March 31, 2007

不毛な転換:「能動態→受動態」

 ある問題集の中に「He painted these pictures.を受動態に転換せよ」という問題を見つけて唖然とした。正解はThese pictures were painted by him.だというが、とうてい納得することができない。
 そもそもhe/himという代名詞を用いるのは、聞き手にとって既知の特定の人物だからであって、それを旧情報として文頭で述べる能動態ならわかるが、受動態で文末にby himの形で新情報としてわざわざ強調しなくてはならない理由が見出せない。
 これが、例えばby Picassoby a famous painterのように新情報として強調するのにふさわしい場合なら受動態を使う理由もあるが、単に話題に登場済みの人物であることを示すにすぎないhe/himを改めて強調する必然性はどこにもないように思う。

 cf. (a) These pictures were painted by Picasso.
     「これらの絵はピカソによって描かれたのだ」
    (b) These pictures were painted by a famous painter.
     「これらの絵はある有名な画家によって描かれたのだ」

 この2つは、例えば「これらの絵は<まるで子供が描いたようにへたくそに見えるが、実は何とあの>ピカソによって描かれたのだ」とか「これらの絵は<いかにも素人くさい作品ではあるが、実は>ある有名な画家によって描かれたのだ」という内容であるとすれば、行為主を新情報として強調するための受動態を用いた甲斐がある。

 ところで、冒頭の「能動態→受動態」という転換を仮に認めるとしても、能動態受動態で文意が同じであるという考えには絶対に与(くみ)することができない。
 極端に言えば、能動態の (   ) painted these picutures.「(   )がこれらの絵を描いた」は It was these pictures that (   ) painted.「(   )が描いたのはこれらの絵である」、そして受動態の These picutures were painted by (   ).「これらの絵は(   )によって描かれた」は It was (   ) who painted these pictures.「これらの絵を描いたのは(   )である」、というくらいの違いがあっても不思議ではない。
 (   )に Picassoa famous painter を代入して It was Picasso who painted these pictures.や It was a famous painter who painted these pictures.とすることなら考えられるが、(   ) に人称代名詞のheを代入して It was he who painted these picutures.とする文は甚だ怪しいものであるように思われる。

  

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March 30, 2007

駿台のどこに通うか・作戦

 駿台で新学期の受講生募集が行われる3月に千葉校津田沼校のような支部を訪れる入校希望者から出る代表的な質問は「でも、やっぱり御茶ノ水の方が講師のレベルが高いんでしょ」というものらしいが、これは事実に反する甚だしい誤解であると言わざるを得ない。
 駿台ほど講師の層が厚いと本部と支部で出講講師レベルに差が出るようなことは絶対にあり得ないのに、そうした根拠のない思い込みをしているせいか、中には現役の時には千葉津田沼に通ったのに、浪人になってからはわざわざ混雑している電車に乗って御茶ノ水まで通うことにしようとする受験生が少なくないらしい。
 しかし、こうした選択にはプロ受験屋として首を傾げざるを得ない。
 そもそも「御茶ノ水の方が講師のレベルが高いはずだ」と事実でないことを信じるのが根本的に間違っているだけでなく、そこには「講師次第で合否が決まる」という依存の姿勢が見えるところも尋常ではない (本当は「合否は受験生本人の努力次第で決まる講師依存する対象ではなく利用する対象」と考えるのが正しい)。
 冷静に考えてみればわかることに違いないが、自宅から近い千葉津田沼なら通学の時間も少なくて済むのに対して、お茶の水だと通学に時間を取られるだけでなく満員電車で通う疲労も覚悟しなくてはいけない。また、支部なら教室の規模も小さく受講生の数も比較的少ないので講師に質問して答えてもらう時間もそれだけ多く確保できるのに対して、受講生が多い本部では支部ほど親身な指導を受けることは現実に難しい。こうした差は今後10ヶ月にわたって続くわけだから、本部と支部でどちらが得かは言うまでもない。
 駿台の内部ならどこで受講しようと、テキストも共通なら、講師にも授業にも差はないという事実にこうした比較を加えれば、千葉津田沼のような支部に通うことで得られるそうしたメリットを捨ててまで敢えて御茶ノ水を選ぶ理由がプロにはとうてい理解することができない。

