December 10, 2016

取るならこれしかない!

 医師のアルベルト・シュバイツァーは、現地人の助手から「『名医の評判を損なわないために治りそうにない患者は引き受けないで断るほうがよい」と忠告されたらしい。

 これを「冬の道場」に応用すれば、「『名講座の評判を損なわないために、受かりそうにない受験生は引き受けないで断るほうがよい」ということになるが、そういう「受かりそうにない受験生は概ね選球眼が悪いので道場」を選ぶことがなく、したがって、もとよりわざわざ断る必要がない。
 しかも、この時季は英語を健全な勉強法で効果的に学んできた受験生はかなり力をつけていて、すでに自立して学習する態勢に入っているので、少なくとも「道場」には、断らなくてはいけないほど多くの受験生が押しかける心配もない。

 昨日質問に来た受講生に訊いてみた。

道場主:どうして「道場」を取ろうと思ったの?
受講生:去年のテキストを見て、取るなら「これしかない」と思いました。
道場主:やっぱりそうだったか。君は「選球眼」がいいよ。それに「道場」を選んだくらいだから「運もいい」。
受講生:ありがとうございます。
道場主:「運も実力のうち」なんだ。せっかく引いた「当たりクジ」を活かすように頑張れ!
受講生:はい、もちろんです。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:58 講習会・英文法道場 

December 09, 2016

疑問詞の選定

(a) 日本の首都は「どこ」ですか。
 →(   ) is the capital of Japan?

(b) あなたのところは「何歳」が定年ですか。
 →(   ) is the retirement age where you work?

(c) 花子のことを「どう」思いますか。
 →(   ) do you think about Hanako?

 (a) The capital of Japan is [Tokyo].「日本の首都は東京です」(SVC)のCにあたるTokyoに代わる語は、疑問代名詞whatであって、疑問副詞whereではない。

 ちなみに、「ここは『どこ』ですか」なら、疑問副詞whereを用いて、たとえば[Where] am I?となるが、文意は「私は<今>どこにいるのか」にほかならない。

 (b) [How old] is [he]?「『彼』は何歳?」/ [What] is [his age]?「『彼の年齢』はいくつ?」が示すように、「人」は年を取るが、「年齢」はその時点での数値に過ぎない。そして、the retirement ageも「退職年齢」という「年齢」にほかならない。

 (c) 他動詞thinkの目的語は疑問代名詞whatであって、疑問副詞howではあり得ない。「どう」という字面(じづら)に騙(だま)されないように。

正解) (a) What (✕Where) (b) What (✕How old) (c) What (✕How)
完成文) (a) [What] is the capital of Japan? / (b) [What] is the retirement age where you work? / (c) [What] do you think about Hanako?


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Posted by eg_daw_jaw at 20:00通常授業 

December 08, 2016

lift(英)/ elevator(米)/ 昇降機(日)

 「箱根登山鉄道」は、「登山客」だけでなく「下山客」も乗せるので、厳密には「箱根登山下山鉄道」か「箱根登下山鉄道」と呼ぶべきであると言えなくもない。

 現状のように「登山鉄道」という名称では、「ぼやき漫才」の「人生幸朗」師匠が生きていたら、「いったん登ったのはええけど山を下(お)りられへんやないかどないしてくれるんや責任者出てこい!」と言って思い切りぼやくに違いない。

 その点、同じく「上り下り」する乗り物でも、「昇降機(エレベータ)」は、「(↑)」と「(↓)」の字を含むからよいが、これが英語だと、lift(英)もelevator(米)も語の意味からは「(↑)」り専用と誤解されかねない、ということはまさかないか。
 しかし、同じliftでもスキー場の「リフト」は、「(↑)」り専用になっているので、語の意味に違(たが)わない。


<コメント> 2016年12月08日 22:33:24 安斎

 「シンドラーのリフト」は道場主が考案したジョークですか?

<回答> 道場主

 確かに、JR津田沼駅の改札を出て駿台側にある「昇降機」は、以前に死亡事故を起こしたことのある悪名高い「シンドラー社」のものなので、「シンドラーのリスト」を捩(もじ)って「シンドラーのリフト」と名づけたことはあるが、これが「シンドラーのエレベータ」では面白くも何ともない。


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Posted by eg_daw_jaw at 21:00エッセー・雑文など(私生活編) 

December 07, 2016

「目糞鼻屎を笑う」を承知で!

 この季節になると、銀座の某宝クジ売り場では「年末ジャンボ宝くじ」を買うための長い長い行列ができる。
 列の左手には、待たずにすぐ買える売り場があるのに、それには見向きもしないで多数が寒い中を長時間並ぶのを厭(いと)わないどころか、楽しんでいるようにさえ見える。

 言うまでもなく、その売り場に限って賞金額が他所(よそ)の売り場と比べて何倍も高いわけでもなければ、当たる確率が飛び抜けて高いわけでもなく、ただ売り上げ枚数が多いのに比例して「当たりクジ」の本数が多いというだけのことにすぎない。

 この光景を見るたびに、「やっぱり世の中は『バカ』のほうが利口より圧倒的に多いというのは本当なんだなあ」と、「目糞鼻屎を笑う(めくそはなくそをわらう)」を承知で、熟々(つくづく)思う。


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Posted by eg_daw_jaw at 19:46エッセー・雑文など(私生活編) 

December 06, 2016

曲がり形(なり)にも

 昨日の月曜日を最後に、今年度の通常授業は「曲がり形(なり)にも」すべて終了した。

 出講したほぼすべてのクラスで我ながら滑舌もよく快調な授業がやれたので「自分もまだまだ捨てたものではない!」と「悦に入る」ほどであったが、その一方で、一つだけ極端に相性の悪いクラスがあって、そこでは最後の最後まで話が受講生に受けないまま、誰よりも自分にとって「不満足」で遣る瀬ない、まるで別人のような授業をしていたのも事実だから、終講したからといって決して手放しで喜べるわけではない。

 しかし、2日おいて木曜日にはさっそく「冬の道場」が始まるので、そういうことを今さら悔やむのはやめ、改めて気合いを入れて、新たな気持ちで開講に備えたい。


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Posted by eg_daw_jaw at 18:08エッセー・雑文など(予備校編) 

December 05, 2016

「日本人が日本人を相手に英語で授業」という暴挙!

 昨日引用した佐藤優著:「君たちが知っておくべきこと(未来のエリートとの対話)」には、こんな記事もあった。

 ・・・私が理解できないのは、たとえば京大とか早稲田では英語で授業を始めているでしょう? ネイティブでない人が英語をしゃべって、ネイティブでない生徒(正確には「学生」)たちがそれを聞くということは、常識的に考えて情報伝達として相当問題があるよね。これは明らかに、わざわざ学力が低下することをやっている。(以上172ページから引用)

 実は我が高校時代に、一緒に(電車通学ならぬ)汽車通学をしていた同級生と往復の車中での会話はすべて英語でやろうと提案して始めてみたが、知的レベルの低い話しかできないことがわかって、すぐにやめてしまった。

 大学だけでなく、中学校や高校の授業でも「英語は英語で」が必須になっていくのだとすれば、「教える側」が不自由な外国語による不正確で知的レベルの低い授業しかできないために、「教わる側」がいっそうの学力低下を免れないということでは、「ゆとり教育」の失敗を大きく上回る失敗が今からすでに見えていると言わざるを得ない。


<コメント> 2016年12月06日 01:28:22 元駿台生

 佐藤優氏の自伝『同志社大学神学部』には、佐藤氏が如何にして英語やドイツ語やロシア語を身につけたかが綴られていますが、これほどの語学の達人でも(だからこそ)、「英語で授業」というのが如何にナンセンスかを説かれるのですね。
 「英語で授業」などと主張している人達は、本気で語学に取り組んだことがないということが分かります。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:30エッセー・雑文など(私生活編) 

December 04, 2016

「までの人」でなく「からの人」に!

