本日、私、上田令子は、都民ファーストの会、荒木千陽代表、増子ひろき幹事長、山内晃政調会長へ離党届を提出するとともに会派離脱を申し出ました。今回離党という決断にいたったことについき、都民ファーストの会にご期待頂きました皆々様に心よりお詫び申し上げます。
 離党及び会派離脱を決断せざるを得なかった理由を、都民のみなさまと関係各位にご説明いたします。
 なお、会派は離脱するものの、都民から負託を受けました都議会議員の職責は引き続き、都民の自由と幸福のため、今までに増して、いかなる議員より全力で全うしてまいります所存であることを申し添えておきます。
 また、小池百合子知事による都政運営に、「東京大改革」の原点に立ち返り、その実現に向けて全力で取り組みます。
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【変質していった「東京大改革」】
 まず、決断に至った理由は、端的に都民ファーストの会執行部によって「東京大改革」が変質させられてしまったことにあります。
 私は、先の都知事選におきまして、全ての都議に先立って、小池百合子知事の立候補を支持し、都内外の地方議員の仲間に呼びかけて、全力で支援いたしました。過去の知事選では、都民の声に耳を傾けない政治家による国政政党中心の候補者選びが集権的に繰り返されてきました。これに追随することなく、地域のことは地域で解決するべく強い決意のもと、東京発、政界再生・活性化を目指し、都民益と自由・自治のため、主体性を持って、当時、私が代表を務めておりました地域政党「自由を守る会」としても支援を決定していました。

 小池氏は、「大義」を都民が「共感」できる政治を心がけているとして、「都民が決める。都民と進める。」と掲げて都政の透明化をはじめとする「東京大改革宣言」を示しました。私たちに対し、都政について「東京都は豊かな財源ゆえにかなり放漫経営になっている」と指摘し、「行財政改革に力を入れたい」としました。自民党都連と都庁官僚によるブラックボックス化して「伏魔殿」ともいわれる従来の都政運営に大改革のメスを入れるものと期待を大いに抱かせるものであり、全力で応援してきていると自負しております。

 その結果、291万を超える都民の支持を得て、都政史上初の組織の支援を受けない、女性知事が誕生し、小池都政がスタートしました。
 都知事と都議会が良い緊張関係をもった本来の二元代表制を実現できるものと意を強くもったものでした。本来の二元代表制が機能する都政のもと、あらゆるしがらみを断ち切り、労働組合、既得権益団体・圧力団体と一線を画す都政のトップリーダーとなっていくものと考えておりました。
 期待通り、小池知事の都政改革に向けたご尽力に敬意を表するとともに、1年余りのわずかな期間ににもかかわらず、多くの成果をあげ、都政のボックスに嚆矢を放ったことは、高く評価するものです。
 一方、都民ファーストの会の党・会派運営におきましては、これとは真逆の動きが見られるようになりました。

【党内民主主義の欠如】
 本年1月の会派結成にあたっては、前身会派である「かがやけTokyo」所属の都議として党内民主主義を確保すべく、規約案を当時の代表に提示いたしましたが、先ごろまで都議には規約が示されることはありませんでした。

 現任期の会派運営においても、役員会が会派意思を決定し、議員総会はその決定事項の伝達の場に過ぎませんでした。
 会派・党人事についても、ことごとく事後報告でした。荒木代表や小島敏郎政調会事務総長らの選任は、私たち都議には報道が先行、その後メールで通知されました。党内人事については、致し方なかったとしても、三権分立でいえば、「行政府」にあたる都庁の顧問を務める小島氏が、翌日から「立法府」たる議会会派の頭脳部たる政調会事務総長に就任することには大きな問題意識を感じるものです。
 各都議からは毎月、政務活動費15万円、党費6万円が徴収されていますが、政務活動費は血税を原資としているわけですから小島氏の人件費の金額・契約形態については事前に説明する必要があったのではないでしょうか。このように、根拠となる予算が示されず、政務活動費の使途についてもブラックボックスと言わざるを得ない実態がありました。

