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東京都議会議員 上田令子のお姐が行く!

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2018年11月

28 11月

江戸川区葛西海浜公園湿地登録 〜ラムサール・ラプソディ〜

伝説のバンドQUEENボーカルのフレディ・マーキュリーの生き様をとらえた映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大ヒットしてますね。

中学生の頃「ミュージックライフ」を愛読、音楽少女だったお姐も当時夢中になりました。お年玉で買った初QUEENアルバムは「The Game」(1980年)。リアルタイムで稀代のバンドの現役時代を共有できたことを幸運に思いながら封切間もなく、音楽を愛する現後援会長、前後援会長と三人で錦糸町オリナスで早速観ました。仲間達との友情、時代を席捲した名曲の数々、何よりも本人と見まごう4人の俳優たちの名演は文句なく2018年ベストワン映画でありますが、一番心に残ったのは、パフォーマーとしていかにして観客を喜ばせるか、自分の限界を超えて常に最高の音楽をどう創り出すか…孤独なフレディの葛藤でした。それを最も象徴する曲がタイトルでもある「ボヘミアン・ラプソディ」ではなかったでしょうか。オペラでロックな四人のハーモニーは決して古びず今も人々を魅了し続けています。

【決算特別委員第三分科会担当となりあることに気づく】
本年度「平成29年度決算特別委員会」で、私は学校を所管する教育委員会や、保育園・虐待・福祉全般を所管する福祉保健局の審査がしたかったのでありますが、結果的には第三分科会担当となりました。いささかガッカリしながらも担当局を見ますと港湾局、建設局、都市整備局、環境局、産業労働局、労働委員会、中央卸売市場(と場会計のみ)でありました。東京都議会決算は10月を中心に行います。2018年10月?!江戸川区選出の都議会議員には大変重要なあることが、決まる歴史的なタイミングであること、そして「あること」に関わる全ての局が私の担当であることに気づかされたのでありました。その「あること」とは?!

都内初!!江戸川区葛西海浜公園ラムサール条約湿地登録なのでありました!!

【区議会議員時代から取り組む葛西沖の環境保全】
そうなりますと俄然やる気がムクムクと湧いてくるのが上田令子!
といいますのは、江戸川区議時代から、上田は海にせり出す当初計画案に反対を唱えていました。(図で見て知ろう!葛西臨海公園競技場作ったらどうなる!?
カヌースラローム競技場当初予定図
▲西なぎさに向けて客席がせり出した当初計画(お姐お手製切り貼り図w)

都議会議員となっても追及を続け、2013年オリパラ招致決定後議論紛糾し14年舛添前知事が下水道局の遊休地への移転を決定(葛西臨海公園カヌー競技場予定地が悲願成就、移転に!)。
カヌー・スラローム会場パース【平成28年5月時点大会時イメージ】
▲無事に海岸部分を守った現在のカヌー・スラローム会場パース

江戸川区長、江戸川区議会、地域住民、日本野鳥の会の皆様と一丸となり声をあげ、御覧のように海岸部分の工事を阻止するに至りました。

【谷津干潟の二の舞にしてはいけない】
江戸川政局右も左も、時に施策によっては議論を重ねてきた多田正見区長とお姐も力を合わせたと言いますのも昭和40年代から始まった埋立事業で失われた葛西海岸の大切さに目覚めた江戸川区民が、力を併せ西なぎさ・東なぎさを取り戻した苦難の経緯があったからです。ちろんその実現においては、東京都港湾局所管葛西海浜公園、建設局所管葛西臨海公園の整備が大きく貢献し、不可欠であったことは言うまでもありません。こうして、葛西の海の自然が戻り、2012年からは海水浴が実施されることとなり、本年10月16日に葛西海浜公園・三枚洲が、国指定葛西沖三枚洲鳥獣保護区、葛西沖三枚洲特別保護地区(367ha)に指定され、10月21日〜29日にドバイ(アラブ首長国連邦)にて開催されたラムサール条約第13回締約国会議にて認定証が手渡され、長らく葛西臨海公園、海浜公園の環境整備に尽力された日本野鳥の会の江戸川区メンバーも意気揚々と参加されていました。
一方、1993年6月10日にラムサール条約登録された、千葉県習志野市谷津干潟においては、登録後にアオサの異常発生、その原因となる水質汚濁が発生し鳥類が激減しました。
谷津干潟汚染
▲水質汚濁が問題となった谷津干潟

