてダイビングの話。この時期、タイで潜るとなると、普通はプーケットとかシミラン諸島、スリン諸島といった場所になる。

特徴というかウリは、色彩豊かな海中光景。紫のソフトコーラル、オレンジのウミウチワ、グリーンのハードコーラルといった定着動物に色彩豊かな小魚が群れる様は、なかなか見事。

根に群れる銀&半透明の小魚スカシテンジクダイを、アジ類やカツオ類が群れで襲って食べるのだが、こいつも見ていて痛ましく感じるくらい激しかった。


残念だったのは3年前に高水温で珊瑚が白化してしまったらしく、珊瑚の多くが全滅・ガレ場化していたこと。もはやここは「きれいな珊瑚を楽しむ」ために行く場所じゃあないな。まあ10年も経てばけっこう回復するとは思うけど。


群れが見事な反面、大物はあまり出ない。今回はミャンマーにほど近い外洋の離れ根で一度ジンベイザメを見たくらい。

大物ポイントは透視度が悪いことも多いが(プランクトンが多く濁っているほど大物がそれを食べに来る)、今回は25mほどの透視度だったので遠くからくまなく見えて凄かった。まあ大物は事前に期待してなかった分だけ、コーフンしたよ。


今回はうまいことベテラン組で同じチームを組めたんで(私以外のゲストは、沖縄のダイビングガイド夫婦だった)、ガイドも好きなように潜らせてくれた。

このベテランチームでは毎回60分とかの長時間ダイブで平均深度も13mとか行ったので、10リッタータンクで残圧は多くて20くらい。

今回10数本潜ったが、ログ上で「残圧ゼロ」と書いたのが4回くらいあった(つまり残圧10を切ってた)。そのうち二度ほどはもうエアが渋くなってて、本当のゼロ寸前。というか一度は最後の浅場でバディからのオクトパスブリージングをしたけど。

コツは、完全にゼロになってからオクト(予備呼吸器)をもらわないこと。中層での安全停止とかエグジットが面倒になるので。多少残してエアをもらい、浮上時は自分のレギュレーターで呼吸するほうがなにかと楽。


ちなみに以前、どこかで残圧ゼロになったとき試した経験では、エアが渋くなり始めると、その後2分でエアが切れると考えたほうがいい。最後はまったく吸えなくなる。もちろんそのとき海中にいると危険だ。

思えば初心者の頃は、残圧100を切ったくらいでどきどきしてたもんだが。今は50切っても経過時間や深度から危険度を推測できるので平然としてる。最後は浮いちゃえばいいやと思えば、後半の浅場で残圧が10切ってたってパニックにはならないし。


――とか書いてたら、また海に戻りたくなった。……頑張って仕事して金貯めるか。


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2013年01月21日

カンクン、プラヤデルカルメン、チチェン遺跡のことなど

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この間に続き、メキシコ旅行のことなど。今回はダイビングは抜きに、旅行全般の話を。

こないだ書いたように、今回のツアーでもっとも大変だったのは、現地ではなく帰国時だ。まず、ダラスでのトランジットが間に合わなかった。

というのも米国ではトランジットでさえ厳しい入国審査が必要で時間が掛かり、それなのに係員が少ないため長い列ができるからだ。出発時間を示して途中で30分分くらいショートカットさせてもらったが、それでさえゲートに着いたらもう搭乗が始まってた。普通に並んでたら確実に乗り遅れたな。

次にもちろん、例の大雪だ。成田閉鎖で関空に。気象でのフライト変更は補償外というのがアメリカン航空の方針で、「最大1万円まで補助」というチケットをくれたのは助かったが、もちろん「大阪一泊+東京までの交通費」には程遠い。これまでも米系航空会社には死ぬほど乗ったが、どこも乗務員のスキルや諸々の対応の印象は、おおむね悪い。アジアの航空会社と比べちゃうとねー。


あと、メキシコのリゾートの印象もあんまり良くない。

カンクンは基本、米国人の観光対応中心で造られた人造都市のためか(開発が1970年代)街が映画セットのようで、徒歩で楽しめる感じもない。メシも高いし、レストランでは人の金をやたらと抜こうと次から次へと高くて安っぽい押し売りだの「謎のドネーションおばさん」が押し寄せてくる(店公認、というか店のスタッフだったりするし)。客を喜ばせることなんて考えてないな、経営者は。

セノーテダイビングの拠点にしたプラヤデルカルメンは、街自体がテーマパークのような祝祭性を持っていて楽しかった。といってもリゾートではなく、下世話な観光地。熱海+竹下通り+国際通り(那覇)+ディズニーランドってとこ。それを割り切って遊べば楽しい。

離島はまだマシ。結局、離島の素朴な屋台がいちばん心落ち着いて飲み食いできた。


じゃあリゾートらしくホテルにこもって楽しめばいいかというと、ホテルの施設は立派だが、サービスがお粗末。

まずスタッフからは、ホテルらしいホスピタリティーが微塵も感じられない。フロントからビーチバーのバーテンまで、徹底的に殺伐とした事務的対応。それどころか、頼んだことをすっかり忘れて、いつまで経ってもやってくれないという事態が頻発。

鍵が掛からないので外出できずフロントに電話すると、「わかった。すぐ行く」のまま、誰も来ない。セーフティボックスが壊れていて開かず現金もカードも中でメシに出られないのに、頼んでも「わかった担当者を送る」で、一晩、放置されたりとか。

いえこれ、それぞれ別のホテルの話だから。つまりどこもダメってことだ。唯一、プラヤデルカルメンのプチホテルは印象が良かった。大規模ホテルはどれもダメ。


何年か前に滞在したメキシコ太平洋岸(カリフォルニア湾)の街は、ずっとど田舎だったせいか、印象はすごく良かった。そのつもりで来たためか、今回けっこううんざりした。

救いだったのはマヤ文明の遺跡(チチェン遺跡)が想像以上に素晴らしかったこと。ピラミッドもでかいし、球技場の合理的に設計された「音響設備」とか(権力者の肉声が隅々まで響くように石積みを工夫してる)。


とはいえ、ここだけは今回日本人ガイドが付いたのだが、その方がけっこう「スピリチュアル」にハマってたのには閉口したが。

例のマヤ暦2012年滅亡説にかこつけて「地球文明はもう取り返しがつかない」とか。「マヤ文明が忽然と姿を消したのは、自然と共生する生き方を優先して都市を捨てたため」とか。果ては「311や911はなにかの啓示」「311とポールシフトや地軸移動の関係がどうのこうの」「2012年の滅亡は起きなかったが、あれには計算上の誤差があって、2015年にはどうのこうの」とかさ。「ムー系お花畑」の方だった。

