江戸川山の会

東京都東部勤労者山岳連盟 江戸川山の会 掲示板

2018年03月

2017年10月3日~4日(2月山行報告5)
メンバー:SS、他3人

 函館に行きたいと言う友人のリクエストにより、LCC セールがあり、10月3日~4日、一泊2日4人で行きました。そのうち2人は八王子滞在で早朝出発の成田空港の便には乗れない。
 しかしこの航空会社は1日1便しか函館に運行してなく、しかも、13時頃の便なので成田に遠く住んでいる友人にとつては都合が良い便である。
 10月3日11時30分に成田空港第三ターミナルに集合する。
函館に行く前日、天気予報は雨との予報だった。そこで、日帰り温泉等を探しておりました。ところが3日成田空港を飛び立ち、飛行機がいよいよ津軽海峡を渡る頃、函館周辺の小島が青い海に見えるではないか。しかも15時函館空港に着陸時には、日差しが明るい、天気予報の雨は何処へやら。
 函館空港に着いてから、レンタカーを借り、函館市内へ向かう。今は函館山が綺麗に見えているので、これから行く函館山からロープウェーで登る夜景も期待が出来そうだった。1時間走りJR函館駅近くのビジネスホテルにチェックインする。超格安25畳4人で、朝食付き大浴場もあり5,000 円でお釣りがくる。
 少し休憩をして、今夜、メーンの夜景観賞に行く。今は明るいがロープウエーで登り、小1時間待ったら徐々に暗くなり、大勢の人が集まる頃には函館山から街並みがキラキラ、しかし凄―く寒い、その場に長くは居られない。それでもカメラに収める夜景をばっちり撮り函館山を後にする。その後ホテル付近の居酒屋でお寿司や、海鮮丼、魚の塩焼き等で遅い夕食を済ます。
 4日 さすが函館、朝の和定食にイカ刺しが付き美味しく頂けた。
今日の函館地方の天気予報は9時から雨との予報だが、今は明るい。ダメ元でと、函館市内から1時間、恵山の登山口のある賽の河原にレンタカーを走らせる。5月に函館に来た時は、渡島半島に突き出た恵山の麓の「つつじ公園」つつじと桜の大共演が見られたが、今日は所々ナナカマドが赤く色付き、紅葉が始まっているので、後三週間もすれば一面紅くなり見ごろを迎えそうだった。クネクネと高度を上げて、賽の河原駐車場に車を止める。今日は「熊に注意」と書かれた海向山とは反対、東にある恵山登山口へと向かう。ここから見る限りは、登山道は見えない、山崩れ防止の堰堤が何段も見えて何処から登るのかと思っていたら、小さな標識を見つけた。登山道は螺旋状に時計回りに作られており、雨で崩れない様に階段になっている箇所が多い。高度を上げ30分も登ると海を隔てて、今年9月に行った室蘭方向が薄っすらと、樽前山塊も見えているから天気予報は外れかもしれない。
 今朝のテレビで札幌は、この冬一番の寒さと言っていたが、ここもかなり寒く真冬の恰好で登る。あまり急登ではないが、登るにつれて海から吹き上げる風が冷たい、殆ど汗をかかない。火山独特の戯れて歩きにくい箇所もあったが、おおむね整備されていたので歩き易やすかった。最後は広い大地に出て大きな石がゴロゴロ気を付けて歩く。その先にはケルンが見えて、歩行一時間位で恵山山頂に着いた。南方向は何と津軽海峡を隔てて、八甲田山や岩木山山頂も少し見えた。足元の登山道の傍は今も煙もくもく、硫黄の匂いが鼻を衝く。下山は滑らない様に注意をして歩く。其のせいか登りと同じ時間がかかり賽の河原に着いた。時間は11時15分。昼食を食べて、ゆっくり函館空港に行く。帰りも15時発なので17時前には成田空港に着き、八王子に住む友人には都合が良かった。「又、誘ってくださいと」
恵山1
津軽海峡
恵山2
恵山山頂
恵山3
恵山の全容