 7月に購入したまま忘れていた「佐藤優著:君たちが知っておくべきこと(未来のエリートとの対話)」(新潮社)を本の山の中からたまたま発掘して昨日読んだが、その中にこんな一節があった。

 もし浪人した場合だけど、僕自身の経験から言うと、大学はその時に持っている学力で行けるところに行くのが基本的にはいいと思います。しかし、二浪三浪してでも絶対に東京大学に行きたいとか、東大に行ってないと周囲に対してカッコつかないとか、東大だったら学部はどこでもいい、と言う人もいるかもしれない。・・・
 でもね、そういう形で東大へ行ったとしても、合格した時点で人生の一つの終点に立ってしまうから、たいていその後の行先を見失うことになる。(84ページ)

 これはまさに何年か前に話題になった「東大までの人」にあたるが、自分の場合がそうだったので本当に耳が痛い。

 実際、「東大」に限らず、その大学に余裕で合格した場合はあまり心配はないが、合否すれすれでぎりぎり運よく合格したような場合には、目標を達成しただけで舞い上がってしまって、そのまま「〇〇大学までの人」になりやすいので、気が早い話ながら、受験生諸君が合格した暁(あかつき)には、間違ってもそうした「までの人」にはならないように、逆に必ず「からの人」になるようにと今から願っておきたい。


<コメント> 2016?12月05日 14:35:17 亀仙人

 あらゆる参考書で「主張」を表す動詞insistのあとに続くthat節内でS (should)動詞原型のパターンをとる。と書かれているのですが、「ジーニアス英和辞典」では、I insisted that she was right.という英文があります。
 insistの主張の意味で仮定法現在になるときとならないときの違いを教えてもらいたいです。よろしくお願いします。

<回答> 道場主

 少なくとも「英作文 基本300(4訂版)」では、そんなことは書いていないので、「あらゆる参考書で」と言われたくはない。
 実はinsistが「要求する」にあたるときと、「主張する」にあたるときでthat節の動詞に違いがある。(⇒同書の49ページ 094の文法チェックを参照)

 cf. (i) They insisted that he (should) resign.
     「彼らは彼が辞任するようにと要求した」
   (ii) They insisted that he was innocent.
     「彼らは彼が無実であると主張した」


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Posted by eg_daw_jaw at 23:28エッセー・雑文など(予備校編) 

December 03, 2016

続々々・クジラ構文の応用

(a) [No more than] 300 dollars was needed for the work.
  「その仕事には300ドルしか必要ではなかった」

(b) [No less than] 300 dollars was needed for the work.
  「その仕事には300ドルも必要だった」

 (a)は、「300ドル<という否定的に少ない金額>」と比べて「量的に優るところがまったくなくて」(no more than)「わずか300ドル(=Only 300 dollars)」となる。

 cf. [Only] 300 dollars was needed for the work.

 一方(b)は、「300ドル<という肯定的に多い金額>」と比べて「量的に劣るところがまったくなくて」(no less than)「何と300ドルも(=As much as 300 dollars)」となる。

 cf. [As much as] 300 dollars was needed for the work.

 ところで、no more than 300 dollars「わずか300ドル」とno less than 300 dollars「何と300ドルも」を比べると「どちらのほうが多いか」というと、実はどちらもぴったり「300ドル」で同額に決まっている。
 これは、「『鉄1キロ』と『綿1キロ』では、どちらのほうが重いか」という問いに、どことなく似ていないだろうか。

A:「鉄1キロ」と「綿1キロ」は、どっちが重い?
B:そりゃ「鉄1キロ」だろ。
A:ブーッ。
B:エッ、違うの?
A:どっちも1キロだから同じに決まってるだろ。
B:アッ、そうか。

 「クジラ構文」関係は、これにて打ち留め!


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Posted by eg_daw_jaw at 20:26通常授業 

December 02, 2016

続々・クジラ構文の応用

 「クジラ構文」は、「be動詞名詞」を用いるものだけに限らない。

(a) I can[not] play the violin [any more than] a baby can.
  「私がヴァイオリンを弾けないのは赤ん坊と変わらない」

 I can play the violin.「私はヴァイオリンを弾くことができる」は、A baby can (play the violin).「赤ん坊はヴァイオリンを弾くことができる<という誰もが『否定』する話>」と比べて「優るところがまったくなくてnotany more than)」同じく「否定」であるということから、「赤ん坊がヴァイオリンを弾くことができ『ない』のと同様に、私はヴァイオリンを弾くことができ『ない』」、または「私がヴァイオリンを弾くことができ『ない』のは、赤ん坊がヴァイオリンを弾くことができ『ない』のと同じである」となる。

(b) She is [no less] beautiful [than] her sister.
  「彼女は姉と同様に美人である」

 She「彼女」は、「美しさ」の点で誰もが「肯定」する「美人」のher sister「彼女の姉」と比べて「劣るところがまったくなくてno lessthan)」同じく「『美人』である」となる。

 これがno more beautiful thanなら、She「彼女」は、「美しさ」の点で誰もが「否定」する「✕✕」のher sister「彼女の姉」と比べて「優るところがまったくなくてno morethan)」同じく「『✕✕』である」となりかねないので、その形の例文を掲載するのは、さすがに憚(はばか)られる。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:18授業外 

December 01, 2016

続・クジラ構文の応用

 いわゆる「クジラ構文」の主語を「クジラ」から「ウナギ」や「コウモリ」に置き換えれば、それぞれ「ウナギ構文」や「コウモリ構文」ができる。

(a)(i) An eel is [no more] a snake [than] a carp is.
   「ウナギがヘビでないのは、コイがヘビでないのと同じである」
 (ii) An eel is [no less] a fish [than] a carp is.
   「ウナギが魚であるのは、コイが魚であるのと同じである」

(b)(i) A bat is [not] a bird [any more than] a rat is.
   「コウモリが鳥でないのは、ネズミが鳥でないのと同じである」
 (ii) A bat is [no less] a mammal [than] a rat is.
   「コウモリが哺乳類であるのは、ネズミが哺乳類であるのと同じである」

 そして、数年前にふと思いついて、悪ふざけで作ったのが「パパイヤ鈴木・構文」だった。

(c) Papaya Suzuki is [no more] a papaya [than] Udo Suzuki is an udo.
  「パパイヤ鈴木がパパイヤでないのは、ウド鈴木がウドでないのと同じである」

 Papaya Suzuki is a papaya.「パパイヤ鈴木はパパイヤである」は、Udo Suzuki is an udo.「ウド鈴木はウドである<という誰もが『否定』する話>」と比べて「優るところがまったくなくてno morethan)」同じく「否定」であるということから、「ウド鈴木がウドで『ない』のと同様に、パパイヤ鈴木はパパイヤでは『ない』」、または「パパイヤ鈴木がパパイヤで『ない』のは、ウド鈴木がウドで『ない』のと同じである」となる。

 ついでながら、今日は我が誕生日。
 「肉体年齢」は「戸籍年齢」の「7掛け」、そして 「精神年齢」では「31歳」になったというところだろうか。
 しかし、そういうことを言うと「人間の歳に直すと幾つなんですか」と訊かれかねないが、それが「戸籍年齢」にほかならない。。


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November 30, 2016

クジラ構文の応用

Work is [not], [any more than] play, the only object of life.
「仕事は、遊び(が人生の唯一の目的でないの)と同様に、人生の唯一の目的ではない」

(a) Work is [no more] the only object of life [than] play is.
  
