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東京都議会議員 上田令子のお姐が行く!

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2017年04月

19 4月

自治体連携による保育園待機児童解消を実現

 今年3月中旬、世田谷区、練馬区、武蔵野市、三鷹市などの区界で運営されている杉並区の認可保育園で定員や、定期預かりで空きのある保育園が出ているという話を聞きました。杉並区は、待機児童解消に積極的に取り組んでいる自治体なので、保育園の特性上、新たに整備された保育園が多い地域では特に2歳以上の年齢の定員に空きがでるようになって、定期預かりでは0、1歳でも空きがあることも推察されました。確認しましたところ園側としては、特に区界近くの保育園では、空きができやすく世田谷、三鷹の保護者からの入園の問い合わせもある状況の中、ぜひ自治体を超えて有効利用していただきたいという強い思いを持っていらっしゃることがわかりました。

 困っている保護者のために、区を超えて募集をかけることはごく自然なことですし、保育園申請にあっては基本的に多くの自治体で区外保護者も申し込める制度となっており、まさに自治体間を超えた自治体間待機児童解消策となるわけですから、これができないわけがない!と、私も強く考えまして、去る3月22日に行われた厚生員会予算調査において確認をさせて頂きました。

お姐「保育園を運営する法人が杉並区に区を超えての募集について問い合わせたところ叶わなかった模様です。区市町村域を超えた園児募集などにおける現状の制度と、申請を予定する保護者への隣接区での空き情報などの情報提供のサポートにつきましてご説明ください。」
(お姐超訳:自治体が違うから受け付けないなんてヤボなこと言わず、空いてる保育資源はオール東京で活用して全体の待機児童解消に努めるべく東京都が懸け橋となってください!)

福祉保健局「保護者が、居住地と異なる区市町村に所在する保育所の利用を希望する場合、保護者は、居住する区市町村に申し込みを行い、保護者が居住する区市町村と、保育所が所在する区市町村との間で調整を行う。
施設が所在する区市町村は、他の区市町村に居住する住民の利用に関する優先度の取扱いに基づき、当該保護者の保育の必要度を踏まえつつ、地域における待機児童の発生状況や保育所の定員の状況などを勘案して、利用調整を行う。
なお、杉並区では、杉並区外に居住する方が杉並区内の保育所の利用を希望する場合、杉並区に転入予定がある方、もしくは杉並区に在勤・在学している方に限り、申し込みを受け付けている。
利用調整の結果、入所できなかった保護者に対しては、保護者が居住する区市町村が、他の保育サービス等の利用調整を行うことが基本とされている。
都は、保育所等の利用を希望する保護者にきめ細かく対応できるよう、情報提供や相談・助言などを行う保育コンシェルジュの増配置を支援。」
(お姐超訳:基本的には自治体を超えた申請はできるんですが…杉並区はまあそういう運用なんですね…。でも東京都は保育コンシェルジュを増設して対応策をやってます!)

*****
東京都としては、区市町村という基礎自治体の裁量権には、口を出せないものの、方向性としては空きがあれば自治体間連携を図って欲しいという思いが垣間見えました。
 その一環として、コンシェルジュ機能を拡充して案件ごとに対応して良い前例や、解決事例を積み重ねて、いつしかオール東京で区市を超えた待機児童対策をすすめていくのでありましょう!と、大きな期待をいたします。
 ちなみに、この杉並区の事例においては、お姐の質疑もさることながら、施設者の熱意ある働きかけ、区市を超えて保育園を探す逼迫した保護者の深刻な状況などを鑑みて、ことなきを得た模様です。あくまで例外的な取扱いということでありましょうが、今後、こうした園が都内全域で拡大されていくことに尽力してまいります。

