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東京都議会議員 上田令子のお姐が行く!

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葛西臨海水族園長寿命化

4 2月

守れ。葛西臨海水族園【第10章】小池知事へ声を届けて長寿命化を!

2月2日(日)に、上田令子通信緊急レポートを織り込まさせて頂きました!
rr_2020緊急レポ_27PM_page-0001
▲表面
rr_2020緊急レポ_27PM_page-0002
▲裏面

そして今朝は朝駅頭で説明をしながら配布も致しまして、お手元にある方々から早速、反響があり、文面にあるように知事にメールをしてくださった方もおいでのようで、心よりお礼申し上げます!

【明日!第5回葛西臨海水族園事業計画検討会の開催】
これまで、葛西臨海水族園本館解体ありきのように話を進めており物議をかもしてきた、葛西臨海水族園事業計画検討会の集大成となる第5回検討会が明日催されます。前回は、長寿命化を求め、解体ありきの検討会の「あり方」を巡って大紛糾したのは既報の通り
※これまでの経緯

明日は、ともかく本館から水族園機能を奪い、新設ありきに強引に決着をつけようとしようとすることが予想されます。
ですので、令和2年度予算に建設費が計上されては大変と「款項目節」まで詳しいものを事前に確認をしましたところ…

*******

土木費 公園霊園費 動物園整備費

委託料 90,300,000円 事業公表準備など

報償費 812,000円 有識者報償費

旅費 83,000円 同上

一般需用費 110,000円 印刷費等

役務費 297,000円 速記費用

計 91,602,000円

*****

※については
どのような内容でどこに発注するのか、確認したところ
「来年度検討することを想定して予算原案を作成しているところ」
というザックリした回答でした。取り急ぎ建設費ではなく、おそらく解体ありき的構想のコンサルとして一億近く計上しているのでしょう。
その証左として素案24Pでは民の財産であるにもかかわらず、今後のスケジュールとして

「新たな水族園の整備・維持管理運営の手法については、今後、施設の整備水準の整理など、更に検討を進め、時期は前後する可能性があるが、PFI 手法を活用した場合のおおむねの事業スケジュールは以下のとおり。スケジュール及び PFI-BTO 手法の活用によるコスト削減効果については、事業者ヒアリングを行うなど、引き続き精査」

とか言っちゃってます。
そのスケージュールを見てみましょう。

■開園までの段階■

新たな水族園の整備水準の検討、PFI のコスト削減効果検証、PFI 法に基づく事業手続き
→令和2年度〜3年度 ←今ココ!!

設計・工事・開園準備 →令和4年度〜8年度←これを長寿命化設計、工事施工にChangeさせる!!

開園→令和4年度〜8年度←晴れて現存本館ガラスドームを活用した葛西臨海水族園の再生へ!


カヌースラローム競技場の時も、環境評価も終わった、図面も着手したし、IOCが移動を認めないだのなんだの言って頑として動かなかった東京都でしたが、最終的には地域の声とあまりの暴挙への批判が集中して、内陸部への変更を実現することができました。

【小池知事に声を届けよう!!】
「7C TOKYO」の最後のCの「Choju(長寿)」を謳い、持続可能な社会、ダイバーシティ、サステイナブルな東京を掲げる見識高いはずの元環境大臣である小池知事に葛西臨海水族園本館の「取り壊し」から「長寿命化」の再検討を求めるため、思いのたけを届けませんか?

☆文書の書き方☆
「東京都知事小池百合子様
日本国憲法第16条および請願法第3条に基づき、請願書(質問書)を提出いたします。同法第5条に則り、誠実なご処理ご検討の上、各質問項目につき、1か月以内にご回答を頂きますよう、請願いたします。」
↑これを冒頭に入れて以下は自由に

「思い出のある本館を壊さないで」
「世界的近代建築文化財を壊すことがあってはならない」
「環境破壊となる建築廃材の出る、スクラップアンドビルド公共工事をやめて!」

