今年も早いもので最後の都議会本会議(第4回定例会)となりました。初日は東京都交響楽団による弦楽四重奏が奏でられます。本日はハイドンの「皇帝」でした。改元する来年を思っての選定だったのかな?と最前列にて耳を澄ませました。

【都庁事務所長としての横顔】
都響の演奏とともに、初日には東京都知事による所信表明があります。日本中が注目をし、ファーストペンギン of ファーストペンギンの上田がムーブメント火付け役を担った都政初の女性東京都知事選挙、その後の国政政党「希望の党」の設立と惨敗そして解散。移転延期を決定し、「築地は守る、豊洲は生かす」と迷走を続け追加予算が組まれ、築地跡地を独立採算の中央卸売市場会計から一般会計に売却する「有償所管換え」を行う方向で検討を始めたことも報道された豊洲移転、ふくらみ続けるオリパラ経費…この間、上田も昨年の衆議院選挙直前に離党した都議会最大会派都民ファーストの会から都民の心も急速に離れていきました。
私は、小池知事誕生にむけて奔走したのは、それまでの都民不在、業界団体最優先的都議会ドンと蜜月知事都政から、都民生活に身近な都政事業の課題を粛々と片づけてくれる「実務家知事」の誕生を心から願ったからでした。残念ながら、小池知事誕生からこれまでメディアが注目するような政局に振り回され続けてきました。所信表明も常にそこを意識したものでありました。
知事というものは「首長」とわれるように、執行部門事務屋のトップです。時に議会側と政治的に相攻伐することはあるにしても本来は、地味で地道で4800にもわたる都政事業に精通し、把握して局長以下強いリーダシップで都民益のために働かせる「事務所長」たる存在です。
タフに仕事をこなす「小池百合子」という政治家は必ずやそうなるだろうと期待をしておりました、それは離党してからもずっとそうでした。
今回の所信表明を聞いておりまして、課題は残るものの、マスコミが注目するような政局モノについては批判や指摘はあれども目途が立ち、ようやく細々した都民生活に寄与する事業へ細かく着手する状況となってきたと実感し、少しほっとしております。
小池百合子知事所信表明全文はこちら
もちろん、その中身のチェックを二元代表制のもと厳しくしていくことが議会人の責務ですので「それは、それ!」「これは、これ!」(By 逆境ナイン)で、お姐はまいりますので都民の皆様ご安心ください。

【自治体もすなるベンチャー支援の是非】
私は、小さなIT系企業を立ち上げたこともありますので、基本はベンチャー企業支援には賛成の立場です。しかし、お役所にそれができるのかどうかは、ハナハダ疑問の立場でもあります。先の決算委員会産業労働局審査では、完膚なきまで矛盾を抱えている「創業者支援」事業のほころびを指摘させて頂きました。民間に丸投げの委託事業が多いとか(なら民間にやらせたほうがいい)、ハコモノつかった限られた企業インキュベーター支援とか、「女性ベンチャー成長促進事業」では都に本店ないところが選ばれてるとか、海外研修に随行する都職員は語学堪能でビジネスに精通してんのか?!などなど。ゆるがぬエビデンスを抑えて追い込んだわけです。役所=侍 なんですから、士農工商の「商」部門に講釈たれるなんていうのはまさに「武家の商法」ではないでしょうか。
所信表明でも案の定「革新的な技術を東京の力に変える」とし、「画期的なイノベーションを生み出すベンチャー企業の発展や、絶えず進化する先端技術の実用化に向けた取組も、着実に進めてまいります。」と張り切ってくれてますが、コレ実現するために役所ができるのは「邪魔しないこと」だと思います。結局声がけしても監査法人の息のかかった自称ベンチャー企業、自治体御用達ベンチャー企業、NPOなどいつも同じ顔触れだったりしますからね。

