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東京都議会議員 上田令子のお姐が行く!

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2016年12月

14 12月

体育・部活で命と健康が奪われぬ学校現場に!!

 昨夜、13年前部活合宿で江戸川区の高校生の娘さんを亡くされたお母様がこれから教員になる学生さんへ命の授業の特集番組がありました。
部活

 このお母様は、つらい事故を乗り越え学校と和解する代わりに、再発防止に向けて今もその高校に関わっているといいます。和解しなくても、勝訴しても淡々とかかわれる理性が学校風土にあってほしいし、二度と愚かな部活のシゴキや認識不足を起こして欲しくないと、同じ江戸川区の母親としてハンカチを握りしめながら番組を見守りました。お嬢様のご冥福を改めてお祈り申し上げます。

 さて、部活はもちろんのことですが、もっとあり得ない体育の授業にて、本年7月、都立高校で、下図のような、素人が見ても危険極まりない飛び込みを、よりによって体育教師の指導によりなされ、男子生徒が首の骨を折るという信じがたい「学校災害」が発生しました。

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都立高の水泳授業で生徒が首骨折 教諭が飛び込み指示(東京新聞)

 元気に送り出した我が子が、たった数秒の危険な愚かしい指導により、重大事故となるのは公教育現場ではあってはならないことです。

 学校現場で発生した、部活や体育、体罰、食物アレルギー、地震などの災害…すべての「学校災害」にて子どもの命は奪われてはならないということを学校保健安全法26条で定めております。

 子ども達が、過去から現在まで、学校という本来学びと育ちの場で命を落とし続けていることを皆様ご存じでしょうか?

学校事故事例検索データベースをご覧くだされば一目瞭然です。
 
 この問題をお姐は議員となってからライフワークとしてきましたので、まず平成26年第3回定例会一般質問にて、学校災害につき、学校保健安全法26条に基づいた安全対策をしているか質したところ、中央卸売市場長も歴任、現在メトロ代表取締役副社長、当時の比留間英人教育長は明言を避けましたので、再質問でようやく「先ほどご答弁申し上げました内容は、学校保健安全法26条に則した内容でございます。」弁明。ところが、僅か2年も絶たずにこのような事故が起こったのです。

よって、小池知事就任初ということでぜひ実態を知っ頂きたい!と10月の一般質問、続く11月の決算特別委員会で、東京都教育委員会に猛省を促すと同時に、再発防止の徹底の思いを込めて確認したところ…。

 都の平成27年度、都立学校における体育活動に起因する事故は、162件で、部活動中が7割弱、体育授業が2割強、傷害種別では、骨折が高く、打撲、切り傷等の順となっており、都教育委員会は、事故報告を受けた後、当該校に対し、事故原因の究明や施設設備の瑕疵等の確認を指示。また、再発防止に向けた指導内容・方法及び安全管理体制の在り方等について指導・助言、年3回の全都立学校長連絡会等で、平成27年度発生の事故の状況や特徴的な事例について情報提供し、事故防止に向けて注意喚起をしているとのことだったのですが、結局平成28年7月に重大事故が起こってしまったわけです。

 さらに、大阪の大規模組み立て体操事故を受けて、鳴り物入りで本年1月に設置された「体育的活動における安全対策検討委員会」がちゃんと機能していたのかどうか?!過去の私への答弁も整合の上、学校保健安全法に基づいていたかを畳みかけます。

教育長は
「水泳事故の対応状況と再発防止についてでございますが、今般、当該都立高等学校において、教員の不適切な指導により重大事故が発生したことは、まことにざんきにたえないことであり、当該生徒さんとご家族に対しまして、心からおわびを申し上げる次第でございます。今後、関係者の処分につきましても、厳正に対処していく考えであります。

 都教育委員会は、この事故を受け、当該校に学校保健安全法等の法令に基づく安全対策の見直しを個別に指示するとともに、全都立高校には再発防止に向けた通知を発出し、校長連絡会等において再度周知徹底したところでございます。

 また、今後、速やかに全ての校種を対象として、体育的活動における事故防止に関する研修を実施してまいります。

 都教育委員会は、当該生徒さんの一日も早い回復を願い、当該生徒さんやご家族からの要望等を真摯に受けとめ、あらゆる支援に最大限努めてまいります。」

と、答弁をしました。何度も、いじめ・体罰・学校災害について質疑を重ねてきたお姐に、もはや具体的な重大事故を前に所謂「役人答弁」は許されないと判断したか、あるいは小池知事となり都庁の風土が変わったのか、当該生徒とご家族への思いや再発防止の熱意が感じられるものとなっております。

 そして、体育教師なら通常心得ているであろう、当たり前といえば当たり前の内容ではありますが、事案を受けて以下通達が出て早速対策が講じられたことも、何かとガッカリさせられることの多い、教育庁におけるせめてもの救いでありましょうか。

水泳


 当該生徒さんの一日も早い回復を心よりお祈りいたします。

【お姐総括】
子どもの命や健康が最も奪われてはいけない場所、それは学校!
事故がおこったら、信頼できる相談機関や相談者へ!不安な時はお姐へ連絡を!