  
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March 29, 2007

堂々巡りの質問

 去年の1月だったと記憶するが、学期途中から授業に加わった高1の受講生から下記のようなテキストの例文に関して堂々巡りの質問を受けたのが懐かしい。

(1) If I had time now, I would call Bob.
  「今時間があればボブに電話するのに」
(2) If I had had time yesterday, I would have called Bob.
  「昨日時間があったらボブに電話したのに」
(3) If I had not stayed up late last night, I wouldn't be so sleepy now.
  「昨夜夜更かししなかったら今こんなに眠くないだろうに」

受講生:「わからないので質問にきました」
道場主:「何がわからないの?」
受講生:「全部わかりません」
道場主・「全部と言われたんじゃ答えようがないな」
受講生:「だって本当に全部わかんないんだもん」
道場主:「ここがテキストで今日やった部分だけど、特にどこって言ってみてよ」
受講生:「じゃあ、この例文の(1)はhadが1個なのに(2)は何でhadが2個あるんですか」
道場主:「過去完了だからだよ」
受講生:「じゃあこっちの(3)は過去完了なのに何でhadが1個なんですか」
道場主:「そりゃ、動詞がhaveじゃなくてstayだからだよ」
受講生:「じゃあ、(1)は何でhadだけなんですか
道場主:「それは動詞がhave仮定法過去だから」
受講生:「じゃあ、こっちの(2)は何でhadが2個あるんですか」
道場主:「さっきも言ったように、これは過去完了だろう」
受講生:「えーっ、わかんない!」
道場主:「いいか。現在の事実に反する仮定は仮定法過去、そして過去の事実に反する仮定は仮定法過去完了。これは約束でそう決まっているんだよ」
受講生:「えーっ」
道場主:「この(1)はI don't have time nowという現在の事実に反する仮定だから仮定法過去If I had time now、そしてこっちの(2)はI didn't have time yesterdayという過去の事実に反する仮定だから仮定法過去完了If I had had time yesterdayというのは、約束通りだろう」
受講生:「何でそんな約束しなくちゃいけないんですか」
道場主:「そう決めなきゃ始まらないだろうが」
受講生:「じゃあ、こっちの(1)はhadが1つなのに、何で(2)はhadが2つあるんですか」
道場主:「さっき言ったろう。こっちは過去完了だって」
受講生:「過去完了だったら何でhadが2個になるんですか」
道場主:「そりゃhaveという動詞の現在完了have hadになるように、過去完了had hadになるというだけだよ」
受講生:「じゃあ、こっちの(3)は何でhad hadじゃなくてhad stayedなんですか」
道場主:「さっきも言ったように、これは動詞がstayだから過去完了had stayedになるってことだよ」
受講生:「じゃあ、何で(1)はhadだけなんですか」
道場主:「それは仮定法過去だろうが」
受講生:「仮定法過去ってhadが一個のことなんですか」
道場主:「そういうことじゃなくて、haveという動詞の仮定法過去だからhadだというだけだよ。
受講生:「ああ、もうわかんない」

 紙に書いて説明しながら、こうしたやり取りを20分近く続けたところで遂に打ち切らざるを得なかったが、もし次の質問者が待っていなければ、このまま何時間も延々と続けなくてはならなかったに違いない。
 翌週には延長戦を覚悟していたが、幸か不幸かこの受講生は二度と現れなかった。後で考え直して理解に至ったのだろうか。それとも「訊いてもどうせわからないから」と質問することそのものを断念したのだろうか。 

  
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March 28, 2007

お宝発見:懐かしい「英作文語句集」(青木常雄編)

