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2019年12月

27 12月

守れ。葛西臨海水族園【第5章】小池知事驚愕発言「結婚式場」に?!

お姐発「守れ。葛西臨海水族園」アクションが功を奏して、地元江戸川区、都庁関係者、建築家業界はもとより、全国的に「え?壊すの?ありえない…」という大きな反響が広がってきております。12月23日に、異例の記者席、傍聴席も満席の中第4回葛西臨海水族園事業計画検討会が開催されました。なんと、副座長はじめ5人もの委員が欠席。欠席される委員の中には、既存施設(谷口吉生氏設計葛西臨海水族園本館のこと)のことを度外視して話を進めることを指摘し、文化的価値を再評価すべきだという文書を提出された方もいましたが、都庁官僚の口車にのった決断をすることへの良心の呵責か、闘う勇気から逃亡されたのでしょうか? 

案の定、これまでいくら既存施設の長寿命化をうったえても無視され、反映されず煮え湯を飲まされ続けてきた複数の委員から

「本館から水族園機能を奪うべきではない」

「本館をどうするか除外しての計画はおかしい」

「あらためて、既存施設をどうするか検討項目にいれて議論すべきだ」

等の意見が出て、それに難癖つけて、役所の味方をする委員もおり(←この人環境デザインの教授らしいけれど
ホントに建築を愛してるの?!)、検討会は大紛糾。

とにもかくにも、これまでのように委員の意見を無視することなく、今後事業計画案を作成するときは必ず、全ての委員の確認をとってからコトを進めること。

既存施設について、改めて検討項目に加えて新たな議論を重ねていくこと。

を双方確認して終わったのであります。

都庁官僚の目論見としては、シャンシャン総会ならぬ、アリバイ委員会で、うるさい委員の話を聞くのもシカトして、資料を作るのもこれで最後…あ・と・は・壊すだけ…とシメシメと役人も、そのボスである小池知事も思っていたことでしょう。

しかし、大相撲宜しく千秋楽になって、良識とノブレスオブリージュのアクションが大金星となって東京都にとって想定外の事態となったのであります。

【大手メディアがこぞってとりあげる】
お姐も何度か傍聴に行った葛西臨海水族園にかかる検討会は、それまでは閑散とした中で行われていました。
しかし今回は、まるであの豊洲の100条委員会並みの熱気に包まれ、これはただでは終わらない何かが始まる予感を感じたのです。
そう、猪瀬元知事、舛添元知事らが、ちょっとしたアクシデントから、あれよあれよとに事件になり失墜していったような。
国政政党の野望に“希望”を託した小池知事の希望の党が、たった一言の「排除」発言で失墜したような…。

あの時の予感?予兆?
言葉にできない肌感覚が重なったのです。

この手の一見地味な、しかもある意味、江戸川区葛西というローカルなテーマの行政委員会を、業界新聞は取り上げることはあったとしても、なかなか耳目を集めることもなかったのに、なんと天下の?!NHK夕方ニュース番組報道となったのです。

都立葛西臨海水族園の建て替えで議論 保存を求める声も NHK
「東京工業大学の安田幸一教授は「既存の施設を利用して長寿命化していこうという声が多い中、新しい施設に移ったあと、既存の施設の活用法を考えるという意見に終始しているのは問題だ」と話していました。」

葛西臨海水族園 取り壊しに反対意見 FNN
「23日の検討会では、建物の取り壊しに反対する意見などが出された」

葛西臨海水族園の新しい姿の概要示される 朝日
「委員の一部からは世界的建築家が設計した現施設の保存活用を求める声が上がっている。」


【委員の発言を無視して事業計画を強行発表】
こうした報道がなされている中、昨日突如としてお姐のところに、東京都建設局公園緑地部再生計画担当課長から、事業計画案が完成したのでプレス発表をすると連絡が来たのです!
そこでお姐は、

「既存施設の取り扱いについて、全く触れられておらず、新規施設ありきの事業計画案になっており驚愕いたしました。
本館施設を利用しないという前提は確定していなかったはずで、到底納得できる内容ではありません。
事前に委員の全ての先生にお見せしたのでしょうか?
中身を必ず確認させて欲しいという意見があり、座長もそうされると答えてました。
少なくとも委員の先生方のご意見を聞いてから進めて下さい。」
とプレス発表をやめるよう強く要請したのです。

