May 31, 2009

第76回・東京優駿を占ってみたが

(1) 〇18 Unrivaled(57岩田 皐1 G2スS1)
(2) △1 Logi Universe(57横山典 皐14 G2弥1)
(3) ◎2 Après un rêve(57内田博 G2青1 G3毎4)
(4) ▲12 Reach the Crown(57武豊 皐13 G3き賞1)
(5)  11 Seiun Wonder(57福永 皐3 G2弥8)

 1番人気馬が最強馬であることは多いが、2番人気馬が2番目に強い馬であることは少なく、代わりに3番人気馬が浮上することが少なくない。
 その伝でいけば、1番人気の 18 が◎で、3番人気の 2 が〇ということになるが、皐月賞で3番人気という低評価だった 18 を同レースに勝ったからといって、断然の1番人気に祭り上げるのは身勝手すぎるし、また、18番という大外を引いた不利を割り引けば、同コース同距離の青葉賞を勝っている上に好枠に恵まれた 2 を優位と見ることもできる。そして、馬券の倍率を考えれば、◎18、〇2 よりも ◎2、〇18 の方が妙味がある。
 3頭目の候補は、2、4、5番人気の 1、12、11 の中から選びたいが、皐月賞で 1、2番人気を分けて、14、13着と大敗した 1 と 12 の1頭が巻き返すことはあっても、2頭揃っての名誉挽回は難しい。
 また、11 は、距離適性を疑われていた皐月賞で3着と好走したことで、さらに距離が延びたダービーでも大丈夫であると考えるのは、軽率で、しかも節操がなさすぎる。

 3連単は、2 が頭なら 2→18→12(224倍)、2→18→1(199倍)、2→12→18(335倍)、2→1→18(276倍)と高倍率であるのに、逆に 18 が頭になると、18→2→12(104倍)、18→2→1(90.5倍)、18→12→2(129倍)、18→1→2(144倍)と倍率が一気に半減する。

 馬単 2→18 (3番人気馬と1番人気馬の組み合わせで25倍前後)
 3連単 2→18→12 (3、1、4番人気馬の順で225倍ならお買い得)

 それぞれ1点買いで的中なら嬉しいが、ここのところ絶不調が続いているだけに自信はない。


⇒最終的な人気は、18→1→11→2→12 の順になったが、終わってみれば何のことはない。皐月賞を 1、2番人気で 14、13着と大敗して 2、5番人気と下げた 1 と 12 が 1、2着。逆に、皐月賞を 3番人気と見くびられて勝った 18 が今回は 1番人気に祭り上げられて凡走した。競馬の神様は本当に意地が悪い。

レース結果

(1) 1 Logi Universe (57横山典 +16 ◆法2分33秒7
(2) 12 Reach the Crown (57武豊 +10 ァ法4馬身 
(3) 10 Antonio Burroughs (57角田 +2 ─法.▲織

配当

単勝 1  770円
馬連 1−12  3,760円
馬単 1→12  7,870円
3連複 1−10−12  40,320円
3連単 1→12→10  201,960円

  

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May 30, 2009

疑問文でeverを使う場合

 今まで何をしていたんですか。
→×What have you ever been doing?(誤文)

 「今まで」という日本語を見て、反射的に ever を用いたに違いないが、「いつであるかを問わず」という意味を表わす ever は、経験を表わす場合の現在完了には有効でも、このような継続を表わす用法にはお呼びではない。

 cf. Have you ever been to Hawaii?
   「あなたは<今までに>ハワイへ行ったことがありますか」(現在までの経験

 これは、現在までの経験として「あなたは、いつであるかを問わず今までにハワイへ行ったことがありますか」という理屈だから、ever を用いることができる。

 ちなみに、次の例は経験ではなく、完了の用法だから、この場合も ever に用はない。

 ×Have you ever been to the new shopping center yet?(誤文)
→〇Have you been to the new shopping center yet?
   「あなたはもう新しいショッピングセンターに行きましたか」

 冒頭の誤文は次のように直す必要がある。

→〇What have you been doing all this while?(現在までの継続
 
(和文英訳S/H・第4章のオマケ話)

  
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May 29, 2009

森光子・放浪記(2,018回目ならぬ2,015回目)@帝国劇場

配役

林 芙美子森光子
白坂 五郎米倉斉加年(よねくらまさかね)
悠起有森也実(ありもりなりみ)
菊田 一夫斉藤晴彦(さいとうはるひこ)
福地 貢大出俊(おおいでしゅん)
安岡 信雄山本學(やまもとがく)
香取 恭助中島久之(なかじまひさゆき)
母・きし大塚道子
日夏 京子山本陽子
その他

