February 28, 2010

観ておいてよかった放浪記

 5〜6月に予定されていた大女優・森光子による「放浪記」の公演が、健康上の理由で中止されることになったが、どのみち永遠に続けられるものでもなく、89歳という高齢を考えればやむを得ない。ついに来るべき時が来たと考えるしかない。
 去年の5月に2,000数回目の公演を観たのは、それが見納めになるかもしれないと思ったからにほかならないが、今回の休養の後で舞台復帰がなければ、本当に見納めになる可能性はあるので、今となっては「観ておいてよかった」と言うほかはない。
 報道によれば、大女優は戦後すぐに結核を患って肺を一つ失っているので、その後は片肺で舞台を務めてきたことになるが、一つの肺に二つ分の役割をさせてきたので、4時間の舞台で2倍にあたる8時間分の働きをした計算であるという。つまり、通算で2,017回の舞台とはいっても、両肺を持っている人の2倍にあたる4,034回の舞台を務めたに等しい酷使をしたようなものだから、やはり只者ではなかった。
 今回の公演中止は、ファンはともかく、ご本人にとって最も残念であるに違いないが、よい意味でのストレスが途切れることによって、急激に心身が弱体化するようなことがないようにと願わずにはいられない。常人ではない大女優に限って、そうした心配は無用かもしれないが。


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Posted by eg_daw_jaw at 07:24Comments(4) エッセー・雑文など(私生活編) 

February 27, 2010

入試が終わって

 国立大・前期の入試が終わって、後は発表を待つだけになったが、終わったとたんに「待ってました」と言わんばかりに勉強するのをやめて遊び始めるような受験生には勝利の女神が微笑むことは期待しにくい。
 入試が終わったにもかかわらず受験勉強の癖が抜けず、いつものように参考書を開いて読みながら、「あっ、そうか。入試は終わったんだったな」とふと気づいて思わず苦笑する。そういう受験生の方が合格の可能性が高い。
 前者は義務として不承不承学ぶ者、そして後者は権利として喜々として学ぶ者ということになろうかと思うが、当然ながら勉強の効果にとてつもなく大きな差がついているはずだから、合否を左右する差がつくことは避けられない。
 入試が終わったことを実感した後でも、万一の場合を考えて受験勉強を続けたり、入学後に備えてお預けにしてあった本を読む。そういう受験生には、天から合格のご褒美がもらえたりする。そういう例を今までにいくつも見てきた。


追記

 「国立大」と言っただけで「前期」と断らなかったためにあらぬ誤解を生んだのは不本意だったので、「国立大・前期」と改めることにする。
 急いで不正確なことを書いたために「後期」を目指している受験生に不快感を与えたのであれば、いくらでも謝罪するにやぶさかではないが、「謝罪しろ」と言われて謝罪するのだけは御免被りたい。


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Posted by eg_daw_jaw at 09:14Comments(10) 勉強法・合格作戦など 

February 26, 2010

「電車に間に合う」のも「入試に受かる」のも・・・

 駅で発車のベルが鳴っているとき、階段やエスカレーターを急いで駆け下りれば電車に間に合うことは多い。
 例えば、電車が発車するまでの時間が5秒しかなくて、どう頑張っても電車のドアまで7〜8秒はかかるというときには諦めるほかないが、発車までの時間が10秒でもあれば、少し頑張って駆け下りればドアが閉まる前に電車に乗り込むことができる。
 そういうときに、間に合うだけのスピードで駆け下りて無事に電車に乗り込むことができる人と、間に合うための計算を立てないで漫然と急くだけで結局乗り損ねてしまう人がいる。
 こうして電車に間に合う人間に合わない人との違いは、そのまま入試で合格する受験生と不合格になる受験生との違いに通じる。
 受かるための計算を立てて準備するか、それとも計算を立てないで漫然と努力するだけに留まるか。この違いが合否の差になるが、いやしくも読者なら例外なく前者であると信じたい。


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Posted by eg_daw_jaw at 06:04Comments(2) エッセー・雑文など(予備校編) 

February 25, 2010

いざ出陣

◎勝負は無欲では勝てない。貪欲に1点でも多くもぎ取る。

◎運も実力のうちとはいえ、天に任せるのではなく、自らを切り開く。

◎淡白ではいけない。しつこく食い下がって最後まで諦めない。
 

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Posted by eg_daw_jaw at 06:34Comments(1) 勉強法・合格作戦など 

February 24, 2010

みんな頑張れ!

