2020年10月19日
菅政権1ヶ月 コロナで大変だけど大丈夫?
菅政権の発足から今日で3週間です。警察庁を管理指導する国家公安委員長として入閣したのが菅総理大臣に近い人物として知られます小此木八郎さんです。この滑り出しの3週間後どう見るのか。重要課題のデジタル化はどう進めるのか聞いてきました。今日は国家公安委員長や防災担当大臣などのポストで再入閣となった小此木委員長。同じ席に2回目となるとちょっと気持ちは違うものなんでしょうか。
人の生活から不安をなくす
人の生活から不安をなくすということは警察でも一つの仕事である。防災にしてもですね、現場がありますからちょっと後に反応を見て、訪ねて人の話を聞き、その上で色々見てみるということは大切だと思いますね。
そのまずお伺いしたいのは菅政権のスタートダッシュのこの3週間について、どう評価してるか伺いたいんですけれども。デジタル化についても理由は「縦割り行政の打破規制改革をやるんだ」という意思のですね、おそらくそれが広く伝わったんじゃないか。それがあのまデジタル庁創設などにも現れてる。自民党総裁選挙では菅陣営の選対本部長を務めた小此木氏。二人の出会いは45年前でした。
菅総理大臣が小此木氏の父親の彦三郎氏の秘書となったのです。政治家の秘書として働き、そして横浜市議会議員になっていく姿を見ていました。ある日、森の中が閉まってたような感じで、非常に無口でね。目立たないというか、本来その自己表現のあまりない、明るいかと言えばそうでない。コツコツコツコツ一つの事に本当に真面目に取り組むという姿勢といますかね。人間性というのは非常に感じていました。まさにねあの「靴底を歩いて減らす」ようなことを繰り返し繰り返しやってきた人だなと。
強面の総理大臣
菅さんは強いリーダーのイメージがあります。もう少し言うと「強面の総理大臣」とこういう風に表現される方もいらっしゃるわけですけれども、意見が異なるものについては退出してもらうというような側面も指摘されてるわけですけれども。そんなことないんでしょう。限られた時間の中で結果を出していかなければならないものもありますが、総理にしても官房長官の時にしても総務大臣の時にしてもですね。市議会議員の時代から政治に長く携わってこれた時の判断、総理としてになる判断はそれぞれお持ちだと思います。
菅政権の重要課題であるデジタル化はどう進めていくんでしょうか。特に総理から強く強い支持を受けたのは運転免許証のデジタル化ということなんですけれども、例えばマイナンバーカードの活用によってですね、あの免許証の様々な情報があります。これを IC チップで今一つにできないかどうかということも考えられていますけども、今どういうことが一番いい状態になるのかということがまだ議論されている最中であります。それを急いでほしいという発信をしています。
では不正なアクセスなどインターネット犯罪にはどう対応するのか。国民の一番の不安はセキュリティの問題だと思います。システムには残念ながら必ずその不具合と不正行為が付きまとうんで、これをどう防いでいくかということだと思うんですけれども。具体的に警察としてはどういう措置をとっていこうという風に考えていらっしゃいますか。常にそういったその国民生活の利便性向上という中でやっぱこの犯罪の影がチラチラ見えるということ。ここは気を付けとかなきゃいけないな、とちょっと脆弱なことに行われた犯罪からですね。次はこんな犯罪を許してはならない、ということからその犯罪・犯行の手口を解明して、怒ってここは徹底的に取り締まりをしたいと、人々の生活からの不安をなくすということ、これは最大の私の役割だと思います。