しかしながら、都庁官僚暴走列車は進むよどこまでも。
座長に一任したから公表して良いのだという担当課長の弁明ですが、お姐は委員会を傍聴してるわけで、委員は座長に一任してないことを目の前で確認してるんです。
各委員へ報告書案を提示して、さらにその意見を反映することを約束していたはずなのです。
その後調べたところ、委員に素案の中身が提示されたのは、一昨日の午後であったことが判明。訂正を促すいとまも与えないファクトをつかみました。

つまり、委員からの意見を反映する前にまとめられた報告書案であることに間違いないということです。
こんな乱暴なやり方で作った素案、それをもとにパブリックコメントを募集することは、国際都市東京において、ありえない暴挙なのです。

【挙句の果ては知事の「結婚式場」発言!】
23日(月)に検討会→25日(水)に委員へ事業案を送信→特に意見を反映することなく→26日(木)午前お姐に連絡→お姐がプレスは待てと要請→ガン無視して同日午後3時発表

というもう、民主主義も自由もヘッタクレもない、ファシズム体制の中、さあ今日はなんの日?!

知事定例記者会見の日!!

を迎えたのでした。
本日は、知事鳴り物入『「未来の東京」戦略ビジョン』を小鼻を膨らませて発表していたわけですが、事前にお姐はツイッターでその実態をつぶやいておりました。

「お姐独自調査の結果判明したコスト
策定費6千6百万円 コンサル料740万円 
税金を使った、事実上の「小池百合子都知事選」公約のベースとなりますまいか。要注目!」

巨額の税金使って選挙活動ともとられかねない「長期計画」をドヤ顔で説明されておいででしたが、記者質問となりますとサっと顔色が変わる場面がありました。

そう、「葛西臨海水族園本館の去就」につき尋ねられた時です。

日経新聞記者「昨日葛西臨海水族園の移設計画案というのが公表されパブリックコメント募集とやむたが、今、建築家の谷口吉生氏の設計したガラスドームについて建築的文化的価値があるということで、「保存、利活用したらどうか」という声が有識者や建築関係からあがっている。昨日発表された都の計画では既存施設から水族園機能を移設後施設の状態等を調査の上、その在り方を検討すると表現されているが、知事の保存、利活用などのお考えをうかがいたい」

小池知事「開園から30年が経っており施設が老朽化したり、バリアフリー化が必要だということで更新に向けた検討を行っている。外部の有識者の議論を踏まえて(お姐注:前述のとおり、踏まえてない、無視)素案を公表させていただいてパブコメ開始した。都民の皆様の声をお寄せ下さい…(以降官僚準備の書面棒読み。以下省略)」

さんざん、検討会で建設局が説明してきたことをなぞり終えたあと、ホっとしたのか、とんでもない発言が飛び出したのです。
(なんだか、排除発言の時の似てますね)

小池知事「ガラスのドームですね…。

あれなかなか素敵でぇ、私、あそこで結婚式とかね、ユニークべニューで使ったらいいんじゃないかな?

はぁ??
結婚式場ぉ〜!
お姐は持ってたマグカップ落としそうになりました。

約25年前の都知事選で、「ワンフロア丸々知事室になっているのは贅沢で広すぎ」と、批判していた青島幸男氏は「知事室をどうしますか?」と聞かれて、「結婚式場にでもしますかねぇ」と思い付きのように無責任に答えたということを、都政関係者は思い出して同じようにお茶こぼしたのではなかったでしょうか?

葛西臨海水族園本館は、水族館として設計され、水族館として生き続けるからこそ「ユニーク」なのではないでしょうか?

水族館機能を奪い、がらんどうにして、「素敵でぇ」という素人の思い付きで、パーティスペースのような安易な利用施設にしていいのか?

いいわけはない!!

ガウディのサグラダファミリアを、
「デザインが素敵でぇ、冠婚葬祭式場にしたらいいんじゃないかな?」

なんて、バルセロナ市長は言うのでしょうか?
谷口吉生氏は空と海と水が一体化する「水族園」を創ったのです。

残骸にしてオシャレな式場にするなんて、都民ならず、人類と文化と文明に対する冒涜に他なりません。

価値もわからない者が、もちつけないものを持つとこういうことになります。

能力のない者、ノブレスオブリージュのない者、エスタブリッシュメントの矜持がない者をトップにするとこんな残酷な破壊行為を、全く痛みを感じないばかりか、意味も理解せずできてしまうのです。

日本の文化を滅ぼしかけた廃仏毀釈運動

言わずと知れる、パリまで焦土と化そうとした、ナチスドイツによるホロコースト

バーミヤンの世界遺産の仏教遺跡群の旧タリバン政権による大仏立像破壊

松坂牛の頂きものの価値がわからず、みじん切りにして野菜炒めしちゃうバカ嫁状態…(お姐か?!)