【一枚2万円の政治資金パーティの是非】
 さらに、今後予定されている政治資金パーティ券の販売を各都議が、求められていることです。従来、既成政党においては議員へのパーティ券販売のノルマ割り当ては、当たり前のように行われていたことかも知れません。ただ、「政治とカネ」の問題が問われて過去二代の知事が辞職する中、昨年10月に小池知事は、都議ら政治家が主催する政治資金パーティーや会合への都職員の出席について、「なれ合いとの批判を招くことがないよう、節度ある対応を取るよう事務方に指示した」と述べております。
 政治資金パーティについては、兼ねてより、企業・団体献金や外国人献金の隠れ蓑となっているとの指摘があり、そのあり方自体が問われなければなりません。私はこれまで、労働組合や既得権益団体など一切の組織の応援をいただくことなく、地域で慎ましく日々泣き笑いしながら生きる人々の一票一票のお力で当選を果たさせて抱きました。団体にパーティ券を買ってもらうという政治活動は一切したこともございません。家計簿とにらめっこしながら暮らしている、ママ達。障がいを持ちながらも地域で暮らす皆さんという支援者に支えられて今日があります。彼女ら彼らに一枚二万円もするパーティ券を売ることがどうしてできましょうか? 仮に自腹で支払うとなれば、それは血税である都議報酬から支出することとなります。で、あれば私の得意とする「紙爆弾」ならぬ都政報告を届けることこそが都民益にかなうものです。パーティ券で政党を支えるというのは、私たちが闘ってきたブラックボックス都議会を作り上げた自民党と同じことになりますまいか。
 パーティ券の販売・斡旋は行わず、政治資金については江戸川区議時代から個人献金を主として進めてきた、私の政治信条により、到底受け入れられるものではありませんでした。

【地域政党「自由を守る会」の解党を迫られる】
 さらに、大変残念なことがございました。小池知事を真っ先に応援し、都内各地で知事のポスターを貼ったり、7万枚もの公選はがきの協力の中心となった、前述の地域政党「自由を守る会」ですが、複数の所属区市議会議員がいたにも関わらず、当時の都民ファーストの会代表(東京都知事特別秘書=特別職公務員が兼任)により知事選直後から再三再四にわたり、解散・解党を要求されました。なんとしてもそれは回避すべく、「自由を守る会」代表を上田から竹内まさおり武蔵野市議に交代したにもかかわらず、些細なことを理由に解党を強要、本年4月3日に泣く泣く解党手続きを強いられた次第です。小池知事になれば地域が変わる!と希望を見出し、当初は下馬評が低かったにもかかわらず手弁当で応援してくれた、地方議員・地域住民を絶望の淵に追い詰め、解党を求めたことは、今を持っても慙愧の念に耐えません。幸いなことに、当初メンバーは誰一人欠けることなく今日にいたります。
 よって、地域政党「自由を守る会」は即日再結成をいたし、真の地域住民最優先、地域創生、善政競争を実現できる地方自治・政治を実現してまいる所存です。

【二元代表制担保への懸念】
 最後に、去る9月20日総会にて、政務調査会長から、「文書質問や委員会資料要求は知事与党、最大会派としてすべきではない」との指示が出されました。(詳細こちら)憲法第93条に定められた、二元代表制の根幹、地方自治法109条等に定められた議員の調査権を蔑ろにするものであり、絶対に認めることはできません。
 この権能が行使できてこそ、都民の付託を受けた議員の責務である行政のチェック・瑕疵の是正ができます。水面下で行われたとしても、都民はそれを知ることができません。情報公開の理念に反するものです。
 このような、都民ファーストの会の集権的かつ不透明な党・会派運営は、ハンナ・アーレントの「人間の無意味化」ならぬ「議員の無意味化」を促すことになりかねないのではないか…。

 私にとって、議員の権能を自ら放棄することは、政治家としての死を意味します。鳥から翼を奪って空を飛べというに等しい。地方議会、ひいては民主主義、自由主義への冒涜に他なりません。

 この点だけは、到底受け入れることはできず、「ふるい都議会を新しく!」することはできぬと、この度の決断に最終的に至りました。
 
 上田令子は、内心の自由・政治活動の自由を守り、人々がのびのびと個性を活かすことのできる社会の実現を引き続き目指してまいります。
 支援者・都民のみなさまにご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。

【お姐総括】
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「議事堂は、私達女性に選挙権を与え、障がい者への差別を是正し、人々の希望を守ってきた自由の聖堂」

 一寸の虫にも五分の魂
 一人の都議にも自由な議会活動

 人権ありて自由あり
 自由ありて希望あり!

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