October 19, 2020

「イギリス語」と「アメリカ語」

 イギリスで学校に通った日本人の英語について「イギリス訛りが酷い」と言って揶揄(やゆ)した人がいるというが、その人は、アメリカの英語が本流で、イギリスの英語は亜流であると考えているのだろう。

 「英語」とは(国力が世界一である)アメリカに固有の言語と考えるからか、本家であるイギリスの英語に「イギリス」を冠して「イギリス英語」と呼ぶことが多いが、それは「英国英語」と言い換えればわかるように「重言」にあたるだけでなく、甚だ失礼でもある。
 それより何より、本家本元であるイギリスの英語からすれば、アメリカの英語こそ「訛(なま)っている」と言わざるを得ないことになる。
 
 ここは逆に、分家であるアメリカの英語に「アメリカ」を冠して「アメリカ英語」と呼ぶのが筋であるが、それならむしろ公平のために、それぞれ「イギリス語(英語)」、および「アメリカ語(米語)」と呼ぶことにすればよいのではないかと個人的には思う。

 ✕イギリス英語とアメリカ英語
→〇イギリス語とアメリカ語(英語と米語)

 それとも、「イギリス英語」と「アメリカ米語」にする? まさか!


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Posted by eg_daw_jaw at 22:22 エッセー・雑文など(私生活編) 

October 18, 2020

異綴同音異義(いてつどうおんいぎ)

 日本人は、世界的に見て痩せているほうであるにもかかわらず、テレビや週刊誌を始めとするメディアでやたらと痩せることを推奨するのは、それがとてつもなく大きなビジネスになるからにほかならない。
 もちろん太りすぎは困るが、実は少しだけ太っている、つまり「小太り」こそが健康であるという考えにぜひ賛同したいのは、それに該当する自分には都合がよいからであることは否定しない。
 自分としては、これからも「瘤取り爺さん」ならぬ「小太り爺さん」であり続けたい。

 今朝フェイスブックに「こぶとり爺さん」と題して以上のようなことを書いたが、「小太り爺さん」と「瘤取り爺さん」は、ちょうど「お食事券」と「汚職事件」のように「異綴同音異義(いてつどうおんいぎ)」の関係にあり、英語なら次のように枚挙に遑(いとま)がない。

 (1) air「空気」と heir「相続人」/ (2) be と bee「蜜蜂」/ (3) brake「ブレーキ」と break / (4) buy と by / (5) cell「細胞」と sell / (6) eye と I / (7) flour「小麦粉」と flower / (8) hear と here / (9) mail と male「オス」/ (10) meat「肉」とmeet / (11) new と knew / (12) know と no / (13) our と hour / (14) pear「梨」と pair「対」/ (15) peace と piece / (16) sea と see / (17) son と sun / (18) waist と waste / (19) wait と weight / (20) weak と week など。


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Posted by eg_daw_jaw at 15:10 エッセー・雑文など(私生活編) 

October 17, 2020

ふと思いついたこと!

 塾や予備校に行かなければ受からないというわけではない。
 塾や予備校に行けば受かるというわけでもない。

 某講座を受講しなければ受からないというわけではない。
 某講座を受講すれば受かるというわけでもない。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:30 エッセー・雑文など(私生活編) 

October 16, 2020

実は「忘れた」のではない!

 昨日フェイスブックに「忘れるためには!」と題して投稿したものに加筆する。

 此方人等(こちとら)の出身大学と学部学科をどこかで知ったらしい高3生から「先生はフランス語が話せるんですか」といきなり訊かれて「フランス語はすっかり忘れた」と答えた。
 しかし考えてみると、忘れるためには、まずは覚えなくてはいけない。
 自分の場合は、(フランス語を)「覚えた」というレベルまでは習得していなかったので、「忘れた」と言うのは烏滸(おこ)がましい。「忘れた」のではない。そもそも「覚えていなかった」のだ。

 この記事に対して、FB友達からコメントが来た。

 謙虚な先生と比べ、イッヒ フンバルト デル ウンチ と言っては、どうだ俺はドイツ語もできるんだぞ!と生徒に自慢している自分が恥ずかしくなりました。

 これに対して、「イッヒ・フンバッテ・ダスウンチ」もありましたね、と返信した。

 実は、そう書いた後で、「イッヒ・フンバルト・デルウンチ」の「デル(出る)」は自動詞、そして「イッヒ・フンバッテ・ダスウンチ」の「ダス(出す)」は他動詞であることに気がついた。


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Posted by eg_daw_jaw at 21:57 エッセー・雑文など(私生活編) 

October 15, 2020

怒られる!