マヤの民は、有機農業や環境保護に取り組む団塊世代のミュージシャンみたいなもんだってか。

ああいうのは、戦争や飢餓といった生命の危機も無い「ぬるま湯」が導くものだろう。マヤの王ならともかく、食うや食わずの一般庶民まで「そうだ。自然と共生するため都市を捨てよう」なんて考えるかっての。そんなことを強要する支配者が居たとすれば、それは愚帝だろう。


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2013年01月17日

メキシコ・カリブ海&セノーテでのダイビング報告

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帰国後、夜中1時起床、4時に昼食という時差状態で勤務中だ。朝職場に着くなり持参弁当のおにぎりを「午後食」としてふたつも平らげてるので、高校時代の早弁を思い出してひとりで笑ってたりする。

それでみんなが昼飯に行く時間帯に「午後食2」。時差ボケでも1日6〜8食という生活が崩れないのは、女体の――じゃなかった男体の神秘だな。


簡単にツアー報告。今日はダイビングの話でも。次回にツアー全般の話を書く。


行ったのはメキシコ・大西洋岸(つまりはカリブ海)の離島。そこで潜って、ユカタン半島でセノーテという淡水(一部海水)洞窟潜って、ついでにマヤの遺跡に参拝した。

今回ツアーの目的は、セノーテ。前々から一度は潜りたかったのだ。これは石灰岩の洞窟が海面上昇で水没したもの。そのため水中なのに鍾乳石が見られる。

ダイビングとしての特徴は、世界的にも特異な造形を楽しめること。あと信じられないほどの高い透視度。あれ多分100m級じゃないかな。早い話、ダイバーから立ち昇る泡が無ければ、虚空を泳いでいるように見える。

今回、2日で4つのセノーテを潜った。初日にふたつ。2日目は正確に書けば、ひとつのセノーテで別ルート2本。


それぞれの洞窟が異なる表情を見せるのが面白い。個人的に気に入ったのは、初日2本めの「タージマハ」というセノーテが良かった。透視度がもっとも高く、静謐な宗教性すら感じる。ただ暗いだけでなく、ところどころ光が差し込んでるし。

2日目に潜ったのは、(英語にすると)「ドリームゲート」というセノーテ。ここはほぼ真っ暗だし上下左右に伸びる鍾乳石の合い間を縫うように潜る。異様な造形の鍾乳石も多く、不気味さと静謐さが同居している。こうした特徴から、中性浮力をしっかり取れるスキルと、洞窟ならではの足を上げての煽り足使いが、他の洞窟にも増して重要(泥を舞い上げると視界が無くなり危険)。


今回潜ったセノーテのすべて、一部を除けば完全に水没している。このためなにかあっても「浮上」して息を継ぐことなどが不可能。なにがあってもパニックにならない心理的な意味でのダイビングスキルも重要だ。

途中、海水と淡水の境にハロクライン層があり、そこを抜ける際は、視界が極端に悪くなる。「水中で裸眼になった感じ」がもっと酷くなったくらいの。あれで洞窟が暗かったりすると、前に見えるライトの位置すら曖昧になるだろう。その意味でも。


セノーテダイビングは基本、決められた約束を守り、かつ洞窟内のラインに沿って進む。そのためロストする危険性は少ないが、ガイドからは最後尾のダイバーの状況を理解しにくい。したがって、スキルの無い人順に並んで潜るのが一般的のようだった。

感覚的に言うと、ナイトダイビングを5本くらい経験してる人なら、大丈夫じゃないかなあ。暗いダイビングに慣れてるだろうし、そのくらい経験豊富なら、潜るスキルもそれなりにあるはずだし。ブリーフィングは英語だったけど、意外にメキシコ人の英語、日本人には理解しやすかったので、心配は無いと思う。それに要は内容がダイビング手法のことだから、まずダイバーなら意思疎通は問題ないかと。


安全管理は面白かった。

ローカルルールとして洞窟前に明示されていたが、「ガイド+客+客+客+客」と、ひとりのガイドでゲストは最大4人。スノーケル&グローブ禁止は、鍾乳石保護のため。

あとナイフも禁止。ダイビングナイフはダイバーが網などに絡まった際の脱出用だが、セノーテで絡まる可能性があるのは、ガイドライン。これ切っちゃうと、絡んだ本人はいいが、他のチームがロストして死ぬ可能性がある。そのためだろう。万一絡んだら、ガイドにライトで知らせてなんとかしてもらうしかないかな。


あと安全管理で興味深かったのは、エアをだいたい210気圧詰めていて、140、70と、1/3ずつを目安にしていること。

潜っていって、誰かが残圧140になったら、予定はすべて廃棄して、その場でUターンする。これで、原理的には残圧70を残して戻れることになる。70を残すのは、最悪いちばん入り口に遠い位置でバディーの機材に問題が生じてエアを提供するとして、「その人の帰路分が70」というわけだ。ガイドはダブルタンクで潜る。


今回の洞窟では、ダイビング時間はどれもほぼ45〜50分。そもそも最大水深10mとかいうものが多いし(今回最大20m強)、強いフィンキックで泥を巻き上げないことが最も重要なので、進みは極端に遅い。このためダイビング終了時の私の残圧は、毎回120とか140とか。よっぽどエアの早い人で無ければ問題はないだろう。


ちなみに離島ダイビングのほうの印象も、簡単に書いておく。

透視度は35〜50mと超絶いい。

さすが大西洋側だけに、見たことない魚が多い。たとえばホンソメワケベラそっくりな形のクリーナーがいるんだけど、色は黄色とかさ。しかもどいつもこいつも逃げないんだ、ここの魚。クイーンエンジェルフィッシュとかの大きい奴から小物まで。ジョーフィッシュとかチンアナゴすら、ちょっと離れるだけでヒョイヒョイ出てくるんだぜ。

大物はいない(8月くらいはジンベイ数百匹だそうだが)。今回マダラトビエイとタイマイとタマカイ、あとはジャイアントバラクーダ一人旅とウバザメくらいか。そうそう大物という意味で凄かったのは、パロットフィッシュ。見た目は単なる「一部錆びたアオブダイ」みたいな退屈な奴なんだけど、これが1.5mもあって驚いた。レインボー・パロットフィッシュと呼ぶらしい。