 医療現場でも、過誤により命や健康が奪われてはなりません。医療安全問題は次回につづきます。

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9 12月

どうなる?!都の医療安全〜医師で都職員「医系技官」という存在〜

 武蔵野市吉祥寺の産婦人科病院にて母体保護法に基づく指定医の資格のない医師が、「胎児が発育していない」ということから中絶手術を施し、6日後に女性が死亡をした事案はその後、ご家族により武蔵野署へ「業務上堕胎容疑」で告発されるということとなりました。

無資格医師、中絶手術12件…死亡女性遺族告発(読売)

無資格で人工中絶手術 後に女性死亡、夫が医師告発(産経)

 この産婦人科病院は12月7日に、中絶手術をする婦人科の診療受付を「安全面に配慮」するために中止をしました。

 遅きに失したとしか言いようがない状態です。もっと早くに中止をしていれば尊い命が奪われることははかったのかもしれません…。。前回blogの通りに、これまでも首をかしげざるを得ない医療にかかる事案が発生しており、私は当選以来、医療法人や医療現場の管理指導の徹底を求めてきました。

 、平成27年12月9日第4回定例会一般質問にて、生活保護受給者である精神疾患患者を特定の医療法人がシェアハウスに居住させて診療所に通わせていた事案に対して、以下のように確認をしてます。

お姐「診療所に対し、都と区合同での立入調査は過去に例がありますが、今後の都の立入調査状況についてお示しください。」

福祉保健局長「権限を有する所管保健所と連携し、医療法上の指導等を適切に行ってまいります。」

お姐「また、平成27年10月13日の知事(お姐注:舛添)会見で、病院、医療関係の機関は、基本的に区市町村が直接監督する旨を述べられましたが、病院と医療法人の認可、監督権限は東京都にあります
 債務超過の医療法人の新規開設を認可する事案もあることから、仮に法人が医療法違反や法に抵触している場合の点検、指導体制についてもお示しください。」

福祉保健局長「医療法人は、医療法により、地域における医療の重要な担い手としての役割を果たすため、運営の非営利性、業務に必要な資産の保有などが求められるとともに、実施可能な業務の範囲も定められております。 都は、医療法人から毎会計年度終了後に提出される事業報告書等で事業内容や経営状況等を確認し、法令違反の疑いがある場合には、関係書類の提出を求めるなど詳細に調査を行った上で改善報告を求め、必要に応じて立入検査を実施しております。
 医療法人が医療施設等を新たに開設する場合にも同様の確認を行っており、今後とも、適切に指導を行い、医療法人の適正な運営の確保に努めてまいります。」

 と、しれっと答えておりますが、この医療法人はなんと!!私が上記の一般質問していた12月に、通所者の生死にかかる「医療安全上確認が必要な情報があり、所管の保健所が立ち入り検査」(福祉保健局副支部長答弁より)を実施していたのです。お姐は後日知ることになり仰天しました。

にもかかわらず!!

今年の3月に大田区内に新たな診療所、5月には豊島区内にある既存診療所の拡張をしているという信じがたい状況なのであります。

 いかに、立ち入り調査や指導が形骸的か、医療法人となぁなぁ状態なのか…と、読み取らざるを得ません。
 
 一方建前上、法治国家日本における最大の地方自治体東京都においては、「餅は餅屋」にて、都民の命を守る医療政策の実現や、医療法人・病院を管理・指導して正すために、関連部署には医師免許をもつ職員、所謂「医系技官」がおります。ここで一挙ご紹介いたします。

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 実に多岐にわたる医療関係部署に162名もの職員がおります。同業者をプロだからこそ、技術的にも医療法の観点から厳しくチェックするために医療安全課があり、そこに医師でもある職員がいるわけです。

 医師の世界は、「白い巨塔」に象徴される徒弟制度のような上下関係が存在すると言われています。技術の継承という観点からはむしろ推奨される慣習であるとお姐も思います。

 しかしながら、ひとたび「公僕」たる都職員となれば、医療業界や、出身大学や同業者を守るのではなく、むしろ同業者だからこそ厳しく管理し指導し、最優先とすべきは、都民の命と健康なのではないでしょうか。

 東京都の医系技官は、その専門性を都民のために活かしているのか、活かしてきたのか。

 無資格の医師が中絶手術をし、死亡した事案につき、本日の小池百合子知事の記者会見(33:30頃)でも「極めて遺憾。10月の時点で警察に向け告発の相談をし昨日受理。担当部局へ警察との情報共有し法令に基づいた適切な対応を指示。この法人は理事長が亡くなっていたにもかかわらずそのままであった等問題が多いところなので類似のことが起こらないようにしっかり見ていく。」と発言されておりましたので、知事が変わり医系技官がその使命感を持って都民の命ファーストの本来業務を遂行できるものと大きな期待をしておりますが、なぜゆえ管理体制が停滞していたか…の実際に次回は迫りたいと思います。