2018年1月14日~16日(2月山行報告4)
メンバー:SS、他2名

 12月初旬、某旅行社お年玉セール、往復航空券付き市内ホテル付(朝食なし)で3人一部屋、11,500 円で発売、友人に頼まれていたので飛びついた。1月14日から15日一泊で帰る予定が16日夕方家に帰りました。なぜかその顛末です。
 14日成田から9時15分発、鹿児島11時30分着いて、レンタカーを借り鹿児島市内に行く。途中高速道路のサービスエリアで昼食後、夕方まで仙厳園、西郷公園、桜島渡船観光等市内巡りをする。格安のフリーで宿泊施設は未定であったが、直前に旅行社から送られて来たホテルは錦江湾を隔てて桜島が目の前に見える絶景の場所であった。夕闇が迫る頃のチエックイン、桜島のシルエットも綺麗に見えて良いホテルに当たったと喜んだ。ところがこのホテル、眺めの良い大浴場は水着着用との事で、なんで?最近は外国人が多くそうしているのかもしれない。部屋にあるお風呂で済ませた。
 フロントから明日の朝食は団体さんが7時からなので、込み合うかもしれない「6時から食べられます」と助言があった。ならば6時に行こうと3人で話した。
 15日朝食は郷土料理、西郷隆盛も好きだったと言う鶏飯、さつま揚げ、あくまき、黒豚のチャンプルあり他に洋食もーーー美味しくいただいた。その後、7時過ぎに指宿スカイライン経由で開聞岳を見に行きました。
 途中雪のある所もあり、ビクビク気が抜けないルートではあるが、桜島を高い場所から眺められ、雲の上に浮かんで見える所もあり、ため息が出る程の美しい景色に3人で歓声を上げた。その前日、鹿児島市内に入り、知ったのだが、開聞岳方向は菜の花マラソンがあり、かなり混んでいたそうです。何しろ菜の花マラソンが終了した日に、1年後の予約を宿泊施設にしなけらばならない程の賑わいだそうです。今日は静かで思ったとおり、天気は快晴です。菜の花を背に開聞岳が見られました。あまり近くに行っても開聞岳、写真の構図は変わらないので、ここから近くの長崎鼻に行き、およそ1時間程散策しました。海を隔てて大隅半島が大きく見え、半島というより島に見える。西側は海から突き上げる開聞岳の秀麗な山容を見ることが出来ました。ここから帰りは海沿いの国道を走り、錦江湾から桜島を見ながら市内へ行く。
 昼食後、城山展望台に上りまたまた、桜島を、どこから見てもインパクトのある山です。そのあと、空港近くの日当山温泉に入り、鹿児島空港は20時15分出る発だが、早めに鹿児島空港へ行く。ところが1時間半前のチェックインの時間になっても、機材修理の為遅延との事時間は不明、1時間後フロントに行くと結局欠航になった。そんな時整備不良で飛ばれるより「欠航の方が良いと」誰も文句を言う人は居ない。15日は航空会社持手配で、市内のビジネスに泊まった。勿論朝食付き、他に鹿児島空港からホテルまで往復のバス代、食事をすれば3,000 円まで領収書をつければ貰える。ちなみに飛行機遅延の場合は現地に着いて、公共の機関がなくても保証はないので、欠航でホテル泊りの方が良いかもしれない。
 16日朝はゆっくり、通常の旅行では目いっぱい観光する。出発は朝早く、帰りは夜遅い便にして日程を短くするので、朝のんびりと言う訳にはいかない。鹿児島中央駅を散歩して時間を過ごす。鹿児島空港午後13時30分の臨時便で成田へとの顛末です。決論から言うと、15日ホテルの手続きに時間がかかり少し疲れた。しかし3人とも仕事を持たないのでラツキーだったと言うべきでしょうか。1か月ぐらい経ってから、LCCより請求した交通費と食事代の振り込みの通知がありました。
鹿児島1
指宿スカイラインから桜島
鹿児島2
池田湖から開聞岳
鹿児島3
城山展望台より桜島
鹿児島4
長崎鼻から開聞岳

