July 15, 2015

カラスとクマタカによるツバメ会議【1】

 先月下旬、新たなお仕事の依頼らしきメールが来た。携帯で斜め読みし、ボンヤリな眼が「ひな人形の制作」という字面を捉えて、えええ?となる。
 いや、そりゃ、ワタクシ手芸は好きでしてね、ヌイグルミも作りましたよ。オタマジャクシとかナマズとか120cm/20kgのアオムシとか。鳥のなりきりマントも作りましたよ。でもなに?ひな人形って。

 落ち着いて読むと「鳥のヒナの人形を作ってほしい」という依頼だった。楽しそうじゃないか!基本、頼まれた仕事は断らない(っていうか常に薄く失業しているので仕事ほしいです)。が、等大サイズ、らしい。しかも巣立ち前。小さいな。縫いものだとキツイな。フェルトを丸める手で行くかな、と思案しつつ、依頼者と会う事に。

 ところで、先方とは5年以上前に一度会ったきり(よく思い出してくれたものです。紹介してくれた高槻のMちゃん共々、感謝)。失礼ながら、顔なんて覚えていない。仕方なく、先方にメールした。
P1020144-s「カラスのTシャツを着て行きますので目印にして下さい」
すると当日、
「こちらはクマタカです」
の返事。・・・考えることは一緒だなあ・・・。

 ようやく落ち合い、話を詰めていくにつれ、これ、縫いもの系でやる必要ないんじゃない? と考え出した。目的は、ツバメの巣に置いておき、親がエサを持ってくるかどうかをまずは調べるためのデコイ。上半身のみで、くちばしの黄色が目立てばいい。他のヒナに押されても安定していて、親の給餌に耐えられるもの、となると、樹脂粘土が妥当か。

humburger高校の時、樹脂粘土でこんなのを作った。今時の樹脂粘土=ミニチュアスイーツを作るもの、という事になっているらしいが、時代を先取りしていたんだな自分。しかも、よく取っておいたものだ。偉いぞ私。で、これ、結構丈夫なのだ。よし、この線で行こう。

 そして、高校以来、久々に樹脂粘土を触って試作しようとところ・・・
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はいそこ、笑わない!30年ぶりにカラー粘土を触っても失敗しない者だけが私に石を投げなさ・・・ったた痛っ!ちょっ、なにす、やめて!

特に左の試作零号機。どう見てもオオグチボヤです。(続く)

educationalstaff at 00:08|Permalinkその他 | 日常のお仕事

June 07, 2015

大人買い

北の大地に住む友人が、久々に連絡をくれた。
第1報は「野鳥バッジほしい、全部ほしい」。
いやまて、数えてみたら、17種も作っているぞ(←自分でも知らなかった)。とりあえず最新の見本用の画像を送るから、それを見てほしいのを教えてね、と伝えたら、第2報が
「全種類欲しい。3セット。自分用、相方用、保存用に。」
と、まるでオタクがDVDを買う時のような返事(観賞用・保存用・貸出用に数セット買うことね。あ、褒め言葉です)。

そこまで気に入ってくれると、素直に嬉しい。こんなコンプリート大人買い依頼は初めてで、通販形式の販売も初めて。(作者自身、コンプしていないし。)

舞い上がってしまったので、勢いでその時送った画像を貼っておこう。
(※ ジョビ♀は完売、他も品薄のものもあり。ジョビ♀とユリカモメ以外は秋のイベント前に増販予定)
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「バッジ欲しいけど、博物館のホネイベントに行けないー」という人、連絡下さい(連絡可能な人限定。色々面倒なのでブログには連絡先を載せていません)。再度いいますが、このグッズはホネホネ団の普及用グッズです。売り上げの一部はホネ団や東北遠征団の活動資金に充てられます。

educationalstaff at 08:26|Permalinkホネな話 | その他

May 14, 2015

専用機なまずん・その後

先日のなまずぐるみ・ジンくんカスタマイズ仕様の報告があったのでお知らせ(ジン母から「顔出し思いっきりO.K.!」と了承済み)。

目鼻を自分でつけて、「じん・なまずん」(と命名してくれた)完成。
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さっそく博物館のなまずぐるみ池に持って行って、兄弟できゃっきゃっ&なまずsに囲まれて、まったり
jin3jin4