 先日フェイスブックに「『怒られる』の正体は?」と題して投稿したものに加筆する。

 何かが原因で「怒る」は自動詞。
 誰かを「叱る」は他動詞。
 他動詞である「叱る」の対象にあたる誰かが主語なら「叱られる」と受け身になるのはわかるが、自動詞である「怒る」に、たとえば「先生に怒られる」のような受け身の形があるのが、どうも納得がいかない。

 この記事に応えて、フェイスブック友達の一人からこんなコメントを受け取った。

  しかる。 「先生に−・られる」 〔動詞「おこる」は自動詞で、「…をおこる」とは言えない。「先生におこられた」はいわゆる迷惑の受身の例。迷惑の受身とは、「(雨が)降る」「(父親が)死ぬ」のような自動詞で作られる、迷惑を受けた人を主語とした受身表現「(私は出先で)雨に降られた」「(彼は幼い時に)父親に死なれて苦労した」をいう。それに対して「しかる」は他動詞で、しかる相手が存在する。相手は動作者よりも目下の者で、動作者は教育的な立場から行い、意図的におこったようなこわい顔をすることはあっても、原則として非感情的である〕

 このような記述がありました。日本語は難しいですね。

 それに対して次のように答えた。

 とはいえ、自分としては「怒られる」が、「雨に降られる」や「親に死なれる」と同じ迷惑の受け身とはどうも考えにくい。

 その後、別のフェイスブック友達から、もう一つ来た。

 「起こる」と同語源。感情が高まるところから。
 迷惑の受け身は、日本語でも英語でも存在しますね。
 怒られるが叱られると同義として変化していったと考えられますよね。人によっては、違和感を覚えるでしょう。

 大いに勉強になったので、投稿した甲斐があったが、「怒る」について、たとえば広辞苑では、五段活用の「自動詞」としながらも、第二義として「叱る」のことであるとして「親に怒られる」という例を挙げている。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:30 エッセー・雑文など(私生活編) 

October 14, 2020

「英文法道場」は商標登録済み!

 一昨日フェイスブックに「商標登録ってすごいの?」と題して次の記事を投稿した。

 今日、堅気の学校で第5限は高2F組だったが、チャイムが鳴る3分ほど前に教室に入るや、一人の生徒がつかつかと近づいてきて「英文法道場って商標登録してますよね」と訊くので、「してるけど、それが何か?」と訊き返すと「すごいですね!」と言う。
 何がすごいんだかわからないが、それにしても、そんなことは教室はおろか、校内で誰にも話したことがないのに、どうして知っているのだろうか。(引用は以上)

 この記事に対してフェイスブック友達である法律家のN氏から「特許庁のデータベースで公開されています。」というコメントをいただいた。
 そして、そのすぐ後に「さすが、飯田先生」というコメントとともにデータベースの該当箇所がメッセージで送られてきたが、それを見ているうちに間違えてどこかをクリックしたためにN氏への電話がつながって、図らずも初めてお話しすることができたのは光栄で幸運なことだった。

 ところで「英文法道場」の商標登録は、最初に友人のK弁護士に依頼して登録したのが2007年だったと記憶するが、それから10年を経て、駿台京都校出身の弁理士であるY氏から更新の手伝いをしたいという連絡を受け、それに応じてから現在に至る。


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Posted by eg_daw_jaw at 10:48 エッセー・雑文など(私生活編) 

October 13, 2020

ワイ・ジャパニーズピーポオ?

 「日本人」は1人なら a Japanese、2人なら two Japanese、多数なら many Japanese で単複同形になる。
 その伝では「不特定複数」のときは何も冠することなく Japanese となるが、それでは Japanese people「日本人たち」のことか、それとも the Japanese language「日本語」のことか判別がつかない。

 実は半世紀ほど前、新宿の紀伊国屋書店で本を探しているときに、近くにいた女子大生かOLか判別が難しい若い女性が、たまたまそばにいた英米人風の若い男性にいきなり What do you think about Japanese? と話しかける場面に遭遇したことがある。
 英会話の練習台にされることになった英語ネイティヴの男性は、嫌な顔一つせずに「Japanese というのは『日本人』のことですか、それとも『日本語』のことですか」と英語で訊き返したが、「『日本人』のことです」と答えた後はどうなったか知らない。
 というのも、初対面の相手に、いきなり「日本人(一般)をどう思いますか」という質問をすること自体が、自分にはあり得ず、他人事(ひとごと)ながら恥ずかしくてたまらなかったので、それ以上はその対話を聴きたくなくて、直ちにその場を離れたからにほかならない。

 そういえば、お笑い芸人の厚切りジェイソンは「ワイ・ジャパニーズピーポオ?(Why Japanese people?)」とは言うが、「ワイ・ジャパニーズ?(Why Japanese?)」 とは言わない。
 最近テレビではとんと見なくなったが、どうしているだろうか。


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Posted by eg_daw_jaw at 09:40 エッセー・雑文など(私生活編) 

October 12, 2020

英語ができないから英語教師!

 自己肯定感が大きく減退して心の「鬱」が甚だしいときは、「自分はこんなに英語ができないのに、英語教師をやっていていいのだろうか」と思う。

 しかし「鬱」が晴れて「躁」とは言わないまでも普通の状態にまで回復すると、「自分は英語ができないからこそ、英語教師をしているのだ」と開きなおることができるようになる。
 「誰にも引けを取らないほど英語ができるのであれば、そもそも英語教師にはならない」とまでは敢えて言わないが、いつもジョージ・バーナード・ショーの名言を思い出して勝手に納得している。

 He who can, does. He who cannot, teaches.

 そして、これを借用して次のように言い換えたものが、自著にサインするときの定番になった。

 Those who can, do. I, who cannot, teach.


<コメント> 2020年10月13日 09:09:06 浅田真治

 知らなかったです。
 しばらくは仕事を減らしたほうがいいのでは。
 休むことも大切です!

<コメント> 道場主

 仕事は特効薬なので、減らしたら重症化する。逆に増やせば治る。ご心配なく。


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Posted by eg_daw_jaw at 19:37 エッセー・雑文など(私生活編) 

October 11, 2020

「綴り」は「スペル」ではない!