また少なくとも私の使ったダイビングサービスでは、ダイビングは退屈。基本「観光地ダイブ」で「うまいへた一緒くた」に潜らされるので、ヌルいポイントとヌルい潜り方しかしない。ただし「残圧にうるさい」欧米人客ばかりのせいか、毎回60分くらい潜ったのはうれしかったかな。ただ一回だけ、そこそこ流れたことがあった。轟々言ってて、後で写真見たら泡が真横だったし。この週末に写真まとめるから、後でここに載せます。
current
写真アップしました。そうそう、こんな感じ。岩陰に隠れてる状況でもこれだからね。うねりながら結構荒れて流れてるのがわかると思う。轟音を立てて流れてる。この後全員でタイミング図って一斉浮上した。





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2013年01月04日

潜ってきます

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――と、新年のご挨拶をしたばかりでなんだが、例によってダイビングツアーに出るので、そのご報告など。

今回は久々、5年ぶりにメキシコに行く。前回は太平洋側というかカリフォルニア湾のあたりだったが、今回は大西洋側だ。

10日くらいのツアーで、「2012年の人類滅亡」を勘弁してくれたお礼を兼ねてマヤ遺跡など参りつつ、あちこち潜ってくる予定だ。


なので、毎度恐縮だが、しばらくブログ更新が止まる。少数派読者の閲覧履歴など置いておくので、無聊の折は、ご一読など……。

東日本大震災、街角募金に応じる手を見て悲しくなった

「フグ刺し」「土瓶蒸し」「コラーゲン鍋」という三題噺。 ――トンデモ疑似科学食品って面白いなあ

予測通り、今年も出ました「反ミシュラン」マスコミ。今回は朝日新聞のアエラが「不況をミシュランに八つ当たり記事」掲載で、情けなくて笑えた

貧乏ファッション・レイドバックしたファッションが「大好き」という件。 ――おまけに安くて助かる。

海老蔵事件。加害者側「元暴走族リーダー」が依頼した「弁護士先生」

水嶋ヒロ「KAGEROU」。ポプラ社がなぜヤラセに「踏み切った」のか、走馬灯のようにぼんやりなんとなく考えてみる。

ではまた。諸々後日ご報告します。


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2012年12月13日

「失敗せず一生楽しい」スキューバダイビング入門6 ――初心者が陥りがちな不安・問題「トイレ」編

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では前回の続きでスキューバダイビングとトイレのことなど。私が海中脱糞した話は以前書いたのでご興味のある方は見てもらうとして、今回は初心者の方のトイレ不安を解消する話を書く。本ブログにも「ダイビング トイレ」検索で飛んでくる方がそれなりにいる。それだけ不安なのだろう。


最初に結論だけ書いちゃえば、「小はどこでもできるので問題なし」「大はなんとかなるのでまず平気」ってとこかな。私の場合、500本以上潜って、トイレで困ったのは数回くらいだ。

以前のエントリーから、トイレに関する部分を抽出してみよう。


誰でもそうだろうが、旅行中は時差の関係でトイレ時間が一時的に乱れる。

たとえばだいたい毎朝8時にトイレに行く人が東に5時間時差のある場所に行けば、本来のトイレタイムが現地時間13時になったりするわけだ。現地時間の午前8時にトイレに行こうと思っても、それは日本時間午前3時なんで、とても出る気がしなかったりとか。

数日経つと体が慣れて現地時間午前8時にちゃんと出るようになるんだけど。


まあ普通の旅行者なら、現地時間13時にトイレに行けばいいだけの話。ただしここでダイバーならではの問題が加わる。

つまり海外でのダイビングは、さまざまな理由から多くの場合ビーチダイブでなくボートダイブになるのが一般的で、もっと言えば「1日中船の上」ということも多い。

このとき船にトイレがあればいい。だいたい10人以上乗船できる船であればトイレはある。しかし本当に小船だと無いこともある。


おしっこの場合は、まったく問題ない。気にする人は別だが、ほとんどのダイバーは潜ってる最中でも平気で出しちゃう。

私も出すのが好き。ものすごくあったかい液体がウェットスーツの中に染み渡るので、ちょっと海が冷たいときなど、温泉に入ったような気持ち良さを感じるからだ。

おしっこは血液を濾過した不要物であって、まったく汚いものではない。「おしっこ臭い」というのは一般的には尿素が時間で分解したアンモニア臭であって、出したてのおしっこにはアンモニアは含まれておらず、別段嫌な臭いもない。

潜水中に出すのが嫌な人は、ボートに戻っての水面休憩中に、ボートのトイレなり水着姿でラダーで海に浸かったりして出すだけだ。ラダーを使ってのトイレはごく普通の光景であり、なにも気にする必要はない。


大はもう少し戦略が必要。

船のトイレは小さいし揺れたりすると使いづらいし、ない場合もありうるので、「とにかく朝ホテルで一滴でも出す」のを、私は目標にしている。

一滴出せば心理的にも「今日はもう出したろ>自分」と思い込むこともできる。それでなんとか凌いできた。

船にトイレがあれば、乗ってるときは使いづらかろうと何だろうと使えばいい。潜ってる最中なら「あーもう魚はどうでもいいから上がろう」と冷や汗流すものの、潜水時間は40〜60分くらいが一般的。「潜る直前まではしたくなかった」状況なわけだから、我慢できるはずだ。

船にトイレが無い場合は、朝トイレに行った後は、ランチタイムとか午後のダイビング終了時とか次に陸に上陸するまで、もう我慢しかない。そういう場合は、途中でどこかの小島に上陸してトイレタイムを作ってくれることもある。

もしもっと厳しい状況になれば、最悪スタッフに直訴すればどっかに上陸してくれる(かも)。もっと最悪ならみんなには横向いててもらって、船のラダーにとりついて腰まで海に浸かってしちゃう手がある。

この間話したガイドは、客を連れてのダイビング中にも大をするとか話してた。いやつまり客をどっかの根に捕まらせて群れでも撮らせといて、「様子を見てくる」とかいう話にして離れた根にひとりで移動。そこでウエットずらしてトイレタイムってわけ。ただこれはウエイトが無くとも浮かないとか、BCを脱いだまま呼吸できるとか、その手のスキルが必要なので、フツーのお客さんがやるべきことじゃないけど。