 最初は特に興味はなかったが、2,000回目を迎える今回の公演をぜひ観たいという高齢の母に付き合って観劇することに決めてからは、いつの間にか待ち遠しくなった。
 そして、5月27日(水)に、ついにその日が来た。
 大女優の89歳の誕生日にあたる5月9日が2,000回目だったが、その後が休演日なしの連続公演だったとすれば27日の舞台は2,018回目ということになる。
 今回の東京公演は、2,000回目という節目を迎えるだけでなく、90歳間近という高齢を考えれば「これが見収め」と誰もが考えたせいか、席の確保が困難を極め、2,000回目の5月9日は別格としても、最初の方の回は早々と売り切れたために、楽日(らくび)間際の5月27日にやっと2階S席を取ってもらうことができた。
 13時に幕が開いて、15分、25分、5分の休憩を挟んで、16時50分まで、ほとんど出突っ張り(でずっぱり)だというのに、とても89歳のお婆さんには見えない軽快な動きは、まるで上戸彩ちゃんと見紛(みまが)うばかり。
 5月早々に始まって、27日まではしばらくあるので、そこまでは体力が持たないのではないかと失礼ながら懸念したのは杞憂にすぎなかった。これなら来年も再来年もまだまだやれる。次は3,000回目をぜひ目指していただきたい。

 僭越ながら、開設以来15〜6年になる「英文法道場」は、3コマ×4日=12コマの1講座を「4回分」と計算すれば、夏と冬を合わせて今まで600回から700回くらいはこなしたことになるが、このままのペースであと10年やれば、1,000回にはなる。まだ、2,000回には程遠いが、ぜひ森光子先生に肖(あやか)りたいものだと思う。

 放浪記の公演は、5月29日の今日が楽日にあたる。

追記> 実は楽日が2,017回目であることが後でわかったので、水曜日の舞台は実は2,015回目だったことになる。

  
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May 28, 2009

経験を表わす現在完了とever病

×I have ever met Mr. Tanaka twice.(誤文)

 「ever = 今までに」と思い込んでいるために、「私は田中さんに今までに二度会ったことがある」という日本語を英訳するときに、このように ever を含めてしまう誤りが後を絶たない。

 実は、everat any time に等しく、「いつであるかを問わず」という意味の副詞なので、がいつのことなのかが不確定疑問文では使えても、がいつであるかが確定している肯定文の舞台では、そもそも出る幕がない。

 cf. Have you ever met Mr. Tanaka?
    「あなたは、<いつであるかを問わず今までに田中さんに会ったことがありますか」

 「いつであるかを問わず」とは、それが去年なのか、3年前なのか、または10年前なのかを問わないということにほかならず、要するに「時がいつであるか」を知らずに尋ねる疑問文だからこそ、ever を使うことができる。
 そして、「現在までの経験」を表わす現在完了であるがゆえに、「今までに」(=現在までに)という訳語を使っているだけであって、その場合の「今までに」は決して ever に対する訳語ではない。
 一方、肯定文の場合は、その経験がいつのことであるかが不確定ということはあり得ないので、「いつであるかを問わない」ことを示すever に用はない。
 その場合は、「いつのことであったか」を明示して過去形で言うか、それとも回数だけ示して現在完了で言うかが正しく、どちらにしても ever を含める理由がない。

 (i) I met Mr. Tanaka several years ago.
    「私は数年前に田中さんに会ったことがある
 (ii) I met Mr. Tanaka twice when I was a college student.
    「私は大学生の頃に二度田中さんに会ったことがある
 (iii) I have met Mr. Tanaka twice.
    「私は今までに二度田中さんに会ったことがある

 「ever = 今までに」と思い込む悪い病気を今のうちに治しておかなくてはいけない。

(和文英訳S/H・第4章のオマケ話)

  
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May 27, 2009

「過去から見た未来」を表わす副詞節

Didn't I tell you to come back as soon as school (    ) over?
 A. is  B. was  C. will be  D. would be

 as soon as の節で用いる動詞時制についての質問が読者からあったが、コメント欄では字数に制限がある上、太字、斜字、下線などが使えなくて不便なので、代わりに記事にして答えることにしたが、その質問をもとにした4択問題を使って説明してみようと思う。