などなど、素直になんでも綴って下さいませ!
その言葉ひとつひとつが氷の女王の心を溶かすことでしょう…

☆送り先☆
都民の声総合窓口
↑このページから「メールフォーム」をクリック!その後知事宛をチェック「レ」して上記同様の頭書きを添えて、ご意見を送って下さい。
フォーマットの制約やバグ(苦笑)、長文などではじかれたりされる場合もあるので念のため

koe@metro.tokyo.jp

へも送信してくださいませ。その際に「守れ。葛西水族園」チームお姐+専門家集団のアドレス

pubcome.kaq@gmail.com 

へも同報してくださると嬉しいです♪

ここまで来ますと、明日の第5回葛西臨海水族園事業計画検討会新設ハコモノありき、臨海水族園本館の長寿命化を検討しない検討会が、どんだけ無謀で民主主義からかけ離れているか見るのが、逆に楽しみになってきております。

なんですかね、御用委員と言っては失礼かもしれませんが、前回検討会が終わった後都庁幹部とねぎらい合っていた学識委員(しかし、チームお姐の名だたる建築家はその“作品”や実績を調べてもわからず、ほとんど知らないという…)の言動も注目したい。

ハテサテどうなりますことやら、お立合い!

【お姐が行く】
東京都知事の持つ巨大権利・巨象の前にはお姐はアリンコ。(…ヒアリだっりして☠)
しかーし、長い鼻の穴の中に入り込んで、クシャミ( >д<)、;'.・ ィクシッ させて、うっかり尻もちつかせたら、こっちのもの!
お楽しみはこれからだ!!
悲壮感ではなく使命感で楽しく世の中変えていきまっしょ😀

☆お姐、諦めないことだけはできる!という方↓お近々江戸川区民に思いを届けるな?!楽しみにしているぞ!願いします!☆
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29 1月

守れ。葛西臨海水族園【第9章】東京都素案に反論します。

先週末は、「葛西臨海水族園の更新に向けた事業計画(素案)」についてパブリックコメントにご協力頂きましてありがとうございました。都がパブコメ結果を改竄出来ぬよう、別途同文も当方サイドへお送りいただきエビデンスも沢山確保いたしました!
存続諦めず進めますので、今後とも引き続きご協力ご支援よろしくお願いします。
これまでの経緯はこちら 

【都のお手盛り素案に物申す】
今般の葛西臨海水族園存続にむけてのアクションについて
「別に古い建物なんだから壊しても良いじゃん」
「老朽化とかバリアフリー対応してないんだからダメじゃん」
というお声に、過去blog【第6章】なぜ残す必要があるの?でお答えしておりました。
次いで多いご意見が東京都の「東京都が葛西臨海水族園の更新に向けた事業計画 (素案)」を鵜呑みにしてしまい「昨今の世界中の水族館の展示形態の急速な変化もあり仕方ないのでは」というようなものです。そう思うのは致し方なく、罪のないことです。なぜなら、何も知らない読み手が、そういう風に感じるように用意周到、巧妙に素案が作られているからです。

そこで!!東京都建設局のミスリードにまんまとひっかかって、思うつぼにならないよう、ホワイトナイト建築家の皆様のお知恵を頂戴して新施設を建設する理由に対する意見・反論を、述べさせていただきます。

【チームお姐による反論】
葛西臨海水族園のあるべき姿 (3)実現に向けた進め方 (6〜7ページ)への意見・反論

☆検証1☆
東京都「新たな理念の実現に向けては、生き物と人かをつなぐ展示と、展示効果を高める 空間演出が重要となり、これまでの展示・空間演出を抜本的に刷新しなければ実現できません。 」

チームお姐反論「「抜本的」「刷新」とありますが、曖昧な言葉により意味不明。現水族園本館の外部空間と内部空間、明暗の空間を生物展示と対応させた空間演出は素晴らしく、30年経った現在でも、十分に魅力的ですし、いつも新鮮さを感じさせる空間です。またそのテーマは岩から染み出す一滴の雫から全世界へと拡がる世界観を表現しており普遍的なものです。
お姐総括「安易な映像と組み合わせた展示など、陳腐でコンテンツの充実など代理店任せでは、すぐに飽きられてしまう可能性が大きい!」

