どうも!yoshiです。
今日は私が昔から好きなバンド amazarashiのライブに行ってきました。何度か足を運んでいるのですが、今回は個人的に過去最高のライブだったのでライブリポートも兼ねて記事を書いていこうと思います。 (記憶が曖昧なところがありますので、ご容赦ください) 東京以外のライブに行こうとしている方は
ネタバレになってしまうかもしれませんので、これからライブを控えている人は
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【amazarashi-虚無病】




まず始まりは声を変えた宗教家がスクリーンに現れ涅槃原則を説くことから始まります。 正直流石と言ったところでしょうか 笑 いくら宗教的な面では寛容な日本だと言ってもこれをライブの冒頭に持ってくる勇気は中々出来ないと思います。 その後、世間では虚無病が蔓延し、人間社会の崩壊を描いていきます。 因みにこの物語は全て秋田ひろむ氏の朗読でライブは幕を開けています。 朗読を取り入れているバンドは恐らくamazarashiだけなのではないでしょうか?この独特の世界観にがっつり心惹かれました。 そして物語は三人の人にフォーカスします。 サラ、ヒカル、ナツキの三人です。彼らは崩壊した世界でなんとか生き永らえている状態です。ここから3Dポリゴンの何処か無機質なCGで描かれた三人がスクリーンに現れます。 そんな彼らの食料が尽きそうなので隣町のM市に行くことを決意します。 そして今回のライブの主題であり、12日に発売したアルバムのタイトル曲でもある虚無病にてライブはスタート。 しかしなんとも面白い始まり方でした。 まるで映画の様な構成です。彼らは今後のライブの形を大きく変えるアーティストになるかもしれませんね。 そして季節は次々死んでいく→タクシードライバー→光、再考と続きます。 冒頭の朗読があったせいか、歌詞が凄い頭に入ってきました。 サイドストーリー的な位置付けなのでしょうか?曲と曲のつながりが自然だっただのもあります。 そして虚無病第2章。 虚無病を発症したナツキの父を彼ら三人は穴に埋めて殺します。 そしてそこから流れる穴を掘っている 素晴らしいの一言。とにかく圧巻です。 秋田ひろむ氏もインタビューでも語っていましたが、"人生は自分の墓穴を掘っているようなものだっていうイメージがずっとあって、それを歌にしました。穴を掘っていて、頑張ったり頑張らなかったりして歪な形になったりして、でもそれは結局自分に似合った形になってしまって、死後それにぴったり収まってしまうっていう感覚です。と語っています。"引用元URL(
http://natalie.mu/music/pp/amazarashi08/page/2) ここで出てくる親父は殺した父のことを指しているように感じました。確かに「悪人も天国に行けるぜ」や「絶望を連れてくるのは希望」などの発言は虚無病発症した人というなら納得です。 そしてその後は吐きそうだ→ジュブナイル→ヨクトと続きます。 前半の鬱屈としていた雰囲気がだいぶ和らいできましたが、全体的に重い曲が続きます。 ですが、虚無的な曲だけでなく希望を持たせる楽曲(ジュブナイルなど)も含んでおり、このライブのテーマが垣間見えます。 物語は第3章へ行きます。 南下していた三人は休憩を取っていましたが、涅槃原則の信者達と遭遇します。 彼らはラジオやラブソングを大音量で流して登場します。 そして彼らはバットを振りかぶりサラを殺します。 それを呆然と見つめるナツキとヒカル。 彼ら曰く彼女は救ったとのこと。 その凄惨な光景を見たせいかヒカルは虚無病を発症してしまいます。 残ったナツキとヒカルも涅槃原則の二人に連れて行かれてしまいます。 この展開には驚きました。おまけ程度に考えていた物語は続きがきになる展開へと発展するとは思わなかったので 笑 正にこの行動は社会の規範の崩壊(アノミー)を示していますそしてバッラウンドで流れるアノミーのイントロのピアノアレンジver。 鳥肌が止まらなかったです。元々アノミーはamazarashiの曲の中で一番好きだったので、やっとライブで聴けたと感動しました。 その後は性善説→冷凍睡眠→カルマと続きます。 ラジオのパーソナリティの表現やラブソングの表現があったのでカルマとラブソングは流れるかなと思ったのですがラブソングは流れませんでした。 この第3章ではかなり私たちに問題提起を示している章に感じました。 そして第4章
彼らは捕まりヒカルも虚無病を発症し絶望的な状況下でナツキは苦しみます。 涅槃原則では虚無病発症者は解脱者と呼ばれ研究されています。 虚無病はインターネットやラジオなどのメディアから発せられた何かの言葉によって発症すると言われている様です。 ナツキは監禁されそこでサラの死んだ状況で流れていたラブソングを大音量で聞かされ気が狂いそうになります。 そんな時にヒカルが手を差し伸べます。 ここから逃げようーと。 そしてながれる逃避行!! 今回のライブは何回鳥肌がたったかわかりませんがここの展開にはしびれました。 本当に物語の進行と曲をうまく組み合わせたと思います。やはりamazarashiはライブを見ないとダメですね! ここから楽曲も希望に溢れた曲が増えます。多数決→夜の歌→つじつま合わせに生まれた僕等と。 彼らのアルバムは毎回問題提起から始まり、崩壊破壊からの再生を描いています。 その流れがこのライブでもよく表れています。 そして物語は第5章へ 逃げることを決意した二人でしたがそこに立ちはだかるサラを殺した信者。ナツキは腰が引けますがヒカルは毅然と彼に向かい走ります。 信者がバットを振り下ろすより先にヒカルは信者の腹部に突進します。 彼からバットを奪うナツキ。しかし信者は不敵な笑みを浮かべます。 お前に俺が殺せるのか?とナツキを煽ります。 しかしナツキはバットを振り下ろし、信者の頭を砕きます。 それを横目に外に止めてあった街宣車に乗り、ヒカルとともに逃げ出します。 そして彼らはサラのよく言っていた言葉、生きる理由なんて満腹の人間が考えるものなんだよなどの皮肉屋の彼女らしい言葉を思い出し泣きながらも未来へと向かいます。 そしてながれる僕が死のうと思ったのは いやぁ凄いなーとまるで映画のエンディングの様な展開です。 ライブというよりも良い映画を一本見た気分になりました。 amazarashiの曲でも"古いSF映画"や"エンディングテーマ"など、映画の表現がちらほら出ていたので、今回のようなライブはいつかやろうと昔から考えていたかもしれませんね。 さて、ライブも終わりかと、、感慨深いものを感じましたが最後に 「幕張メッセありがとう最後の曲になります。」 と秋田さんの声が!そして流れるスターライト!慌てて席に戻る人がいてちょっと面白かったです 笑
今回のライブのセットリスト