 Work is the only object of life「仕事は人生の唯一の目的である」は、Play is (the only object of life)「遊びは人生の唯一の目的である<という誰もが否定する話>」と比べて「優るところがまったくなくて」(no more ... than)同じく「否定」であるということから、「遊びが人生の唯一の目的で『ない』のと同様に、仕事は人生の唯一の目的では『ない』」、または「仕事が人生の唯一の目的で『ない』のは、遊びが人生の唯一の目的で『ない』のと同じである」となる。

 nonotanyに置き換えるとこうなる。

(b) Work is [not] the only object of life [any more than] play is.

 次に、文末のany more than play isを前に出して、notthe only object of lifeの間に挿入してisを省けば冒頭の文になる。

(c) Work is [not], [any more than] play (is), the only object of life.


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Posted by eg_daw_jaw at 19:11授業外 

November 29, 2016

おなじみ・「クジラ構文」の仕組み

(a) A whale is [no more] a fish [than] a horse is.
  「クジラが魚でないのは、馬が魚でないのと同じである」
(b) A whale is [no less] a mammal [than] a horse is.
  「クジラが哺乳類であるのは、馬が哺乳類であるのと同じである」

 no morethanを用いる(a)は、A whale is a fish.「クジラが魚である」はA horse is (a fish).「馬が魚である<という誰もが否定する話>」と比べて「優るところがまったくなくてno morethan)」同じく「否定」であるということから、「馬が魚で『ない』のと同様に、クジラは魚では『ない』」、または「クジラが魚で『ない』のは、馬が魚で『ない』のと同じである」となる。

 「馬が魚で『ない』」のになぜthan a horse is [not]という「否定」にならないのかというと、thanの後が「否定」では「比較の対象」がないために比較が成り立たないからにほかならない。事実であろうとなかろうと「比較の対象」は取り敢えず「肯定」でないと始まらない。

 一方、no lessthanを用いる(b)は、A whale is a mammal.「クジラが哺乳類である」はA horse is (a mammal).「馬が哺乳類である<という誰もが肯定する話>」と比べて「劣るところがまったくなくてno lessthan)」同じく「肯定」であるということから、「馬が哺乳類で『ある』のと同様に、クジラは哺乳類で『ある』」、または「クジラが哺乳類で『ある』のは、馬が哺乳類で『ある』のと同じである」となる。

 ただそれだけのことにすぎない。


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Posted by eg_daw_jaw at 19:06授業外 

November 28, 2016

「すべての席が満席」って何!

 この間(あいだ)50数年ぶりに11月中の降雪があった日、テレビの某モーニングショー放映中の画面に「雪は午前中まで続く」という字幕が出た。
 「今が午前中だというのにまさか午前中まで』と言うのは変だろう!」と咎(とが)めたくなった時、アナウンサーも気づいたらしく、「雪は午前中いっぱい続くとのことです」と口頭で正した。

 このおかしな字幕を見て、コンビニで店員が言う「千円からお預かりします」という定番の物言いを思い出したが、こちらは「千円お預かりします」か、または、どうしても「から」を用いたいのであれば、たとえば「千円からですので20円のお返しになります」とでも言うべきだろう。

 こうした言葉の誤用といえば、一昨日の晩に差しで飲んでいた友人から、「小田急線町田駅の案内放送でいつも〇時〇分発のロマンスカーはすべての席が満席です』と言っているのが気になる」という話があった。
 「『すべての席が満席』と言うのであれば、『一部の席が満席』ということもあるのか」と突っ込みたくなるが、実は「すべての席が」は不要で、ただ「〇時〇分発のロマンスカーは満席です」と言えば足りる。

 これは「被害を被る」、「違和感を感じる」、「後で後悔する」、「(あらかじ)め予約する」、「一番最初に」などのような単なる「重ね言葉」とは違って、英語のHow old is his age?と同じレベルの誤りである言ったら大袈裟(おおげさ)だろうか。

 ✕How old is his age?
→〇[How old] is [he]? (How oldならheが主語)
 〇[What] is [his age]? (his ageが主語ならWhat


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Posted by eg_daw_jaw at 20:20エッセー・雑文など(私生活編) 

November 27, 2016

続々・「ほど・・・ない」(B<A)≠「より・・・ない」(B≦A)

<和文英訳> 

 世界中でニューヨークほど多くの言語が話されている都市はない。(B<A)

cf. [More languages (are spokin) (in New York) than] (are spoken) (in any other city in the world).「ニューヨークにおいては、世界のほかのどの都市において(話されている)より多くの言語が話されている」(A>B)(二つ目のare spokenは省略可能)

 (A>B)を(B<A)にするためには、anynoに置き換えてIn no other city in the worldから始めることになるが、その場合は文頭が「否定の副詞」なので後続は「助動詞are)+主語動詞spoken)」という倒置の語順を用いて… (are) [as many languages (spoken) as] (are spoken) (in New York).とする必要がある。

→ (In no other city in the world) (are) [as many languages (spoken) as] (are spoken) (in New York). 「世界のほかのどの都市においてであれ、ニューヨークにおいて(話されている)ほど多くの言語は話されていない」(B<A)(二つ目のare spokenは省略可能)

 次に、There is no other city in the worldから始めれば、後続の関係詞節の先頭がin which(またはwhere)で、これはもはや「否定の副詞」ではないので倒置がなくなって「主語助動詞are)+動詞spoken)」の語順、つまり[as many languages (are spoken) as] (are spoken) (in New York).となる。

There is no other city in the world (where) [as many languages (are spoken) as] (are spoken) (in New York). 「ニューヨークにおいて(話されている)ほど多くの言語が話されている都市は世界中ほかに一つもない」(B<A)(二つ目のare spokenは省略可能)

正解)(a) (In no other city in the world) (are) [as many languages (spoken) as] (in New York). / (b) There is no other city in the world (where) [as many languages (are spoken) as] (in New York).


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Posted by eg_daw_jaw at 19:04通常授業 

November 26, 2016

続・「ほど・・・ない」(B<A)≠「より・・・ない」(B≦A)

(a) 彼はふだん必要額を超えるカネを持ち歩かない。
 →〇He usually does[n’t] carry [more money than] he needs.(B≦A)
     (必要額までは持ち歩くが、超えることはない)
   ✕He usually does[n’t] carry [as much money as] he needs.(B<A)
     (必要額に満たないので、買い物などで不自由する)

(b) たとえ病気でも、必要量を超える薬を飲まないように。
 →〇Even if you are ill, do[n’t] take [more medicine than] is necessary.(B≦A)
     (必要量までは飲んでよいが、超えてはいけない)
   ✕Even if you are ill, do[n’t] take [as much medicine as] is necessary.(B<A)
     (必要量に満たないので、薬の効き目が怪しくなるかも)

 喩えて言えば、(a)の[more money than]は、「一方の町」のO地区と「他方の町」のO地区をつなぐ橋にあたるが、(b)の[more medicine than]は、「一方の町」のO地区と「他方の町」の(O地区ならぬ)S地区をつなぐ橋にあたる。

 現実の橋でも、たとえば一方の側が「」ならもう一方の側も「」と決まっているわけではなく、現に「市川橋」は千葉県市川「」と東京都江戸川「」をつなぎ、「葛飾橋」と「新葛飾橋」は千葉県松戸「」と東京都葛飾(かつしか)「」をつないでいる。