【自治体初の創薬系ベンチャー育成支援?!】
中でも私が目を引いたのは「ベンチャーの持つ有望な技術を医薬品や治療方法の開発に活かすという観点から、今年度より、自治体初となる創薬系ベンチャーの育成支援を開始するなど、幅広い分野で起業・創業を力強く後押しをしてまいります。」という部分です。本日はワイドショーでも珍しく武田薬品工業によるアイルランド製薬大手シャイアーの買収を取り上げていました。これも偶然のなせる業なのでしょうか。シャイアーの主力製品は、ADHD治療薬「ビバンセ」(17年売上高21億6110万ドル)とのことです。これまで、私は多量多剤の問題を都政事業の中で取り上げてきました。ことに、発達障がい等子どもへの早期支援に名を借りた安易な向精神薬投与については警鐘を促し東京都においてもその点は重視しており、「児童精神医療については投薬以外が第一」という言質を取っております。(過去blog参照)。また、都立小児医療総合センターの顧問医が、製薬会社2社から年間350万円(2年で700万円)の報酬を得ながら利益相反自己申告をしていなかった点を突き日本発達障害ネットワークの理事長でもある同医を退陣に追い込みました。
これも偶然のなせるわざなのか、誕生日遅い児童をADHDと過剰診断する傾向、発達の遅さと教師が混同? 研究の報道も届いております。
一方で、女性が必要としていたピルは欧米に比べはるかに承認が遅れた歴史的事実、性暴力など望まぬ妊娠を避けるために女性にとっては必須ともいえるアフターピルについては入手しやすい取り組みが未だ進んでおりません。
医薬品も治療方法も、製薬会社や医師の前に、人間の命と健康と真の需要が最優先であるのは言うまでもないことです。その判断をすべき医療従事者は過酷な労働条件にさらされています。新薬の情報を自ら入手し、自ら判断できる労働環境を整備をしていくことと同時に、このベンチャー支援は行っていくべきだということを私は都議として議会で届けてまいる所存です。

【地域から始める真の“早期”支援】
都議会議員としては、創薬系ベンチャーが具体的になってきた時の厳しい確認・監視と前述の通り「児童精神医療は投薬以外を第一」とした施策推進を促してまいりますが、地域でできることも奇しくも12月1日より開始しております。本当に偶然が重なるものですねぇ!
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★発達・教育勉強会〜子どもの個性を力に変える〜 ★
〇講座内容〇
講師:児島史篤(小規模保育所にっこりハウス園長・児童発達支援にっこり相談室代表)
●発達障害について
(1)障害ってなぁに?役割が変わると意味も変わる
(2)薬の前に仕組みを知ると見えてくる、家族が出来ること
(3)保育所等訪問支援の現場から、育ちに重要な園生活

●お勉強について
講師:小林幸平(東京大学医学部健康科学・看護学科卒、東京大学大学院院修士課程修了、保育士)
(1)家族での勉強で大事なこと
(2)おうでできる算数遊び
(3)ことばと文字の教え方

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「じっとできないことがそんなに悪いことなの??」
「学校に医者へ行っては?と言われたけどどうしよう?」
「どこまでが個性でどこからが障がいなの?」
「投薬中だけど、心配なことがある…」

そんな保護者の皆様ぜひお子様連れでお気軽においで下さい。出入り自由、じっとしていなくてもOKな楽な講座ですので、お誘いあわせのうえお気軽にご参加ください。

【お姐総括!】
誰かと比べず、まずその子一人を見て

子どもの個性を力に変える!

これが、真っ先にする早期支援。
なにしろ、お姐も、じっとできない子どもでした。注意力散漫で忘れ物が多く小学校1年生の時は教室にいないこともたびたび。下町上野の子ども達も昭和の先生も、町内の皆様も(学校でも大変ですから、もう地域ではいろんな列伝が…恥)おおらかに見守ってくれ、自然に机に向かえるようになりました。
シミーズ画像
▲上田令子通信14号コラム「都立病院児童・思春期精神科医師の利益相反を突く!」お姐イラスト部分

そして今も式典や議場で座り続けることが辛くてたまらず、ソワソワし、今をもっても忘れ物・失くし者大臣ですが、仕事は過集中して職人芸の域まであと一歩!
個性を力としてくれ、足りない部分を補ってくれた家族、友達、江戸川ワークマム、チームお姐、個性を評価し議会に送ってくださる江戸川区民に支えられて私の今があります。そんな環境をまず江戸川で、当事者・保護者、保育・教育者、心ある医療従事者と地域住民の「民」の力で整え、役所に頼るばかりではない「血の通った発達障がい児(予備軍も含め)・育てづらさに悩む家族支援」先進自治体「江戸川区」を目指します!


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