 先日「英文法解説」(江川泰一郎著)の特性について当ブログのコメントで質問を受けた時に、詳しく答えようと思って同書を物置同然の書斎の中で捜し求めたが遂に見つからなかったが、その代わり培風館の「英作文語句集」(青木常雄編)という思いがけないお宝を見つけることができた。
 40年余り前に大学受験生として使用したこの本は横10センチ足らず、縦13センチほどのポケット版で定価が150円となっているが、御茶ノ水−四谷間が10円(御茶ノ水−新宿間が20円)の時代だから、この値段は決して見くびれない。本のサイズとページ数からは今なら800円前後というところだろうか。
 この本は文建書房の「和文英訳の修業」(佐々木高政著)の補助に用いたが、英文和訳系の単語集には目もくれなかったくせに、和文英訳系の単語集とも言うべきこの本は本当に重宝し、「英作文なら何でもどんと来い」と言えるだけの自信を得たのは今でも忘れない。当時使った受験参考書はほとんど処分してしまったが、この本を敢えて捨てずに取っておいたのは、それだけ思い入れが強かったからに他ならない。
 この本の最大の長所は、語句が50音順アルファベット順ではなく、主題別、項目別の排列になっていることであって、おかげで覚えやすいだけでなく、覚えた語句を英作文のときに即座に思い出すことができたが、そうした特長は同書の次のような「はしがき」と「本書の使い方」、および「目次」にはっきりと示されていた。

はしがき
 高校生の英作文のためには、これだけ知っておれば十分であるという語句の範囲が与えられたならば、どんなに助かることであろう。そしてわれわれが記憶すべき単語を集めた単語集は、解釈(「英文解釈」のこと)の場合と作文(「英作文」のこと)の場合では自ずから異なるはずである。(中略)
 1.最近8年間の大学入試に現れた英作文用語句を全部網羅して、これだけの語句を知っておれば高校生の英作文のためには大丈夫という単語とコロケーションを主に集めてある。
 2.こうして集めた約6000語句を主題別に23種類に分類整理し、読者が全部を見通して、語句相互の連関によって記憶しやすいよいうに排列してある。こうすれば単なる辞書的なアルファベット順の排列によるよりは、親しみをもって各関連語句を有機的に記憶できるという利点があるからである。
(後略)

本書の使い方
 語句を覚えるのに一番よい方法は、なんら関係のない語句をABC順に覚えようとするのではなくて、意味のつながりのある語句、すなわち同じ時に同じ場所で同じ人々によって使われるような語句をいくつかまとめて覚えることである
 本書が労をいとわず精選した語句を23の項目別に分類し、各項目をさらに細かく分類して並列したのは読者の労力を少しでも軽減して、しかも学習を容易にし、能率的にしたい念願からにほかならない。
(後略)

目次
1.時
2.天候・気候・四季
(中略)
10.読書・新聞・雑誌
11.言語・外国語
12.学問・学校・教育
13.運動・競技
14.衣・食・住
(中略)
17.道徳・宗教・法律
18.人体・健康・病気
19.産業・経済
20.政治・外交・文化
(後略)

(以上、太字や下線などは道場主による)

  
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March 27, 2007

虚しい小テストを見るに見かねて

 何事も効果のないことならやるだけ無駄だから、それならむしろやらない方がよい。せっかくやるなら効果が大きくなくてはいけない。
 例えば予備校で高卒生用に毎週行う小テストを見ていると、とても効果があるとは思えない。というのも、答え合わせはしても、なぜ正解か、または不正解かを説明するわけではないので、ただ受けっぱなしになってしまう受験生が多く、辞書で調べたり、講師質問したりして完全理解を図ろうとする者は至って少ないからに他ならない。
 こうした効果のないサービス受験屋として歯がゆくてとても黙って見ていられないので、小テストの後で配布するための「正解に至る手順がわかる解説」を書くというヴォランティアを買って出ることにした。
 せっかく解説プリントをもらっても読まないという怪しからぬ受験生がいるとしても、それは知ったことではない。少なくとも解説をしっかり読んで確実に力をつける受験生が一人でも増えればプロとしてやり甲斐がある。授業のコマがぎっしりと埋まっている超人気講師と違って幸い暇だから、それくらいはお安い御用というものだ。