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November 25, 2016

「ほど・・・ない」(B<A)≠「より・・・ない」(B≦A)

(a)(i) He is [taller than] any other student in this class.
    「彼はこのクラスのほかのどの生徒よりも背丈がある」(A>B)

  (ii) [No] other student in this class is [as tall as] he is.
    「このクラスで彼ほど背丈のある生徒はいない」(B<A)
  (iii) [No] other student in this class is [taller than] he is.
    「このクラスで彼より背丈のある生徒はいない」(B≦A)
    
 「100以下(≦100)」は「100未満(<100)」とは異なるにもかかわらず、「100未満(<100)」のつもりで「100以下」と言う人が少なくないように、(iii)を(ii)と同義のつもりで用いる人が多いが、ここは拘(こだわ)って区別したい。

 以下のものについても同様。

(b)(ii) [No]thing is [as precious as] time.
    「時間ほど貴重なものはない」(B<A)
  (iii) [No]thing is [more precious than] time.
    「時間より貴重なものはない」(B≦A)

(c)(ii) She is [n]ever [as happy as] when she is cooking.
    「彼女は料理しているときほど楽しいときはない」(B<A)
  (iii) She is [n]ever [happier than] when she is cooking.
    「彼女は料理しているときより楽しいときはない」(B≦A)


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November 24, 2016

静香とHillary

 同じ「静香」でも、フィギュアスケートの「荒川静香」やキムタク夫人の「工藤静香」は女性であるのに、政治家の「亀井静香」は男性だから、この名は男女共用であると言ってよい。(ちなみに、あの「壇蜜」の本名である「齋藤支靜加」は同じ「しずか」でも字が違う。)

 英語では、Donald TrumpのDonaldが男性専用の名であるのに対して、Hillary ClintonのHillaryが男女共用の名であることが意外に知られていない。

(a) Hillary is [more intelligent than] any [other] girl in this class.
  「(女子の)ヒラリーは、このクラスの『ほかの』どの女子よりも頭がいい」
(b) Hillary is [more intelligent than] any girl in this class.
  「(男子の)ヒラリーは、このクラスのどの女子よりも頭がいい」


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Posted by eg_daw_jaw at 21:55エッセー・雑文など(予備校編) 

November 23, 2016

電話帳で何千もの電話番号を覚えるような!

 今朝、Facebook友達であるO・Sさんによる以下の投稿を自分のタイムラインにさっそくシェア(転載)したが、その後ご本人の了解が得られたので、ここに引用する。

 電車で私の向かい側に立ってる男の子。
 一生懸命単語帳開いて勉強してる。
 きっと頑張って勉強してるんだよね。単語帳ボロボロだもん。
 ああ、もったいない。その熱意と労力違う形で使ったらほんとの英語の能力付くのにな。
 単語ばっかり断片的に覚えても意味がない!フレーズや単文で使い方から覚えなきゃ、単に記憶力の限界にチャレンジししてるだけ。
 って尊敬する有名な予備校の某先生の受け売りだけど本当にそう思う。
 さすがのおばちゃんもその勉強法意味ないで!とはいえず。(引用は以上)

 入試の英語は、英文が読めて書ければ大概の問題は解けるが、逆に読めて書けなければ解ける問題はあまりない。
 読めて書ける結果として点が取れるようになるためには、文法の決まり事を素直に受け入れて、それを土台に「英短文」を数多く覚えることを通じて、常に文単位で考えることを習慣づける必要がある。
 そして、それを実践すれば、勉強量に比例して「語彙力」が上がるのはもちろん、着々と読めて書けるようになっていく。
 ところが、圧倒的多数の受験生は、そういう健全な勉強をしないで、「単語帳単語集)」で断片的に単語の訳語を覚えるだけだから、「単語テスト」では点が取れても、「英語テスト」では点を取ることができない。

 誰かが喩えていたように、「単語帳単語集)」で何千もの「単語」を只管(ひたすら)覚えるのは、「電話帳」で何千もの「電話番号」を覚えるのと同じようなものだから、まったく無駄で虚しい努力と言うほかはない。「いいかげん気づけよ」と言いたいが、いくら言ってもほとんど効果がないので本当に歯がゆい。

 以下にO・Sさんによる追記のコメントを追加する。

 このことを約25年前に誰か教えてくれていれば。。。私の今は違ってたのかな?まあ、今の自分に満足とはいかないまでも戻ってやり直したいとは思わないけどね。
 でも、学生時代に出来なかったまとまった単文で覚えるということを社会人になってからやりました。
 ある程度のインプットをするとぐーんと力が付くと思いますが実感がわくまでがちょっと辛いかもしれません。私の場合はこれくらいやったら実感できるという目安もなくやみくもに勉強してましたからね。

 単語集を丸暗記するのは何かを組み立てるのにその部品の名前やら寸法やらを一生懸命暗記するようなものです。ねじの名前やねじ山の数とか細部の寸法を覚えるより実際に組み立てしてみてこの場合はこのねじ使った方がいいんだとか釘打った方がいいんだとか実地で学んだ方が頭に入りやすいもんね。
 いろいろ組み立ててるうちに部品の名前やら特徴は頭に入っていくように単語もいろいろインプットしているうちに自然と意味とか使い方とか覚えて行ける気がします。
 何より、定型の訳語を丸暗記したのと違うので概念的にこういう意味なんだろうなって類推できるから応用の幅が効くと私は思います。


<コメント>  2016年11月24日 15:18:04 駿台生ではない高校2年生

 駿台生ではありませんが、偶然このブログを見つけ、毎日楽しく(時には痛いところを突かれながら)拝見させていただいています。
 さて、私は先日先生の書かれた「英作文基本300選」を覚え終えたのですが(現在併用問題集を利用して完璧にしようと思ってます)、まだ入試に時間もあることもあり、また英語を万全なものとして入試に臨みたいこともあり、もっと短文の暗記をしたいと考えております。そこで先生の書かれた「英語構文基本300選」と伊藤先生・鈴木先生の「新・基本英文700選」と迷っています。「英語構文基本300選」はやはり読解力向上が主旨であり、短文暗記には向かないのでしょうか?
 忙しいでしょうが、お答えいただけるとこれ以上の喜びはありません。
 長文になり申し訳ありません。どうかよろしくお願い致します。

 追伸 来年は先生の講習を受講したいと思っております(経済的状況で通期では通えません)。そのためぜひ来年もどうぞお身体に気をつけてお過ごしください。私も講習の受講を今か今かと楽しみに待っています。

<回答> 道場主

 差し障りがあるので、他の著者の本についてとやかく言うのは避けるが、 「英語構文 基本300」を使ってほしい。倒置構文のような、やや堅い文体のものも一部含んでいるとはいえ、短文暗記に不適ということはないので。
 また、1週間もあればできるので、「英文法 基本300」もクイズを楽しむつもりでぜひ。

<コメント> 2016年11月24日 16:53:14 駿台生ではない高校2年生

 返信ありがとうございます。
 早速「英語構文基本300選」を購入しようと思います。
 実は最近先生のブログに触発され、「英文法基本300選」を一週間で終えました! 
 私が文法のきちんとしたところを理解していないと猛省しつつ現在英文法を復習しています。あんなに素晴らしい参考書を書いていただきありがとうございました。


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Posted by eg_daw_jaw at 18:52勉強法・合格作戦など 

November 22, 2016

「証明書」ではなく「箔(はく)」の卒業証書!