☆検証2☆
東京都「 また現在の葛西臨海水族園は、施設及び設備の老朽化や、展示水槽のアクリル ガラスの劣化等が進んでおり、老朽化した配管、設備等を取り換えるには、建築物の内外壁及び水槽の解体等が必要です。」

チームお姐反論「設備の更新は、設計時に更新が可能なように設計してあり、外壁を解体しなくとも搬出入ルートは確保されています。それを東京都は知っているにも関わらず、解体等が必要と公表しているのです!
東京都が委託した劣化調査によれば、水槽まわりの躯体の劣化は補修可能であり、展示水槽のアクリルも強度的には問題がなく、さらに交換も可能。」
お姐総括「展示物の展示替えが可能なように設計されてはいるけど、それ以上に必要な水槽や研究施設などは、全てを新設するのではなく、大水槽を含め必要最小限の増築をすれば良い!」

☆検証3☆
東京都「バリアフリー等のアクセシビリティの改善には、建物を全面的に改造して、観覧動線等を見直すことが避けられません。」

チームお姐反論「バリアフリー対策の設計はすでに東京都が谷口建築設計研究所に委託して基本設計が完了し、その一部の実施設計が完了しています。それにもかかわらず、一部を除き工事の発注を行っていない状態💢」
お姐総括!「改造工事を理由に新設の計画を推し進めるのではなく、早急に工事を進めて現施設のアクセシビリティーの改善を行うべき!」

☆検証4☆
東京都「 さらに、利用者から要望の多い無料休憩所、レクチャールーム、レストラン等 の適切規模の確保、手狭な飼育作業スペースの改善等には、増築が必要となります。」

チームお姐反論「既存施設との関係で最も使いやすく機能的で環境と調和する無料休憩所、レクチャールーム、レストラン等を増築することは必要でしょうが、全てを新設する必要はありません。」
お姐総括!「既存施設を改修して併用することを検討すべき!」

☆検証5☆
東京都「 老朽化対策やアクセシビリティ改善等の大規模工事期間中、生き物を飼育する 受入施設の手配又は仮設施設の整備が必要ですが、受入施設の手配は非常に難しく、仮設施設の整備には多額の費用が発生します。また、長期にわたる全面休園 が避けられません。」

チームお姐「長期休園については、東京都美術館、東京都現代美術館も諸設備の改修と利便性の向上のため休館を経てリニューアルオープンをしています。既存施設を更新することは当然のことです。ただし、大水槽を含む増築を計画すれば、全面休園をすることなく、部分的な休館をしながら工事を進めることも可能です。」
お姐総括!「工事期間中の生き物を飼育する受け入れ施設は、東京近辺でも協力してくれる施設があります。東北地方太平洋沖地震の激震と津波によって大きな被害があった福島アクアマリン水族館が、その復旧工事の期間、複数の水族館からの協力を得た事実が証明しています!」

☆検証6☆
東京都「 しかし、水族園地内の広場等の土地を使い、既存施設とは別の建物を建築し水 族園機能を移すことができれば、生き物への影響や休園期間を最小限に抑えることができます。」

お姐総括!「上記検証5、と6の反論参照!」

☆検証6☆
東京都「 そこで、新たな水族園の実現に向けては、既存施設とは別に建築する建物に水族園機能を移すことを基本とした検討を進めていきます。」

チームお姐反論「根拠がないまま、新施設の計画に邁進することはやめ、既存施設の水族館としての機能を 維持し、長寿命化を図るべき。
あり方検討会の報告書・葛西臨海水族園の更新に向けた基本構想においては、設備改修の困難さとバリアーフリー改修の困難さの2つの理由により、既存施設が使い物にならないと結論付け、新施設を建設する方針を策定したにも関わらず、設備機器の更新が可能であることおよびバリアフリーの基本設計および一部実施設計が終了していることが情報公開により明らかになった途端、生き物の預かり先探しなどの困難さなど、別の理由を追加して新施設ありきの姿勢を貫こうとしています。」
お姐総括!「これについても検証5の反論通り!東京都はこれまでに一度も実際には既存改修が可能であること、設備の更新が可能であること、バリアーフリー対策も対応可能であり、費用と時間をかければ機能を維持できることを把握していながら、そのことを委員会の委員にも都民に明らかにせず、新施設への改築ありきで決定しようとしているのです。このような行為は都民への背信行為!」