2018年2月4日(2月山行報告3)
メンバー:HF

 不順な天候が予想される週末、しかもこの寒さで気乗り薄、なのでこの機会に春の野草探しに恰好な穴場はないか、都立公園で山側の施設は無いか、と検索すると小峰公園がヒットした。この辺なら、野草のみならず、山草にも少しは出会えるかも知れません。とは言えまだ節分時期とあれば期待は出来ません。ましてや先日来の残雪は必至です。何れにせよフェールドを拡張したいので空振り覚悟で小峰公園の立地について確認に掛かった。場所は秋川街道沿え新小峰トンネル西側に存在すると言うことは容易に判明した。その小峰公園の標高は330m程が最高で山脈と名乗る程では無さそうだが、東西にうねうねと続いています。この小峰公園だけで帰るのは勿体ないので、25,000 図を出して低い尾根を東側へ追ってみた。するとその先は上川霊園より更に東へ延びている。其処から更に東へ目先を移すと高が265mと言う数値なのに、雹留山と言う山名が目に留まった。何故この地だけに山名が記されているのか興味を惹かれ、小峰公園を下見の序でに、この際丘陵を稜線伝いに、小峰公園から雹留山まで藪丘の稜線を歩いて見ようと言う気になり出掛けて見ました。山行と言う程ではないので全ては自己責任、と言う訳で自宅には赤線入り地図を残したものの、その他は事後届けとさせて頂きました。コースは概略図の通りですが、小峰公園バス停で下車し、そのまま回ったのでは日頃歩かず、運動もせずの私目のような者にとっては足腰が衰える一方です、なので一つ手前の今熊山登山口で下車し、一山ならぬ、一丘越えることとしました。廃道状の道を辿り入場しましたが、その道らしきものは直ぐに消えてしまいました。高低差は僅か100m、斯くなる上はとばかり、25,000図にコンパスを合わせ強硬突破です。枯れ枝やクモの巣を払うのが難儀で丘とは言え、可なりハードな山歩きです、これで一汗掛けた感じです。上った先には下の写真の如き、標識が建っていました。日影ではまだ20 ㎝程度の残雪あり蕗もなにも出ている気配すらありません。馬頭観音碑があり、反対側の小高い丘に上がると東屋があり展望台になっており、左手より先日訪ねた馬頭刈山や大岳山が並び、更に右手には麻生山とか、私の知らなかった勝峰山などという山も確認できました。今回はこの公園のレイアウト見て置くのが主目的の為、昼食休憩を摂りながら山岳風景を眺め次へ進みます。園内の事について今回は外観を眺めて置くのが主目的のため何も抵抗せず通過しました。園内中央の桜尾根を降って八坂神社で手を合わせ表へ出るとビジターセンターの先に、駐車場があり客数も疎らな感じです。表へ出ると秋川街道が走っていて新小峰トンネルも近そうです、とは言えトンネルの近くまで行っても稜線へ上れる道があるとは保証なし、早めに工場団地側より迂回し上がることとしました。ところが登るのに適当な小尾根を見つけ上がることは出来ましたが終盤は物凄い藪で些か往生し抜けて稜線に上がった真ん前に東電さんの見回り道ガイド用の目立つ道標が立っており73~74番鉄塔の間に居ることは明らかであり此れからはずっと付き合う事になります。