この原因については、国の保護区に指定されたことから、管理者や権限が多重構造となり、鳥も海も水質も置き去れ、立ち入り禁止となったことが原因と言われています。お隣千葉県のこうした課題事例に学び、私は「葛西海浜公園を谷津干潟の二の舞にしてはいけない!」と湿地登録にあたり心に誓ったのであります。

【野鳥飛来で1日20トン貝類を食す課題】
湿地条約登録は大変に評価すべきところではありますが、一方でスズガモが2万羽飛来すると一羽で一日1kg、1日20トン!!という数の貝が食されることとなります。貝類は鳥類の餌となるだけではなく水質浄化の役割を果たしてくれます。江戸川区選出の都議として、有史以来漁業に従事されてきた先達の声も聴くお姐としては渡り鳥が、葛西沖に集中してしまうことで谷津干潟のような水質問題に直面しないか危惧するものです。東京都として海洋環境については、海上公園ビジョンのもと東京港全体で考えなければなりません。

【自然に手を入れ“里海”“里山”として共存してきた先人に学べ】
日本は、世界に冠たる海岸線と森林を有する稀有な先進国です。それは有史以来先人達が、海や山に手を入れて「里海」「里山」として自然と共存することで食を支える知恵を連綿と紡いできた証です。野鳥だけが増えるだけでは自然は守れません。貝は、水質改善に大きな貢献をしているので大量に食されては海洋環境と漁業に悪影響を与えかねませんから貝類繁殖の取り組みも進めなければならないのです。

【政府・各局横断×怒涛の縦横無尽の串刺し質疑敢行!】
そこで、決算委員であったお姐がしたことは、関連各局にむけてのさながら、名づけて「ラムサール・ラプソディ」質疑でした。

★港湾局★(お姐命名:ラムサール湿地登録担当大臣=ボーカル→フレディ)
政府、葛西臨海公園を所管する建設局、環境局、産業労働局と強固な連携を図り、貝類調査・対策を実施し、希少な「里海」三枚洲の環境保全にリーダシップを取って取り組まれたし!!

★環境局★(同:東京港水質環境担当大臣=ギター→ブライアン)
鳥獣保護区指定にあたり、所管する環境局は政府と交渉し、立ち入り可能として海洋環境保全を!

★建設局★(同:三枚洲海洋動植物研究大臣=ドラムス→ロジャー)
葛西臨海水族園で得た知見を活かし、トビハゼばかりではなく(笑)、どれだけ海鳥が来ても大丈夫な三枚洲に生息する貝類の研究を進め、海洋動植物と人々の食物連鎖を念頭に入れた目の前の里海の研究に貢献せよ!

★産業労働局★(同:漁業保全担当大臣=ベース→ジョン)
スズガモが大量に貝類を食すことにより、漁業活動に支障が出ないよう、関係者の声を聴き適切に対応していくべし!

【お姐総括!】

▲ちょろっとオレンジの人でお姐も登場(笑)
ラムサール野鳥の会
▲2018年11月24日ラムサール条約登録記念式典にて葛西在住日本野鳥の会飯田陳也氏と感動を分かち合う
ラムサール除幕式
▲同序幕式風景

港湾局・環境局・建設局・産業労働局の4局を同じテーマでそれぞれ所管に則した横軸で質疑をし、議員としてしていかにして地域住民が親しめる海を守るか、自分の限界を超えて常に最高の議会活動をどう創り出すか…孤独なお姐の葛藤が“オリナス”ならぬ織りなす縦軸は…

「国と地方自治体、都の局間縦割り行政による自然破壊から一度徹底的に失ってしまった葛西海岸・里海を守る!」

江戸川区選出のお姐がいる限りは、条約認定に浮かれることなく、声なき動植物達の「助けて」という声を聴き、縦割り行政によって三度里海を失うことがないよう、港湾局、環境局、建設局、産業労働局のお尻をたたき政府と互角で物を申してまいります。