 「迷える英語好きたちへ(鳥飼玖美子・斎藤兆史)」(インターナショナル新書060)に、こんな一節があった。

 小池都知事が英語と並べて紹介した日本語訳が、元の意味と微妙にずれているのは「都市封鎖」だけではありません。感染を広げないため「3密」(密閉、密集、密接)を避けることを英語では「ソーシャル・ディスタンス」(社会的距離)と言います、と YouTube で説明したのも元の英語使用とはずれています。ただ、英語で使われている表現は、social distancing です。「距離」を意味する名詞の distance ではなく、「距離を置く、離れる」という意味の動詞に ing をつけて、感染症対策では「人との距離を空け、接触機会を減らすこと」という意味で使います。(124〜125ページ)

 これを読んで、「この単語のスペル(spell)は?」ではなく「この単語のスペリング(spelling)は?」と言うべきであるというのを思い出した。
 少なくとも名詞の spell は「呪文(じゅもん)」や「(ある天候の続く)期間(@a spell of cold weather「寒気続き」)」であって、断じて「綴り」ではない。

 そういえば、ゴルフの渋野日向子プロが昨年の全英女子オープンを制したときに、現地で「スマイリング・シンデレラ(Smiling Cinderella)」と呼ばれたが、誰かが勝手に「スマイル・シンデレラ」と言い換えたのも同罪に違いない。

 ちなみに「眠れる(森の)美女」は、Sleeping Beauty であって、Sleep Beauty ではない。
 

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Posted by eg_daw_jaw at 19:10 エッセー・雑文など(私生活編) 

October 10, 2020

嘘ばかり教えてすみません!

 駿台での恩師である英語の藤川先生のことをふと思い出した。

 本業が東洋大学教授で副業が駿台講師だった藤川先生には、予備校生として教わっただけでなく、15〜6年後に畏れ多くも同僚の講師として3号館で再会することになったが、トイレで連れションをしながら「実は先生には昔ここで教わりました」と言うと、「そうでしたか。嘘ばかり教えてすみません」と仰ったのには驚いた。

 予備校生として藤川先生から嘘を教わっていると思ったことは一度もないが、先生ご自身からすると、謙遜も否めないとはいえ、何度も嘘を教えたという反省があるに違いないということが、今の自分にはよくわかる。

 自分が若い頃は嘘ばかりとは言わないまでも、未熟で無知なせいで多くの嘘を教えては訂正を余儀なくされて反省するということの繰り返しだったが、今でも勇み足的に図らずも嘘を教えることがなくはないので、心しなくてはいけない。


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Posted by eg_daw_jaw at 17:30 エッセー・雑文など(予備校編) 

October 09, 2020

降圧剤をやめて正解!

 降圧剤を飲むのをやめて2週間になるが、薬によって無理に血圧を下げたために血流に支障をきたして頻繁に鬱状態に陥ることがあったのがすっかり解消されて、心身ともに調子がよかった。

 しかし、昨日は第7限の最後の10分くらいで息が切れて何人かの生徒が居眠りを始めるほど不調に陥ったため、それが切っ掛けで思わぬ鬱状態を招き、執筆欲が大きく減退したので、ブログの投稿を休んでしまった。

 しかし、降圧剤が原因の鬱とは違って、従来型のものなので、過去の例に違(たが)わず思ったとおり一晩寝て回復した。

 今日の午後は、この2週間の報告と血圧測定が目的でS診療所を訪れたが、上が156で下が89という血圧は、だいたい予想したとおりだった。
 年齢に関係なく130や120が適正な血圧(上)ということであれば、これでもかなりの「高血圧」になるが、「年齢+90」が血圧(上)の適正数値と解するのであれば、今日の数値はやや「低血圧」と言ってもよく、現に担当医もこれなら特に心配は要らないと保証してくれた。

 今日は、以上の話を枕にして一つ書くつもりのことがあったが、ここまでで字数が足りたので、これで終わりにする。


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Posted by eg_daw_jaw at 23:04 エッセー・雑文など(私生活編) 

October 07, 2020

所要時間(架空と現実)

(a) 船でオーストラリアへ行くのにどれくらいの日数がかかると思いますか。
→How long do you think it [would take] to sail to Australia?
 How many days do you think it [would take] to get to Australia by ship?

 (日本から)オーストラリアへ船で行く定期便があるわけではないので、その所要時間は架空の話でしかなく、したがって to sail to Australia の実態は if you were to sail to Australia と考えて、その帰結節にあたる it would take という形を用いる。

(b) 飛行機でオーストラリアへ行くのにどれくらいの時間がかかると思いますか。
→How long do you think it [takes] to fly to Australia?
 How many hours do you think it [takes] to get to Australia by plane?

 (日本から)オーストラリアへ飛行機で行く定期便はあるので、その所要時間は恒常的な事実として単純現在形で it takes とする。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:00 通常授業 

October 06, 2020

今年も受けなかった小話!