東京都「 既存施設については、水族園機能を移設後、施設の状態等を調査の上、そのあり方について検討します」

お姐総括!「以上により、新施設ありきで計画を進める根拠は崩れています。即座に既存施設の改修と最低限の増築により、求められている無料休憩所、レクチャールーム、レストラン等の適切規模の確保、大水槽などの展示の追加などを含め、利便向上のための計画の検討を開始すべき、つまり東京都本来の環境政策にある持続可能な社会、SDGsの理念に基づいて、長寿命化を図るべきなのであります!」

【1月31日『葛西臨海水族園の長寿命化を考える 環境デザイン会議』に参加を!】
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昨年末の緊急シンポジウム「葛西臨海水族園の長寿命化を考える」に引き続き、葛西臨海水族園の今後に危機感をもった地域住民や建築関係者など幅広い繋がりにより『葛西臨海水族園の長寿命化を考える 環境デザイン会議』が開催されます!

今後の東京の風景、近代公共建築文化の維持、持続可能な社会実現のためのランドマークとなるのが「葛西臨海水族園・ガラスドーム」です。お誘い合わせのうえ是非御参集ください!

『葛西臨海水族園の長寿命化を考える 環境デザイン会議』
日時:2020年1月31日(金)  受付開始:18時 会議:18時30分〜21時

会場:建築家会館1階ホール 東京都渋谷区神宮前2-3-16

主催:環境デザイン会議 代表 横河健
JIA環境会議

会費:500円
申込方法:氏名・所属・連絡先を下記「環境デザイン会議準備委員会 事務局」までお送りください。
環境デザイン会議準備委員会 事務局:kaigi.kaq@gmail.com

【お姐総括!】
またしても、シンポジウムが開催され、都議会や区議会はこれから議会の初場所第一回定例会と予算審査に突入していきます!
都有財産や葛西臨海水族園は都民のもの。なんとしてでも、納税者であり主権者である区民、都民の力で守っていく。それが、地域第一主義の公共建築事業のさきがけとなるように、チームお姐と地域住民・都民の力で動かしていくのでございます!

つづく!
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20 1月

守れ。葛西臨海水族園【第8章】小池知事へ建築学会から届いた二通目の手紙

前回のブログも想定外の反響を呼びました。
「世界も気づいたんですね?!」
「とても有名な世界的建築家が、声をあげて他国の首都の知事に明確に反対の意見をもって要望書を出すなど本当に異例だ」
などなど、業界で活躍の方々からお声がけやメッセージを頂戴しております。
政治バカ一代のお姐では、ハーバード大、イエール大教授陣からの声を、その本当の意味を理解せずにブログ公表したのですが、正直、世界の反応の本気度に逆に驚いております。

これは、今だ東京都建設局公園緑地部は「老朽化」の正当性を示しつづけ、「建築家が、親分である谷口良生作品を残したいだけ」的なムードを作ろうとしている中で、ともすると、まるめ込まれてしまいがちな気運が悪い意味で醸成されようとする中、庶民感情も、日本と世界の高貴なる人達の反応は極めて冷静で、改めてこのアクションの間違いのなさを痛感し、お姐は最後まで守り、最後まで闘わなくてはと自信にも自負にも使命感にもつながった次第です。

【小池知事に届いた四通目の手紙は】
さて、昨年2月にすでに葛西臨海水族園取り壊しの危機を察知した日本建築学会から小池百合子知事に世要望書が届いていたにも関わらず9か月も無視をしていたことに関し、お姐blog「守れ、葛西臨海水族園。【第3章】小池知事が無視し続けた建築学会要望書」既報の通りです。