<虚無病 第一章>
1.虚無病
2.季節は次々死んでいく
3.タクシードライバー
4.光、再考

<虚無病第二章>
5.穴を掘っている
6.吐きそうだ
7.ジュブナイル
8.ヨクト

<虚無病第三章>
9.アノミー
10.性善説
11.冷凍睡眠
12.カルマ

<虚無病第四章>
13.逃避行
14.多数決
15.夜の歌
16.つじつま合わせに生まれた僕等

<虚無病第五章>
17.僕が死のうと思ったのは

<エンディングロール>
18.スターライト


<総評> 今回のライブは彼らがamazarashiとして活動してきた集大成を感じました。 これまでの彼らの音楽活動はやはり芯がぶれていないことが証明されたと思います。 良いことばかりじゃない人生にただ単に希望を歌っても誰の心にも響きません。 やはり希望を伝えるためには絶望を描くべきなのです。 彼らの曲は「バンドの結束理由である日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝しだが“それでも”というところを歌いたい」と言っている様に昔から一貫してアンチニヒリズム(反虚無主義)を歌にしてきました。 そんな彼らを象徴する虚無を題材にした今回のライブ虚無病。 今までの彼らの楽曲が上手く絡み合い音楽という枠を超えた表現手法で私たちに希望を提示してくれたことを嬉しく思います。amazarashiはやはり最高のバンドであることが私の中で証明されました。 さてかなり長々と書いてしまいましたが如何だったでしょうか? 本日の記事は以上になります。ご視聴ありがとうございました!