  
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March 26, 2007

最善の場合

 「巨乳タレント専門の芸能プロダクションであるイエローキャブの元社長で、現在はサンズエンタテインメントの代表である野田義治社長に肖(あやか)りたいと常々思っているが、幸い道場主は若い女性の飲み友だちには事欠かないので、まるで英文法道場プロダクションの社長として若いタレントを何人も抱えているようなものと考えることができる」と以前に書いたことがあるが、昨日はそうした道プロ英文法道場プロダクションの略称のつもり)のタレントと二人で浅草見物。最初は三人の予定だったが、もう一人の都合がつかない可能性もあったので、「最悪の場合は二人だけでも決行しよう。いや、二人っきりだからむしろ最善の場合ということになるか」などと言っていたものの、結局男女二人のカップルでの浅草見物と相成った。それでも疚(やま)しいところはまったくないし、どうせ傍目には親子にしか見えないので別に不都合はない。
 浅草が初めてという相手を案内するほど浅草のことを知っているわけではないので、行くところも浅草寺(せんそうじ)とその周辺だけに限られてしまうが、見物といっても昼食のが主目的だから、昼食前の時間つぶしに雷門から仲見世を通って浅草寺の本堂に向かい、そこでお決まりの賽銭投げをした後で外に出た時に面白いものを発見。
 本堂を囲む石製の玉垣(たまがき)のところどころに「玉がきもご本堂の一部です。におい、しみ、よごれがついてしまいます。オシッコをかけないでください(浅草寺)」と書かれた板の注意書きが設置されているが、これだけ人が多い中で立ちションをする人が現実にいるのだろうか。そう思ってよく見ると注意書きの板に犬の絵が描いてあるではないか。どうやらに向かって「ここで小便するべからず」を伝えるものらしい。浅草寺周辺の犬はきっと字が読めるに違いない。さすがは浅草寺。ずいぶん洒落たことをするものだ。
 昼食に鮨を鱈腹(たらふく)食べた後は名物の花やしきへ向かうが、道場主自身も初めての訪問になる。中にはレトロな臭いのする怪しい見世物小屋があるとわかったので入らずにはいられない。見世物小屋といえば、今はない駿台中山寮の二期生だった40年余り前に下総中山の法華経寺の境内の縁日で入ったことがある。「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。大人50円、子供30円。お代は見てのお帰りでけっこうです」、「親の因果が子に報い、可哀想なのはこの子でござい」といった掛け声で呼び込まれて数々のインチキ芸を見たのが懐かしい。花やしきのものはすべて仕掛け人形ばかりではあってもインチキぶりだけは生身の人間がやっていたのと変わらないところが嬉しい。
 その後は秘宝の砦・ミラクルストーン(迷路)、ローラーコースター(ジェットコースターの一種?)、スリラーカー(西洋風お化け屋敷)で久しぶりに童心に戻ることができた。
 花やしきを出た後は浅草寺の本堂を経由して雷門から表に出て、向かった先は菓子屋の亀十。名物のどら焼きを買い、その後はG1高松宮記念の発走時刻に合わせてJRAの場外馬券売り場へ行き、そこでレースを観戦。予め買ってあった馬券は生憎ハズレだったが、楽しいことづくめの最後に馬券まで当たったらそれこそ罰(ばち)が当たる。ハズレでちょうどバランスは取れたと解することにしたい。4時に上野で解散してそれぞれ帰途に。

  
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March 25, 2007

第37回・高松宮記念はハズレ

レース結果

(1) 8 スズカフェニックス(牡5歳57武豊) 1分8秒9
(2) 17 ペールギュント(牡5歳57上村)  1馬身2分の1
(3) 11 プリサイスマシーン(牡8歳57安藤勝) ◆.ビ