【夢は正夢】
 妄想に近い構想時点から関わって来ましたお姐事務所のある東小松川に「みのりのわかば保育園」(認可保育園!!)がこの4月に誕生しました。情熱はあるけれど土地がない!(笑)情熱溢れる、男性保育士の草分けと、我が子の保育に困り、ハタ!と認証保育所を立ち上げたママベンチャー起業家と、小学校や、公園を江戸川区に寄付し、高齢者施設も設立した、八代将軍政宗も立ち寄った東小松川の旧家かつ篤志家をお姐が扇子の要となり紡ぎ開所へ結びつけることができました。
 マタハラを受け退社、保育園待機児童も経験。公立園でゼロ歳児保育を実施していない江戸川区にあり待機児童解消を求め江戸川ワークマムを設立、区議会議員となりそして都議会議員まで駆け続けて参りました。行政に求めるのみならずいつしか、ゼロ歳児保育の受け皿をと願って来ました。この春、ようやくその夢が叶い、退職を迫られ給湯室で泣いたあの日、保育課の前で呆然としたあの日を思い感無量です。
 ご入園された皆様本当におめでとうございます。
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▲無敵のワーキングマザーコンビ?!後藤美香理事長と。

保育問題一筋、22年!お腹にいた長男は社会人になりました。保育園待機児童問題を、議員になる前から今日まで最も取り組んできた女性地方議員としての自負を持っております。引き続き保育問題のオーソリティとして、知事選直前に小岩の保育園にっこりハウスご案内し、訪ねてくれた小池百合子東京都知事と強力タッグで取り組んでまいります!
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▲知事選直前の昨年7月8日の視察風景

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▲全国的な報道となり江戸川区から「小池劇場」「グリーン革命」の幕が上がりました。

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4 4月

障がいがあってもアカデミックな学びの場を

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 「折れない心を創りたい」

 本日入学式にお邪魔した鞍手ゆたか福祉会「カレッジ早稲田」長谷川正人理事長(写真右)の言葉です。
 この「カレッジ早稲田」は、特別支援学校高等部を卒業した人たちに「就労」と「福祉施設」以外の第三の選択肢として「学びの場」を提供する日本で初めての知的障碍者のための大学(福祉型大学)です。福岡を皮切りに長崎、北九州、久留米と開設。さらに26年4月に「カレッジ早稲田」(東京都新宿区)を開設し、本年で4回目の入学式を迎えられ、出席の栄を賜りました。学生の皆様、保護者の皆様ご入学まことにおめでとうございます!

■就労の前に充実した青年期を■
 ご縁がありまして、先月視察をさせて頂きました。
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(この日は性教育の授業でした)

 これまで私は、障がい者就労支援について予算委員会等で「区市町村就労支援事業におきまして、就労に結びついたのは平均1200人。障がい者全体を考えますと、まだまだわずか。今後も福祉、労働、教育など関係各局、区市町村のより一層の連携を強く望む」等、とにもかくにも就労へつないでいくこと、都庁はむろんのこと官公庁・企業における障がい者雇用率のアップを念頭にいれて質疑を重ねてきました。
 しかしながら、「福祉大学」を目の当たりにし、自分の見識の浅さを、まざまざと知ることになりました。
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 特別支援学校卒業生はまだ18歳なのです。であるのに、すぐに作業所あるいは就職というのは、高度成長期の集団就職時代ではあるまいし、良く考えたら彼ら、彼女らの学びの選択肢を狭めているということなるのではないかと。そもそも、高校卒業の健常者の生徒達は、社会に出る子もいますけれど、専門学校や大学といった進路という多様な選択肢があります。それと同じく、障がいをもっていても、大学や専門学校というアカデミックな教育の場で、何よりキャンパスで青春を謳歌する選択肢があって当然なのではないか?!と知るに至ったのでありました。

 長谷川理事長によれば、欧米では名だたる大学が知的障がい者を受け入れ、米国では2014年、300校以上の大学に進学を果たしているとのこと。そこでは、障がいのあるなしにかかわらず、同じ人間、同じ大学生として充実した青年期を過ごし、実に楽しくキャンパスライフを謳歌しているそうです。障がい者の学生と健常者の学生がカフェで和やかに談笑する海外の動画を見せて頂いて、これは日本でも絶対に必要!!と熱くなった次第です。

■離職と再就職の課題■
 まずは、こうして知的好奇心を引き出し可能性を広げることは、障がい者権利条約・障がい者差別解消法の理念からしたらある意味当然と言えば当然です。一方、長谷川理事長がカレッジを創設する最も大きなきっかけとなったの特別支援学校卒業後就職した後の離職の問題、そして一度離職をしてしまうと、再就職をせず自宅に引きこもるケースが少なくない現状でした。