(a) It [takes] about ten minutes to get to the station.
 「駅までの所要時間はだいたい10分です」
(b) It [will take] [you] about ten minutes to get to the station.
 「駅までの所要時間は、あなたの足ならだいたい10分でしょう」

 (a) は一般論で、しかもいつもの恒常的なことなので単純現在形の動詞を用いているが、(b) は「あなた」に限定で、しかも、これからする行為の所要時間を予測しての発言なので動詞は will take で、間接目的語として you を伴っている。

 これに関連して例年紹介する小話を今年も各クラの授業で披露したが、今まで受けた例(ためし)がないので、今年も期待はしなかった。
 しかし、そうは言っても受けるなら受けるに越したことはなく、「もしこの話が受けるようだったら、君たちの知力が高い証(あかし)だから、ぜひそうあってほしい」と言った上で、十分な間を取りながら、過剰なまでに身振りを加えて話したが、やはり例年どおり、ほとんど受けることはなかった。
 小話は、次のとおり。

 一人の旅人が野良仕事をしているお百姓さんに声をかけた。

 「すみません。駅まで時間はどれくらいかかりますか。」

 しかし返事がないので、声が小さかったかと反省して、もう一度、今度は声を格別大きくして訊きなおした。

 「すみません。駅まで時間はどれくらいかかりますか。」

 それでも返事がないので、「この人は耳が聞こえないか、それとも言葉が通じないかのどちらかだろう」と考え、諦めて歩き始めると、背後から声がした。

 「おおい、それだったら10分くらいだべ。」

 「どうしてすぐに答えてくれなかったんですか」と訊くと、「だって、あんたが歩くペースを見てからでないと答えられないだろ」という返事が返ってきた。


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October 05, 2020

虚しい添削!

 英作文の添削をしてもらうだけで英作文力が上がると考えるのは甘すぎる。
 文法を土台に例文集で数多くの英短文を覚えて、それを応用して書く英文なら、添削によって英作文力を伸ばす効果がなくはないが、模範となる英短文を碌に覚えることなく、文法の基礎知識が不正確で不十分なまま好き勝手に書いた英文もどきのものを何度も添削してもらったとしても、効果がないどころか、いっそう自己流に磨きがかかるばかりで逆効果になりかねない。

 英短文のインプットに関しては、応用することが前提なので、文法の基礎知識をもとに英文の仕組みと意味を根本から把握して覚える必要がある。
 それをしないで、ただ闇雲に丸暗記するだけでは九官鳥と同じで、覚えたとおりには言えるとしても応用が利かないので、せっかくの努力が無駄になってしまう。

 例文集で英短文を覚えることを推奨すると、たまに「日本語のほうも覚えた方がいいですか」と訊く受験生がいるが、本当にわけがわからない。
 また、模範の英短文を覚えてからならまだしも、それを怠って各例文の代わりに自分で書いた英文を持参して「これでもいいですか」と訊くのに熱心な受験生もいるが、それも無駄な努力と言わざるを得ない。


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Posted by eg_daw_jaw at 19:40 勉強法・合格作戦など 

October 04, 2020

「を」と「と」で大違い!

 昨日の「『か』と『と』で大違い!」に続いて、今日は「か」を「を」に替えて、「『を』と『と』で大違い!」で行ってみる。

 私は彼が犯人であると疑っている。アリバイがないからである。
→I (   ) that he is the criminal, because he has no alibi.

 that節を目的語に取る他動詞には、know のような「(こと)を」のタイプと、think のような「と」のタイプがある。

 (a) I know that he is the criminal.
  「私は、彼が犯人である(こと)《を》知っている」
 (b) I think that he is the criminal.
  「私は、彼が犯人である《と》思う」

 同じ「疑う」でも、doubt that ... は「…(こと)《を》疑う」、そして suspect that ... は「…《と》疑う」で二つは大きく異なるが、ここは think と同じく「と」のタイプにほかならない。

(正解)suspect
(完成文)I [suspect] that he is the criminal, because he has no alibi.


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Posted by eg_daw_jaw at 22:00 通常授業 

October 03, 2020

「か」と「と」で大違い!

(i) 彼女はそのバッグをどこで買った《か》言ってましたか。
(ii) 彼女はそのバッグをどこで買った《と》言ってましたか。

 (i) は「言った」かどうかの問いなので、Did she say [where ...]?(↗)という形の疑問文、そして(ii) は「言った」かどうかではなく、「どこで」かの問いなので、[Where] did she say [...]?(↘)という形の疑問文になる。

(i) Did she say [where she had bought that bag]?
  (応答は Yes, she did. / No, she didn't.)

(ii) [Where] did she say [she had bought that bag]?
  (応答はたとえば She said she had bought it in Hong Kong.)

 日本語では「か」と「と」の一字違いにすぎないのに、英語はこんなにも違うというところが実に面白いと思えるかどうか。


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October 02, 2020

「場所」より「時」が後にくるワケ!

 おそらく彼女は日曜日にここに着くだろう」
→〇She will probably [arrive here] [on Sunday].
 ✕She will probably [arrive] [on Sunday] [here].
 
 「ここに着く」のが「日曜日に」であって、「日曜日に着く」のが「ここに」ではない。

 「第30回オリンピックは2012年にロンドンで開催された」
→〇The 30th Olympic Games [were held in London] [in 2012].
 ✕The 30th Olympic Games [were held in 2012] [in London].

 これも「ロンドンで開催された」のが「2012年に」であって、「2012年に開催された」のが「ロンドンで」ではない。

 ただし、次のように「場所の副詞句」である in London を情報として追加するのであれば、その限りではない。

 cf. The 30th Olympic Games [were held in 2012] ー [in London].