単勝式 8  450円
馬単  8→17  52,980円
3連単  8→17→11  546,450円 

 今年のG1はこれで2戦2敗。2週間後の桜花賞は旅行中の京都で迎えることになる。そろそろ当てなくてはいけない。

  
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第37回・高松宮記念の朝

 G1とは名ばかりで、実質1,600万下の準オープン戦に近いが、頭数だけは揃ってフルゲートの18頭立て。
 こうした一見混戦風のレースはあまり真面目に考えても仕方がない。むしろ大雑把に行くに限る。たとえ外れても命までは取られない、運よく当たれば儲けものと開き直ることが肝要。

 ◎ 1 シーイズトウショウ(牝7歳55池添)
 ○ 8 スズカフェニックス(牡5歳57武豊)
 ▲ 12 エムオーウイナー(牡6歳57小牧)

 5倍強の1番人気から6倍強の5番人気まで倍率がほぼ横並びで、まるで1番人気馬が5頭いるようなものだから、この3頭の3連単ならどの組み合わせでも100倍を超えるのがありがたい。
 また、9番人気の2アンバージャック(牡4歳57横山典)は夏から秋にかけて4連勝したほどだから、前走の凡走で人気を落としているのが美味しい。
 馬券は、3連単ボックスで (1, 8, 12) を本線に、(1, 2, 8) と(2, 8, 12) を少々。
 ちなみに昨年は、360倍超の11→14→13(4、2、3番人気決着)を○◎▲の本線的中。1番人気馬を切り捨てたのが功を奏した。今年は8歳馬の11を切り捨てたのが正解になれば嬉しい。
 午前10時現在の人気順は8→11→1→12だから、1、3、4番人気での決着に当たる (1, 8, 12) ならよくありがちな組み合わせだから的中の予感がする。
 1番人気馬は最強馬であることが多いが、2番人気馬が2番目に強い馬であることは少ない

  
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春期教育研究セミナー

 『「丸暗記厳禁主義・英文法道場」の教授法
  (3月24日9時50分〜16時30分 @3号館)

 堅気(かたぎ)の学校の先生を受講者に迎えて、堅気でない世界の予備校講師が講釈をするというのも考えてみればおかしな話と言えなくもない。相手が英語を教える同業者だから、こういうときこそ今流行の鈍感力を発揮して臆することなく堂々とやらなくてはいけないのはわかっていても、自意識過剰が邪魔をして講義の出だしはどうしても緊張してしまう。それでもいざ始まってしまうと受験生が相手の場合より話が通じやすいこともあって、どんどん気分が乗ってきて6時間はあっと言う間に過ぎる。とにかく今回も無事に終わってよかった。疲労感はまったくない。


受講者の声(抜粋)

◎英文法は本質をとらえて、考え、理解することが大事だとつくづく感じました。
 英文法はとても大切だと日頃考えております。
 「コミュニケーションがとれればよい。文法は…」という風潮に負けず今後も考える英文法を楽しく教えていけたら…と思います。
 自信と信念をもって又明日から(今から!)頑張ります。
 先生の熱意あふれた授業をありがとうございました。今後益々のご活やくをお祈りしております。又参加したいです!

◎生徒にとって苦手な文法、それも紛らわしい部分を中心に明快に解説していただき、とても参考になりました。文法を骨組みとして、読んだり書いたりする力をつけさせる上でも、文法はおろそかにできないと思っています。論理的に説明して、覚えさせるのではなく理解させることが重要なのだと再確認できました。ありがとうございました。

◎文法事項を整理することが出来、とても役に立ちました。また知識として知っていても、実際に教える際に困難である事項を教えるコツがつかめたような気がします。ありがとうございました。

◎説明の仕方や板書の方法など大変勉強になりました。4月からの新年度の授業で活かしていきたいと思います。

◎生徒達がなんとなく答えて間違っている問題を、理由を明確にして、なぜそれが正解なのか、なぜ他の選択肢が誤りなのかを徹底的に分析しているので、自信をもって正解を導き出すための大きな手がかりになります。私のメモは「だから〜」という記述だらけになりました。
 名詞の数や代名詞 one, other, another, others, the other 等の使い分けをわかりやすく整理して下さったので非常に参考になりました。