こんな感じ。

つまり結論を書けば、「案ずるより産むが易し」だ。私自身だけでなく、これまでの経験で、お客さんがトイレに関して悲惨な状況になったことは見たことがない。

安心してダイビングを楽しんでほしい。


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2012年12月12日

「失敗せず一生楽しい」スキューバダイビング入門5 ――初心者が陥りがちな不安・問題「エア消費」編

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さて、ここのところ飛び飛びで「スキューバダイビング入門」エントリーを上げている。

今日はその5回めとして、初心者が陥りがちな不安とか問題について書いてみようかなあと。エア切れとトイレの問題。


私が初心者のとき、一番心配というか不安だったのは、「潜ってる途中でエアが切れたらどうしよう」という点だ。「溺れて死ぬじゃん」とかね。

実際はガイド付きのツアーにもちろん参加しているわけだから、ガイドが見ててくれるので大丈夫だ。ガイドひとりに6人くらいゲストがついていく。ガイドは途中でエアの残圧を皆に聞いて判断するので、問題が少ない。

それにこうしたツアーでは「初心者組」「ベテラン組」「カメラ派」などとチーム分けをして潜るのが一般的だし、ガイドはその中で「エアの早いゲスト」に合わせて動くので、なお安全。

今の私だったら、そもそもエアが無くなれば「浮いちゃえばいい」としか思わないし。それでボートに拾ってもらえばいいわけで。


ただ、初心者の時は、それが不安なんだよね。


特に私が不安だったのは、潜水直後でものすごくエアが減ることだった。

エアはおおむね200bar(約200気圧)の満タンから潜って、「70barになる前には上がります」と説明される感じが、(特に初心者のときは)一般的。潜水時間はだいたい40〜50分。

つまりざっくり計算すれば、10bar減るのに3分といったところだ。

200でボートからドボンして水底集合。水底まではまあ1、2分。そこで水底に着いて自分のゲージを見ると、すでに170まで減っている。200弱あったはずなのに。

――ここで焦る。

この調子で減ってしまっては、とても40分も持たないだろうと。


でもこれ、そんな問題でもないんだよね。

というのも、ボート上で直射日光を受けてたりするので、空気タンクは熱せられており、中の気圧も高まっている。それが水中に入れば冷やされるので気圧が下がる。この変動があるので、「見かけ上」すごく減ったように見えてしまうのだ。

それにあと、初心者では潜行がうまくないので、そこで息が上がってエアを多く消費することもある。


なのであんまり心配しなくていい。そもそもガイドがちゃんと見ているし。


あと、45分のダイビングとして、半分行った23分あたりでもうエアが100を切ってることがある。これも不安になる。「後半持たいないだろう。オレ、溺れるがな」とかね。

でもこれも(一般的には)そう危険ではない。というのもダイビングの基本は、最初に深場に行ってから徐々に浅場に戻るから。水圧の関係で深場のほうがエアを多く消費し、浅場では減る。なので半分行って半分消費なら、後半は消費が減るのでまず問題はない。

まあ後半流れに逆らって足を使ったりすれば別だけど。でもその場合でもガイドが計算して考えているし、なんとなればガイドにきちんと合図して、オクトパス(予備呼吸装置)をもらうなり上がるなりすればいいだけの話だ。


で、次にトイレの件。本ブログにも、「ダイビング トイレ」検索で飛んでくる方が、一定数いる。そりゃ心配だよね。私も水中脱糞の経験があるし(笑)。 ――でもまあ、これは長くなったので、次回に解説しよう。


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2012年10月15日

ニッコーのオーシャンビューに泊まって「3万円」のグアムツアーに飛び乗った

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さて、ところで激安ツアーが出て急遽潜ってきたので、ご報告まで。

今回はグアム。HISだったのだが、4日間ツアー燃油込みで2万9800円だ。燃油サーチャージ抜いちゃえば、まあ1.5万円くらい。


そのくらいのツアーは割とある。私が良く飛び乗る激安ツアーだと、グアム4日間1万円〜1万3000円程度+燃油。9800円ってのもあったな。

ただそれらと今回が違うのは、ホテルだ。

つまりこの手の激安ツアーではホテルは「シャワーのお湯が異様に冷たい」「湯船の湯が一晩経っても抜けない」「5階建てだが移動は階段のみ」「隣の部屋とドアで繋がっており音が筒抜け」とかが普通。つまりパッカーとかでない日本人客の「最低許容範囲」レベル。

ところが今回のツアーでは、ニッコー、マリオット、シェラトン、ヒルトンいずれかのオーシャンビューが約束されている。

こんな激安ツアー、あんまり見たことがない。


おそらくHISの余剰在庫処分だろう、ホテルとエアの。団体用のエア仕入れてばらして売れば、余ったのは捨てるしかないもんな。それが証拠に、HISから案内が来たのは出発10日前を切ってたくらいだし。

当然だが早速申し込んだ。だってニッコーだったら、普通に1泊して200ドルとかだろ。行かない方がアホらしい。週末を絡めたので、仕事は1日だけ休めば済む。


グアムにはなじみのダイビングサービスがあるので、そこも予約。

私の海外ダイビングは、だいたい1〜2週間くらいのツアーが年3〜4回、あとこの手の「激安ツアー」が出た時に速攻で乗るのが年数回といったとこ。合計で30日は海外で潜ってる。

生活費を除くと、給料の大半がこれに消える(最近は貯金も突っ込んでるので老後どうしよ)。そのため普段の生活は「限界節約」状態だし、ツアーでも安さを重視する。つまり旅行時期で最盛期をずらす。それにエアは人気薄の深夜・早朝便、ホテルは最低グレードとか。

今回は久方振りの高グレードホテルなので、ダイビング予約は1日だけにしといた。代わりにホテルでまったりしようという作戦だ。


さて当日。当然ながら深夜便だ。成田を夜出て、グアム着が夜中1時半。出国が並んで2時。HISのグアムはいつも出国後バスを待たされヘロヘロになるのだが、今回もそう。1時間近く待たされてから乗って、ホテルに着いて荷物を解いたらもう3時過ぎだ。

普段はここから翌日に備えてダイビング器材を展開して寝て4時。ダイビングのお迎えが8時とかで、睡眠時間3時間取れればいいほう。

――ただ今回は寝た。もう昼まで。

はあー気持ち良かったぁー。なんたって普段忙しいんで疲れが溜まってたし。躁鬱病患者が夜中に大騒ぎしていて怖いといったことも無かったし(実話)


