月刊『江戸楽』編集部 Blog

月刊「江戸楽」編集部より、
粋でいなせな情報をお届けします!

 取材を通じて知り合った蕎麦研究家の方と、武蔵野うどんを食べに出かけました。蕎麦ではなく、あえてのうどんです。おそらく各地の蕎麦を食べ歩いてこられたであろう御仁ゆえ、お連れするなら我が郷土の「武蔵野うどん」を味わっていただきたいと思った次第。ご本人も麺文化全般に強い関心をお持ちで、以前から武蔵野うどんの名店の評判を耳にし、一度訪ねてみたいと思っていたそうです。
 鬼平の「一本うどん」ほどではないにせよ、一本ずつが太く重く、噛みごたえがあり、私は箸で一本ずつ手繰りながらいただいています。今日は肉汁うどんをいただきました。
 食後は武蔵野うどんのルーツを辿る半日散歩へ。東久留米市柳窪の天神社には、この地域で柳久保小麦が栽培されていたことを示す解説板が立っていました。柳久保小麦は一旦途絶えましたが、近年、復活して江戸東京野菜として認定されています。一帯は雑木林と湧水に囲まれた武蔵野の面影を色濃く残すエリアで、腹ごなしのお散歩にぴったりでした。
 次に訪れた小平ふるさと村では、江戸期の古民家や、水車、石臼、五穀(米、小麦、アワ、キビ、ヒエ)など武蔵野うどんに関連した展示を見ることもできました。
 噛めば噛むほど味が出る武蔵野うどんのごとく、食文化の探究もまた、発見や疑問、学びが尽きることなく、興味は深まるばかりです。(編集部・O)

IMG_0892

IMG_0894


サイト公開のお知らせです。

一つ目は、4月中旬に中央区商工観光課のホームページで公開された「中央区の伝統工芸」。中央区に息づく伝統工芸の職人たちを紹介するページです。高層ビルが立ち並ぶ東京の中心にありながら、ひとたび路地へ入れば、三味線、つづら、表具、組紐などの職人たちが日々黙々と技を磨いています。編集部も中央区に事務所があるため、“地元”の魅力を紹介する機会をいただけて嬉しいです。

日英両言語でご覧いただけます。

https://www.city.chuo.lg.jp/a0016/shoukou/denntoukougei.html

もう一つは、4月末に完成し、このたび公開した英語サイトです。当社が制作を手がけ、昨年末に訪日外国人向けに創刊した英語の雑誌 『THEREFORE, JAPAN 』の内容をウェブでも楽しめるようにしたものです。江戸の商法を革新した商人・三井高利や、新一万円札の肖像である渋沢栄一、薩摩武士が闊歩した鹿児島の武家屋敷群など、日本人でも意外と知らない奥深い日本の魅力を発信しています。

https://a-r-t.co.jp/thereforejapan/wp/

(編集部・O)

先日、某ツアーを取材しました。こちらの写真はツアー中の一枚。日本橋の上から、川の中に設置された工事現場を見て、あるクイズが出されました。

ネタバレを控えたいのと、詳しくは江戸楽の次号をご覧いただきたいので当ブログでは詳しく書きませんが、この写真を見返して思ったのは、「失われる景色を今のうちに見ておくツアー」というのがあったら興味深いかもと思いました。

川の上に架かる高速道路は撤去が予定されています。日本橋の上の青空を取り戻したいという人々の願いが通じたわけですが、この高速道路は1969年の東京オリンピックに間に合わせるために急ピッチで造られたもの。昭和を生きた先人たちの猛烈な仕事ぶりには、改めて驚かされます。これはこれで「昭和遺産」としての価値があるように思えますので、今のうちによく見て、記録にとっておきたいですね。
今回のツアーはまた別のテーマだったのですが、失われる予定の景色を見ておく、という視点で東京の街を眺めると、街歩きがまた趣深いものになりそうです。(編集部・O)

IMG_0367

姉妹誌「九州王国プレミアム」で紹介されていた、京橋のアーティゾンミュージアムに行ってきました。ブリヂストン美術館を改めリニューアルオープンしてから今年で10年とのこと。なぜ九州の雑誌に?と思われるかもしれませんが、あちらのほうがブリヂストン創業者の故郷(久留米)ですから、いわば本家本元。
 今回訪ねた企画展は、モネです。木漏れ日の美しさ、初夏の爽やかな風が感じられる海辺など、睡蓮だけではないモネの多面的な魅力に引き込まれました。同時代の画家の作品もいくつかあり、それらを見比べることができるのも良かったです。
 訪れたのは金曜の夜。金曜は社会人のために夜延長して開館されています。勤め帰りであろう大人たちがたくさん来ていました。「混雑は嫌だなぁ」と感じたかといえば、実はそうでもなく、むしろ忙しい時間の合間を縫って美術に触れたいと願う大人たちがたくさんいることに、日本もまだまだ捨てたものじゃないと嬉しく思いました(←なぜか憂国の士気取り)
(編集部・O)

IMG_0308

IMG_0251

IMG_0253



しぞーかおでん。静岡おでんのことを、地元の方は愛着を込めてこのように呼ぶそうです。
静岡おでんが名物の乃だやさんに行きました。静岡では創業70年を超える老舗で、銀座にもお店を出されています。
静岡おでんは甘めの味噌味で、だし粉をかけていただくと味わいがさらに深まります。こちらのお店では関東のおでんも提供しており、食べ比べもできるのが嬉しいところ。お好みは様々ですが、やっぱりせっかく来たからにはと、私は静岡おでんを多めにいただきました。
もう一つのお楽しみが、今が旬の桜エビ。かき揚げや生で存分に堪能しました。店主の野田さんは静岡出身で、駿河湾でとれる桜エビについていろいろなお話を伺いました。海岸からすぐに深い海となる駿河湾の地形が、深海に生息する桜エビ発見の要因となったそうです。
今度静岡駅を訪れた際は、本店にもお邪魔したいと思います!(編集部・O)


IMG_0121

IMG_0112



4月号は新年度のはじまりに相応しいテーマ「通勤」です。
前半では江戸時代の武士が通勤時の様子を書き記した日記や、近代の通勤の形変遷を紹介。後半ではデータやマップから読み解ける現代の通勤模様や、鉄道・船・自転車など様々な通勤の形について紹介します。
4月から新しい通勤通学ルートになったという方も多いことでしょう。歴史にいを馳せ、スマホ…でなく江戸楽を読みながら通勤してみませんか。(編集部・O)


IMG_0085

沖縄の取材先で、琉球王国の歴史を解説した上下2巻の本を頂きました。
内容はとても詳しく、ビジュアルも豊富で、ふりがなもたくさん付いており、中学や高校の副読本のようで読みやすいです。


琉球王国は約450年続いたといい、江戸幕府の260年を上回る長さです。
考えてみれば、朝鮮王朝もおよそ500年続きました。
北海道(蝦夷地)も、明治国家に組み込まれる以前、アイヌの人々が長く独自の文化と暮らしを守ってきました。


江戸幕府を終わらせ、さらには近隣地域の長い歴史をも終わらせた明治国家。
今、北海道の歴史についても並行して取材を進めていますが、歴史を多面的に、そしてグローバルな視点から俯瞰することの大切さをあらためて感じています。(編集部・O)

IMG_9588

↑このページのトップヘ