【心の琴線に触れる“みんなのご近所水族館”】
知事に今日質問をされたのは日経新聞の記者でした。
そして今回の報道で奇遇にも一番心に残った記事も日経新聞でした。

日本経済新聞 の名物コラム「春秋」

「幼い娘を連れていった思い出の場所だ。改修して使い続けられないものか。」

「「人生100年をうたう時代に30歳で命を絶つの?」と建築史家の松隈洋さん。たとえ人間でなくとも壮年期の建物の「訃報」は悲しい。」

記者の本音が吐露されており、今回の「葛西臨海水族園取り壊し暴挙」が何なのか実によくしるされていました。

東京都よはかる水族館には、家族や恋人と訪ねた万人の共通のかけがえのない思い出があるから、国立競技場解体よりも更に痛みを感じるのではないでしょうか。


【お姐総括!】
華やかなことや目立つことだけは大好き小池知事。
その日は超多忙であったにも関わらずスケジュールをムリクリ調整しイソイソとホテルオークラ完成式典に出席したといいます。
プレステージ_ロビー2
▲父の意匠を引き継いだ谷口吉生氏設計ホテルオークラ東京ロビー。もちろんここでの結婚式はお姐は大歓迎です!

オークラ旗艦ホテルで式典 本館建て替え 12日開業 産経新聞

皮肉なことに、この記事の写真左から二人目にオークラロビーと葛西臨海水族園設計者の谷口吉生氏が小池知事とともにいます。

ノブレスオブリージュとエスタブリッシュメントの矜持をもつ“巨匠”と表裏の顔が違う小池百合子という“Politician”を象徴するワンショットですね。

「建物は、ある意味で、人と同じです。この世に生まれてきた以上、日々、寿命に向けて老化していきます。高齢者を大切にしない社会は成熟した社会とは言えません。ある程度の御世話は必要なのです。人としての発想が貧困な人達の考えることに文化度の低さを感じます。寂しい限り!」

知己のある建築家の言葉をシェアして、今回は熱くたぎらず、無法者の暴挙に痛めつけられてきた私の故郷「東京」の痛みを静かに共有させていただきます。それでも、つづく

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22 12月

守れ葛西臨海水族園。【第4章】国内外の名だたる建築家も業を煮やし立ち上がる!

令和元年最後の本会議第四回定例会も無事に12月18日に終了をいたしました。本年10月消費税増税が実施され、三カ月続く景気動向指数の悪化幅は前回、5年前の増税後の4.8ポイントを上回って、東日本大震災があった2011年3月以来、8年7ケ月ぶりの大きさとなっています。このような状況の中、平成30年度決算において、未だ都債残高が約5兆円あるにも関わらず都が決算意見で述べた「一層の無駄を排除できた」とは判断できなかったことから一般会計、不祥事が相次いだ水道事業会計、突如として住宅経営本部を本年4月に設置されることとなった都営住宅会計、5,600億円の有償所管換を執行した中央卸売市場会計の4会計に反対を致しました。

本年またしても上程された第186号議案ほか3件の職員の給与の増額議案にも反対をいたしました。理由は、人事委員会の引き上げ勧告は、中小零細企業が多い我が国において、民間給与と公務員給与の差を増額調整する妥当性が極めて疑問視されるからです。また、同議案と連動し議員報酬・期末手当引き上げを防ぐための議員提出議案第10号を共同提案するも、「東京大改革」を掲げたはずの都民ファースト会派を中心に数の力で否決されましたことも非常に遺憾です。

 今回、知事鳴り物入りで目玉条例第215号議案「都民の就労の支援に係る施策の推進とソーシャルファームの創設の促進に関する条例」については、条例の中核概念である「ソーシャルファーム」の定義規定が置かれていないと同時に対象者の範囲を規定する概念も明示されていないこと、従前の雇用・就労支援政策と同条例による取組は重複するかどうかの調査検討とその情報提供もなされず、特定の事業者や法人を念頭に置いてないか、影響を受けていないかの確認・検証もなされていないことから「新たな福祉をうたった利益誘導になるのではないか」という都民の疑念を晴らすことは困難であり、あまりに拙速かつ安易な条例設置であることから反対を致しました。なお「ソーシャルファーム」及びその取り組み自体を批判や否定するものではないことを申し添えます。