でまあその日は予定通りまったり過ごした。グアムは雨季+台風で激しい雨がそれなりに降った。

翌日ダイビングに出たが、台風の影響で海がうねっており、外洋に出られないとのこと。なのでしょぼい内湾ポイントで潜ったが、つまらないので午前中2本だけで止めて、ホテルでまた昼寝した。


次の日はもう帰国。もちろん早朝便だからピックアップは午前4時台だ。つまりなんのことはない。今回のツアーは、安エア便で寝不足になった分を部屋で寝てただけ。なにしに行ったのかよくわからん。


しかも日頃のハードワークの深い疲れが響いたのか、帰国便では通路で倒れて気絶>アテンダントに助け起こされてトイレに行くも、そこでまた意識消失という「気絶コンボ」perfect状態に。

後で思い出したんだけど、トイレの外がドンドンしてて、扉がガチャガチャしてた。でもそのとき床には私が倒れていてドアを塞いでおり、開けられなかったんだな。

もう少し意識が戻るのが遅かったら、「お医者様はいらっしゃいますか」レベルの大騒ぎになるところだった。


で、成田に戻ったら、その足で仕事に行くという。

なんだか優雅と苦行、両側面のあるツアーだったな。人生がヘンだ。


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2012年09月24日

「失敗せず一生楽しい」スキューバダイビング入門4 ――「慣れたら最初に買うべき器材」ウエットスーツの選び方

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前回はダイビング器材の買い方概要を書いた。今回は前回の予告どおり、ダイビング用ウエットスーツの選び方など。

オススメはオーダースーツだ。

洋服と異なり、ダイビングの場合、オーダースーツは高くない。多分だが、着ての外見に意味ないし生地に伸縮性があるので、洋服ほど厳密な作業が不要だからだろう。


オーダーにしろより安い既成品にしろ、初心者が最初に選ぶべきは「5mm厚のフルスーツ」。寒いポイントから熱帯ポイントまで、広く対応できるからだ。

ちなみに他には南国リゾート向きの薄い3mm、ガイドなどプロ御用達で一般人はあまり買わない6.5mm(ロクハン)、加えて寒冷ダイビングに使うドライスーツがある。


敢えて言えば、あとさらに「半袖半ズボン」のスプリングスーツがある。水温29度くらいの熱帯で潜るならこれはすごく楽だが、ガイドはともかく、客で使ってるのはあまり見ない。ダイビングに使う場合は寒いし、岩とか危険生物で怪我する危険性があるからだ。

私が持っているのは3mmと5mmのフルスーツ。もっぱらリゾートで潜るのが好みのため使うのは3mmばかりで、5mmを使うのは年2回くらいかな。

もちろん南国で5mmでもいい。そういう人も多い。初心者は汎用性の高い5mmをぜひ買うべき。頻繁に南国でダイビングをするようになってから、3mmを買い足せばいい。

3mmを使うのは、薄いので体の動きが楽なため(といっても大差ない)。あとかさばらないので旅程が楽とか、その手の利点がある。水温の高い南の島なら、薄くても寒さで問題が出ないわけだ。


スーツの生地やブランドは、いちばん安いので十分。というのも、ウエットスーツは何百本か潜るうちに穴が空いたり体型が変わったりして買い直すことがあるから。穴が空いたり多少裂けたくらいなら、補修が可能。私もよく自分で直した(いずれ方法は書きます)。むしろ体型のがキツい(笑)。腹出たりしてね。

ちなみに私の場合、500本潜る間に5mmスーツを一度、3mmスーツを一度買い換えた。5mmは筋トレで体型がムキムキに変わったのに無理して着込んでたら肩が派手に裂けた。3mmは薄いんで破れやすく、やはり同様にむりやり引っ張って着たら脚が裂けた。

買う場合、贅沢言うなら「ストレッチ素材」にすると着脱が楽だし、水中でも動きやすい。裂けにくくもなるだろうし。私も裂けた後からそうしている。


オーダーの場合、追加料金を払って手首と足首にファスナーを付けてもらうと着脱が楽。とにかく初心者はただでさえ緊張して疲れるので、「楽な道」を選ぼう。

ストレッチ素材で手首足首ファスナーを付けフルオーダーして、多分4〜5万円くらい。

近くに量販店がないとかで既成品を買うなら、下に挙げたようなストレッチ素材採用品にしておくといい。多少の体型差なら楽にカバーしてくれるから。既製品でも体型が多様なものがいいだろう。たとえば下の右側「ABBY」の奴とか。


ウエットスーツは、背中のファスナーで着脱する。サーファー向けだとファスナーのないタイプ(首の穴から着脱する)がある。サーファーは頻繁に寝たり起きたりするため、背面ファスナーの感覚が気になるためだ。

しかしダイビングの場合、背中の姿勢はほぼ変わらない。それに脱いだり着たりが多い。着脱に手間のかかる上記タイプではなく、普通の背面ファスナーにしておこう。


以上がウエットスーツ選択法だ。

次回は軽器材(マスク、フィン、スノーケル)の選び方が筋だが、その前に「初心者が陥りがちな不安や問題」について書いておこうかなあと。トイレとかエア消費とか。


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2012年09月20日

「失敗せず一生楽しい」スキューバダイビング入門3 ――器材の揃え方を考える

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ここのところダイビング入門エントリーをぽつぽつ書いている。今回が第3回目。前回までで「ライセンスの取り方」、そして「ライセンス取得直後に取るべき行動」まで書いた。そのあたりまで進んだ方は、そろそろ器材のことを考えてみよう。


ダイビングをするのに、実は器材を買う必要はない。どんなダイビングサービスにもレンタル品があるからだ。年1度しか潜らないレベルの方なら、それでもいいだろう。ダイビングに飽きちゃうかもしれないし。

さて、器材レンタルの話。初回で「ライセンス取るときには器材を買うな」と書いた。それはまず「そもそもダイビングにハマって続けるかわからない」「ダマされて高額な器材を買わされる危険性」があるから。そもそも器材の良し悪しなんでわかるわけもないし。それに初心者の頃行くコース取りでは器材などどうでもいいとうか、どれでも問題は出ない。

なので最初はレンタルで十分。私も1年くらいはレンタルだけでやっていた。

レンタルする器材は、以下になる。

●軽器材
マスク、フィン、スノーケル

●ウエットスーツ

●重器材
BCJ・レギュレーター

エアを入れるタンクやウエイト・ウエイトベルトのレンタルは、そもそもダイビング料金に含まれている。


こうした器材をレンタルすると割高にはなる。軽器材から重器材までフルレンタルすると、たとえば1日3000〜5000円とか。なので「当面やってもいいなあ」くらいに思えた方は、とりあえず一部だけでも器材を買った方が安くつく。あるいはレンタル無料のところを選んで潜りに行くとかね。