 今日も「ホリエモン✕ひろゆき・やっぱりヘンだよね」(集英社)から。

ひろ:世間的には有名大学の名前には価値があるわけで、それを欲しがる人が大勢いますよね。んで、その資格やブランドを得るために勉強してる人が多いっていうこと自体は、僕は問題だと思わないんですよ。
・・・
ひろ:・・・んで、偏差値至上主義って話ですけど、僕は学校の先生の主観で決まる内申書(調査書)よりも、テストで決めたほうが公平だと思うんですけどね。
ホリ:俺たちは、まさに先生から嫌われるタイプだしね(笑)。
ひろ:先生に嫌われようとも、頭のいい子供はそれなりの学校で、いい教育が受けられる社会のほうがいいですよね。なので、入学基準をテストにするのは賛成です。
・・・
ひろ:まあ、大学を卒業していなくても、社会を渡っていける優秀な人ってのは、そこそこいます。で、反対に大学の肩書きなしには社会を渡っていけない人も多いんじゃないかと。だから、有名大卒のブランドを欲しがったり、いろいろ箔をつけていくんじゃ?
ホリ:でも、それは結局、箔でしかないわけで、実質的にあんまり意味ないよね。マクロで見ると“壮大なムダ”って話になる。
・・・
ひろ:アメリカだと、プログラムができないと単位がもらえないので、コンピューターサイエンス出身だと100%プログラムができるわけです。なので、卒業証書が実学の証明書として機能してるんですよね。日本はスキルの証明書じゃなくて、箔になっちゃってるのがヘンなのではないかと。・・・
・・・
ひろ:だから、もし“卒業証書=資格の証明書”になれば、大学はどこでもよくなるわけで、「地元の大学でいいじゃん」ってなりますよね。それがアメリカの大学の仕組みなんですよ。・・・
ホリ:日本の大学とは全然違うね。
ひろ:なので、大学に入るための偏差値がヘンっていうよりは、日本の大学自体がおかしな方向なんじゃ?って思う昨今です・・・。(以上28〜31ページから抜粋)

 なるほど言いたい放題で痛快でさえあるが、この対談中にある「大学を卒業していなくても社会を渡っていける優秀な人」には誰よりもこの二人が該当するに違いないと、「大学の肩書きなしには社会を渡っていけない劣悪な」の一人として心から思う。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:14エッセー・雑文など(予備校編) 

November 21, 2016

「ゆとり教育」の失敗に懲りもせず!

 昨日読んだ「ホリエモン✕ひろゆき・やっぱりヘンだよね」(集英社)に、「新テスト」に関わる「国公立大学の入試が、ペーパーテストから人物評価を重視する方向ってどう?(2013)」と題する、こんな対談があった。

ホリ:国公立大学入試が大きく変わるって話があるらしいね。
ひろ:どうやら新テスト(2020年度から「大学入学希望者学力評価テスト」を導入予定)にするらしいですよ。とりあえずの大きな方針としては「知識偏重」から「人物評価重視」を目指すってことみたいですけど。
ホリ:まあ、少子化で大学入試が成立しにくくなってんだろーな。
ひろ:で、個別に人物評価するとなると機械的なテストが使えないので、ものすごい人数を面接しなきゃいけなくなるから手間がかかりますよね。今、実施されている論文だって、採点は大変だって聞きますし、もしそうなれば、やたらと負担が増えるじゃないですか。しかも面接官も人間なので、判断する基準には必ず違いが出るわけで、これは不公平感がありまくりな気が・・・。
ホリ:じゃあ、人物を評価するっていう2次試験には反対ってこと?
ひろ:人物評価を低コストで客観的にできる仕組みがあるのならいいと思います。でも、それがないなら、今までどおりのほうがマシなんじゃないかと。
ホリ:まあ、受験生側は明確な基準があるほうが頑張りやすいからね。
・・・
ひろ:倍率が1倍を切っている国公立大学なら、なりふり構わずいろんな入試をやってもいいと思いますけど、倍率が高いところがわざわざやる必要はないですよね。
・・・
ひろ:しかも、人物評価を重視するとなると、「大学に入学するためには人間性が大事」ってことになるじゃないですか。すると、中学校や高校が人間性まで教育する責任を負わされることになって、「人間性向上」とか「人格改造」みたいな、なんかうさんくさい内容の授業がこれから増えそうな予感も・・・。そんなアホみたいなことするくらいなら、今までどおり普通に勉強を教えておけよと思いますけど。
ホリ:でも、この話題は頭のいい層にはもう関係ないのかも。今はネットがつながっていれば、世界中の一流大学の講義を無料で視聴できるわけじゃん。
・・・
ひろ:ひとつ疑問があるんですけど、ゆとり教育って導入したのはいいものの、結果的に学力が低下しちゃったので廃止されたわけじゃないですか。今回の人物評価って、そのゆとり教育と似てると思うんですよ。こういう勉強以外のことに時間や労力を使う動きって、なんで定期的に起こるんですかね?
ホリ:ヒマな人が多いからっしょ。
ひろ:これを発案してる人たちは、「自分たちは子供の教育のために良いことをしてる」って本気で信じてるんですかね?
ホリ:まあ、学生にとってみれば、勝手に決められて後からレッテルを貼られるわけだから、迷惑な話なんだけどね。
ひろ:ゆとり教育を受けてきた人たちって、社会に出たら「ゆとり世代」とかって言われてバカにされてるじゃないですか。しかも本人たちが選んだわけじゃないから、むしろ被害者なのに。だから、この脱テスト世代もゆとり世代と同じようにバカにされ続けるのかも。なので、僕的に見ると今回もゆとり教育と同じような被害がまた繰り返されようとしているなあ、と。
ホリ:教育って、実は人生で一番大切なことなのに、それをいいかげんにやられるから、子供たちはかわいそうだよね。
ひろ:学生時代に十分な学習能力が身につかなかったら、その後の人生は相当キツいですよ。減給になったりクビになったりすることもあるわけですからね。
ホリ:だから今回みたいな「人物評価」や「人格」を押しつけるような教育システムって、やっぱ微妙な感じだってことだよね。(以上24〜27ページより抜粋)

 しかも、大学側に人的余裕がないために、採点を「外注」に出さざるを得ないともいうが、そうまでして入試の形式を変える意味がどこにあるというのか。
 センター試験はよく錬られた良問揃いであるし、採点も公平で非の打ち所がないのに、なぜやめてしまうのか本当にワケがわからない。
 取り敢えず今年はまだセンター試験を施行中だから受験生も救われているが、2020年度以後がどうなるか、混乱と失敗しか見えてこない。


<コメント> 2016年11月22日 02:30:29 元駿台生

 全く仰る通りだと思います。
 記述式を導入しても、60万人分の採点をどうやってやるのか。
 結局、白紙答案ばかりになるのではないか。
 複数教科横断って、1科目でもなかなかまともに解答出来ないのに。
 面接導入って、早稲田や明治は10万人の受験生をどうやって面接するのか。
 1点刻みを止めて段階式にしても、「優」と「良」の間は結局1点刻みで決まるのではないか等。
 一見、これまでの入試の問題点が解決するように見えて、実は机上の空論だらけであることが分かります。


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Posted by eg_daw_jaw at 21:33エッセー・雑文など(予備校編) 

November 20, 2016

しょうもない話を一席

 英語で講義を行うので名高い「秋田県立国際教養大学」に入学した元受講生のX君が夏休みに帰省してS台某校に顔を出した時のこと。

<校舎長>:講義はすべて英語でやるというけど、君はちゃんと理解できるのか。
<X君>:はい、英語は得意ですから、講義を聴くのに不自由はありません。
<校舎長>:それなら心配ないね。
<X君>:でもキャンパスから一歩(いっぽ)外へ出ると困ります。
<校舎長>:どうして?
<X君>:はい、地元の人の言葉が、日本語なのにまったく理解できませんから。

 此方人等(こちとら)が若い頃、夏休みで岩手県に帰省していた友人の実家を訪ねた時に、二人で田圃(たんぼ)の中にぽつんと一つだけある「混浴」の温泉に行ったことがあるが、先客として湯船の中にいた二人のお婆さんからしきりに生粋(きっすい)の地元言葉で話しかけられて、何を言っているのかさっぱり理解できないまま「はいはい」と生返事を繰り返すしかなかったのが懐かしい。


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Posted by eg_daw_jaw at 19:34エッセー・雑文など(予備校編) 

November 19, 2016

「発音・アクセント」の問題で失点するなんて考えられん!