【異例の満席となったシンポジウム】
※これまでの経緯は「守れ、葛西臨海水族園」(序章第1章第2章第3章)ご参照ください。

12月19日には、日本建築学会主催の「葛西臨海水族園の長寿命化を考える」シンポジウムが開催されました。私はどうしても15時から都庁での公務があったため中座せざるをえなかったことから開催1時間前に会場に駆けつけ、主催者の建築家の皆様から専門家のお立場からのお声を頂戴した次第です。
中でも、大変光栄なことに、現代の世界的日本人巨匠の建築家の先生方に直接おめもじしてお話をうかがえたことです。
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▲右:槇文彦先生 真ん中:古谷誠章前日本建築学会会長

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▲葛西臨海公園水族園を設計された谷口吉生先生

皆様口をそろえて

「葛西臨海水族園本館を残してください。よろしくお願いいたします。」

とおっしゃられ、谷口先生に深々と頭を下げられたことは、今年一番胸を突く出来事でありました。
基調講演の動画はこちらからご覧になれます
当日は、建築会館は続々と所属、関連する先生方が集まられていました。
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忙しい建築家の先生方がこのように集まることはまれで、異例の満員御礼状態のことです。お姐が指摘した、パブコメの捏造?!が一目でわかるよう回廊には全文が掲示され皆様足を止めて読み込まれていました。
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そして、槇先生の基調講演が始まると会場は静かな熱気に包まれたのでした。

【行政は痛みもなく連絡もせず文化的建築物を壊す】
1975年、槇先生ご自身が設計された沖縄国際海洋博・海洋生物園を事例にあげられた、恒久に使うことも念頭にいれて設計したも関わらずたった20年で壊されてしまったこと。
その際に行政サイドからは何も連絡がなかったことを厳しく指摘されました。会場からは、納得とも嘆きともとれぬため息が聞こえてきました。

現在葛西臨海水族園事業計画検討会の委員をつとめておいでの柳澤要先生は、事業計画が解体ありきで進められていること、そして、今の本館でも十分機能できること、そして本館を生かしながら今後運営していける一同納得の代替え案を明示。

古谷 誠章前会長(早稲田大学 創造理工学部 建築学科 教授)は

「建築はその場に建ち続けることで、人は記憶を辿ることができる
逆に、消え失せると同時に人々の記憶も断ち切られてしまう

わが国は震災や戦災で多くの記憶装置を失って来た。特に戦後の何もないもない国土に築かれた数々の素晴らしい建築が危機に瀕している
これ以上無闇とそれらを失いたくない


公共建築は、近年とみに大型化し、かつてのように珠玉の作品が生まれにくくなっている。全国に残る戦後のこのような稀有な建築作品をぜひ大切にしましょう」(古谷先生FBより引用

と強くうったえられました。おりしも人気ドラマ「同期のサクラ」の最終回。
主人公北野桜のいつもの定番セリフ「私には夢があります」。
そこで

「私たちが作った建物をみて未来の人たちが私たちが生きていたということを思い出してくれることです。私がいつもすばらしい建物をみて感動するように生きる希望や勇気をもってくれることです」

と、最後のシーンで締めくくりました。

「私たちが生きていたということを思い出してくれる」

この思いこそが設計者谷口先生の未来への贈り物、「愛」そのものではなかったのではなかったでしょうか?

