はい、ひそかにお姐ブログのコメント欄でスゴイやりとりがなされてました。
改めましてこちらで紹介します!
【2010/06/21 17:22 投稿者:勇気凛凛さん】
さらに続きです
“最終取りまとめ”も拝見しましたが、こんな委員会でも、さすがに「スーパー堤防の整備は長期間を要する」ことから、当面の提案として「身近な高台の確保」や「大規模高台避難地の確保」があげられていますが・・・
これこそ最悪の施策です!!!
スパコマの部分もそうですが、一部に盛り土をして高台を造ればそこに流れ込むべき内水は周囲の低地に集中し以前にも増して壊滅的なことになります。
最後まで取り残された低地の高齢者や障害者、子供などの避難弱者は高台まで行くまでに溺れてしまうかもしれません。
安全性を考えれば、地盤高はそのままにして(条件が許せば逆に掘り下げてでも)ペデストリアンデッキや立体駐車場のような“鉄とコンクリート”の人工地盤を増やす方が現実的だし、お姐ご指摘の通り、各々の建物をピロティ形式や高床式にする自衛策の方がよほど効果的だと思います。出水時の水没を前提にした地下利用も推進していいと思います。
やたらに盛り土を勧める背景には、建設残土を安価に処分したい業界の思惑でもあるのでしょうか?
さらに、さらに続きです。
盛土上は安全、周囲は危険
住民には満潮のときの海面の高さまでは盛り土や基礎のかさ上げをする権利がありますが、公共用地は民家の最後の一軒が盛り土を完了するまでは盛り土はすべきではないと思います。特に学校などの広い土地は“校庭貯留”といって、ブロックなどの堰(せき)で囲って雨が収まるまで地表に溢れた雨水を外へ出さないことが効果的です。
杖をついたり車椅子に乗った高齢者が冠水した道路を腰まで水につかりながら遠くの公園まで避難できるでしょうか?
大雨の中を屋根もない高台の地べたに避難させて、何日もどう過ごせというのでしょうか?
名前だけの“有識者”を集めてこんな現実性のない提案しかできない“委員会”につぎこんだ税金はまさに“死に金”です。
さらに さらに さらに続きです
遠くの公園より近くの“リッチュウ”
たとえば、自走式立体駐車場(リッチュウ)を作って災害時に近隣住民に開放する協定を結んだ場合には、建設費の二分の一を区が助成するとか、
マンションの一階居住者や近隣住民を受け入れる集会室やキッズルームを2階以上に設けるよう誘導するとか、
公共施設やマンションの共用部分、店舗など避難者を受け入れられる場所の位置をマップに入れて配るとか、
各駅前のビルを2層式(屋根付!)のペデストリアンデッキ(公共歩廊)で結ぶとか、
居住地のすぐ近くに(普段も有効に使える)避難場所を確保する“腹案”は住民には色々あると思います。
完成まで400年、総費用12兆円かかるともいわれるスーパー堤防などやめて、庶民の知恵でより短い期間と少ない費用でできる事業に思い切って方向転換すれば、それを“江戸川モデル”として世界中のゼロメートル地帯に普及させるような夢も描けるんじゃないでしょうか?
【2010/06/23 14:47 投稿者:ぱちゃさん】
勇気凛々様
内水対策の具体的な提案、さすがだと思います。高台もスパコマも結局、盛土による造成地です。地震に強いように言いますが、阪神淡路大震災や中越沖地震の被災地を見てきた私としてはそうは思えません。盛土も時間と手間をかけてつくれば別ですが、現場を見てきた限り、そういうものはまれでした。それにはわけがあります。工事を請け負う業者は下請けになるほどコストカットの激しい競争にさらされ、「手抜き」でもしなければ業者が生き残れないほどです。耐震性能も、設計図通りにつくれないのでは話になりません。あの「姉歯」事件は象徴的でした。小泉政権の「民営化路線」により、チェック機関まで民営化され、チェックが厳しいと仕事がもらえなくなりました。結果的に設計図どおりの材料、作業とかのレベルを飛び越え、根本から手抜きを正当化する「構造設計図」の偽装まで起きたのです。あの事件は氷山の一角、チェックが甘ければ手抜されるという油断できないところにきています。平井7丁目のスパコマだってあの垂直な裏法面の設計図が許可されたのです。
「高台」の耐震性も信頼できません。おそらくまわりは切り立った崖になり、大地震では崩れる可能性があります。200年に1度の大洪水よりは確率は高いでしょう。ましてや軟弱地盤の上につくられた人工の高台なんてぞっとします。おまけに勇気凛々さんの指摘のように盛土の材料として残土がかなり使われ、その中にはふさわしくないものも含まれていると思います。提案にあるような「鉄とコンクリートの人工地盤」のほうが軽く丈夫で、構造がスケルトンになり、メンテナンスも楽です。何より、高台とちがって内部が見えるので手抜きができません。ただし上に何を載せるかは要注意です。高床式の住宅も同じで、頭でっかちになると重心が高くなり、地震には不利です。さらに重量バランスが悪いと揺れにねじれが発生し、構造体への負担が大きくなります。きめ細かな建築指導と工事のチェックが必要です。ここに行政の出番があると思うのですが。
ペデストリアンデッキはいいアイデアですね。大地震の時は道路は乗り捨てられたガソリンたっぷりの車で埋まり、普段,渋滞するような道路が避難経路として使えるとは思えません。ペデストリアンデッキをさらに発展、延長させて、空中連絡歩道のようなものをつくれば水害だけでなく、大地震の時に災害弱者も使える避難経路になるかもしれませんね。ぜひ専門家に検討していただきたいです。
【2010/06/25 12:21 投稿者:勇気凛凛さん】
注:政治家の名前は出てきますが、参議院選挙に出ている人に関するコメントではありません。
バチャ様
耐震強度についてのご心配はごもっともです。
官であれ民であれ技術者は、街を愛し、建築を愛し、誇りと誠意を持って業務に携わらなければなりません。
なお、一点補足させていただきますと、建築の確認検査業務を民間に開放する建築基準法の改正は1998年6月の橋本龍太郎内閣の時であり、この分野での「官から民へ」の流れは「橋本行革ビジョン」に基づいて進められたものです。(小泉純一郎さんが首相になったのは3年後の2001年4月です)
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江戸川区に選ばれし有識者でなくとも、ここまで危機感を持ち
調べ熱心な方がいることに江戸川区の区議として感謝と
深い感銘を持たざるをえません。
ありがとうございます。
ペデストリアンデッキもただの通路ではなくて、人々の憩いと交流の空間として活用できそう。夏は縁台出して将棋をさしたり、スイカ食べたり。打ち水したり…ダンサーたちの練習場やちょっとしたコンサートができる広場にしてもいいかも。制約はありましょうが、できない理由探しではなく、できること探しで問題を解決していきたい。
智慧があれば、ためになって廉価で作ってもらってみんなが嬉しい、作ったほうも感謝されてありがたい、万民のための治水対策ができるはず!!
今日は勇気凛凛さん作のエンドタイトル、使わせて頂くぜよ!
☆血税を“死に金”にしたらいかんぜよ!自由な発想で“生き金”にするがじゃ!☆
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(by勇気凛凛さん)
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