即ち此処は東電さんの鉄塔見回り道なのでした。という訳で東側へ200m程進むと73号鉄塔に出会い、通り越して72号鉄塔迄やってきました。このように次から次へ現れる道標は心強い味方です。この鉄塔の先には吹き溜まりが出来ています。日影の北斜面では裏庭見たいな所とは言え、20㎝ほど積って居る所もありました。72号鉄塔を過ぎると少し下って林道へ居り立ちます。ここで右折 すれば、朝利用したバス路線の停留所まで10分程で行けそうです。しかし毎時1本しか走っていません。なので更に3km 程東進し、上川霊園まで足を延ばします。其処まで行くとほぼ20分毎に毎時3本出て居り何れにしても待ち時間は少ないのです。更にその霊園のすぐ先の裏山に25,000 図には264mとあり、ご丁寧に雹留山と記載されて居るのが気に掛かります。なぜこんな低い丘陵伝いの一角に敢えて山名を墨入れしてのか気掛かりで、峠の先の急登から71号鉄塔を目指し歩き出すとメールありKIKさんから筑波の下山報告です。了解とだけ連絡し先を急ぎます。間もなく細い林道が横断する峠に立ちます、地図確認すると地下には網代トンネルが掘られ新道が走っている所と気付きました。雹留山は直ぐ先の筈です。ここから先は更に広く歩き易い稜線上の道に変わります。間もなく予期せぬ看板に出会う、東京サマーランドと在り、扉にしっかり張り付けられていて、ご丁寧に料金表示までされている、しかしその内部は遊園地らしい風情は見られない。怪訝な思いでその場を通過し、雹留山の山頂を探しに掛った。稜線の右側下方を覗けば霊園が扇状地状に広がり更にその先は秋川街道が走り遠方に視界を移せば入山尾根がうねうねと延び刈寄山方面へ延びている、これなら迷う心配もなく長閑な風景に浸れ、暇つぶし惚け老人に打ってつけの山歩(私目には散歩の代名詞です)コースと言えます。殆んど高低差がない散策路を進むと路の直ぐ下側脇に赤い鳥居見えてきた。小さいながらもまともな神社で比較的新しそうです。軽食後三角点を探しに掛かりましたが、見当たりません。稜線上の東側へ進むと道路の工事中らしくトラロープが張ってあり藪化しており三角点は無さそうなので探索を諦めました。多分それらの工事に伴い神社は移動されたものと判断し本日はこれにて終了とし霊園入口のバス停へ向かった。上に居る間にバスは出て行ったようである、さっさと着替えてバスを待つ、その間に売店へ移動ビール買って引き返し飲み始めると間もなくバスがやって来た、やれやれ、これでまた今日も一日、有意義に過ごすことが出来た感謝、感謝で日が暮れた。
予備1
公園上の峠、右手奥へ100m 進むと336m 最高点
予備2
道標の足元にこんな標識が在りました
予備3
左手が馬頭刈山、右手がドーム大岳山
予備4
300m の展望台を下山にするとこんな景色
予備5
藪漕ぎした稜線に標識があり一安心
予備6
東へ73 号鉄塔から72 号鉄塔まできました
予備7
鉄塔には解り易い標識が掲げてある
予備8
72 号鉄塔の下りは20 ㎝程ありました
予備9
扉にこんな案内板どういう事か意味不明
予備10
この神社の左手の方が2~3m 高い
予備11
小峰公園~雹留山丘陵地図