葛西臨海水族園の設計者であり、世界的建築家である谷口吉生氏も飛び入り参加し、槇文彦氏はじめ名だたる建築家や設計施工、メンテに携わった関係者、葛西臨海水族園元園長が集い声をあげた「葛西臨海水族園の長寿命化を考える」シンポジウム

が昨年12月19日に開催されたことからも、その数日後の12月23日に開かれた第4回葛西臨海水族園事業計画検討会は大紛糾
しかしあっという間に解体ありきの報告書案が作られ知事の「結婚式場に」発言が物議をかもし、さらに業を煮やされたか、権威ある日本建築学会から小池知事へ二通目、そして、ハーバード、イエール大教授らからのを含めれば4通目のこれまた異例な、批判精神に富んだ要望書が今年に入って届いたのであります。

【日本建築学会からの要望書全文】
葛西臨海水族園JIA再要望書_page-0001

建学発2020−第0002号
2020年1月9日

東京都知事  小 池 百 合 子 様
東京都建設局長  三 浦   隆 様

一般社団法人 日本建築学会
会 長  竹 脇  出

葛西臨海水族園の保存活用に関する再度の要望

拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素より、本会の活動につきましてご理解とご尽力を賜り、篤く御礼を申し上げます。

さて、2019年12月19日に本会主催の緊急シンポジウム「葛西臨海水族園の長寿命化を考える」にご参加下さいますよう貴下にお願い申し上げたところ、残念ながらご参加頂けませんでしたが、シンポジウム当日には、総勢240人余りの建築関係者、一般市民の方々や報道関係者にお集まりいただき、葛西臨海水族園の今後のあり方についての活発な意見交換がなされました。
 ここにそのご報告かたがた、以下、お願い申し上げる次第でございます。

はじめに基調講演者である芸術院会員の建築家 槇文彦氏をはじめ、仙田満東京工業大学名誉教授(元日本建築学会長)、古谷誠章早稲田大学教授(前日本建築学会長)、松隈洋京都工業繊維大学教授ら建築界の各登壇者から、既存施設の文化的価値と既存施設を永続的に活用されることの多方面からの意義が語られました。特に、葛西臨海水族園の設立に関わり、初代水族園長であります安部義孝ふくしま海洋科学館長からは、既存施設に対し、建築のみならず生物展示テーマにつきましても強い保存要望が示されました。

 続いて、現在貴下で進められている2019年度「葛西臨海水族園事業計画検討会」が前提としています既存施設の老朽化という以下の2点について

1. 既存施設は設備改修不可能である点
2. 既存施設のバリアフリー化改修が困難である点

の重要な問題につき、当検討会委員であります柳澤要千葉大学教授から、

「バリアフリー対策の改修については東京都が既存施設設計者に委託し、基本設計が完了し、一部を残し実施設計まで完了している。しかしながら工事はその一部しか発注されていない」事実が情報公開請求によって明らかになったことが報告されました。

そして、設備改修については、貴下は改修不可能であるため既存本館から水族園機能移設か建物解体する必要がある旨判断しておられましたが、原設計者である村田博道森村設計副社長より、濾過器の搬出入ルートは設計当時から考慮され、外壁も取り外し可能で濾過器は搬出入可能であり、老朽化に伴い水族館機能が維持できないとする貴下の2018年度「葛西臨海水族園のあり方検討会」報告書の内容に対し強い異論が唱えられました。


 これらの証言は、バリアフリー化の不足や老朽化により水族館機能が維持できないとした2018年度「葛西臨海水族園のあり方検討会」報告書の前提を根底から覆すものであり、当時検討会委員であった池邉このみ千葉大学教授も、先のシンポジウムにおいて「これらの事実は、委員へ全く知らされていなかった」という旨の驚きと共に言及されておりました。

 続く2019年度「葛西臨海水族園事業計画検討会」においても、安田幸一委員、東京都建設局公園計画担当部長細川卓巳委員を含む一部委員からの既存施設の活用を並行して考えるべきという再三の要望が出ていたにもかかわらず、「既存施設については、水族園機能を新施設へ移設後、既存施設の状態等を調査の上、そのあり方について検討する」ことを絶対条件として検討会が進められました。