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5 11月

〆て212億!“少額”随意契約に潜む談合を疑う

はい、入札談合監視議連会長(構成員一人w)のお姐です。「リニア中央新幹線の建設工事を巡る大手ゼネコン4社による入札談合事件で(中略)鈴木巧裁判長は大林組に求刑通り罰金2億円、清水建設に罰金1億8千万円(求刑罰金2億円)を言い渡した。」(10月22日 日経新聞)「入札談合」というとこうした巨額が一挙に動く印象がありますよね。しかしコノ「入札談合」も蓋を開けて、いぶし銀議員が調べてみますと、さながら生物学者のごとく、実にいろ〜んな「新種」を発見できるものです。都議会で“辞退談合”を指摘したのも、お姐が最初でした。(「“辞退”談合?!リニア事件から見た東京都の実際」ご参照
今回の新種は「少額随意契約」であります。

【少額随意契約とは】
そもそも、「随意契約」通称「随契」というのは、都や区といった地方自治体が公共工事を発注する際、競争入札を行わずある一者に特定して契約締結をするスタイルを指します。「少額随意契約」はについては、その予定価格の上限が工事請負契約では、250万円と決められられています。その予定価格の算定方法は東京都契約事務規則第33条において、随意契約の予定価格の決定に当たっては、一般競争入札の方法に準じて定められています。
平たく言うと、250万円以下の公共工事は競争入札しないで全て随意契約ということです。
*****
(随意契約によることができる場合の予定価格の額)
第三十四条の二 令第百六十七条の二第一項第一号の普通地方公共団体の規則で定める予定価格の額は、次の各号に掲げるとおりとする。
一 工事又は製造の請負 二百五十万円
二 財産の買入れ 百六十万円
三 物件の借入れ 八十万円
四 財産の売払い 五十万円
五 物件の貸付け 三十万円
六 前各号に掲げるもの以外のもの 百万円
****
この太字部分ですね。
そして工事費の予定価格の算定については、工事の起工部署が積算基準に基づき、設計図書等から工事費を積算して契約目途額を定め、契約担当部署で契約目途額を基に予定価格を決定しているととのことです。

【〆て212億!?の“少額”随意契約の実態】
それでは、都民注目、お姐垂涎の東京都の少額随意契約の全容をお示しさせて頂きます!

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 政策企画局 199件 37,718,374円
 青少年・治安対策本部 225件   64,767,153円
 総務局 1,538件   496,226,453円
 財務局 427件   68,009,356円
 主税局 1,463件   305,570,528円
 生活文化局 829件   164,883,877円
 オリンピック・パラリンピック準備局 138件   35,572,265円
 都市整備局 975件   183,553,620円
 環境局 782件   232,481,266円
 福祉保健局 7,980件   2,219,741,355円
 病院経営本部 10,383件   3,311,103,500円
 産業労働局 4,829件   1,137,821,909円
 中央卸売市場 1,455件   788,536,328円
 建設局 2,257件   572,476,150円
 港湾局 1,053件   293,436,967円
 会計管理局 67件   11,688,554円
 東京消防庁 7,111件   1,643,011,551円
 交通局 2,178件   1,485,290,081円
 水道局 0件 0円
 下水道局 2,693件   1,897,380,279円
 教育庁 16,455件   3,796,202,761円
 警視庁 7,049件   2,380,831,888円
 選挙管理委員会事務局 147件   33,582,316円
 人事委員会事務局 120件   17,473,659円
 監査事務局 47件   9,079,883円
 労働委員会事務局 49件   6,348,268円
 収用委員会事務局 43件   4,177,086円
 議会局 166件   27,527,694円
 合計 70,658件    21,224,493,121円!!

※局別の平成28年度分。地方自治法施行令第167条の2第1項第1号に該当するもの。
*****

いやはや、総額212億とは仰天しました。無論この数字だけで驚愕してオシマイではない我々…

【同様工事を250万円に分割して競争入札回避?!】
チームお姐入札談合監視班は、件数総額のみならずその工事金額の内訳資料を取り寄せておりました。担当課長が涙目になったとかならなかったとか…(感謝)。幾度の調整修正を経て完成したエクセルデータを、つぶさに見てまいりますと、まさに目を見張る内容でした。湧き出たものは、例えば本来競争入札になる1千万円の工事が、同一事業者に分割されて少額随契に散りばめているのではないかという疑念です。

250万円少額随契公共工事 × 4 = 一千万円の公共工事(4件とも同一事業者)