2018年2月4日(2月山行報告2)
参加メンバー:KIK、RS
コ-スタイム:薬王院8:00~林道~自然研究路分岐9:28~男体山(9:51~10:11)
~御幸ケ原(10:30~11:30)~自然研究路分岐11:42~薬王院12:42

 筑波山は季節を変えてその時々の山を楽しむ事が出来ます。カタクリの花の時季、その時はニリンソウも咲き揃います。初夏の4月下旬からはアジサイ。秋の紅葉。又、中腹(標高250m)にある梅林には白梅、紅梅など1,000 本の梅の木があり2月中旬から3月下旬まで梅まつりも開催されています。又、冬の期間、夜の筑波山空中散歩を開催し、ロ-プウェイを運行し、澄み切った冬空に瞬く星と遠く東京まで見渡せる夜景も楽しめるようです。年齢を問わない楽しみ方の有る筑波山は百名山であり、多くの人に愛される人気の山でも有ります。登山ル-トも色々あり、その時の状況に合わせてコ-ス、時間を選ぶ事が出来ます。
 今回は先日東京に降った雪で近郊の山はすべて雪山になっていましたので、車で林道を走り登山口まで行くのも悪路を想定し、出来るだけ標高の低い所から歩くコ-スをリ-ダ-のKIKさんは考えたようです。薬王院から男体山に登るコ-スはアクセスが車になるので空いており、筑波山の中ではマイナ-な健脚向きのコ-スになっていますが、急な所はそれ程無く、標高差620m、片道3キロの緩いコ-スです。駐車場も無料で停められます。薬王院の中へと続く石段を登ると登山道と合流しますが、その先にある車を停めた所も登山口なのでそこから登り始めます。最初道はぬかるんでいましたが直ぐに雪が出て来ました。このル-トは階段が多く雪で埋まっていましたが何と780 段あるそうです。登山道から林道に飛び出し見上げれば雪の間から木の階段がず-っと続いているのが見えます。此処からは少しハ-ドになります。そこまでノ-アイゼンで登りましたが、私の歩きが遅いのでKIKさんがシビレを切らし、「そんなに遅いならアイゼン付けた方がいいよ」と足並みが揃わないので言われてしまいました。未だ半分も来てない事を考え、そこでチェーンスパイクを装着しました。「快適、快適歩きやすい」無理せず自分に合った登り方が1番です。アイゼンを付けないで登っている人もチラホラ見受けられましたが、今は装備も変わり軽アイゼンよりチェーンスパイクのひとが圧倒的に多かったです。長かった雪の階段が終わると其処からはなだらかな雪のトラバ-ス道です。気持ち良いね-。自然研究路の分岐を右に入り一周回って下山は左から下りてきます。以前、岩の上でのんびりお昼休憩をした場所で、季節を変えての景色を楽しみました。遠く雪を被った山々が見えます。男体山まであとひと歩き。山頂に近づくに連れて人も多くなって来ました。御幸ケ原でお湯を沸かして休憩し、遠く日光連山を眺めながらのんびりしました。ケ-ブルカ-で上がって来る観光客の人達、女体山の方から歩いて来る人、天気も良く沢山の人達で賑わっていました。下山は春にカタクリの花が咲いていた道からです。今日は真っ白な雪の道。下りは早い早い。一時間程で駐車場に到着。此処で思わぬ出会いが有りました。「KIKさん、KIKさん?」と女性が声を掛けて来ました。若かりし頃の山仲間の方との40年振り位の出会いだったようです。お互いびっくりですね。そんなハプニングもあった筑波山でした。いつものように「あけの元気館」で温泉に浸かりサッパリして明るいうちに東京に戻りました。筑波山は近くて良い山です。
筑波1
林道が横断する登山道の上部登山口
筑波2
男体山山頂
筑波3
上りと同ルートの森林帯を下る
筑波4
階段状が続く上部を下る

2018年2月12日 (2月山行報告1)
参加メンバー:KIK、KSB、RS
コ-スタイム:春日部5:30~霧積温泉駐車場8:00~氷柱にて練習~練習終えて
15:00~霧積温泉駐車場16:30