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October 01, 2020

fewは修飾語・「少ない」は述語

 英語の few は「修飾語」として、また日本語の「少ない」は通常は「述語」として用いる。

 〇[Few] students wanted to run in the marathon.
→✕《少ない》生徒がマラソン大会に出たがった。
 〇マラソン大会に出たがる生徒は《少なかった》。

 few の反意語にあたる many に関しては、日本語の「多い」は「述語」としてだけでなく、「修飾語」としても使えなくはないが、その場合は「多くの」であって、「多い」ではない。

 〇[Many] students wanted to run in the marathon.
→✕《多い》生徒がマラソン大会に出たがった。
 〇《多くの》生徒がマラソン大会に出たがった。
 〇マラソン大会に出たがる生徒は《多かった》

 一方、「少ない」は「少なくの」と言い換えても、「修飾語」として用いるのは無理と言わざるを得ない。

 ✕《少なくの》生徒がマラソン大会に出たがった。

 ただし、「少なくない」や「少なからぬ」という否定なら、「修飾語」としても使えるところが面白い。

 〇[Not a few] students wanted to run in the marathon.
→〇《少なくない》生徒がマラソン大会に出たがった。
 〇《少なからぬ》生徒がマラソン大会に出たがった。
 〇マラソン大会に出たがる生徒は《少なくなかった》。

 細かいことが気になってしまう僕の悪い癖!


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September 30, 2020

大地震(おおじしん)と大震災(だいしんさい)

 この10年の間に関東地方が大地震に襲われる可能性は十分にある。
→It is highly likely that a major earthquake will hit the Kanto region within ten years.

 「大地震」を「《おお》じしん」と読むのは、「大舞台」を「《おお》ぶたい」と読むのと同じであると言ってよいが、どちらも、それぞれ「《だい》じしん」や「《だい》ぶたい」とも読まないわけではない。
 ただし、個人的には「大」を「おお」と読むのに慣れているので、「だいじしん」や「だいぶたい」と言うのを聞くと少なからぬ違和感がある。

 一方、「大震災」のほうは専ら「《だい》しんさい」と読み、「《おお》しんさい」とは読まない。

 ちなみに、「初孫」を「《うい》まご」と読むのは、「初産」を「《うい》ざん」と読んだり、「初陣」を「《うい》じん」と読んだりするのに似ている。
 この「初孫」を今では「《はつ》まご」と読む人のほうが多いのではないかと思うが、それはさておき、「初産」は「《はつ》ざん」とも読むことができるのに対して、「初陣」を「《はつ》じん」と読むのは一度も聞いたことがない。


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September 29, 2020

逆は必ずしも

 偉そうにする人は実は偉くない。逆に、偉い人は偉そうにしない。
 しかし、偉くない人が必ず偉そうにするわけではなく、また、偉そうにしない人が必ず偉いわけではない。

 何日か前にフェイスブックにこんなものを投稿したついでに、応用してみた。

 単語集で単語ばかり覚える受験生は、難関大に受からない。逆に、難関大に受かる受験生は、単語集で単語ばかり覚えたりしない。
 しかし、難関大に受からない受験生が、必ず単語集で単語ばかり覚えるわけではなく、また、単語集で単語ばかり覚えたりしない受験生が、必ず難関大に受かるわけではない。

 文法の基礎知識がないまま、単語の意味だけ覚えて、それをつないでも英文が読めない、書けない、したがって問題が解けないので点が取れない、だから受からない。
 文法書を少なくとも一度は通読して文法の基礎知識を得て、それを土台に英短文を数多く覚えて使えるようにする、そして常に文単位で考えることを習慣づければ、勉強量に比例して語彙力も上がり、着々と読めて書けるようになる、したがって問題が解けるので点が取れる、だから受かる。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:15 勉強法・合格作戦など 

September 28, 2020

「文法問題集」の前に「文法書」!

 英文が読めて書ければ、入試の英語の問題は概ね解くことができるが、読めて書けるための土台は英文法にほかならない。
 したがって、まずは「文法書」を少なくとも一度は通読して読み書きに必要な文法の基礎知識を習得しなくてはいけないが、それを実践する受験生は決して多くないどころか、逆に少ないと言わざるを得ない。
 現に自分が出講している中高一貫校の高2クラスの一つで「(入学時に全員に配布した)Evergreen(という文法書)を通読した人!」と言って挙手を促すと、誰一人として手が挙がらなかった。
 どこの高校も似たようなものだろうが、「文法書」は読まないのに「文法問題集」を用いることには熱心であるというのは、どうも全国的な傾向らしい。

 しかし、「文法書」をまったく、またはほとんど読んでいないせいで文法の基礎知識が大きく欠落していたり不足していたりしている状態では、「文法問題集」に書かれている解説を読んでも理解することができず、仕方なく答えだけを覚えることになりかねないが、そのやり方では何度も繰り返して1000問もある問題の答えをすべて知っているとしても、肝心の文法も文の仕組みもわかっていないので、ほかの問題になると解けないだけでなく、英文が読めもしなければ書けもしないので、いったい何のための勉強かわからなくなる。

 誤解のないように断っておくが、決して「文法問題集」を使ってはいけないということではなく、使うのであれば、まずは「文法書」を一度は通読することによって、問題集に書かれている解説を読んで理解できるようなってからにせよと言いたい。