 受験生が入試を直前に控えて大変なときに、のんきに旅行などしているのはけしからんという向きもあるかもしれないが、自身が受験するわけでない受験屋受験生のために何かをすることを期待されても困る。
 浮かれて旅行になど行かないで専ら受験生合格祈願に努め、滝に打たれたり、御百度参りをしたり、または加持祈祷でもしていろと言われても、それに応じるつもりはない。
 受験生が受験で忙しいときは、紛れもなく受験屋が最も暇なときだから、こういうときにこそ、ふだんできないことをする。それが悪いことであるとはつゆ思わない。そして、旅行もふだんできないことの中の一つの選択肢にほかならない。

 前にも書いたが、受験生合格するための必須条件は自立にある。入試の直前まで、他人に依存して甘えたり、気合いを入れてもらいたがったりしているようでは、合格は覚束ない。
 そうである以上、受験屋としては、受験生依存させて甘やかしたり、気合いを入れてやったりするのは、合格を後押しする代わりに脚を引っ張ることにもなりかねないので、そういうことは一切しないに限る。
 そう考えて、当ブログでも、敢えてほとんど受験に無関係な記事に終始してきたが、いよいよ明日から国立大学の入試なので、受験生である読者にひとこと「頑張れ!」とだけは言っておきたい。
 そして同時に、女子フィギュア・スケート浅田真央ちゃんたちも、公聴会でのトヨタの豊田社長も、頑張れ!


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Posted by eg_daw_jaw at 08:10Comments(1) エッセー・雑文など(予備校編) 

February 23, 2010

言うまでもない

 先日若手の講師数人と飲んでいた時に、その中の一人から「道場主の文章には『言うまでもない』というのがやたらよく出てくるように思います」と言われた。
 それはもともと自覚していたことだから、そう言われても少しも驚きはしなかったが、他人から言われるほどだから、よほど目立つ癖なのだろう反省して、今後は多用することを意識して控えようと思ったのは言うまでもない。ああ、またやってしまった。
 「本当に『言うまでもない』のであれば、わざわざ言わないで黙っていればよいではないか」と自ら自虐的に書いたことがあるが、何かたいへんに重要なことを述べるときに便利な表現として、つい「言うまでもない」と書きたくなってしまう。
 今後は、そう書きたくなったときには、完全に封印するまでのことはないとしても、なるべくその使用を避けて、何か別の表現に切り替えるよう心がけようと思う。

 以上、時差ぼけを治しながら、他愛もないことを書いてみた。


追記

 「時差ぼけを治しながら」と書いたが、実は時差はある方法で調整したので、時差ぼけはほとんど経験しなくて済んだ。


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Posted by eg_daw_jaw at 06:28Comments(2) エッセー・雑文など(私生活編) 

February 22, 2010

ローマから帰国

 ローマ4泊、ベネツィア1泊のわずか5泊7日の旅はあっという間に終わって、今朝正午前に日本に無事帰り着くことができた。
 今回の旅は、ローマに仕事で駐在している大学時代の友人が「ぜひ一度来い」と誘ってくれたからこそ叶ったものであるが、それも大学入学時にたまたま第二外国語にフランス語を選んだためにこの友人とクラスメートになれたことを始め、その後の人生の数々の偶然のおかげであることは間違いない。
 初めて訪れたイタリアではあるが、世界遺産の数でダントツを誇る国だから、観るべき名所旧跡がほかに数多くあることははっきりしている。特に「ナポリを見てから死ね」と言われるナポリも含めて、来年もぜひ行きたいと思う。

 旅の余韻が残る中、明日から5〜6日は、近刊予定の受験参考書2冊の最後の最後の仕上げをするためにS文庫の編集部に日参しなくてはいけない。


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Posted by eg_daw_jaw at 14:28Comments(0) エッセー・雑文など(私生活編) 

February 21, 2010

あこがれのヴェネツィア

 ヴェネツィアと言えばゴンドラ、そして、ゴンドラと言えばヴェネツィア
 今回の旅の滞在先として、ローマのほかにぜひ加えたかったのが、そのヴェネツィアだった。
 ローマから空路で約1時間、空港から途中までバスやタクシーを利用することはできるとしても、どのホテルへ行くのにも、残りは船しか交通手段がないという不便さはあるが、海に浮かぶ水の都だから仕方がない。
 車が存在しないヴェネツィアにもガソリンスタンドはあるが、それは船の給油用にすぎない。そういう土地だから当然橋も多く、入試問題にあった例文も宜(むべ)なるかな。

 No other city in Europe has so many bridges as Venice.
  「ヨーロッパでベネツィアほど橋が多い市はほかにない」