当初プログラムにはなかったものの谷口先生はマイクを向けられ一言ご挨拶をされました。

「葛西臨海水族園を設計させていただいた谷口吉生です。
今日は年末の大変お忙しい中、また天気の悪い中、私の設計した水族園を守るためにおいでいただき、本当にありがとうございました。心からお礼申し上げます。

皆さんから色々とお話をしていただいたので、私が話すことはありませんけれども、一つだけ申し上げたいのは、水族園の計画には、本当にたくさんの方が関わっていらっしゃるということです。

今日は、もちろん一緒に設備設計をしていただいた森村事務所の村田さんもいらっしゃいますし、ご一緒に水族園を作った安部さん、福島アクアマリンの館長さんもいらっしゃいますし、そのお話にも出ていた、展示をやっていただいた伊藤隆道さん、いろいろな方がいらっしゃいます。それから最近ご連絡いただいたのですけれども、東京都設計者選定委員会の建物に関わっていらした東京都財務局の営繕の伊藤博夫さんという方がいらっしゃいます。彼はこの建物を東京都の管理側から参加していただきました。たまたま体を悪くしていてリハビリ中ということで、今日はいらっしゃいませんでしたけれども、大変ご親切なメールをいただいて、この建物を守らなくてはいけないとおっしゃっていただきました。

今日は建築のご専門の方が多いから、お分かりになると思いますけれども、一つの建築を作るには大変いろいろな方が関与しています。まず、工事関係に本当にたくさんの方がいらっしゃいました。そういう方達も私の心に残っています。特に葛西の場合は、お話にもありましたけれど、非常に厳しい軟弱地盤で、杭をたくさん打たなくてはならない。それと杭の横に力がかからないように周りを埋め立てる時には、スタイロフォームを埋め込むEPS工法により地盤を軽量化して盛り土を行なっています。それから、建設廃材が埋まっていましたから、メタンガスが発生します。それらいろいろなことを克服した。そういうことを考えると、絶対に壊せるはずがないと私は思います。

先ほども言いましたけれど、力が続く限りお手伝いさせていただきたいと思います。まず、私もだいぶ歳ですので、まず、自分の長寿命化を図らないと(笑)いけません。それから、最近水族園の中に参りましたら、かなり中が少しスラム化している状態にありました。

やはり私たちは、最初の作ったときに、みなさんの息がこもったそこにできる限り戻したいと、長寿命化の前に若返り化を図り、これも私に必要なもの(笑)でもございます。
そんなことで、本当にありがとうございました。心からお礼を最後に申し上げます。よろしくお願いします。」

時に、ユーモアを交えながらも世界的な日本人建築家としての矜持と、そして断固たる静かな意思をもって語られました。中には涙ぐむ先生方もいらっしゃったそうです。

【ぞくぞくと名だたる建築家が声をあげ始める】
「葛西臨海水族園本館を壊すということは、持続可能な社会づくりに反し近代建築文化財を冒とくするものだ」という、当たり前の思いはさざ波のように伝わり、2月提出された無視され続けていた小池知事への日本建築学会要望書に続いて、日本建家協会からも緊急要望が知事あてに12月17日に出されました。

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日本建築家協会要望書

そして12月20日には、イエール大、ハーバード大の先生方からも要望が寄せられ、直接小池百合子知事室に持ち込まれたのです。

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▲ハーバード大学院 森 俊子建築科教授

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▲イエール大学 Mr.Sunil Bald建築学准教授

国立競技場を壊された痛みは、関東大震災、東京大空襲、そして高度成長期による乱開発、都民不在の都市整備事業…
江戸と東京の風景も思い出も壊された日本人・東京人の痛みと重なり、今度は谷口先生設計の葛西臨海水族園本館か?!と痛みや悲しみから憤りに、そして今回のアクションへと昇華していったのであります。

【とうとう新聞報道へ。アリバイ委員会の行方に注目】
日本建築学会を中心とした、建築家の皆様のアクションと、及ばずながらお姐の発信により地域と世論が動き出し、シンポジウムにも多くのマスメディアが取材におとずれ、とうとう新聞報道・Yahoo!ニュースとなりました!

「5500万人が愛した「葛西臨海水族園」が大ピンチ 老朽化や経営を口実に「都民の財産」を破壊していいのか?」(Yahoo!ニュース)

葛西水族園 保存活用を 都内でシンポ「意匠洗練、機能性兼ね備え」(東京新聞)

本来は葛西臨海水族園をどう維持して、地域に根差した生物多様性及び環境保全のサンクチュアリの実現、そのために都政事業の責務をどう果たして行くのか議論すべきであったはずが、いつの間にやらハコモノスクラップアンドビルド検討会に変容、“あり方検討”から““ハコモノ”更新構想”→世界的“巨匠”「谷口 吉生作品」の本館から水族館機能を奪い…やがては解体か、怪しげなベンチャーに売り渡す懸念もされる““ハコモノ”事業計画検討”へとすり替わっていきました。