器材を買うコツだが、「一気に全部揃えないこと」。

いやお金があったらそれでもいいんだが(上記全部揃えて10〜15万円程度)、初心者ではどれがいいか、そもそもわからないだろうし。

ということで、ここで買うべき順番を考えてみる。


よくダイビング入門書なんかだと「軽器材から買おう」パターンが多い。

そりゃたしかにシュノーケリングにも使えるし、当然だろう。特に近眼の方だと、度付きマスクを買っておけば随分楽になる。レンタルに無いことも多いし。まあコンタクトレンズ+通常マスクでも大丈夫なのでそのときは。

個人的にお薦めするのは、軽器材より先に(あるいは同時に)ウエットスーツを買うことかな。それも既成品でなくオーダースーツで。オーダースーツは、MIC21だのAQROSだのというダイビング用品量販店で作ってもらう。

ウエットスーツの選び方は、次回詳述する。


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2012年09月07日

マンゴーダイキリ、ニタリ5尾、ジンベイ5尾と鬱再々発。 ――仕事に復帰で一句。

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戻ってきました。

例によって、優雅なリゾートライフにほど遠い体育会ツアーで疲れた。かも。もう仕事始めてるけど、どえらく眠い。なんたって連日朝3時半起床とかだったので。


今回行ったのはとあるアジアのど田舎。具体的にはフィリピンだ。いくつかの離島をアイランドホッピングした。

なんか事件はというと……。行った途端にマグニチュード8クラスの地震に遭ったことかな。まあ前行ったときはリゾートに着くなりスタッフに「今日フィリピン全土に戒厳令が発令されました」とか言われたんで、それよりはマシ。

あとどうやら同姓同名のチンピラがいるようで、入国時と出国時にずいぶん足止めを食らった。

「前腕に入れ墨がありますか?」「ないよ。見たいならここで脱ぐけど、全部。チャララララーン(ここで係員と爆笑)」「ヤクザですか」「ヤクザに見えるかい、俺が」「フィリピンは何度目ですか」とかなんとか。確認に30分くらい掛かった。

ドッペルゲンガーの悪党、死ね。


あとはうーん、そうそう。ある離島でレストランで夜飯食って(食って飲んで約1500円)、その後ヨーロピアンが吹き溜まってるビーチバーに出向いた。現地通貨なんてチップ程度分くらいしか両替してないので「カード使えるか」と聞くと、「(日本円換算で)約1000円以上ならね」との返事。

ところがだいたい酒は1杯150円〜250円くらい。がんばって飲むかとか乗り込んだんだが、なぜか1杯頼むと「ハッピーアワーだから」とか言ってサービスで2杯出て来やがる。レストランでもうそこそこ飲んでるわけで、1000円ハードルが遠いこと遠いこと(笑)。結局遅くまで他の客とダイビング話に耽った。

まあマンゴーダイキリは超絶うまかった。なんたって1杯あたりマンゴー半身使う。だから味と香りがどえらく濃厚。それで値段は200円。日本なら1000円のきどったフルーツカクテル3杯分くらいの量と質。

翌日のダイビングは二日酔いどころか、まだ酔いが残っててベロベロでしたとさ。どんとはれ。


ちなみにダイビングは「平均的には」そこそこ。

そこそこ珊瑚がきれいだけど荒涼と雰囲気が荒れていて、それは違法なダイナマイトフィッシングのせいとか。群れは凄いけど、どれもこれもありきたりな魚種とか。悪くはないけど、よくもない。敢えて言えば、他の東南アジアの国より透明度がややいい(今回最高30m)。全体に正直、他の国のがいいね。


凄かったのはいくつか行った大物ポイントかな。1ダイブでジンベイザメ5尾とか。1ダイブでニタリ(尾長鮫の一種)5尾とか。

ジンベイを見たのは、オスロブという場所。海岸からわずか50mくらい沖合にジンベイが回遊してる奇跡のポイントだ。

なんでそうなったか聞いてみた。

去年2011年、エビ漁師が小舟で夜小エビを岸際で捕っていると、いきなり船が海中からどつかれて驚いた。よく見るとサメがいるので、ますますびびった。でも観察するとジンベイなので安心。試しにエビを放ってやると、ぱくぱく食べる(ジンベエザメはプランクトンフィーダーです)。かわいい。

そうやってサメと漁師は寂しい夜の漁を夜な夜な仲良く過ごす相棒になったわけだが、ある日、試しに昼も撒いてみた。サメは来ない。でも何度か繰り返してるうちに、1匹来るようになった。やがてそれが増え、今では7尾くらい海岸脇をうろちょろしてるというわけ。

それで2011年12月よりダイビングポイントとして開放された経緯がある。


ジンベイは最大7mくらいの中型だったが、太かった。5尾集合は奇跡的だが、経緯からもわかるように餌付けしており「いつでも見られる」雰囲気で、感激というかありがたみは微妙。あれならダイビングでなくジンベイスイムでも大差ないね。


それよりニタリが凄かった。

なんたって外洋深層を流してるサメで、ダイビング中にはめったに出会えない。これが、マラパスクアという離島の近く、明け方に現れる。クリーニングに来ているんだろうと推測されているが、事実は不明。もちろん私も初見だ。

流線型の美しいサメで、長めの胸鰭と、極端に長く伸びた尾鰭のバランスがすばらしい。私が見たのは、最大3メートル。このうち尾鰭が胴体とほぼ同じ長さで1.5mだ。これに直近1mまで寄った。あと同時に2尾とか。人間のことを全く気にせず、優雅に体と長い尾をくねらせながら通り過ぎていった。

くあー幸せー。

サメはどれも美しいね。色違いニタリ雰囲気の虎斑鮫(レオパードシャーク)とか凶悪ジョーズ面のレモンシャークもきれいだよー。



……でまあ、ハッピーにドーパミンだかエンドルフィンだかが出まくって、はっと気付けばいつものデスクに座って仕事してるわけです。あの幸せな日々はいずこ。


まあ冗談抜きに、今回のツアーはメンタルがちょっとダメだった。ちょっとした自分のミスがいつまでも気になりイライラした。鬱がぶり返している。なので連日デジレルだのテシプールだの抗鬱剤を服用した。