<受講生>:センター試験に毎年出る「発音・アクセント」の問題が苦手です。
<道場主>:あんなのは、落ちてるカネを拾うのと同じくらい楽に取れる問題なのになあ。
<受講生>:そんなに楽に取れるなんて、僕にはとても考えられません。
<道場主>:自慢じゃないけど、いや自慢だけど、僕は受験時代に模試でも入試でも「発音・アクセント」の問題ではただの一問たりとも間違えたことはないよ。
<受講生>:どうしたらそういうことができるんですか。
<道場主>:ふだんの心がけ次第だよ。
<受講生>:「ふだんの心がけ」って何ですか。
<道場主>:まずは予め発音記号を覚えて、辞書を引くときは、意味と例文を見る前に、その単語の発音をチェックするだけのことなんだけど、君はそれをやってないだろ。
<受講生>:はい、やってません。
<道場主>:そもそも英語という言語の勉強をしてるのに、発音のことを疎(おろそ)かにするから、罰が当たって「発音・アクセント」の問題で点が取れないんだ。
<受講生>:そうですね。
<道場主>:これからは心を入れ替えて、辞書を引くたびに、まず初めに発音をチェックする習慣を徹底させることだな。
<受講生>:はい。
<道場主>:それをやってれば、そのうち、よほどの例外でないかぎり、綴りと発音の関係が概ねわかるようになるから大丈夫。
<受講生>:ホントですか。
<道場主>:あとは、この本(「英語の発音・アクセント 総仕上げ」・鳥飼和晃著・駿台文庫)で頻出の代表的な単語の発音を声に出しながら一通り覚えてから、「発音」や「アクセント」のルールのページを見て確認すれば十分だけど、それに加えて、たとえばvolunteerやdelicacyみたいに、日本語化して英語とは「アクセントの位置」や「発音」が変わってるものは特に意識して覚えるといい。要は君が僕が言ったとおりにやるかどうかだけど。
<受講生>:絶対にやります。
<道場主>:じゃあ今日からさっそく始めなくちゃ。
<受講生>:はい、もちろんです。長い時間、貴重な忠告をありがとうございました。


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Posted by eg_daw_jaw at 23:28勉強法・合格作戦など 

November 18, 2016

今からでも!

高3受講生>:質問ではなくて相談なんですけど、よろしいでしょうか。
道場主>:ああ、どうぞ。
高3受講生>:実は、僕が受けようと思ってる国立の医学部には短めの英作文というか、和文英訳の問題が出るので過去問を何年分かやってみたんですけど、ぜんぜん書けないのでショックでした。
道場主>:何だ、「過去問をやってみたので添削してください」と言うのかと思ったら、そうじゃなかったか。
高3受講生>:はい、それで英文が書けるようになるためには、いつも先生がおっしゃってるように、やっぱり例文をたくさん覚えなくてはいけないと思って、さっそく300選を買って来てやり始めました。
道場主>:今頃になって始めて「さっそく」なんて言うのは、「さっそく」という言葉に対して失礼だけど、そんなことは今さら言っても仕方がないか。(笑)
高3受講生>:もっと早くからやればよかったと自分でも後悔してるんですけど、今からでも間に合うでしょうか。
道場主>:そんなことを訊いて、もし僕が「間に合わない」って答えたらどうするつもりなんだ、諦めるのか。
高3受講生>:いいえ、それはありません。
道場主>:だったら、そんなつまらないことを訊かないで、間に合わせるしかないではないか。
高3受講生>:そうですね。
道場主>:この際、辛(つら)いと思って嫌々やるんじゃなくて、知識が増えるのを喜びながら貪欲に取り組めば必ず変わってくると思うよ。
高3受講生>:はい、頑張ります。ご忠告ありがとうございました。
道場主>:どう致しまして。


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Posted by eg_daw_jaw at 22:24英作文・基本300選 

November 17, 2016

伊達(だて)にeverを用いるわけではない!

(a) This is the hottest summer I've [ever] experienced.
  「私はこんなに暑い夏を経験したことがない」
   (←これは私がいつであるかを問わず今までに経験した最も暑い夏である)

(b) This is the hottest summer I've experienced [in the past ten years].
  「私がこんなに暑い夏を経験したのは10年ぶりである」
   (←これは私が近10年に経験した最も暑い夏である)

 everは断じて「今までに」ではなく「いつであるかを問わずat any time)」にあたる副詞なので、(a)のように「私が生まれてから現在までのすべての時間」を背景とするときには用いる意味があるが、(b)のようにin the past ten yearsによって「近10年」だけに時間が絞られている場合は「いつであるかを問わず」にはあたらないのでeverを用いることはできない。

 ✕This is the hottest summer I've [ever] experienced [in the past ten years].

 それは、次のようにsince以下によって時間が現在までの一部に絞られている場合も同様。

(c) This is the hottest summer I've experienced [since I came here].
  「私が当地に来て以来、こんなに暑い夏を経験したことがない」
   (←これは、私が当地に来てから経験した最も暑い夏である)

 ✕This is the hottest summer I've [ever] experienced [since I came here].


<コメント> 2016年11月18日 06:48:47 Shintaro Watanabe

 いつも読ませていただいています。本記事、everとsinceとが共起できないと早合点する人がいるかもしれず、特定の時点以降の連続性を表現するときにはeverをsinceに前置するという説明があれば親切だと思いました。

 He's had a car ever since he was 18. (OALD7)
 He's been there ever since you left. (COBUILD)

 今後も楽しみにしています。


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Posted by eg_daw_jaw at 22:54通常授業 

November 16, 2016

思ったより

 昨夜初めて自分で夕食を作ってみたが、思ったよりずっと楽しかった。
→Last night I fixed my own dinner for the first time.
 It was a lot more fun  (               ).

 「思った」のは「自分で夕食を作ってみた」のよりも時間的に前のことなので過去完了形than I had thought「<事前に>思っていたより」とするが、その時点から見た未来にあたるit would beを目的語として後に続ける。

 [It was] a lot [more fun than] I had thought [it would be].

 しかし、「思った」に用いる動詞をthinkからexpectに替えて、than I had expected「<事前に>予測していたより」とすれば、It wasと同一の「主語・動詞」にあたるit would beを省いても支障はない。
 それは、「予測していた」という言葉の意味からすれば、省く前の形が「過去から見た未来」にあたるit would beであることがわかるからにほかならない。

解答) than I had thought it would be / than I had expected
完成文)(i) It was a lot [more fun than] I had thought it would be.
      (ii) It was a lot [more fun than] I had expected.

 以上、念のために。


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Posted by eg_daw_jaw at 19:01通常授業 

November 15, 2016

喩えれば「ら抜き」のような!