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Posted by eg_daw_jaw at 21:12 勉強法・合格作戦など 

September 27, 2020

四季・12ヶ月・7曜日

〇四季(spring / summer / autumnまたはfall / winter)
〇12か月(January / February / March / April / May / June / July / August / September / October / November / December)
〇7曜日(Sunday / Monday / Tuesday / Wednesday / Thursday / Friday / Saturday)

 以上23(4+12+7)の英単語をすべて間違えることなく書くことができる高校生は、日本全国で何パーセントいるだろうか。
 これがすべて正しく書けるようであれば、英語の勉強が緻密である証だから、読み書きの力もそこそこのレベル以上であると考えられる。
 そうだとすれば、入試では何も作問に手間のかかる読解問題や採点が困難な自由英作文の問題で学力を問うまでもなく、この23の英単語を書かせるだけで足りる。それでも読解力や作文力に比例した点数が出る可能性は高いのではないだろうか。
 もっとも、四季、12か月、7曜日を英語で書かせる問題しか出ないということが事前にわかっていては困るので、何年かに1回、抜き打ち的にやるしかないだろうが。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:38 エッセー・雑文など(私生活編) 

September 26, 2020

主語と主格補語

 先日フェイスブックに「主語と主格補語」と題してこんなものを投稿した。

 「🎠🦌がトップ」と「トップが🎠🦌」は微妙に違うような気がする。

 (引用は以上)

 どちらが主語(どちらが主格補語)であるかによって、意味に違いがあるのは間違いないが、フェイスブック友達の一人から来た「トップが🐴🦌は、トップの行動を非難している」、そして「🐴🦌がトップは、トップの資質を嘆いている」という趣旨のコメントは言い得て妙で、何となくわかる気がする。

 そういえば、いつだったか「ジャックがベティの彼氏です」と「ベティの彼氏はジャックです」の違いについて言及したのを思い出す。

 "Who is Betty's boyfriend?" "Jack is."
 「誰がベティの彼氏ですか」「ジャック(がベティの彼氏)です」
  (Whoは主語。SVCで倒置なし。答えの Jack も主語)

 "Who is Betty's boyfriend?" "It is Jack."
 「ベティの彼氏は誰ですか」「(ベティの彼氏は)ジャックです」
  (Whoは主格補語。CVSで倒置あり。答えの Jack も主格補語)


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Posted by eg_daw_jaw at 19:00 エッセー・雑文など(私生活編) 

September 25, 2020

「過去のことを予報」って変じゃネ?

 According to the weather forecast, it was about 40℃ yesterday.
 「天気予報によれば、昨日の気温は摂氏40度ほどだったらしい」

 出講している堅気の学校の高2で使っているテキストに、この文が掲載されているが、the weather forecast「天気予報」の対象は未来のことでなくてはいけないはずなのに、「昨日の気温」という過去のことが対象になっているのが気に入らない、というより「変じゃネ?」とまず思った。

 cf. According to the weather forecast, [it will rain tomorrow].
  「天気予報によれば、明日は雨らしい」(未来のことが対象)

 the weather [forecast] ではなく the weather [report] なら過去のことが対象でも支障ないと思うが、どうだろうか。

 cf. According to the weather [report], it was about 40℃ yesterday.

 細かいことが気になってしまう僕の悪いくせ!

 ところで、40℃と書いて forty degrees centigrade、または forty degrees Celsius と読む。


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Posted by eg_daw_jaw at 22:44 通常授業 

September 24, 2020

最初は下手なほうがいい!

 今日、堅気の学校の第1限で教室へ行く前に、教育実習の大学生から授業を参観させてほしいと請われて快諾した。
 その授業が終わって教室を出ると廊下で「ありがとうございました。授業の展開の巧みさに加えて、知識量が半端でないことが衝撃でした」というようなことを言われたが、取り敢えず「知識量が半端である」と言われなくてよかった。

 続いて「先生は何年くらい教えていらっしゃるんですか」と訊かれたので「半世紀近く」と答えたが、「自分はとても先生みたいにはなれそうにありません」と言うので、「僕だって駆け出しの頃から今みたいな授業ができていたわけではないから」と答えた。

 それに加えて「器用で最初から教えるのが上手い人は、その後が意外に伸びないが、自分のように不器用で最初は教えるのが下手なくらいのほうが、年齢を重ねるにつれて上手くなる可能性が高い」という趣旨のことを言って激励した。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:46 エッセー・雑文など(私生活編) 

September 23, 2020

yourself : yourselves = themself : themselves

 昨日フェイスブックに投稿したものに加筆する。

 he or she の代わりに三人称単数として they を用いるとしても、they are ... であって、決して they is ... とはならないが、再帰代名詞である himself or herself の代わりには themselves ではなくthemself を用いるというのは無理もないように思う。

 これは二人称の you と比べてみればわかる。

 二人称単数 you are ... (✕you is ...)/ yourself
 二人称複数 you are ... / yourselves
 三人称単数 they are ... (✕they is ...)/ themself
 三人称複数 they are ... / themselves

 それにしても、一人称と二人称の再帰代名詞は「所有格(my / our / your)」を用いて、それぞれ myself / ourselves / yourself / yourselves であるのに、なぜ三人称だけが「目的格(him / her / it / them)」を用いて himself / herself / itself / themselves なのか、また、一、二人称の場合と同様に所有格を用いて hisself / herself / itsself / theirselves に変更しようという動きは今までになかったのだろうか(ただし、三人称単数女性は her が所有格と目的格で共通)。

 調べれば色々と出てくるとは思うが、これといった実益はなさそうなので、この際、詮索するのはやめておく。


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Posted by eg_daw_jaw at 21:30 エッセー・雑文など(私生活編) 

September 22, 2020

「講師は全員外国人」って、だから何?