楽しそうにしてくれて、こちらも本当に嬉しい気持ちでいっぱい。仲良くしてやってね。

しかし博物館のなまず、1年で伸びたなあ。相変わらず愛されすぎているなあ。更なる追加要請があったら、丈夫な布地に変えようかしら。肌触りが悪くなるかもしれないけど・・・。

重ねて呟きますが、なまずぐるみの個別発注、承っております。よろしく。
野鳥の顔バッジも絶賛購入要請中。

educationalstaff at 23:50|Permalink日常のお仕事 

May 08, 2015

なまずぐるみカスタマイズ仕様

1年ほど前に追加納品した、高槻の小さな博物館(このたび、正式に「博物館」になりましたー。おめでとー。)のなまずぐるみのその後のお話。
なまず10体

このなまずぐるみを博物館仲間の息子・ジンくんが大変気に入ってくれて、ぜひ自分用のが欲しいと何度もせがむのだそう。作り手冥利に尽きるな〜。お母ちゃん(=博物館仲間)が「じゃあ、本人に直接たのみ!」とノルマを課し(?)、春先にジンくん直々に「なまずをつくってください!」とお願いされた。この春に小2(だったよね?)という最年少の顧客ゲットー。1年ぶりに、なまずぐるみ・ジンくん専用機を作り、こどもの日に納品。せっかくだから、目と鼻のシールは自分でつけて、オリジナルなまずぐるみにして貰おう。というので、納品直前の作品がこれ↓。
jin_namazun1

博物館のものと区別がつくように、しっぽに名前を刺繍してある。手芸が好きな割に刺繍には全く興味がなかったので、高校の家庭科以来だったよ。アウトラインステッチのやり方が分からなくて、youtube先生のお世話になっちゃったよ。

ジンくんはとても喜んでくれたようで、名前をつけ、抱いて寝たらしい。気に入ってくれて、こちらも嬉しい。

そんなわけで、なまずぐるみの個別発注も承っております。よろしく。
ホントは背ビレを赤くした専用機にしたかったのはナイショ。

educationalstaff at 23:11|Permalink日常のお仕事 

September 23, 2014

データ入稿してみた話

今年の秋はホネホネ団の出展イベントが2つもあるので、恒例の「鳥の顔バッジ」を初めて外注してみた。
今日、届いたサンプルはこんな感じで、濃いグレーが少々青に傾いているけれど、まあいっか、というところ。
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しかし、バッジの裏に「ホネホネ団」シールを貼ったり、台紙を作ったり、それを切ったり、バッジを台紙にはめて透明の袋に入れたり、という作業は相変わらず家内制手工業なので、効率はあんまり変わらない・・・のかも。badge5badge2

で、やっぱり全力でちょっかいをかけてくるおちびさま。
やめなさいって。
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パッケージ完了はこんな感じに。反射して写真映えしませんが、まあこんなのが売られますんでよろしくです。
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※ このグッズはホネホネ団の活動資金集めと「標本作製」という作業の普及のツールとして作製しているものなので、通販はしていません。「イベントに行けないけれど手に入れたい」という人は個人的に相談して下さい(とは言うものの、このブログには連絡先は載せていないので、個人的な知り合いに限りますが)。

educationalstaff at 00:08|Permalinkホネな話 | こねこのちぴぃ

July 03, 2014

やはり「カラスは危険」かもしれない

まだまだ「私が世界で2番目に愛している」カラス一家の写真チェックは続く。結論から言うと、6月上旬に1羽が、中旬にもう1羽が巣立っていることは知っている。が、2分おきに撮った写真を追うのは大変で、最近ようやく6月分に取りかかった次第だ。