が疑われる事案が散見されました。

昨年11月28日財政委員会でお姐は、「よもや故意に分割してまいな?」と、この点を質しておきましたが予感的中!
契約調整担当部長の答弁は「“過度な分割発注”の抑止を財政局が、各局の契約所管部署に通知をした」をしておりました。財務局が「安易に分割すること」とする具体的な内容は、「例えば同一の物品を購入する場合や同種の業務委託を発注する場合に、契約締結日や履行期間が同じ又は近接する2以上の案件に分割し、意図的に競争入札の適用を回避することなど。」としていました。ここで言う「契約締結日や履行期間が同じで同一内容」としか思えない事案も散見され、受け取った一覧とこの答弁が一致しないように思えてなりません。細かい工事の内訳の調査もしたいと思いますが、恐らくは「まったく別の工事」という回答がくることが目に見えてはいます。が、指摘するのみで「安易な分割はしていない」という答弁を得て、うのみにして終わらず(指摘する議員もお姐だけですがw)、ここまでネチネチ調べる都議がいれば、もはや、やりたい放題もできなくなるものと思います。なぜなら、お姐が一度着手した懸念事項は、執拗に定点観測し続けることを一番知っているのは東京都職員だからであります。

【お姐総括!】
〆て7万件212億円の少額随意契約…全然少額じゃないっ!はまさに

ちりも積もれば山となる!

平成29年6月9日法律第54号地方自治法等の一部を改正する法律における「内部統制」についてであります。施行が、平成32年4月1日でありますので、あと1年半後までに、「方針」を定めることとなっており、都のこうした少額随契にわたるまでの「内部統制」をどうしていくのかについても注視してまいる所存です!

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1 11月

中小GS水素ST設置ゼロ…迷走する水素社会実現対策

この時期は、少数会派ですと、各会計決算特別委員会と所属常任委員会事務事業質疑が重なり、とんでもない仕事量となります。ことに都議会史上事実上質問回数過去最多級(都議会議事録検索にて「発言者でさがす」→「上田令子」と入力→「検索実行」→「115文書、1,495発言ヒット」→何期もやっている他の議員と比べたら一目瞭然の多さですが、文書質問は加算されてないのでそれを加えると、倍近くなるのではないでしょうか。)のお姐は、要求資料も質問数も多く、頭がウニとなり、どの局へどんな質問をしたのか、しているのかわけがわからなくなるのですが、優秀な政調スタッフに支えられまして、先週無事東京都議会各会計決算特別委員会第三分科会審査が終わったとこです。色々とキモになることがありましたが、お姐にしては質疑が少ない(笑)環境局では、これだ!というものがありました。それは「水素社会の実現」対策。確認させていただきました、ハイ。

【舛添前知事旗振りのもと進められるも】
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水素社会の実現に向けた取り組みは、舛添前知事就任以降張り切って推進され、彼の愛する「都市外交(お姐的には都市間交流)」同様唐突感が否めずに見守ってまいりました。その後、同じく環境政策を得意分野とする元環境大臣でもある小池知事都政となり一体どう評価して、今後どうしていくのか大きな懸念を持っておりました。というのは「水素エネルギーは環境負荷の低減、エネルギー供給源の多様化、経済産業への波及効果といった意義を有し、これを本格的に利活用する水素社会を早期に実現していくことは、資源小国である我が国にとって重要(環境局事業概要より)」とはされており、確かにそうなのでしょうが、インフラコストが膨大にかかるという点が大問題なのです。

【東京都の導入状況】
 都は民間向けに燃料電池自動車の導入促進事業も行ってはいますが、おひざ元の交通局における燃料電池バスはどうなっておるかといいますと…平成28年度に2台、29年度に3台…5台。多いか少ないかわからない…。「都営バスに東京2020大会までに最大70台の導入を目指す!」と張り切っちゃってくれてますが背中を押していいのかどうかもわからない…。バスだけ増やしても補給するところがなければ運用ができませんのでそこも確認しますと、現時点は江東区有明のみ。2020年1月に葛西水再生センターに新設されることが先月明らかにされましたが、結局江東区と江戸川区という、城東地区に偏っております。最大70台が、えっちらおっちら東京西部からここまで水素充填に来なければならない点がホントにエコなのか気になります。