 英語がよくわからない日本人の生徒を相手に、それも英語が母語ではない日本人の教師が、いわゆるオールイングリッシュの授業をする意味がはたしてあるだろうか。

 日本人の教師が、母語ではない不自由な英語で授業をするとなると、日本語で行うのと比べてはるかにレベルの低いものにならざるを得ないので、教える側にも教わる側にも不利益が甚だしい。

 特に英文法は日本人の教師から日本語で詳しく教わり、実践的な練習は英語が母語の教師を相手に行えばよいと思うが、いったい誰が軽々しく「英語の授業は英語で」などと無責任なことを言い出したのだろうか。

 それにしても、英語は英語を母語とする人から教わるのが最も効果的で理想であると思い込んでいる人が多いからか、そういう人向けに、どこかの英会話学校の案内書だったかポスターだったかに「講師は全員外国人」と書かれているのを見たことがあるが、「だから何?」と言わざるを得ない。

 「外国人」は何も英語が母語である英米人ばかりではなく、タイ人でもベトナム人でも、はたまたロシア人でもイタリア人でも外国人には違いないので、講師が日本人でないかぎり「看板に偽りあり」にはならない。

 ところで、某中高一貫校では、英語がネイティヴの先生2人が同時に中1生を相手にオールイングリッシュで英会話の授業をしているが、皮肉にも「授業が英語だけだから子供が理解できなくて困る」という保護者からの苦情が出たという。


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Posted by eg_daw_jaw at 19:30 勉強法・合格作戦など 

September 21, 2020

欠陥品の共通テスト!

 「発音アクセント」の問題、「文法4択」や「整序英作文」の問題などによって曲がりなりにも4技能の一端を担っていたと言えなくもない「センター試験」から、4技能を徹底して問う「共通テスト」に改良するはずだったが、「書く」と「話す」について公正で公平な採点が無理とあって、結局、「読む」と「聴く」の2技能だけを問う欠陥品になってしまった。

 特にいわゆる「文法問題」の出題がなくなったために、受験生が本当は「読む」ことや「聴く」ことの土台として不可欠な文法の勉強をますますしなくなることが懸念されるが、もとより「文法問題」を解くためにしか文法を勉強しなかった受験生がそれすらやらなくなるのだとすれば、問題は深刻と言わざるを得ない。

 そんなとき、「共通テストには過去問がないから特別な対策が必要である」と脅して何か魔法のような方法があるかのように錯覚させて商売にしようという言う向きもあるが、実は「過去問」の有無によらず「対策」が必要なのはどのみち変わりはない。
 ただし、その前に受験生が自学自習によって基礎学力をつけないかぎり何も始まらない。基礎ができていないまま、つまり、満足に「読めない」、ましてや「聴けない」というレベルの受験生にとって、どんなに立派な「対策」を教わっても、そんなものには何の価値もないと言うほかはない。


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Posted by eg_daw_jaw at 21:00 勉強法・合格作戦など 

September 20, 2020

質問する前に辞書を引け!

 塾や予備校に通う受験生は、辞書で調べる手間を惜しんで何でも安易に質問して講師を辞書代わりに使うのは得策ではない。

 どれほど博識な講師でも辞書には遠く及ばないので、講師に質問して教えてもらうと、辞書を引けば知ることができたはずの大半を知らないままになりかねない。
 たとえば、辞書を引けば10のことが知れたはずであるのに、講師からは1か2しか教えてもらえないのだとすれば、明らかに大損をしてしまう。

 もちろん決して質問をしてはいけないということではなく、辞書の説明を読んでも理解できないときには遠慮なく質問して教えてもらえばよい。そのほうが、講師もただ質問されて即答するときよりも、何倍も役立つ説明ができるだけでなく、改めて学んで知識を増やすことができるので、まさにウイン・ウインの関係になる。


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Posted by eg_daw_jaw at 22:33 勉強法・合格作戦など 

September 19, 2020

「後悔する」のは過去の事実!

 ✕I regret [I shouldn't have stayed up late last night].

 「私は、昨夜夜更かしするべきではなかった《と》後悔している」と訳せば、まさかこの文が誤りであるとは思えないが、実は regret (that) ...は「・・・《を》後悔する」であって、「・・・《と》後悔する」ではないので、この文の正確な和訳は「私は、昨夜夜更かしするべきではなかったこと《を》後悔している」となって誤文であることがわかる。

 ちなみに think (that) ...は、逆に「・・・《と》思う」であって、「・・・《を》思う」ではない。

 cf. I think [I shouldn't have stayed up late last night].
  「私は、昨夜夜更かしするべきではなかった《と》思う」

 regret の目的語は「昨夜夜更かしした」という過去の事実を表すものでなくてはいけないが、I shouldn't have stayed up late last night「昨夜夜更かしするべきではなかった」 は、もちろんそれにはあたらない。

→〇I regret [I stayed up late last night].
 〇I regret [having stayed up late last night].
 〇I regret [staying up late last night].
 