日本に帰ってからも3か月くらいは服用を継続するつもり。三度目の鬱病再々発は避けたい。入り口で食い止めないと。毎日死ぬことばかり考えるあの地獄の日々は、もう嫌だ。

今回の鬱傾向だが、やっぱり4月の人事異動だろうなあ原因は。毎度毎度ご苦労なこった。

まあ倒れないように踏ん張る。仕事して家賃と食費、生活費を稼ぐ。そして社会に私の付加価値や税金を還元して、日本経済を復活させる。微力とはいえ。


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2012年08月22日

ツアーのパッキング考 ――「超軽量スーツケース」を巡る冒険 「サムソナイト・コスモライトかリモワ・サルサエアーか検討」編

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スーツケースに関するエントリー。昨日の続き。

昨日は、私がBRIGGS & RILEYのソフトケースをもう20年も愛用していることを書いた。

まったく不満はないのだが、ダイバーとしては年々キツくなる機内預け入れ荷物の重量制限があり、もっと軽いスーツケースに心惹かれている。それに軽い方が楽じゃん、なにするのでも。

もっともブリックス・アンド・ライリーの私の80リッターケースは重量5kg程度と、容量の割には軽いほうだ。


でまあ、調べてみた。

「超軽量スーツケース」として口コミで評判が良く定評があるのは、ポリカーボネイト製のRIMOWA「SALSA AIR」。あとCurv製(カーヴと言ってるけど、積層ポリプロピレンらしい)のSAMSONITE「COSMOLITE SPINNER」。

リモワのサルサエアーは、84リッターの製品でカタログ重量3.2kg。サムソナイトのコスモライト・スピナーは、88リッターの製品で、3.4kg。

これらのどちらかを選べば、ブリッグス&ライリーより1.5kgばかり軽くなるので、なにかと便利ではある。


――どちらを選ぶか。

外装の機能性はほぼ同じ。ブリッグス・アンド・ライリーのような容量拡張機能がどちらにもないのがちょっと嫌かな。

内装の機能性は、より細かなコンパートメントがあるリモワのほうが、やや高い。――とはいっても、これは出張などには便利だろうが、ダイビングツアーの場合、余計なコンパートメントはむしろ邪魔。ないほうがいい。

というのも、着替えやバス用品・薬やACアダプター等電機小物など、それぞれを下記のような小分けケースに収めてスーツケースに収納するのがとにかく便利だから。その際、変にスーツケース自体にコンパートメントなどあると、なにかと邪魔なのだ。


それにデザイン。これはアバンギャルドなコスモライトのほうが、圧倒的に好み。

ブリッグス・アンド・ライリーは容量拡張機能があるが、サルサエアーにもコスモライトにもない。なら大きめのほうが無難だろう。その意味でも5%容量が大きなコスモライトがいい。


――というわけで、コスモライトスピナーの88リッターだな。

次はカラー選択。黒・銀・赤・オレンジ・青の5色。ダイバーとしては目立つ色がクルーズからホテル、空港のバゲッジクレームまですべて便利だから、オレンジかな。それかビジネスでも使うことを考えると、黒。きっと悩んだ末に黒にするだろうなあ、私。


というわけで、結論は出た。今の気持ちとしては20年連れ添ってきたブリッグズ・アンド・ライリーを使い潰すつもりだけど、今後エアの重量規制がもっと厳しくなったら、きっと乗り換えるだろうな。


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2012年08月21日

ツアーのパッキング考 ――「超軽量スーツケース」を巡る冒険 「現状考察」編

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ダイビングなどでツアーに出る場合、私が使うのはスーツケースだ。

使っているのはBRIGGS & RILEYのソフトケースのいちばんデカい奴(80リッター)。

80リッターは通常7日間から10日間程度の旅行向きとされる。私が使うのは、主として7日〜半月程度のダイビングツアー。着替えなどは最小限に絞るのだがダイビング器材や現地での仕事用にパソコン詰め込んだりがあり、このケースでちょうどいいくらい。

本品は中にもちろんスーツ収納スペースなどもあるので、出張にも愛用している。


私が買ったのは、もう20年も前。ブリッグス&ライリー創業後すぐ日本で発売された時に買った品だ。すでに型落ちだが、現行品で近いものを選ぶと、ベースラインシリーズのU128CXかな。

U128CXも日本では取り扱いがないようだから、ブリッグス・アンド・ライリー製のもう少し小さなサイズの製品と、あと米国アマゾンのリンクを貼っておく。


本品はとても気に入っている。

ソフトケースなので、中身が多少出っ張ろうが変形して収納できる。ファスナーにより25%程度中身を拡張できる「expansion-compression system」を持つので、旅行先で荷物が増えても簡単に対応できる。

さらにソフトケースとはいえ防弾チョッキに使われるバリスターナイロン製なので、頑丈。20年酷使してパンパンに荷物を詰め、あちこちのど田舎空港で手荒くたたき落とされたりの扱いを受けても、壊れたり破れたりファスナーが死んだりしていない。

また、フレームがしっかりしているので、上に座ってもビクともしない。アクシデントに伴う空港での長い列も座ってりゃいいんで楽だ。

しかもここが重要なのだが、ソフトケースだけに開口部が中央でなくサイドの脇にある。つまり「真ん中からパックリ」ではなく、「深いスーツケースの蓋を開ける」感覚なのだ。このため、荷物を詰めた時にケースを開け閉めするのがすごく気軽だし中身がこぼれたりもしない。


これほど素晴らしいスーツケースはないと信じる。ただ個人的にやや課題なのが、重量。5kgくらいだから、80リッターのスーツケースとしては軽いほうだろう。

ただ多くの航空会社で、エコノミーの預け入れ荷物制限は20kg〜25kg程度。これに対し、ダイバーの荷物は重い。

いくら工夫しても、23kgに収まればいいほう。制限が25kgくらいでないと、けっこう辛い。今はもう、自宅でラゲッジチェッカーで重量を計り、そのときの航空会社の規定を超えていればレギュレーターなど「重いがかさばらない」ものを機内持込み手荷物に移動してしのいでいる。