いよいよ、明日午前、最後の検討会が開催されます。シンポジウムの司会を務められた安田幸一先生、パネラーの柳澤先生の意見は、どう扱われるのか。国内外の著名かつ名だたる建築家やそして本来であれば、公共事業を共に担い、行政とは連携することも多い学会協会所属の先生方も声をあげるとは余程のことです。東京都はどう受け止め、「国際派」「サスティナビリティ」を目指す小池知事はどう判断するのか。

第4回 葛西臨海水族園事業計画検討会」
12月23日(月)10時〜開催

都度もみ消されて来た本館解体的結果ありきの進行に異議を唱える委員の声は届くのか!?予断を許さずしっかりと江戸川区民の皆様はもちろんのこと、都民の皆様は関心をもって行方を見守ってください。お姐もシッカリ傍聴いたします。

つづく

【お姐総括!】
槇先生、谷口先生はひとこと「ノブレス・オブリージュ」の方でした。プロフェッショナルとしての自負を持たれていらしてもおごり高ぶったところは微塵もなく、洗練され矍鑠とされた物腰、古き良き技術立国であったころの絶滅寸前の日本の良識を先生方が手掛けられた建築と同じように体現されておいででした。

高貴なことへの責任も、仕事への自負もないくせに権力欲だけは人一倍で、おごり高ぶる“政治屋”が多い我が業界において、一陣の清風を感じたひと時でありました。

こうした建築家の命がこめられた設計を実現するために施行事業者・工事担当の方々も額に汗をしながら、知恵を出しあって、江戸川区独特の軟弱地盤と命がけで格闘された姿が目に浮かぶではありませんか。

江戸川区民を中心に訪れた延べ5500万人の想い出の玉手箱、現代の竜宮城のような葛西臨海水族園本館を壊すということは、日本人の御霊宿る神社を壊すようなことに等しい!

それを、東京都は、東京都知事はどうして壊せるのでしょうか??!!

★ご参考★
「葛西臨海水族園の長寿命化を考える会」HP
葛西臨海水族園長寿命化にかかる埼玉建設新聞記事

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11 12月

守れ、葛西臨海水族園。【第3章】小池知事が無視し続けた建築学会要望書

本日は、都議会はお姐の出番はありませんでしたが、第4回定例会一般質問でありました。最後に、共産党議員から、昨日の代表質問において、本会議初日、小池百合子知事所信表明でお得意の鶴の一声で突然発表となったのではないか?と話題になっている都立病院の独立行政法人化に関する質疑の知事答弁が不明瞭であったことから動議(議会運営・進行や手続き質疑・答弁等に疑義や異議があった場合、議員が本会議中挙手をして提議すること。)がかかりました。ところが、東京都議会会議規則第45条2「通告しない者が発言しようとするときは、起立して「議長」と呼び、議席番号又は自己の氏名を告げて議長の許可を得なければならない。」に則って、発言しているのですから本来議長は指名すべきなのに、都民ファーストの会の石川良一議長が無視し、通常、動議をシカトするなんてありえないので大紛糾しました。“知事与党”都民Fの数の力で押し切ろうとしたのか、稲城市長を歴任したというのに議会進行が真面目にわからなかったのか、結果的に議事整理権を放棄しちゃったわけで、さすがに議会局からペーパー(カンペ)が入り、動議をうけるかどうか結局当該議員は指名されないままに決を図り、グダグダの仕切りの中多数決で否決されました。お姐は、昨日の共産党質疑「病院経営本部長は、独法化をいつ知ったのか」「都立病院への約400億円の公費投入が、都は赤字だいう認識なのか」への明確な答弁がなく消化不良でしたので、動議には賛成しました。やれやれ…。民主主義も規則も冒涜し、古い都議会は、都民ファースト大量当選後、都議会ドン時代より更に独善的な運営となり戦時体制並みにもっと古くなっております、ハイ。

【長寿命化を願う建築家と出会った!】
※これまでの経緯は「守れ、葛西臨海水族園」(序章第1章第2章)ご参照ください。
さて、本会議中は都議が全員登庁しておりますので、さまざまな団体さんが各会派への陳情や要望に訪れます。今日は、なんと!お姐が葛西臨海水族園本館問題を取り上げていたことから、建築家の先生方が12月19日に開催されるシンポジウム「葛西臨海水族園の長寿命化を考える」参加及び12月23日開催「第4回 葛西臨海水族園事業計画検討会」傍聴のご案内を届けに来て下さいました!
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▲左:豊洲問題でおなじみの森山高至先生、右:矢板久明先生

本会議前の慌ただしい時間ではありましたが、密度の濃いお話、建築家という専門家だからご存知の新事実、新しい資料なども頂戴できました。やっぱり独自調査しているよりも先生方に会って話せば話は早い!