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Posted by eg_daw_jaw at 20:00 通常授業 

September 18, 2020

「男の中に女が一人」と「女の中に男が1人」は大違い!

Generally speaking, women are better linguists than men.
「一般的に言えば、女性のほうが男性より語学が得意である」

 右脳と左脳をつなぐ脳梁という器官が、概ね女性のほうが男性より太いおかげで、左右の脳の連絡が密に行える女性のほうが言葉を操ったり習得したりする能力に長けている。その証拠に、通訳業の人は9割方が女性であると聞いたことがある。

 また、「男の中に女が一人」でも女は平気であるが、逆に「女の中に男が一人」となると、男はとても耐えられないという。
 たとえば、男:女の喋る量が仮に1:5であるとすれば、5人の男の中に女が1人だけ混じる場合は、喋る量が 5:5 でバランスが取れるからよいが、逆に5人の女の中に男が1人だけ入る場合は、喋る量が 25:1 と大きく差がついてしまうので、もしその男が自分だったらと考えるだけでも恐ろしい。

 この話を予備校でしてもほぼ無反応に近いが、先日、同じ話を堅気の学校の高3生を相手にすると、どのクラスでも思いのほか受けた。


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Posted by eg_daw_jaw at 21:54 通常授業 

September 17, 2020

「おかげ」と「せい」

 for(@if it were not for ... / if it had not been for ...)が表す「よい理由」は「おかげ」、「悪い理由」は「せい」と割り切ってみてはどうか。

(a) [If it were not for water], no living thing could exist.
 「もし水がないとしたら(←もし水の《おかげ》であるということがないとしたら)、いかなる生物も存在し得ないだろう」
  
 If it were not for waterは、「『(生物が存在できているのは)水のおかげである』という現在の事実」に反する仮定を表す「仮定法過去完了」にあたる。

(b) [If it had not been for the rain], we would have had a pleasant journey.
 「もしその雨がなかったら(←もしその雨の《せい》であるということがなかったら)、私たちの旅は快適だっただろうに」
 
 If it had not been for the rainは、「『(私たちの旅が快適でなかったのは)その雨のせいだった』という過去の事実」に反する仮定を表す「仮定法過去完了」にあたる。


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Posted by eg_daw_jaw at 19:58 通常授業 

September 16, 2020

1人称は後(@my husband and I / 娘と私)!

 昨日フェイスブックに投稿したものに加筆する。

 英語では、you and I / you and he と2人称を先に言い、you and I / he and I と1人称を後で言う。
 それは話し手が国家元首であっても例外ではなく、エリザベス女王が I and my husband ではなく、my husband and I と仰ったことが何十年も前に話題になったことがある。
 そういえば日本語でも、NHKのテレビ小説として放映された獅子文禄の作品は「娘と私」であって、「私と娘」ではなかった。
 ところが、チャイナから日本に帰化した石平氏は、he and I 式に「ケント・ギルバートさんと私の対談本」ではなく、I and he 式に「私とケント・ギルバートさんの対談本」とSNS上で仰っていた。
 (自己中の)チャイナでは、自分を相手や第3者より先に言うのがふつうであるとどこかで聞いた気がするが、それが事実なら石平氏が I and he 式に「私とケント・ギルバートさん」と仰るのも無理はない。

 ついでながら、国の場合は、日本では「日中関係」、チャイナでは「中日関係」のように自国を先に言う。
 これが新聞だと逆で、日本の新聞であるのに「朝日(ちょうにち)新聞」や「中日(ちゅうにち)新聞」のように他国を先に言う、というのはもちろん冗談。

 上記の対談本とは、9月30日に発行(すでに販売中)の次のもの。

ウイズコロナ 世界の波乱
日本は民度の高さで勝利する
(ケント・ギルバート×石平 かや書房刊)


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Posted by eg_daw_jaw at 13:30 エッセー・雑文など(私生活編) 

September 15, 2020

✕half an hour later→〇half an hour late

 飛行機は30分遅れて離陸した。
→✕The plane took off half an hour [later].
 〇The plane took off half an hour [late].

 これは「遅れが30分」ということであって、たとえばほかの飛行機と比べて「30分遅く」ということではないので、比較級ではなく原級を用いる。
 
 冬より夏のほうが日が沈むのが遅い。
→The sun sets [later] in summer than in winter.

 こちらは「夏は冬よりも遅い時刻に」ということなので比較級を用いる。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:50 通常授業 

September 14, 2020

授業が特効薬の職業病!

 長年に亘(わた)って教える稼業を続けていると、教壇に立っているときは心身が安定していて元気そのものであるが、ひとたび教壇から降りると、虚勢というメッキがはがれて、まるで別人のように元気がなくなってしまう。自分はそういう始末に負えない職業病に罹患しているので、授業をすることが何よりの特効薬になる。

 現に、いつものことであるが、多少は心身が不調でも、いざ教壇に立って授業を始めると薬が効いて、まるでそれまでのことが嘘だったかのように忽(たちま)ち元気を回復するが、授業が終わってしばらくするとまたしてもシュンとしてしまう。

 今はそういう状態にあるが、それでもこういう愚にもつかないことでも書ける余力がある以上は、ありがたいことに、決して深刻なレベルには至っていないものと思われる。


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Posted by eg_daw_jaw at 21:06 エッセー・雑文など(予備校編)