その結果、既存施設の存続可能性は全く議論されることはなく、新施設の議論のみが進められる事態が12月23日の検討会まで続き、一部委員の意見が全く反映されないままに直後の12月26日に「葛西臨海水族園の更新に向けた事業計画(素案)」が公表され、パブリックコメント募集が行われるに至っています。

 上述のように2018年度の「葛西臨海水族園のあり方検討会」の前提が崩れたことに伴い、既存施設の検討を行わずに新施設の内容のみを議論した2019年度「葛西臨海水族園事業計画検討会」もその意味を失ったと言わざるを得ない状況でございます。
 シンポジウムでは、既存施設の保存手法のみならず、当施設における水族館業務に関する調査研究活動の一層の促進を目指して、中間案として一部新規水槽を付加するアネックス案も提示されました。
 また、米国ハーバード大学やエール大学の建築関係の先生方からの力強いご支援のお手紙も届いております。

 貴下におかれましては、この建物の有する文化的価値とシンポジウムで既存施設の維持存続が十分可能であることが明らかとなった事実を深くご理解いただき、既存施設の水族館機能を保持した上で、保存・活用を考慮した適切な葛西臨海水族園の長寿命化計画の立案と改修計画の策定を再度ご検討下さいますよう、ここに強くお願い申し上げる次第です。
敬具

上記日本国憲法第16条に基づき、本要望書を提出いたします。誠実なご処理ご検討の上、各質問項目につき、1か月以内にご回答を頂きますよう、請願いたします。

*****

建設時の苦楽を共にした、東京都職員は今どう考えているのでしょうか。
この要望書は怒りを超えた、私達日本人が東京人が失ってきた、人として国として大切なことの哀惜の想いであふれていて、怒りを超えた悲しみを感じるものです。


【お姐総括!】
いやはや、情報開示してみたら、当初かかわった建築関係者らが受注して計画を立てていた(すべて税金がかかってます!)「老朽化防止策」「バリアフリー対策」を当初予定通り、東京都サイドが行っていないことが判明。
お姐の尊敬する恩師政治家がよく言ったもんです。役人・官僚というのは

「悪口・リーク・サボタージュ」(栃木弁)

するものだと。
本当にその通りですね。バンキシャか何かわかりませんが、記事を書かせて老朽化の正当化をしているようです。

「悪口(老朽化を都議会など計画的に吹聴)・リーク(マスコミに提灯記事を書かせる)・サボタージュ(老朽化とバリアフリー対策を放置)」

慣れ親しんだ建造物をぶっ壊すということは、そこにある想い出も文化もぶっ壊すということ。
私達江戸川区民はかつてのこの風景をうしなったのです

葛西漁村風景

日本の山河を失ってきた、人間に対しての祈り、オマージュこそが葛西臨海水族園本館ガラスドームなのであります。

文化も歴史も人々の営みも平気で踏みにじれる痛みをしらぬ現代の行政廃仏毀釈から

「結婚式場とかぁユニークベニューでぇ」などという小池百合子知事から

何としてでもさっさと第5回検討会を東京都予算特別委員会前に開催し、解体を決めて、予算をつけちまえってな官僚主義から

守れ。葛西臨海水族園本館!

黙って泣き寝入りはしない。

つづく!ったらつづく!!

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お姐参上!

東京都議会議員 
上田令子 
台東区上野出身。結婚を機に江戸川区船堀在住。台東区立黒門小、文京区立第六中、都立三田高、白百合女子大卒。外資系生保等を経て起業も。長男妊娠出産で退職を迫られたこと、江戸川区での保育園探しに苦労したことから、働くマザーズと女子のために東奔西走。99年4月「江戸川ワークマム」 設立。07〜12年江戸川区議。13年東京都議選初当選、現在3期目
家族:夫、息子、義父母と三世代同居。ペット:セキセイインコ4羽
著書:ハハノミクス!
通称:お姐!
所属:自由を守る会代表

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