カラスの巣立ちは地味、と「カラスの教科書」で学んではいたのだが、本当に地味。「ちょっと巣の外の枝に移ってみました」「でもコワイのですぐ戻りました」の繰り返しが数日続く。

今日、”1羽目がしっかり巣立った瞬間” を見た。親と一緒に画面から消え、それ以降、巣には戻らなかった。
これは "巣立ち" であって、 "親離れ" はまだ先、と分かってはいるのだが、キミにはもう "巣" は必要じゃないんだね・・・と感傷に浸っていると、なぜか脳内で森田童子の物哀しい曲が流れてしまった。
「はーるのー こもれびのーなかでー」えっえっえっ。

残されたもう1羽。青い眼と赤いクチバシが美しい。
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ところが。やはりカラスの巣立ちは予想以上に地味で、翌日分をチェックしていたら、残ったもう1羽に親が給餌しに来るタイミングで、巣立ち雛が何度も戻ってくるじゃないか。動物の行動を人間に例えるのは好きではないのだが、これはまるで
「実家から徒歩5分の所にアパート借りて自立したよ。でも夕食は実家で食べるよ」
な若造そのものだ。さっきまでの感傷と森田童子を返してくれ。せめて巣外で給餌して貰いなよ。

寸詰まり感がたまらない。可愛い危険。
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ヒナの姿に見惚れて作業が滞る事もしばしば。今はまだ写真のチェックのみで、動画の方はほとんど見ていないのだが、見出すと目が離せなくなる。カラス動画は時間泥棒。画像の解析をする事で「カラスは危険・恐い」という誤解を解くきっかけにしたいのだが、いやあ、やはりカラスは危険だ(可愛すぎて)。

なお、「世界一愛されている」筈のちぴっちは、カラス作業を全力で阻止してくるです。
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educationalstaff at 01:34|Permalink日常のお仕事 | その他

June 06, 2014

進撃のアヒルちゃん

先月下旬はコウガイビルばかり見ていたら、味噌汁の中のシメジやエノキが悉くコウガイビルに見えて困惑する今日この頃。なんか中途半端に同定できるようになっちゃったし。

仕事とは全く関係なく:
vsアカズゴvsザク

ツイッター上で、様々なMSが様々な物体を支えている画像が流れてくるのを見て、ウチならこれだろうと撮ってみた。角度的には赤ズゴが一番しっくり来る。

しかし、ええっと、どっちを応援すればいいのだろう。やっぱりアヒルちゃんだよね。いやそれ以前に、アヒルちゃんそこまで巨大化しなくても。

educationalstaff at 23:47|Permalinkアヒルちゃん | 日常のお仕事

May 31, 2014

KGBなお仕事

来月に迫った夏の特別展【都市の自然】の準備をお手伝い中。最初の仕事相手はKGB。みんな大好きKGB。愛されまくりでグッズ展開も計画中らしいKGB。液浸標本なので、まず登録して、展示映えするように瓶の中に脱脂綿を詰める。

液浸標本の脱脂綿詰めは初めてなので、やや心許ない。ボスに「どんな感じに作業したらいいんですかぁ」と聞いてみたら、返ってきた答えは「カワイーイ感じで」。えー?

というわけで、ただ今のミッションは「可愛いKGB」である。展示室でKGBをみかけたら、「ああ可愛く仕上がってるねー」と愛でてやってください。

「KGB」が「コウガイビル」の愛称である事は、生きもの屋には常識なのだが(?)、そういえば旧ソ連のKGBを「カーゲーべー」と読むのはロシア語読み?と思い、検索してみた。
するとなぜか2番目にニコニコ大百科がヒット。飛んでみたら一番最初に ”もしかして:コウガイビル” と書かれていて吹いた(←本当に)。やってくれるなニコ大。で、ロシア語読みである事も判明したのでありがとうニコ大。