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6 12月

どうなる?!都の医療安全〜管理監督指導体制の実態の巻〜

 昨日の独自追跡取材によるテレビニュース
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「都内で「資格ない」医師が中絶手術」
「人工妊娠中絶手術後に女性死亡 「無資格」の執刀医を直撃」

吉祥寺にある産婦人科病院において「母体保護法指定医」の資格を持たない医師が手術をし、まだ原因は特定できていませんがわずか一週間後に若い健康だった23歳の女性が自宅で死亡。夫が発見したという、なんとも胸の痛む事案です。さらに皆様においては命を預かるため母体保護法で定められた指定医のあまりに杜撰な管理状況に驚かれた皆様も多いかと存じます。
 本日は新聞各紙も取り上げています。
毎日新聞
「無資格中絶手術産婦人科病院立ち入り検査 東京・武蔵野」
「指定外医師が手術、6日後に女性死亡 都立ち入り」

 最近では、同じように杜撰な管理をしていた「精神保健指定医」において厚生労働省が大量処分を行いました。その内の都内5名の医師はすべて都立病院の医師でありました。また今年の2月には、都立病院医師が精神保健指定を失効しながらも治療をし、懲戒処分を受けております。(「都職またも失態。都立病院医師、精神保健指定医資格更新失念」ご参照)この件は私も長くフィーチャーしております。「相次ぐ精神保健指定医問題の背景」をご参照ください。厚生労働省の処分を受けての都の対応については11月22日の厚生員会で質しておりますので改めて報告しますが、ともかく、こうしたあってはならない、指定医の管理や、医療過誤を防ぐために管理監督指導をするのは東京都医療安全課の責務であります。

 別件では昨年7月、生活保護受給者である精神疾患患者を特定の医療法人が、江戸川区(!!)、大田区、港区の計3区の福祉事務所で相談員の派遣をし、自らのクリニックへ囲い込んでいた事案「囲いこみ&低賃金労働…貧困ビジネス医療版?!都の責任大」ご参照)について、塩崎厚生労働大臣は「東京都へ適正な指導を求める」異例の記者会見を即日行っておりました。

 厚生労働大臣から具体的な医療法人がかかわっていることに「東京都によって適切な取扱いが行われるように努めてまいりたい」という言葉が出ているのでありますから、当然立ち入り調査を私はしているものと、もししていなかったら医療安全課の怠慢と言えまいか?と11月1日の厚生委員会事務事業質疑にて資料要求をしておりました。

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残念なことに、大臣から指摘があっても当該医療法人に立ち入り検査という正義の公権力の「メス」は入れられていなかったことがわかりました。そもそも五千を超える医療法人があるというのに、立ち入り検査や改善命令、業務停止、役員解任勧告実績の少なさに、隠ぺい体質が読み取れるような気がして驚嘆せざるを得ません。

 今回の武蔵野市の医療法人へも、東京都より実質的な定期的に指導・監督がいきわたっていれば、尊い若い女性の命を失うこともなかったのではないでしょうか?

 東京都は都立墨東病院の妊婦死亡事件にて大きな反省と改善を図ったところではありますが、また歳月を経て医療管理指導体制に変化が出てきているように感じます。

 命あっての「都民ファースト」。
 まずもって都民の命を守るのが都政と都議会!!


 当選以来、数々の圧力を跳ね返し東京都の医療政策という白いブラックボックスに「メス」を入れてきたお姐。
 若い夫妻の将来を奪ったことに静かな憤りを感じております。シリーズで、これまで調べ上げたことや質疑をわかりやすく皆様にお届けしてまいります。

【お姐総括】
今回もこれまでも被害者の方々からご相談を受けておりました。聞くに堪えぬ話を耳にしながら都議会議員としてできうることをしてきましたし、今後もしてまいります。

 改めて、入籍僅か8日で亡くなられた享年23歳…当該女性のご冥福をお祈り申し上げます。
 そして、勇気をもって白い巨塔に立ち向かわれたご主人をサポートしてまいります。

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東京都議会議員 
上田令子 
台東区上野出身。結婚を機に江戸川区船堀在住。台東区立黒門小、文京区立第六中、都立三田高、白百合女子大卒。外資系生保等を経て起業も。長男妊娠出産で退職を迫られたこと、江戸川区での保育園探しに苦労したことから、働くマザーズと女子のために東奔西走。99年4月「江戸川ワークマム」 設立。07〜12年江戸川区議。13年東京都議選初当選、現在3期目
家族:夫、息子、義父母と三世代同居。ペット:セキセイインコ4羽
著書:ハハノミクス!
通称:お姐!
所属:自由を守る会代表

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