(i) He earns at least twice [as much money as] I do.(◎)
(ii) He earns at least twice [as much money as] I.(〇→△)
(iii) He earns at least twice [as much money as] me.(✕→〇)
  「彼の稼ぎは少なくとも私の2倍ある」

 主語であるHeの比較の対象は同じく主語のIだから、基本的には文末がI doとなる(i)が理想型に違いないが、do(=earn)を省けばIが残って(ii)の形になる。
 しかし、少なくとも話し言葉では圧倒的多数が(iii)のように文末には目的格のmeを用いるので、そういう人にとって(ii)のように文末がIでは違和感がある。
 そこで、どうしても主格のIを用いることに拘(こだわ)るのであれば、後ろに動詞を残してI doとする(i)の形が無難ということになる。
 まるで、本来正しくないはずのmeが✕から〇に昇格し、逆にIの立場が怪しくなって〇から△に降格したかのようではないか。
 というわけで、独断と偏見で… me.(✕→〇)/… I.(〇→△)/… I do.(◎)としてみたが、このmeIの扱いについて考えるとき、必ずといってよいほど日本語の「ら抜き」を思い出す。

 元来は「来る」(カ変)、「見る」(上一段)、「食べる」(下一段)には「られる」を続けて「来・られる」、「見・られる」、「食べ・られる」と言うのが正しいということになっているが、今では「られる」の代わりに「れる」を続けて「来・れる」、「見・れる」、「食べ・れる」と「ら抜き」で言うのが特に若い世代では主流になっていて、もはや誤りとは言えなくなってしまったということでは、さしずめ「来・れる」、「見・れる」、「食べ・れる」が(✕→〇)で、「来・られる」、「見・られる」、「食べ・られる」が(〇→△)といったところだろうか。


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November 14, 2016

最上級とtheの有無

(a) This lake is [deepest] here.
  「この湖はここが一番深い」

(b) This lake is [the deepest] in this region.
  「この湖はこの地域で一番深い(湖である)」

 比較級の形容詞の前に「theがつく」のが特別なことではないのと同様に、逆に最上級の形容詞の前に「theがつかない」のも特別なことではない。

 (a)では、deepestはSVCのCとしてSにあたるThis lakeを説明する「叙述用法」で、後ろには修飾される名詞がないので、the(またはan)のような「冠詞」を伴う謂われがない。
 それに対して(b)では、deepest in this regionは、deepest (lake) in this regionからlakeが省かれたものにあたり、deepestは元来lake in this regionを修飾する「限定用法」と考えられる。
 それで、そのdeepest (lake) in this region「この地域で最も深い(湖)」は一つに特定されるのでaではなくtheをつける必要がある、ただそれだけのことにすぎない。

 the [deepest (lake) in this region]
 
 cf. This is the [deepest lake in this region].
   「これはこの地域で最も深い湖である」


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November 13, 2016

比較級とtheの有無

(a) My brother is two years [older] than I am.
  「兄は私より2つ年上である」

(b) He is [the older] of the two brothers.
  「彼はその二人兄弟の兄のほうである」

 比較級の形容詞の前にtheがつくのは何も特別なことではない。
 (a)では、olderはSVCのCとしてSにあたるHeを説明する「叙述用法」で、後ろには修飾される名詞がないので、the(またはan)のような冠詞を伴う謂われがない。
 それに対して(b)では、older of the two brothersは、older (brother) of the two brothersからbrotherが省かれたものにあたり、olderは元来brotherを修飾する「限定用法」と考えられる。
 それで、そのolder (brother) of the two brothers「その二人の兄弟のうちの年上のほう」は一人に特定されるのでanではなくtheをつける必要がある、ただそれだけのことにすぎない。

 the [older (brother) of the two brothers]


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November 12, 2016

続・比較構文の決まり事

(a) You should read [as many different newspapers as] you can.(=)
  「なるべく多くの色々な新聞を読むほうがよい」(can = can read)

 as many different newspapers asは、You should read「読むべきである」の目的語にあたるdifferent newspapersとYou can read「読むことができる」の目的語にあたるdifferent newspapersの数が「等しい」ことを示すが、これは喩えて言えば、1番村のO地区と2番村のO地区をつなぐ橋にあたる。

 また、manyは「限定用法」の形容詞なので修飾される名詞の前に出てas many different newspapers as …となる、つまりdifferent newspapers as many as …とはならない。

 〇[as many] different newspapers [as] …
 ✕different newspapers [as many as] …

(b) The population of Kyoto is [not as large as] that of Osaka.(<)
  「京都の人口は大阪ほど多くない」

 not as large asはSVCのCの程度が「劣る」ことを示すが、これは喩えて言えば、1番村のC地区と2番村のC地区をつなぐ橋にあたる。

 日本語では「京都の人口は大阪ほど多くない」と言っても、聞く側が「京都の人口は大阪(の人口)ほど多くない」と補正するので支障ないが、英語ではそういう融通が利かないので、比較の対象はOsakaではなく、the population of Osakaに代わるthat of Osakaでないといけない。

 〇[The population of Kyoto] is not as large as [that of Osaka].
 ✕[The population of Kyoto] is not as large as [Osaka].


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November 11, 2016

比較構文の決まり事

 「『比較が苦手です」などと甘ったれたことを言っても誰も許してくれない。「苦手」とわかっているのであれば、しっかり勉強して「苦手」を克服するだけでなく、逆に「得意」になってしまえばよい。

(a) His sister speaks English [as well as] he does.(=)
  「彼の妹は、彼と同じくらい上手に英語を話す」(does = speaks English)

 as well asは、His sister speaks English.「彼の妹が英語を話す」とHe speaks English.「彼が英語を話す」を比べて、SVOMのMにあたるwell上手に」の程度が「等しい」ことを示すが、これは喩えて言えば、1番村のM地区と2番村のM地区をつなぐ橋にあたるので、橋の形をbetter thanに替えればwell上手に」の程度が「優る」ことを、そしてnotas well asに替えればwell上手に」の程度が「劣る」ことを示すことになる。

(b) His sister speaks English [better than] he does.(>)
  「彼の妹は、彼よりも上手に英語を話す」(does = speaks English)

(c) His sister does[n’t] speak English [as well as] he does.(<)
  「彼の妹は、彼ほど上手に英語を話さない」(does = speaks English)

 speaks Englishの反復を避けるために用いるdoesを省く手もあるが、今や文末では「主格」のheではなく「目的格」のhimを用いるのがふつうなので、文末が「主格」のheでは違和感を免れないという事情は否めない。
 そこで、特にIとme、heとhim、sheとher、weとus、theyとthemのように「主格」と「目的格」で形が異なる「人称代名詞」の場合は、文末が「主格」であることを避けるためにdo / does / did / am / is / are / was / wereなどを省かないで敢えて残すのが望ましいが、二人称のyou / youのように「主格」と「目的格」で形が同一であれば、その限りではない。

 cf. His sister speaks English [as well as] you (do).(=)
   「彼の妹は、あなたと同じくらい上手に英語を話す」
    (do = speak Englishを省いても支障はない)


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Posted by eg_daw_jaw at 22:50通常授業 

November 10, 2016

omb三兄弟(bomb / comb / tomb)