◎とりあげた部分は多くの生徒がつまづく部分でもあり、新しい思考で問題点を整理出来た気がする。有益である。

◎英文法というと、こういうことになっているから覚えなさいというような説明をしがちだが、理論的に先生が説明されているのがとても良いと思いました。

◎普段教えているつもりになっていたことを確認できてたいへん面白かったです。よどみなく講義されていて圧倒されました。

◎板書の仕方が参考になりました。(英文の上に意味上の主語、動詞等を、英文の下に構造上の主語、動詞等を示すことで分かりやすくしてさらに色分けでもって分かりやすくしている点)、また整理の仕方で参考にできる箇所がいくつかありました。

◎毎回受講するたびに発見があり、とても勉強になります。

◎入試問題の解き方のテクニックがグラマーやライティングの授業で使える知識のものばかりで非常に役立ったと思う。今の高校生は文法用語を嫌うくせがあるので予備校ではどのように教えているかもっと知りたかったような気がします。

◎長時間ありがとうございました。最後のミリオネア風のクイズ結構ひっかかってしまいました。おもしろかったです。本校は、学力があまり高くない生徒が多いので、そのまま使用することはできませんが、進学向けの講座などに役立てたいと思います。

◎丸暗記させるのではなく、理屈で納得させて覚えさせるというやり方がよくわかりました。多少進み方が速かったです。

  
Posted by eg_daw_jaw at 07:52Comments(2)TrackBack(0) 講習会・英文法道場 

March 24, 2007

電子辞書禁止令

 講師室に質問に来た受講生にallの用法について調べさせるために辞書を貸与したところ、allを引くだけでずいぶんと時間がかかるのに驚いたことがある。たまたま開いたのがamazeなどを含むamから始まる単語が掲載されているページだったが、allがそれより前のページにあることがわからず、逆にanyなどを含む後のページを捲(めく)ろうする始末。ふだん電子辞書ばかり使って紙の辞書を使い慣れていないからに違いない。
 電子辞書ではallと打ち込めばただちに画面が現れるので、allamazeより前のページか後のページかは考えなくて済むという便利さはあるが、逆に考えないということは頭を使わないということに等しいので、推論する力を失ってどんどんバカになっていく。
 alternativeを引く場合でも、つづりのすべてを打ち込む必要はなく、altくらいまで打って実行のキーを押せば画面にはaltから始まる単語がずらっと並ぶので、すぐに見つけることができるのも問題。これでは正確なつづりを覚える努力をしなくなるので、いざというときに正しいつづりで書くことができないという不便を招きかねない。
 電子辞書の弊害はこれだけではない。紙の辞書なら引いた単語と同じ紙面の中に用法やら例文やらを同時に一覧することができるので、それを読むことによって知識を増やして賢くなることができるが、電子辞書の場合は、用法例文を調べるためには操作して別の画面を出さなくてはいけないので、その手間を省いて単語の表面的な訳語だけ見てお終いにしてしまうことが多い。その怠慢による損失はとてつもなく大きい。
 ある高校で電子辞書禁止令を出したら、英語の成績が目に見えて上がったという報告もある。
 これだけ有害な電子辞書は、合格祝いに贈ってはいけないし、贈られてもいけない。それは「合格祝い」ではなく「合格呪い」になりかねない。「祝い」と「呪い」は似て非なるもの。
 電子辞書は3万も4万もするが、紙の辞書なら英和和英の2冊でも5〜6千円で足りるし、また重量感があってありがたみも大きい。
 もし「電子辞書を合格祝いに買ってあげる」と言われたら、紙の辞書に替え、差額は現金でもらって何か美味いものでも食べるのが得策と知るべし。

  
Posted by eg_daw_jaw at 00:12Comments(29) 勉強法・合格作戦など