月刊『江戸楽』編集部 Blog

月刊「江戸楽」編集部より、
粋でいなせな情報をお届けします!

鈴廣かまぼこ浅草店でネギ入りの「焼きたてちくわ」をいただきました。
アツアツをハフハフしながらかぶり付きます。
磯の香りがほんのりと鼻先に。
カマトト女じゃないですが、練り物ってお魚なんだなあ、と改めて感じました。
店頭に座るところがあるので、箱根ビールとセットでどうぞ。

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お次は雷門満留賀さんへ(まだ食べる気)。
メニューも見ずに「かき南ばん!」とお店の人に告げました。
編集部のKさんが取材し、とても美味しかったと聞いていたので、ソ連江戸楽支部の書記長を勝手に自任する私としては(杉浦日向子さんゴメンナサイ)、浅草を訪れる時の重要なミッションだったわけです。

そしていただきました。
プリップリの牡蠣がいくつも入っていて、その出汁がつゆにしみこんで絶品!
この時季限定とのことなので、皆さん、急いでください!

門満留賀かき南ばん1













雷門満留賀かき南ばん2

銀座木村家さんが、銀座越後屋さんとコラボレーションして、巾着袋を作られました。
明治・大正時代、キムラヤの火消装束や半纏に使われたオリジナルの菱形模様がデザインされています。
よく見ると「キムラヤ」というカタカナが隠れているんですよ。
伝統的な柄だけど、スタイリッシュで、かっこいいですね。
(※あんぱんは、置いてみただけです。実際は付いていませんのでお間違いなく)
2017年2月14日銀座木村家きんちゃく02-s


『江戸楽』のデザイナーさんが、モロッコ旅行のおみやげを買ってきてくれました。
タイルで造られたコースターです。
とても素敵ですね!
モロッコらしいデザインです(…適当なこと言ってすみません、でもモロッコってこんなイメージですよね)。
外国のデザインなのに、不思議と「和」の雰囲気も感じられて。
殺風景(人によっては乱雑)なオフィスのデスクの上が、華やかになりそうです。

モロッコおみやげ1















こちらが、デザイナーさんが撮影したモロッコの写真です。
きれい!青い!
カレンダーのようです(…またまたベタな印象ですみません)

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素敵なデザインにインスパイアされて、デザイナーさんも『江戸楽』誌面、より一層洒落たデザインを作ってくれることでしょう!



おや?これはなんでしょう?
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そうです、イチゴ大福です(社長が買ってきてくれました!やった!!)
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ふたを開けた瞬間に方々から手が伸び、あっという間に残り二つに。
こちらは、日本橋の榮太樓總本鋪さんのもの。
大福もイチゴも大きくて、食べ応えがあります。

そういえば、昨日は節分でしたね。
編集部でも毎年恒例の豆まきをしました。
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皆で手に持って、思う存分投げた後は、拾って食べます。

節分を越え、旧暦では今日から春。
とはいえ、まだまだ風が冷たい
春が待ち遠しいです。

紀尾井ホールへ「江戸邦楽の風景 奥女中」を聴きに行きました。
毎回ひとつのテーマを決めてそれにまつわる解説と邦楽を聴く催しで、今回で15回目とのこと。
「浅草」「神田」など地域をテーマにすることもあれば、「奥女中」のように江戸の制度や習俗を取り上げる時もあります。

はじめに演劇評論家の渡辺保さんが、奥女中の制度と今回の曲目について解説。
その後、長唄、義太夫、清元と3曲が演奏されました。
私はこの仕事を始めるまでは邦楽のことは何も知らず、長唄、義太夫、清元の違いもさっぱりわからなかったのですが、こうして聴き比べることで、ようやく少しずつわかってきました。
たとえば一口に「洋楽」と言っても、ロックとフォークとジャズが違うようなものなのかもしれません(この例えが合っているのかどうかもわかりませんが・・・)

義太夫は「加々見山旧錦絵(ががみやまこきょうのにしきえ)」の「鶴が岡草履打の段」が演奏されたのですが、このストーリーがすごかったです。
歌舞伎でも同内容の芝居があるそうなので、有名なお話なのかもしれませんが、私は初めて知りました。

簡単に言うと、お局様が後輩の奥女中をいじめる話。


20170202紀尾井ホール
















解説パンフレットには詞章も書き起こされています。
それをもっと現代語っぽく書くと、以下のような内容になります。
(※注)江戸楽編集部Oの妄想語訳です

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岩藤(お局の女中)「オホホホ、尾上さん、あなたの出身は金持ちと言っても所詮は町人よね。どう?こんなこと言われて悔しい?」