特に問題なのが、近年の制限強化。空港職員の健康管理上の問題から、どんどん制限がきつくなってきている。


――なので、スーツケースの重さ自体、1kgでも軽くしたい気分なわけだ。それに女性とかだったら重量制限以前に、軽いスーツケースの方が楽だしね。

というわけで、さっそく超軽量スーツケースの実態を調べてみた。例によって長くなったので、結果は次回に。


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2012年08月06日

「失敗せず一生楽しい」スキューバダイビング入門2 ――「ライセンス取得直後の重大ポイント」初心者ダイビング編

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この間から、スキューバダイビング入門指南のエントリーを上げている。初回の前回は、まずライセンスの取り方について書いた。

今回は、ライセンスを取った直後「なにをすべき」か。いやここが「その後、ダイビングをずっと続けられるか」、けっこうな分岐点になるんだよね。

というのも取得後、最初の1年くらいは、意識して多めに潜った方がいいんだ。


いやつまりライセンスを取ったとしても、それはいわば車の免許を手に入れただけのこと。ドライバーだって「ペーパードライバー」っているじゃん。免許はあるけど知識も技術もすっかり忘れちゃって、もう運転自体が恐怖という。

――ダイビングでもそうなっちゃう可能性がある。特に最初にある程度潜らないと、そうなりがち。車よりはるかに「日常生活で使う必要がない」ものだけに、ちょっとでもおっくうになっちゃうと、そのまま放置趣味状態になっちゃいがちなんだよね。

なので、取得後1年、8本〜10本程度は潜りたい。日帰り2本×4〜5回でいいので。というかピンピンの初心者だと数日連続で潜ること自体で疲れるので、むしろ日帰りくらいのがいいかも。


そのやり方。

自宅近所でライセンスを取った方などは、そのサービスに頼むのがいちばん楽。東京のサービスなら、日帰りで伊豆まで車で送迎してもらってタンク2本分(2回)潜って戻って、だいたいビーチダイブで2万円しないくらい。ボートダイブで2万5000円とか。いずれも機材を全て借りて、つまりフルレンタル無料でだね。

もう少し安く抑えるには、現地サービスを使う。要するにダイビングポイント近くにある地場のダイビングサービスだね。こちらだと2ビーチで1万5000円しないくらい。そのかわりレンタル料金が掛かることが多いはず。レンタル料金がだいたい5000円くらいかな。

ただしもちろん現地サービスを使えば、そこまでの交通費は自腹だ。ただこれ、要は伊豆にドライブで遊びに行く「ついでに」潜っちゃえばいいんで、それなりに楽しい。たとえば初日頑張って早起きして潜ってから一泊し、翌日は朝寝してまったりゴロゴロ温泉楽しんでから東京に戻るとかね。いやなにも温泉旅館に泊まらなくても激安民宿ないしペンション泊+高級旅館の温泉借りてもいいわけだし。


私のように海外でライセンスを取った人などは、日本に戻るとそのつながりが切れてしまうので、「どこで潜ったらいいか」「どこに頼んだらいいか」「どのように機材を揃えればいいか」まったくわからなくなってしまう。そのまま止めちゃう人がいるくらい。とにかく上記のように探してツアーに行こう。あるいは後述のように沖縄や海外でもいい。

どこに頼むにせよ初心者であることや経験本数を伝えれば、きちんとそのレベルに合ったコースをていねいにガイドしながら辿ってくれるので安心だ。

たとえば「伊豆 ダイビング」とかで検索するとあっというまに大量のサービスがヒットするので、気に入った所を選べばいい。

ちなみに東京の初心者が伊豆に行くとしたら、私のオススメは東伊豆の富戸だ。東京から近いので道程で疲れないし、湾の方角の関係で荒れたりうねったりが少ない。エントリーやエグジットは動線がしっかり考えられ設備がしっかりしているので、初心者でも楽。とはいえまあどこも初心者でも大きな問題はないので、安心してほしいが。


現地サービスとはどんな感じか参考までに、ひとつだけサービスを紹介する。それは私が初心者のうちにずいぶんお世話になった富戸の現地サービス「城ヶ崎インディーズ」だ。

私がここを使い始めたのは安かったから。たとえば今キャンペーン中で、初心者なら2本潜って9500円。20本以上の人でも1万1000円とか。安い。私がお世話になっていた頃は、1泊2日のペンション泊付き4本潜って晩飯は飲み放題チャモロバーベキューパーティー付きで激安だったり。1泊すると日帰りよりはずいぶん楽だった覚えが。それにサービスが富戸湾のダイビングエントリー口に近いので、なにかと楽。


さて伊豆伊豆書いたけど、「それじゃつまらない。海がきれいな沖縄や海外がいい」という人もいるだろう。あるいは「ライセンス取ったのが真夏だから、その後行くなら自動的に沖縄や海外になる」という人も。

もちろんそれでもいい。こちらの利点は、すべて旅行代理店が組んでくれるので、まったく悩む必要がない点。足から宿からダイビングサービスまで含まれている。もちろんおおむねそうしたサービスは初心者の扱いにも慣れているので安心。フルレンタル無料もよくある。

ただ、海外はガイドがいい加減で初心者にあまり目配せしなかったり、そもそも初心者向けではない地域もある。できるなら沖縄のほうが無難。海外に行くなら、日本人客主体のサービスでガイドも日本人のところを、初心者には特に推奨。

おおむね日本人ガイドのほうが安全に配慮する上に熱心に魚を教えてくれたりするので、そこらの魚の名称すら知らない初心者のうちは絶対楽しめる。

海外や沖縄で初心者が潜るときの注意点だが、たとえば5日間ツアーだと中3日潜ったりするわけだ。1日3本潜れば9本になる。多く感じるかもしれないが、途中疲れたら、その回(ないしその日)は潜るの止めればいいだけの話だし。変にがっついて「全部潜る」とか息巻かないこと。


■注意点

船酔い・車酔いする人は、必ず朝酔い止めを飲んでおくこと。また酔わない人も必ず持って行こう。たとえば沖縄で外洋の離島に向かうときなんか、どえらく船が揺れることがある。たとえ平気な人でも、揺れだしたらすぐに飲むこと。酔い止め「1錠100えん」で、何万円もするツアーを台無しにせずに済む。

酔い止め薬の推奨は「アネロン・ニスキャップ」。強力なので、ダイバーの多くはこいつを愛用。


さて、こうして最初の1年で数回潜って(ライセンス取得まで含めた通算経験本数10数本程度)、なんとなくダイビングが性に合い続けたい感じだったら、次は機材を徐々に揃える。レンタルずっとだと高く付くしねー。その件は次の機会に。それとも初心者ならではの「不安ポイント」の解消法のほうを先に書くかな。。。。


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