前回、社会的にも認められているアカデミックな組織・建築家集団からの正式な申し入れを小池百合子東京都知事は、返事もせずに放置、無視をし続けたと申しあげましたが、その組織とは…かの!
日本建築学会でありました。先生方は、“あり方検討”の頃から憂慮し、““ハコモノ”更新構想”→世界的“巨匠”「谷口 吉生作品」の本館から水族館機能を奪う結論ありきの““ハコモノ”事業計画検討”へとすり替わっていくのではないかとロックオンされていたのであります。
そこで、建築のプロ集団は「小池知事に申し入れをしよう!」と、立ち上がられていたのです!

【無視され続けた日本建築学会の要望書】
このままでは、解体ありきで話が進んでしまうと、今年の2月に日本建築学会は正式に小池知事に要望書を提出されていたのでした。(詳細HPはこちら)
全文転載いたしますのでぜにご一読くださいませ。
******
東京都知事 小池百合子様
東京都建設局長 西倉鉄也様
建学発 2019-第 0008 号 2019年2月5日
一般社団法人 日本建築学会 会長 古谷誠章
葛西臨海水族園の保存活用に関する要望書
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。 平素より、本会の活動につきましてご理解とご尽力を賜り、篤く御礼を申し上げます。 貴下が所有する東京都江戸川区の「葛西臨海水族園の更新に向けた基本構想」が2019 年 1 月に発表され、新たな水族園の実現に向けた検討が進められている由、うかがっております。 基本構想では、現在の水族園地内に、「既存施設とは別に建築する建物に水族園機能を移すことを基本とした検討」を進め、「既存施設については、水族園機能を移設後、施設の状態等を調査の上、そのあり方について検討」すると記されており、現在の建築の建替えの可能性も示唆する内容となっています。
ご承知のように、葛西臨海水族園は上野動物園 100 周年を記念して東京都が計画し、現代日本を代表する建築家の一人である谷口吉生(1937-)の設計により、1989(平成元)年に竣工した建築です。谷口は国内外に多くの美術館建築の名作を設計したことで知られますが、 水生生物の展示を目的とするこの施設においても、展示のための機能性と洗練された意匠を兼ね備えた優れた建築を設計し、これまで毎日芸術賞(1990)、建築業協会賞(BCS 賞)(1991)、 公共建築賞(1994)を受賞するなど高い評価を受けています。とくに建築へ向かうアプロー チの構成や、入念に計画された建築と周辺環境との結びつきはこの建築作品を特徴づけるものであり、そこで試みられた非日常的な空間の演出は、東京の公共建築の中では唯一無二の価値をもつものといえます。現在、文化庁が実施している近現代建築を対象とする文化財調査で示された 7つの評価基準の内、「革新性」「地域性」「継続性」の三項目に該当する、東京都を代表する近現代建築と評することができます。
展示においても、マグロが回遊する巨大水槽をはじめとした画期的な展示方法が試みられており、従来の水族館の枠に収まらない新しい「水族園」を創出しようとした関係者の姿勢を今なお窺い知ることができます。ここで実践された変化に富む展示空間の設計はその後の日本の水族館の建築に影響を与えたとされ、さらにこの建築が広く市民に親しまれてきたことは、1989 年の開園より多くの入園者を集めてきた事実が示しております。
建設後 30 年近くが経過し、施設・設備の老朽化が進み、バリアフリー等の新たな問題や施設の増改築の要望が出てきていることに対して、長期的な整備の計画が必要であることは論を待ちませんが、しかしながら、竣工後 30 年に満たない優れた建築物を、建替えの可能性を含む検討の対象とすることは、持続可能な発展を目指す今日の社会が求める姿勢とは相容れないものと考えます。それは、多くの市民の記憶が蓄積し、今なお利用者に評価されているかけがえのない建築遺産を失うことに通じるものと危惧しております。
貴下におかれましては、この建物の有する文化的価値について改めてご理解いただき、既存建物の保存活用を考慮した適切な整備・改修計画の策定をご検討下さいますよう、お願い申し上げる次第です。
なお、本会はこの建物の保存活用に関して、学術的観点からのご相談をお受けいたします