尾上(いじめられている女中)「おっしゃる通り私の親がお屋敷に出入りしている縁で、私もこのような重要なご奉公をさせていただき、ありがたく思っております。根が町人の私のことですから、何かしらとふつつかなことばかりでしょう。岩藤様、ご指導お願いいたします」

岩藤「ふん、町人の娘だから足りないことを指導してくれなんて、まあベラベラと口数の多いこと。ついでに言っとくけど、あなたの親はお屋敷のお金に関する御用を勤めてるそうね。その高慢さが鼻の先にぶらついて、顔に表れてるわ。その金持ち顔、やめてくれない?ところであなた、お屋敷に奉公する役目なら、女でも盗人を追い払うくらいはしないといけないけど、あなたは薙刀の心得はあるの?誰について稽古したの?お師匠は誰?ねえねえ尾上さん、ちょっとあなた、私ばかり喋ってるけど、聞いてんの?なんとか言いなさいよ!」

尾上「恥ずかしながら、薙刀は・・・」

岩藤「あら、できないの?オホホホ、ねえ、皆さん聞いた?重要な役目を勤めなておきながら、薙刀もできないんですって。それこそ盗人じゃないの(笑)この給料泥棒!」

(尾上は耐えて、歯を食いしばる)

岩藤「あーら、泣くの?悔しいの?あなたさっき、足りないことがあれば指導してくれと言ったわよね?じゃあ教えたげる」

(岩藤は立ち上がり、扇で尾上を叩こうとするが、尾上は身をかわす)
(手向かうとは生意気な、と岩藤は小刀を抜く)
(尾上もさすがにキレかかって自分も小刀を抜こうとするが、恩あるご主人や、残された親たちの嘆きを考えて、グッと我慢)

岩藤「あら、何も言わないの?この岩藤が怖いのね?(笑)あー、もうやめたやめた、さあ帰ろ帰ろ。あなたに関わってたら、足袋も草履も砂まみれになっちゃったわ。ねえ尾上さん、この草履の汚れ、拭いてくださらない?」

尾上「え、私に?」

岩藤「そうよ(フフン)」

尾上「ひええええ」(ブルブル)

岩藤「いやなの?」

尾上「そんなこと言われても…」

岩藤「さあ、拭いてちょうだい」

(岩藤、尾上に草履を拭けと言ったが拭かないので、脱いだ草履を手に取って尾上の頭をバシバシ打つ)
(周りの奥女中たち、あまりに尾上が可哀想で、ざわつく)

尾上「皆さん、お静かに。岩藤様はこの私を指導してくださるために叩かれたのです。母上様の折檻だと思って、ありがたく思います。岩藤様、産みの親さえも及ばないご意見、本当にありがとうございます。これからは武芸にも励み、ご奉公いたします。どうかこのお草履は、私の教訓のために、くださらないでしょうか」

岩藤「ふん、よくもまあ我慢強いこと。ま、意見した甲斐があったということね(笑)以後しっかり勤めなさい。さ、帰ろ帰ろ」

(岩藤、立ち去る)
(尾上、突っ伏してワッと泣く)
(女中たち、尾上に駆け寄り、)

女中たち「岩藤様はいつものこと。尾上様、お腹立ちでしょうが、どうか気になさらず、お屋敷へ帰りましょう」

尾上「ウワーン、ウワーン」

(女中たち、尾上を抱えながら連れて帰る)

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というお話ですが、いかがでしょうか。
現代にも通じる普遍的なお話ですね。
伝統芸能の新たな魅力を感じた一日となりました。

本日『江戸楽』2月号発売になりましたが、
電子版が「JTBのたびたのたね」というサイトで購入することが可能です。

ツイッターでもご紹介いただきました
https://twitter.com/tabitane/status/822237259139346433
特集のみでも購入可能なので、ぜひお読みください !

今月号の特集は、「伝統芸能〜次代を担う若手たち〜」。
2017年2月号























表紙にご登場いただいたのは、次の時代の歌舞伎界を担う
中村歌昇さん、種之助さんご兄弟。
凜とした瞳に、未来が輝いています。

その他にも、
宝生流能楽師 和久荘太郞さん 
落語家 林家つる子さん
講談師 神田蘭さん
にご登場いただき、伝統芸能の世界に入った経緯や苦しい修行時代、
これからの伝統芸能の継承についてなどお話を伺いました。

歴史を受け継ぐだけでなく、新しい形を模索する彼ら。
伝統芸能を受け継ぐことの意味を「若手」の思いから改めて感じる特集です。
ぜひ、江戸楽加盟店、書店で手にとってみてください。 

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