月刊『江戸楽』編集部 Blog

月刊「江戸楽」編集部より、
粋でいなせな情報をお届けします!

先日、京都、大阪へ取材に行きました。
ちょうど紅葉の見頃で、聞くところによると、インバウンド回復もあいまって京都の中心部は人でごったがえしていたそうですが、私が訪ねた伏見や宇治は比較的のんびりと歩くことができました。

宇治橋のそばを歩いていると、謎の大きな物体。
鳥の巣…?

あとで調べて見ると、これが「ヤドリギ(宿木)」だそうです。言葉では知っていましたが、初めて見ました。
他の木に寄生しながら生きる植物だそう。
可愛らしい形をしていますね。
青空に浮かんでいると、まるでマグリットの絵のよう。

出張はいつもの通勤ルートとは違い、初めて歩く道ばかり。様々な「初めて」に出合うので楽しいです。
(編集部・O)

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江戸楽百選会のお店に置かれている招き猫です。
どちらのお店でしょうか?
ヒントはこの写真の中に隠されています。
もう一つヒントを言えば、この写真から「店名」が導き出されると思います。
答えは1月号の江戸楽の連載「名店帖」のページをご覧ください。

ということで、編集部では常に時代を先取りし、早くも来年の号を制作中です。
…と書くと格好良いのですが、実際は年末進行でてんてこ舞い。時代を追いかけながら時間に追われています。
(編集部・O)

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10月29日、国立劇場の閉場記念式典に行ってきました。
建物の老朽化に伴い、現在の建物(初代国立劇場)は取り壊し、数年後に新しい建物が立つ予定です。
初代劇場は正倉院の校倉造りを模したと言われる重厚な建物で、取り壊すのは惜しいですが、安全には替えられません。
江戸楽でも以前、「劇場の裏側」という特集を組み、劇場の隅々まで見せていただきました。奈落、せり、大道具の作業場、楽屋…。本当に貴重な体験をさせていただきました。記者冥利に尽きる取材でした。
ありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。
(編集部・O)

2023-10-29 13-39-48

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先日、東海道の宿場町が集まるシンポジウムに参加してきました。
持ち回りで開催されており、今年は川崎宿が成立してから400年となるのを記念して川崎で開催されました。

それぞれの宿場町から、揃いの半纏を来て町おこしに取り組む皆さんが参加。
会場には各宿場のバナーが掲げられています。

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江戸楽は9月号で川崎宿400年の記念特集を制作しました。左がその本誌で、右が特集のみを抜き刷りした冊子です。この冊子は様々なところで配布されていますが、シンポジウムの資料としても参加者に配られました。
こういう形で活用していただけて嬉しいです。


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シンポジウムでは川崎宿についての解説や、各地の取り組みが報告されました。
最後はみんなで、楽しくおむすび音頭。

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東海道沿いには念願の中間灯も完成していました!
10月初旬に披露された、出来立てホヤホヤです。
川崎宿は震災や戦争で焼けて、昔の面影を残すものがほとんどありません。一見なんてことのないように見えるこの道路が、実は東海道であることを、地元の人でさえ知らない人が多かったそうです。
「東海道川崎宿」と電灯一本一本に明示したこの中間灯の設置は、町おこしに取り組む人たちの念願でした。
夜は行灯のような風情となるようです。


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東海道沿いにある「東海道かわさき宿交流館」では江戸楽9月号を販売してくださっています。
こちらの館は、川崎宿について模型や映像を中心にビジュアルでわかりやすく展示されています。
川崎に来た際は立ち寄られることをおすすめします。
(編集部・O)


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今年もべったら市の季節がやってきました。べったら市は事務所のすぐ近くで開催されるので毎年行ってます。
長かった猛暑はついこの前のことなのに、早くも一年の終わりに差し掛かってきているんですね。
編集部では今、12月号を作っています。お歳暮や忘年会のこと、来年のひな祭りのことなど、季節の情報を先取りして取材。歴史や文化をテーマとする雑誌ですが、常に未来を向きながら作っています。…と書くとカッコイイのですが、実感としては「もう2024年?」「ノストラダムスの予言から四半世紀も生きてる!(古い)」と月日の経つ早さに震えています。
(編集部・O)

2023-10-19 18-36-49

先日、虎ノ門ヒルズステーションタワーの開業前の内覧会に行ってきました。
超高層ビルで、最上階にはインフィニティプールがありました。

今ではこうして「インフィニティプール」という言葉がスラスラと出てきますが、初めて写真でシンガポールのマリーナベイ・サンズを見たときは、「なんだこれは?どうなってんだ?」と驚いたものです。インフィニティプールという言葉も初めて知りました。
そもそもインフィニティってなんだ?と調べたら、「無限」とのこと。

江戸楽の誌面では、どこまで注釈を入れるべきか?ということはいつも悩みます。ある人にとっては常識と思える言葉でも、ある人にとっては知らないわけで。今では普及している(と思われる)「SNS」や「SDGs 」などの言葉も、初めの頃は注釈を入れていました。

今もこうして「マリーナベイ・サンズ」と書いていて、「知らない人がいるかも…注釈入れた方がよいかな」と「無限に」考えてしまいます。
(編集部・O)

2023-10-02 14-07-26

太田記念美術館の「美人画 麗しきキモノ」展へ行ってきました。
こちらの展覧会との連動企画で、先月、担当学芸員の赤木美智さんが執筆、太田記念美術館が監修し、江戸楽編集部が編集を担当した『美人画で味わう 江戸の浮世絵おしゃれ図鑑』(メイツ出版)が発行されました。そのご縁もあり、こちらの展覧会は楽しみにしていました。

チラシの案内文には「(美人画において)キモノは当時の美意識を伝えるだけでなく、作品の印象を決定づける大きな要素でもありました」と書かれています。
なるほど、確かに、浮世絵の人物の顔ってどれも似通っていますが、着物はバラエティ豊かですですよね。着物があるからこそ、美人画は見ていて楽しいと言えるのかもしれません。

展示室には様々な花鳥風月や幾何学模様を纏った美人が勢揃い。戦のない平和な江戸時代、庶民もファッションを楽しむ余裕があったことも見て取れます。昭和の戦中期に「贅沢は敵だ」とカーキ色の国民服やモンペ一色となる時代が訪れたことを考えても、やはり平和は文化を創り、人の心を豊かにするものだと思いました。

会期は10月22日(日)まで。周辺の原宿や表参道では、〝当世〟流行りのファッションに身を包んだ人々が闊歩しています。美術館を出た後は、そんなファッション今昔を見比べてみるのも楽しいかもしれません。
(編集部・O)

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