【民間利用の導入状況】
では、民間利用者向け水素ステーションの状況はどうかといいますと、29年度は定置式ステーション開設、移動式ステーションが各1か所ずつ開設され現時点は14か所の水素ステーションが稼働中。…多いか少ないかわからない…。多分少ないのかなぁと実績についての環境局の問題意識を問うと「整備費や運営費が高額となることが課題」って、そりゃそうでしょう。お姐としては、別に成果が出ないのに、無理して増やして欲しいとは実は思ってはいないのですが、現行で支障はないのか念のため確認しますと、現行のバス用ステーション1か所を含む14か所から目標達成に向けて、さらにステーション整備促進に努め、国と協調して補助制度を実施して、境基本計画で掲げた2020年の目標35か所に向けて、着実に水素ステーションの整備を促進する!とのこと。張り切ってくれてるはいいけれど、予定は未定。実態に沿わぬ計画は見直してもいいと思うのです。

【驚きの中小企業GS事業者の導入実績ゼロ】
東京都や大手の取り組み状況はお分かりいただいたと思います。さらに都は「ガソリンスタンドの水素ステーション導入支援」を実施してます。これは中小ガソリンスタンド事業者に対し、相談窓口の開設や講習会などして実際のGSをモデル調査し示し運営参入への支援を行うというもの。…江戸川区内のGS事業者様におめもじすることが多々ありますが、大手に押され今の経営だけで手一杯、という声がほとんどです。ましてやいくら補助金が出るとはいえインフラ整備に莫大な資金がかかって、燃料電池自動車も市場にまだ普及されているという状況ではないなか、都の旗振りに追随する事業者っているの?と実績を問うと

「現状では中小GS事業者による水素ステーションの設置はない」

だよね…。
重ねて聞いてみる。
現状でも経営が厳しい中小GSが積極的に水素ステーション設置に取り組むインセンティブはどこにあるの?と。
「水素ステーションの設備整備費が高額となることから、都は国と合わせて整備費の補助制度を実施しているが、さらに中小企業が積極的に取り組むインセンティブとなるように整備費の全額を補助運営費についても中小企業に対しては運営費補助の上限額を大企業より高く設定することにより、インセンティブを付与」
うん、これじゃ無理。絶対やれない。整備したところでどんだけお客様が来てくれて利益が出るかかわからないですから、中小GSが手を上げるわけがないのです。作っておしまいの役人気質が見事に現れ、日々を慎ましく生きる薄紙をはぐような利益で生き抜いている(しかもそこから納税している!)事業者においてのインセンティブはナッシングでしょう。
 経済経営庶民感覚からかけ離れた答弁に眩暈にみまわれながら、「水素社会の実現」における真の需要と効果がどこにあったか、そもそもあるのかを問うてみる。

「燃料電池自動車、バスの普及と水素ステーションの整備はどちらも必要不可欠の関係にある。このため、今後も水素ステーション整備と燃料電池自動車の普及促進を図る。」

ザックリしすぎてますな…。

【お姐総括!】
インフラコストが莫大でも、それを過ぎると燃料電池自動車の方がずっとコストが下がることは承知しておりますが、電気自動車を選ぶ都民も多い。そんな中で、燃料電池自動車の普及がすみずみにいきわたるまで東京の日本の財源は持つのか。超少子高齢化社会が到来する約束された、あまりありがたくない2025年問題も目前。実にお姐は心配です。交通局もホントに燃料電池バスが必要だと考えているの!?知事(もはやいつの知事かも不明…)鳴り物入りの環境政策のとばっちりを食っているのではないの?ということも心配。
 行政においては社会情勢の変化に合わせてその時々の知事が推進する事業は常に検証をしていただきたい!そして、議会も議会人もなんでもかんでも、一見反対や指摘のしずらい耳当たりの良い環境政策に乗っからないことです。

理想は追い続けてもどこかで現実的な判断をしなければならないのが政治家の仕事なのですから。


時の知事の思い付きお手柄環境政策に振り回されず、理想を追いかけず懐具合を最優先せよ!

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お姐参上!

東京都議会議員 
上田令子 
台東区上野出身。結婚を機に江戸川区船堀在住。台東区立黒門小、文京区立第六中、都立三田高、白百合女子大卒。外資系生保等を経て起業も。長男妊娠出産で退職を迫られたこと、江戸川区での保育園探しに苦労したことから、働くマザーズと女子のために東奔西走。99年4月「江戸川ワークマム」 設立。07〜12年江戸川区議。13年東京都議選初当選、現在3期目
家族:夫、息子、義父母と三世代同居。ペット:セキセイインコ4羽
著書:ハハノミクス!
通称:お姐!
所属:自由を守る会代表

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