 実際に来てみると、ヴェネツィアは想像をはるかに超える美しいところであることがわかったので、せっかくならその象徴とも言うべきゴンドラに乗らない手はない。
 そうは思ったものの、想定外の寒さに加えてあいにくの雨模様ではとてもその気は起きない。そればかりか、男二人で乗るのもずいぶんと色気がない。そう考えてあっさりと予定を変更して、ゴンドラは次の機会にしようということになった。
 その結果、観光はこの地を代表するサンマルコ寺院にほぼしぼらざるを得なかったが、撮影禁止の屋内をゆっくりと観て回るだけでも、この地に来た甲斐は十分にあった。
 それでもヴェネツィアは、一泊だけで帰るにはあまりにも惜しい。来年はもっと長期に滞在して、そのときにはぜひゴンドラにも乗ろう。同行のO君も、考えは同じだった。 
 これから一晩寝た後は、ローマ経由で帰国の途につく。


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Posted by eg_daw_jaw at 10:14Comments(1) エッセー・雑文など(私生活編) 

February 20, 2010

フィレンツェでルネサンスを満喫

 ローマの主だったところの観光を2日で終えたので、3日目の19日はフィレンツェまで日帰りで列車の旅をすることにしたが、運賃に大した違いがないこともあってせっかくだからと1等車を奮発。

 ローマカトリックの街なら、フィレンツェルネサンスの街と聞いていたが、来てみるとまったくその通りで、街並みにはいかにもルネサンス期の中世を思わせる装いだった。
 滞在5時間弱では欲張ってあちらもこちらもというわけにはいかないので、行く場所を絞っての観光にならざるを得なかったが、最初に訪れたのが、ドゥオーモと呼ばれるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
 バチカンサン・ピエトロ大聖堂に規模では及ばないとしても、表からの外観では決して遜色はなく、フィレンツェと言えば誰もがこの建造物を頭に浮かべるに違いない。
 次はダビデ像などの彫像が並ぶシニョリーア広場を経て、高名なウフィッツイ美術館へ。
 ルネッサンス期の巨匠による数々の絵がこれでもかというほど数多く展示されていたが、中でも、ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」を生で観ることができたのは、若い頃に上野に来た「ミロのヴィーナス」を観て以来の感動だった。
 最後は、アルノ川に架かるヴェッキ橋を渡って往復した後、リヴォワールという1862年創業の伝統のカフェで一休みして観光を終了。
 ローマの宿に帰り着いた時はすでに7時を回っていたが、二人とも少し身体を休めるつもりで横になったはずであるのに、目を覚ました時には12時近くになっていた。3日間併せて10何時間も歩いた疲れがよほどたまっていたに違いない。


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February 19, 2010

バチカンでカトリック漬け

 バチカン博物館は聞きしに勝る広大さを誇り、また展示物が無数にあるので、すべてを真面目に見れば8時間はかかると言われているが、自身はカトリックの素養がないせいか、または逆にそのおかげか、3時間足らずで貴重な展示品の数々を見て回ることができた。
 人物を象った彫刻は大小数知れず、またいったい誰をモデルにしたものであるかをいちいち確認する暇もつもりもなく、「よくもまあこれだけのものが現代まで残っているものだなあ」と感心しながら、これはというものをデジカメに収めながら回るほかに為(な)す術(すべ)はなかった。
 隣接するサン・ピエトロ大聖堂へは、いったん表に出て入館しなおすことなく、博物館内のシスティーナ礼拝堂から直接ショートカットで進む方法を予め指南されていたので、それを実行してかなりの時間を節約することができたのはありがたかったが、入館してエレベータを下りた後、320段の狭い螺旋階段を伝ってクーポラを上るのは体力的にかなりの難行だった。
 眼下を見下ろして、車さえ走っていなければ中世はさもありなんと思わせる街並みを一望した後、一階まで下りてからは、荘厳な天井や数多くの彫刻や絵画に感動を覚えながら、ここでもめぼしいものを次から次へとデジカメで撮影して回るばかりだった。
 こうして、すっかりカトリック漬けの4時間を過ごした後は、ローマの休日の舞台にもなったサンタンジェロ城で3時間を過ごしたので、休憩した時間を除き、また、バチカン博物館まで行く徒歩の時間を加えると、この日は優に7時間は歩いたことになる。
 夕方は、たまたま2月18日が誕生日であるという現地駐在の友人をホテル近くのレストランに招いて誕生会をするのがこの日の予定の最後になった。
 今夜寝て翌朝(日本では同じ日の午後)は、急遽フィレンチェ行きを決定。


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Posted by eg_daw_jaw at 09:04Comments(1) エッセー・雑文など(私生活編)