 袋田の滝の全面凍結を待っていましたが、やはり今年も駄目ですかとなり、三連休の最終日、昨年行った霧積温泉の氷瀑に行く事になりました。氷に行く時は朝が早いので前日、KSBさんの家に泊めて頂きました。5:30 出発と決めましたが、それでも夜遅くまで話し込みシュラフに潜り込んだのは日付が変わる30分前でした。でもやっぱり泊めてもらって体は楽でした(KSBさん、お世話かけましたが、ありがとうございました)。未だ暗い内に出発。
 高速道路を松井田妙義で下り、霧積温泉に向かい山道を登って行きます。登るにつれ山肌も道路も雪景色となり滑らない様に慎重に進んで行きます。見覚えのある駐車場には3台の車が停まっていました。風花がチラチラ舞っています。天気はどうかなぁ。身支度を整えて、ハ-ネスにカラビナをぶら下げてヘルメットも被って用意万端。歩き始めます。二段程のハシゴを乗り越えて上がればゲレンデです。昨年は大勢のクライマーが氷を楽しんでいたのに今日は誰もいません。駐車場に停めてあった車は霧積温泉、金湯館の泊まりのお客さんのだったのですね。「貸切?珍しいね。こんな事もあるんだね」氷瀑に向かって右側の沢もナメ滝が凍っていますが内側は透き通った水がサラサラと流れています。でもしっかり凍っているので大丈夫。スラブ状で短いル-トです。私にはこれ位の長さが丁度いい。凸凹していてやり易いかなぁ。KSBさんが上まで登り、木にロ-プを掛けて来ました。途中、一箇所アイススクリューをねじ込みカラビナをかけました。直ぐに私の番です。ビレ-をしてくれているから安心なのですが、其処はやっぱり素人。早くなんて登れないし、アイスバイルの使い方もイマイチ。下から持ち方のアドバイスが飛びます。「テコの原理なんだからもっと下をもって」分かっていても段々と上の方に手がいって、それでも氷にバイルを打ち込みアイゼンを氷に突き刺し何とか登れました。(嬉しい!)この位の事でも嬉しいのです。次に向かって左の氷柱の方にKIKさんがロ-プを掛けて来ました。KSBさんがその氷柱の方を登ります。昔取った杵柄ですね-。そして又、私の番です。垂直の氷の所があります。案の定、中々突破出来ません。(出来ないよ-)でもテンションかかって休んでもいいから、最後まで登れと言って絶対に下ろしてくれない事は分かっています。(登るしか無いんだよね)何度も何度もアイスバイルを打ち込んで(下手っぴい)どうにか登れました。ヤッタ-(私にしてはね)去年より今年の方が少しは進歩したかなぁ。そして又、右の方にロ-プをかけ直し、其処をKSBさんが登ります。「ロ-プ張って」上から声が掛かります。ビレ-は私です。体でロ-プを引っ張りビレ-しますがロ-プが凍っていて思うように手繰れません。それでも必死にロ-プを張るために右手も左手も全稼働。普段の生活には無い手の動きです。次にKIKさんをビレ-した時は登るのが早いのでビレ-も早くしないといけません。こっちもスピードアップです。良い運動になりました。私もそのル-トを登りましたが、最初から行ける所までという事で挑戦しましたが、垂直の氷を登るのを躊躇している自分がいました。其処を克服しないといつまで経っても登れ無いと思います。冬のほんの一時しか楽しめないアイスクライミング。貸切のゲレンデを3人で時間いっぱいまで楽しむ事が出来ました。霧積温泉は山奥のしなびた雰囲気のある良い所です。山は四季折々の楽しみ方があり、飽きる事がありません。出来無いながらも自然と遊びその時季の山を楽しみ心癒やされる時間を過ごせる事に喜びと感動が生まれます。帰りは昨年と同じ峠の湯で汗を流し(2周年記念で100 円引きでした)暗くなった高速道路を飛ばして無事帰宅しました。運転に又、ル-ト工作にとリ-ダ-は休みなく動いて下さり、ありがとうございました。お疲れ様でした。
 PS 今回私のアイゼンが上手く装着出来ず、お二人に色々教えて頂き勉強になりました。又、凍った斜面をアイゼンで降りる歩き方も練習出来た事。ありがとうございました。
霧積1
霧積の大氷柱全容である
霧積2
霧積沢のナメ状の滝が氷結したところ昇る
霧積3
氷壁を昇るRSさん
霧積4
中央の氷柱に挑むKIKさん
霧積5
中央の氷柱に挑むKSBさん
霧積6
霧積7
霧積8
アイスクライミングを終えたメンバー

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