 This area was heavily bombed during the war.
 「この区域は戦時中に激しい爆撃を受けた」

 bombという語は名詞のときも動詞のときも語尾のbは黙字だから、カタカナ表記では正確でないのを承知の上で言えば、「ボンブ」でも「バンブ」でもなく、「ボム」や「バム」と発音する。
 したがって、bomberを伴うbomberは実は「ボマ」や「バマ」であるのに、1973年の映画:The Mad Bomberの日本語タイトルが「マッド・ボマ」でも「マッド・バマ」でもなく「マッド・ボンバー」になったのは、語尾のbが黙字であることを担当者が知らなかったからであると考えられる。

 bombには、同じombの綴りを有するcombtombという兄弟がいて、さしずめbomb長男なら、comb次男tomb三男といったところだろうが、この三兄弟は、語尾のbが黙字であることが共通しているのに、発音がbomb「ボム・バム」(短母音)、comb「コウム」(二重母音)、tomb「トゥーム」(長母音)と三者三様だから面白い。

 これに関しては、ずいぶん昔に3人の共著で出した「発音・アクセント」の本が懐かしい。


<コメント> 2016年11月11日 00:39:51 みちつてと

 bomb(爆弾)やbomber(爆撃機)の-mbは発音されないのに,意味が似ている bombard(砲撃する)はmbが発音されて「ボンバード」となるので余計ややこしいので注意が必要です。
 今から40年ほど前に「ローラーゲーム」というローラースケートを履いて行なうゲームが流行ったとき「東京ボンバーズ」というグループがいました。この「ボンバーズ」はbombardsだと思って今調べてみたらbombersだったんですね!
 ってことは,道場主があげられている映画のタイトルのようにやはり当時の担当者が発音を勘違いしたのでしょうか...。

<コメント> 2016?11月11日 12:18:39 一意専心

 ハルク・ホーガンノのアックス・ボンバーも同様の誤りですね。


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Posted by eg_daw_jaw at 21:19通常授業 

November 09, 2016

文法チェック

 彼は探偵小説に対する興味が高じて、ついには自分で書きたいと思うまでになった。
→(   ) interest (   ) detective stories developed (   ) a desire to write (   ) himself.

(1)(   ) interest (   ) detective stories
   cf. He was interested in detective stories.
(2) developed (   )…
   cf. (i) Butter is made from milk.「バターは牛乳から作られる」
     (ii) Milk is made into butter.「牛乳は精製されてバターになる」
(3) a desire to write (   ) himself
   He desired to write (it / one) himself.
  →a desire to write (it / one) himself
    (it = the detective storyか、それともone = a detective storyか)

正解)His / in / into / one
完成文His [interest in detective stories] developed into a [desire to write one himself].


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Posted by eg_daw_jaw at 22:04通常授業 

November 08, 2016

「・・・の右に出る者はいない」の正体

 私の知るかぎり、日本研究でビルの右に出る者はいない。
→As far as I know, Bill (   )(   ) to (   ) in the study of Japan.

 「右」は「優れている」ことの象徴だから、「ビルの右に出る者はいない」は「ビルが最右翼である」と言い換えてもよいが、「最右翼」と言っても「政治信条が極端な右寄り」ということではなく「最優秀」ということすぎない。
 ここは、「日本研究において、ビルは『どの研究者が相手でも2番目(=劣る)ということはない』(is second to none)」という考え方になる

正解)is second / none
完成文As far as I know, Bill is [second to none] in the study of Japan.


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Posted by eg_daw_jaw at 18:30通常授業 

November 07, 2016

except for …と仲間たち

 everyonenothingのような「」を修飾するexcept …と「」を修飾するexcept for ...の違いは話題になるのに、except for …の仲間たちであるexcept with … / except through … / except on …などのことが語られることがあまりないことに義憤(ぎふん)を覚えると言ったら大袈裟(おおげさ)だろうか。

(1) 語修飾

 (a) Everyone except [me] failed the test.
   「私以外の全員が落第した」
 
 exceptでmeを除外し、except [me]「私・を除いて」がeveryoneという語を修飾する関係。

 (b) He was wearing nothing except [underpants].
   「彼はパンツ以外に何も身につけていなかった」

 exceptでunderpantsを除外し、except [underpants]「パンツ・を除いて」がnothingという語を修飾する関係。

(2) 文修飾

 (c) He isn’t very ill except [for a slight fever].
   「微熱があるのを別にすれば、彼はあまり病気が重くない」

 exceptfor a slight fever「微熱のせいで」を除外し、except [for a slight fever]「微熱のせいで・を除いて」がHe isn’t very ill.という文を修飾する関係。

 (d) That virus cannot be seen except [with a really powerful microscope].
   「そのウィルスは、本当に高性能な顕微鏡を使わないかぎり見ることができない」

 exceptwith a really powerful microscope「本当に高性能な顕微鏡を使って」を除外し、except [with a really powerful microscope]「本当に高性能な顕微鏡を使って・を除いて」がThat virus cannot be seen.という文を修飾する関係。

 (e) I refused to communicate with him except [through my solicitor].
   「私は、弁護士を通してでないかぎり彼との話し合いに応じなかった」

 exceptthrough my solicitor「私の弁護士を通して」を除外し、except [through my solicitor]「私の弁護士を通して・を除いて」がI refused to communicate with him.という文を修飾する関係。

 (f) I usually get up early except [on Sundays].
   「日曜日は別としていつも早起きします」

 excepton Sundays「日曜日に」を除外し、except [on Sundays]「日曜日に・を除いて」がI usually get up early.という文を修飾する関係。

 cf. I get up at six every day except [Sunday].
  「日曜日を除いて毎日6時に起きます」

 exceptでSundayを除外し、except [Sunday]「日曜日・を除いて」がevery dayという語を修飾する関係。
 ただし、every day except Sundayは文中では「名詞」ではなく「副詞」として働く。


<コメント> 2016年11月08日 05:51:53 勝本 幸子

 丸暗記厳禁主義 英語道場はとても参考になります。
 細かいa my friendのような説明が書いてある本はどちらの本を購入すればよいですか?

<回答> 道場主

 「どちらの本」と限定することなく読んでもらいたいが、強いて言えば、「英作文 基本300(4訂版)」や「英文法 基本300」など。


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Posted by eg_daw_jaw at 22:50通常授業 

November 06, 2016

〜するといけないから

(a) You should eat these rice balls now [so that you won’t get hungry on the way].
  「途中でお腹が空くといけないから、今このおにぎりを食べたほうがいい」
(b) You should take these rice balls with you [in case you get hungry on the way].
  「途中でお腹が空くといけないから、このおにぎりを持って行ったほうがいい」

(a)「今このおにぎりを食べる」のは「途中でお腹が空く」のを未然に防ぐためと考えられるので、「途中でお腹が空くといけないから」はso that you won’t get hungry on the way「途中でお腹が空かないようにするために」という否定の目的にあたる。

 (b)「このおにぎりを持って行く」からといって「途中でお腹が空く」のを未然に防ぐことができるわけではなく、「途中でお腹が空くといけないから」はin case you get hungry on the way「途中でお腹が空く場合に備えて」となる。

 歯医者で待たされるといけないから、何か読むものを持って行ったほうがいい。→You should take something to read with you (          ) have to wait at the dentist’s.

 読み物を持参する患者だけを贔屓(ひいき)して先に診療するような変わった歯科医でもいれば、「何か読むものを持って行く」ことによって、「あまり長く待たされる」のを未然に防ぐことができる可能性があるが、現実にはそういう歯科医はいない。
 そうだとすれば、「歯医者で待たされるといけないから」はin case you have to wait at the dentist’s「歯医者で待たざるを得ない場合に備えて」であって、so that you won’t have to wait at the dentist’s「歯医者で待たざるを得ないことがないようにするために」ではない。

正解)in case you
完成文)You should take something to read with you [in case you have to wait at the dentist’s].


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Posted by eg_daw_jaw at 19:54通常授業