さて:
家では「世界で2番目に愛されているカラス一家」画像を勝手に解析中。巣立ち間近の雛が、ヨロヨロと翼をはばたかせていて(飛ぶためではなくバランスを取るため程度)、やはり可愛い。解析に夢中で、気がつくとヤサグレたちぴぃが椅子の下で夏仕様になっている。うっかりキャスターも動かせやしない。(椅子に座った状態で直下を撮影)
キャスター夏猫


↓特別展のポスターは団長作。楽しそうな雰囲気に仕上がっています↓
(団長本人のFacebookへジャンプ)
キャラクターの「ニャンたろう」が、ちぴぃっぽいのが嬉しい。
団長曰く:ちぴぃでもなく、銀さん(団長のネコ)でもなく、ホネコ(「ホネホネたんけんたい」のキャラ)でもない模様にするのに苦労した、でも全部混ぜたい・・・とかなんとか。

educationalstaff at 23:30|Permalink日常のお仕事 

May 26, 2014

カラスのおウチ盗撮中

 同居人はカメラ好き。4月中旬頃から、職場の窓からハシボソカラスの営巣が見られるとのことで、特に鳥好きでもないのにカメラ機能の興味から(←推定)、インターバル撮影を始めた。運良く繁殖は成功し、4月末に3羽の雛を初確認。これが可愛いのなんの。以来、1日に360枚ずつ増える写真を見続け、すっかりカラスバカに(主に私が)。

 昨年読んだ本の中で「カラスの教科書」がマイベストだったこともあり、もうすっかり心はカラスである。今日はちゃんとエサを食べられてるかな、とか、雨の日にはお母さんが傘になってあげてるかな、とか、世界で2番目にこのカラス一家を愛してる(1番目は当然ちぴっちですから)。

 カラス親バカが高じて、博物館の鳥屋さんに画像提供の話をしたら(ほらウチのコ可愛いでしょ、と子どもの写真を見せるバカ親のノリ)、引き受けてくれる事になった。ただ、1ヶ月で写真は20GBに達し、途中からカメラの横で始めたビデオ動画の容量がバカにならず、受け渡し方法を検討中。
 で、画像解析は誰がやるんだ。多分私だ。仕事扱いか友の会活動扱いかはこの際どっちでもいい!可愛いから。「アタシのカラス」だから。

 孵化後およそ3日目あたりのベストショット。ほら可愛すぎて困る。
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 分かりにくいが、1羽に給餌中。
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 孵化から3週間。雛は2羽になってしまったが、灰色のポヤ毛も少なくなり黒々してきた。目も開いてきた。伸びをすると風切羽根を覆っている白いヤツ(何て言うのアレ?)がまだ顕著。2羽で巣はぎゅうぎゅう。

 うまく巣立ちまで行きますように。ついでに「カラス=恐い・危険」の偏見がこの子達によって少しでもなくなりますように。さらに、あわよくばこの画像が今年の夏の特展「都市の自然」の小ネタになってくれますように。

educationalstaff at 00:50|Permalinkその他 

May 07, 2014

その後のナマズ

 諸事情により勇気(金銭的&ほかいろいろ)を振り絞って弾丸帰省を試みた。ナマズぐるみの宿題を持って。あらかじめミシンが必要な部分は仕上げておき、実家ではナマズの綿入れからの手縫い仕上げ作業をしていた。
 目玉と鼻のシール貼りは、7歳児に手伝ってもらう(ワークショップ対象年齢にぴったり、という後付け理由)。仕上がったものは4歳児に遊ばせてみる(ナマズぐるみ対象年齢にぴったり、と以下略)。楽しそうに振り回したりヒゲを引っ張ったりしているので、動作確認・安全確認終了。

 で、本日時点で机周りはここまでナマズづくしになっている。アヒルちゃんがもうすぐ囲まれちゃう。
ナマズ15


 なお、「タマシイ」(=綿のことね)が入る前の「脱け殻」はこんな状態(4月末頃撮影)。
なまず抜殻2014


educationalstaff at 19:31|Permalink日常のお仕事