 まず、問題の疑問文は「言わなかったかしら言ったでしょ」という意味の修辞疑問反語)であると考えられるので、I told you to come back as soon as school (    ) over, didn't I? と言い換えてもバチはあたらないだろうが、その場合の to come back は「I told you が示す過去」から見た未来にあたるので、ふつうに文の中で用いる述語動詞なら would come back に相当する。
 実は as soon as 以下は、そうした過去から見た未来にあたる to come back を修飾する「未来の時を表わす副詞節」であるのは言うまでもないが、その節の中の動詞が「過去から見た未来」を表わすことは、改めて would be の形で示すまでもなく、主節の動詞によって自明なので、単純化して was という単純過去形で表わすことになるにすぎない。
 それは、次のような、「<現在から見た>未来」を表わす副詞節の動詞についての説明をそっくり過去にずらしてやればわかることではないだろうか。

 cf. Come back as soon as school is over.
     「学校が終わったらすぐに帰ってきなさい」

 Come back によって命令されるのは「<現在から見た>未来」のことに違いないが、その未来を表わす動詞に時間的直接従属する「as soon as で導かれる節」の動詞は will be という未来形で改めて未来を示す必要がなく、単純化して単純現在形is で済ませる。

(正解) B
(完成文)Didn't I tell you to come back as soon as school was over?
(和訳)学校が終わったらすぐに帰ってきなさいって言ったでしょ。

  
Posted by eg_daw_jaw at 06:10Comments(2)TrackBack(0) 質問応答 

May 26, 2009

「〜したことがある」だからといって

(a) I have met Mr. Tanaka twice.
   「私は田中さんに二度会ったことがある」

 「現在までの経験」を表わすのが現在完了だから、この田中さんは今も生きていて、今でも会うことができる人に違いない。
 もし田中さんがすでに亡くなっていて、もはや会うことができないのであれば、「会ったことがある」のは田中さんの生前という過去の時間の中でのことにすぎないので、現在完了の出る幕ではなく、過去形の動詞を使って次のように言う。

(b) I met Mt. Tanaka twice.
   「私は<生前の>田中さんに二度会ったことがある」

 「〜したことがある」が「『現在までの経験」なら現在完了に違いないが、「現在までの」という条件の確認を怠って「〜したことがある」という日本語を見ただけで「現在完了」と即断するのは悪い癖と言わざるを得ない。
 上の二つの違いを改めて確認してみる。

(a) I have met Mr. Tanaka twice.
   「私は田中さんに<現在までに>二度会ったことがある」(現在までの経験
(b) I met Mt. Tanaka twice.
   「私は<生前の>田中さんに二度会ったことがある」(過去における経験

 ところで、(b)は「過去の期間」の中での経験であって、「過去の時点」までの経験ではないので、I had met Mr. Tanaka twice.「私は<ある時点までにすでに>田中さんに二度会ったことがあった」という過去完了を用いる場合にはあたらない。

(和文英訳S/H・第4章のオマケ話)


  
Posted by eg_daw_jaw at 06:40Comments(5)TrackBack(0) 通常授業 

May 25, 2009

「もう」と「まだ」

 もう新しいショッピングセンターに行きましたか。
→×Have you been to the new shopping center already?
 〇Have you been to the new shopping center yet?

 already は「もう<すでに>」が確定していることを言うが、yet は「もう<すでに>」かどうかが不確定であることを言う。
 肯定文の場合は「もう<すでに>」が確定しているので already を伴うことができるが、疑問文の場合は、もちろん「もう<すでに>」かどうかが不確定だからからこそ、それを相手に尋ねているのであって、それが確定してわかっているのであれば、そもそも尋ねたりしない。
 もしも疑問文already を使うとすれば、「もう<すでに>」が確定している上での問いだから、「もう新しいショッピングセンターに行った」という事実に対して驚きを示して、例えば「えーっ! もう新しいショッピングセンターに行ったんですか。ずいぶん早いじゃないですか」といった具合になる。
 ちなみに、「もう<すでに>」かどうかを否定すると、「もう…ない」ではなく、「まだ…ない」となるのは言うまでもない。