敬具
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専門家として、文化的価値を指摘し、30年で老朽化ということがいかにナンセンスかを理路整然と指摘し、そしてそれだけではなく、いくらでも長期利用への力になると投げかけているのです。
建設局には建築士ホルダーは沢山いますが、こうした建築家が力になってくださることは本来なんとありがたいことではなかったでしょうか…。
しかし小池百合子知事は無視し続けたのです。

【お姐が情報開示請求したとたん届いた返事】
一方、鼻の利く、なにか持ってるお姐は、お姐で、12月23日の最後の検討会で「はい、本館は解体の方向で、ウン、結論ありき、検討しないこと検討する行政委員会ですからね!シャンシャン!」と終わることを懸念して、11月1日に葛西臨海水族園本館が本当に老朽化しているのか?わかるであろうあらゆる資料を情報開示請求をしておったのであります…。
今日、おいでいただいた、森山先生、矢板先生にお話を聞きましたら、なんと!その一週間後の11月8日に学会にお返事が届いたというではありませんか?
20191108建設局からの要望書への回答_page-0001

これっておかしくないですか?
9カ月も放置して、お姐が情報開示請求したら慌てて回答。
パブコメの中身もあたかも老朽化で解体やむ無し的な印象操作をし、さらに、要望書は無視し続ける。小池知事は「情報公開は一丁目一番地」「東京大改革」を高らかに掲げ、当選されたというのに、「情報公開」されて、ようやく動くとは本末転倒。都民を、日本建築学会の先生方を愚弄するにもほどがあります!

さらに、先生方からキョーガクの事実を教えていただきました。建設局へ「葛西臨海水族園の長寿命化を考える」シンポジウムへの参加をお願いしていたところ。以下のような木で鼻をくくったような回答がきたそうで、了承を得て掲載します。
20191108建設局からの回答_page-0001
「公務の都合により参加できない」のは知事であればそれは多忙なので納得できますが、早々たる講師陣が勢ぞろいであるというのに(御年91歳の槇文彦先生が登壇されるんですよ!)建設局及び葛西臨海水族園の担当職員が誰一人出席できないとは、研究心のかけらもないのかと、開いた口が塞がりません。

葛西臨海水族園本館をどうしてくのか、多くの可能性や選択肢を検討するために検討会議があるのではないのでしょうか。
情報開示できた資料と建築シロートお姐は格闘しておりましたが、今日面識を得て、先生方にも分析していただけることになりました。さぁて、本当に東京都はこれまで万全のメンテナンスをしていたのか見ものであります。…つづく!!

【お姐総括!】
議員がしっかりしてないと!議会運営も行政手続きもグッダグダ!
都議会唯一無二の一刀両断議員として、あまりの酷さからくる眩暈にめげず、おかしいことはおかしい!言い続けます!

★こちらも必見★
アリバイ委員会とさせまじ🔥👊
本館解体的結果ありきの進行に異議を唱える委員の声は届くのか!注目です。傍聴に行こう!
第4回 葛西臨海水族園事業計画検討会」
12月23日(月)10時〜開催

「葛西臨海水族園の長寿命化を考える会」HP

葛西臨海水族園長寿命化にかかる埼玉建設新聞記事
▲本日御目文字しました先生方が登場してます

長寿命化シンポポスター
シンポジウム「葛西臨海水族園の長寿命化を考える」
主催 一般社団法人 日本建築学会
日時 2019 年 12 月 19 日(木)13:00〜17:00
お陰様で満員御礼。異例の参加率だそうです!

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お姐参上!

東京都議会議員 
上田令子 
台東区上野出身。結婚を機に江戸川区船堀在住。台東区立黒門小、文京区立第六中、都立三田高、白百合女子大卒。外資系生保等を経て起業も。長男妊娠出産で退職を迫られたこと、江戸川区での保育園探しに苦労したことから、働くマザーズと女子のために東奔西走。99年4月「江戸川ワークマム」 設立。07〜12年江戸川区議。13年東京都議選初当選、現在3期目
家族:夫、息子、義父母と三世代同居。ペット:セキセイインコ4羽
著書:ハハノミクス!
通称:お姐!
所属:自由を守る会代表

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