 特別支援学校を卒業して社会へ出た知的障がい者は就職先で、仕事や人間関係で辛いことや苦しいことがあっても何とか頑張って乗り越えようと努力をするも、それでもうまくいかず精根尽きはてて会社を休みがちになり、結果離職へ結びついてしまうそうです。そうなってしまうと「自分は社会に通用しない人間なんだ」「もう就職は無理」「社会は怖い」という思いから、働くことがトラウマになったり自信を喪失し、再就職ができず、福祉的就労か引きこもってしまうなど二度と立ち上がれなくなってしまう姿を理事長はいくつも見てきたそうです。そこで、「知的障害がある人は発達がゆるやかだからこそ健常の人たちよりも長い教育年限が必要である」「健常者のようにせめて22歳まで学校で学ぶことができれば彼らはもっと成長して社会性やモラルなどを身につけ、社会からはじき出されることも少なくなる!」と確信を持たれ、カレッジ創設に至ったのだそうです。

■教育年限延長により生まれる「折れない心」■
 三重県の私立特別支援学校「聖母の家学園」や大阪の高等専修学校「やしま学園」には高等部専攻科があるため、20歳まで学ぶことができます。両校の卒業生の追跡調査の結果によると、卒業後継続して働いている定着率は56%。残りの44%は離職するもその全員が再就職をしてるとのことです。教育年限の延長こそが心田を耕し、「次こそがんばろう」というたくましさ、自己肯定感に裏付けられた自信=「折れない心」を創る根源となるということを、この調査結果は、示すものです。

教育年限延長=福祉大学の存在意義

 という果敢な挑戦を続け、東京都でも展開してくださったことへ私は都議会議員として深く感謝、感動をしております。

■福祉における教育イノベーションを支える行政へ■
 現在のところ、「カレッジ早稲田」は都立特別支援学校にての進路指導の選択肢に積極的には入っていないのですが、保護者の皆様の口コミパワーはすばらしく、開校4年で、募集人数の倍の申し込みがきました。私が視察している間も、生徒さんと保護者の方が見学に来てました。このように、需要があっても障がい者教育・福祉のこれまでの常識をはるかに超えて、どこにも存在していない新しい教育イノベーションをすすめていくのは並大抵のことではありません。定員急増で急ぎ、東京都福祉保健局へ届け出をするも、これまでの福岡・長崎・北九州・久留米のような手順でいかずご苦労された模様でした。関係各局へ行政手続法、行政手続き条例に則ってどのようになっているのか、私の方で確認させていただいたこと、なにより理事長及び、先生方のあきらめない粘り強い情熱、都立特別支援学校の29名もの卒業生が楽しみにしている事実によって、無事本日37名全員の入学がかなったのであります。

 昨日、東京都では入都式が行われました。



小池知事は
「前例踏襲は、後退でしかない。常にチャレンジをしてほしい」
「課題があれば解決できる方法を考え行動に移す改革マインドを持ち続けて頂きたい」
と、2263名の新入職員へ語り掛けました。

 知事の言葉通り、まず、都民の幸いのために動く!できないこと探しではなく、どうしたら実現できるか?!という心を持った東京都職員に育っていただくよう、引き続き働きやすい環境整備も含め若き精鋭たちを私も支えていきたいと思っております。

※参考資料「知的障がい者の大学創造への道」長谷川正人理事長著書

【お姐総括】
カレッジの理念は
「技術や知識を磨くのではない、あなたという人間を磨くのだ」

 障がい者の若者たちにも、キャンパスライフを楽しみ人間を磨く教育の場を!
まずは東京都管轄の首都大学東京での実現を!

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お姐参上!

東京都議会議員 
上田令子 
台東区上野出身。結婚を機に江戸川区船堀在住。台東区立黒門小、文京区立第六中、都立三田高、白百合女子大卒。外資系生保等を経て起業も。長男妊娠出産で退職を迫られたこと、江戸川区での保育園探しに苦労したことから、働くマザーズと女子のために東奔西走。99年4月「江戸川ワークマム」 設立。07〜12年江戸川区議。13年東京都議選初当選、現在3期目
家族:夫、息子、義父母と三世代同居。ペット:セキセイインコ4羽
著書:ハハノミクス!
通称:お姐!
所属:自由を守る会代表

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