 cf. I haven't been to the new shopping center yet.
    「私はまだ新しいショッピングセンターに行っていない

<高3和文英訳・第4章のオマケ話>

  
Posted by eg_daw_jaw at 05:32Comments(8)TrackBack(0) 通常授業 

May 24, 2009

テキストの質問は担当講師に

 他の講師が担当する授業のテキストについて受講生から質問を受けることがあるが、当の講師がいなくて、しかも受講生にとって緊急を要するときには、差し障りのない範囲で答えることがないわけではないとしても、基本的には、「担当の先生に直接訊くように」と言って、質問を断ることにしている。
 担当の講師が目の前にいるのに、その講師を差し置いて他の講師に質問するということが、いかに無礼無神経なことであるかがわかっていない受講生が少ないとはいえ存在するが、質問される講師の側もその質問を受け入れて答えてしまうと、その無礼無神経な行為の片棒を担ぐことになる。
 良識のある講師なら、「それは教わっている先生に訊きなさい」と言って突き返すが、そのとき講師室に当の講師がいるにもかかわらず、質問を受け入れて嬉々として答える人もいないわけではない。
 しかし、当人がいくら受講生に対する親切で質問に答えているつもりでも、自分が教えているテキストのことで別人に口出しをされる側の講師は心中穏やかではいられない。
 特に、自分がせっかく授業で話したことがすべて無にされるような説明や、また、その納得のいかない説明に受講生が「よくわかりました」と言うのが聞こえたりすると、憤懣やる方なく、怒りが込み上げるに違いないが、相手の立場を考えれば、横から「それは違う」と言って口を挟むわけにもいかない。
 それを考えると、他の講師が担当する授業のテキストに関する質問に答えないのは、不親切ではなく、むしろ妥当なことであると言わざるを得ない。

  
Posted by eg_daw_jaw at 08:01Comments(7)TrackBack(0) エッセー・雑文など(予備校編) 

May 23, 2009

グズグズ病とモタモタ病

 授業に2〜3分遅刻したときでも、講師が入室を許す限り授業に出席するべきであるのは言うまでもないが、教室への入り方に問題がある。
 授業が始まって、すでに講師が大事な話を進めているのだから、聴き耳を立てながら入室して席に着けば、テキストとノートを出して開くと同時に授業に入って行けるからよいが、それを怠って、耳を塞いだままグズグズモタモタと席に着く受講生がたまにいる。

 また、授業を聴いた後で講師室に質問にくる受講生にも、同じようなグズグズ病モタモタ病の患者がいる。
 「今日の授業でわからなかったところがあるんですけど」と言われたら、講師は直ちにそれに答える態勢に入るが、質問する側がごそごそとカバンの中をさぐるばかりでテキストやノートがなかなか出てこない。
 しかも、テキストやノートが出た後でも、肝心の質問の箇所を捜すのにグズグズモタモタするので、講師の前に現れてから、実際に質問を始めるまでに、優に1分以上は経過しているということがある。

 時間との勝負を迫られる入試のことを考えれば、グズグズ病モタモタ病は致命的な不利になるので、早期に治療してセッカチ病の一歩手前くらいになっておくことが望まれる。



  
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May 22, 2009

I teach. が I am a teacher. を意味するように

I have a friend whose father drives a truck.
「私には父親がトラックの運転手をしている友人がいる」

受講生drives a truck を「トラックの運転手をしている」と訳せる理由がわかりません。
道場主:例えば「仕事は何ですか」って訊かれたとして、その人が教師だったら I teach. って答えたりするけど、これは「私は<ふだん仕事で>教えている」ってことだから、言い換えれば「私は教師をしている」、つまり「私は教師である」(= I am a teacher.)ってことだよな。
受講生:はい。
道場主:理屈はそれと同じだよ。
受講生:すみません。詳しく教えてください。
道場主:I teach. を whose father drives a truck.に置き換えてみればいいんだよ。
受講生:はい。
道場主:I teach.「私は<ふだん仕事で>教えている」が「私は教師をしている」(= I am a teacher.)なら、whose father drives a truck.「<彼の>父親が<ふだん仕事で>トラックを運転している」は「<彼の>父親がトラックの運転手をしている」(= whose father is a truckdriver.)にあたるわけだよ。
受講生:なるほど。そうだったんですか。
道場主:わかったんだな。
受講生:はい、何となく。
道場主:「何となく」かよ。
受講生:いえ、ちゃんとわかりました。
道場主:じゃあ、最初からそう言えよ。
受講生:すみません。

 ついでに、A is to B what C is to D.「Aは、Bに対しては、CがDに対してある所のモノである」→「A:B = C:D」の構文に上の説明をあてはめるとこうなる。

 “whose father drives a truck” is to “whose father is a truckdriver” what “I teach” is to “I am a teacher.”「『<彼の>父親が<ふだん仕事で>トラックを運転している』:『<彼の>父親がトラックの運転手をしている』=『私は<ふだん仕事で>教えている』:『私は教師をしている』」

転んでもただは起きぬ

  
Posted by eg_daw_jaw at 06:14Comments(0)TrackBack(0) 質問応答