July 31, 2010

2010特訓・英文法道場 D−3 @柏

 住まいからから最も近い校舎だというのにアウェー感が強く、ふだんの在籍者数がほぼ同じ規模の津田沼とは打って変わって、締め切りになるにはほど遠い受講者数だったが、それでも受講者アンケートの自由回答を見る限り、せっかく受講した甲斐があったと言えるだけの受講をして受講前より一段と進化した様子が伺えるのは喜ばしい。

◎この講座を受けてよかった。新たな発見がたくさんありました。…1つずつ賢くなれたような4日間でした。
◎自分が少しずつ確実に進化しているのがわかりました。これを機会に英語のレベルを上げていきます。
◎イマイチ文法というのが苦手だったけど何か変わった気がする。
◎今まで何となくわかっていたものが、「ナゼこうなるか」がわかり、明瞭に理解できるようになりました。・・・
◎教材の分量が多いためなのか、授業スピードが速くて、初めの2日間は、理解が追いつかなかったが、後半の2日間でわかる感覚がつかめたのでよかったです。・・・

◎他の先生とは違った説明がわかりやすかった。
 →「他の先生とは違った説明がわかりにくかった」と言われなくてよかった

◎夏休み前半でかなり英文法を勉強したつもりではいたのですが、授業を受けてまだ少し抜けている部分があることを実感できてよかったです。前期授業の復習にもなり、英文法の力をより補強できた気がします。英文法に対する不安も消え、むしろ自信が湧いてきた気もします。…

◎いつも「そういう見方があるのか」と英文法に関しての原理、原則に感動しています。先生の細かい問題の中のユーモアを心の中でにやにやしながら聞いています。まだまだ力不足ですが、丸暗記ではない学習を続けたいと思っております。ブログもいつも楽しく見させてもらっております。あの役者の結婚についての記事はお書きにならないのでしょうか。…
「あの役者」とは海老蔵のことだと思うが、書くつもりなら披露宴の翌日に書いていた。イケメンではない役者が多い歌舞伎界にあって、海老蔵には華(はな)があってオバサンファンに特に人気が高い。結婚したからといって優等生的な模範亭主に収まる玉とは思えないが、歌舞伎ファンとしては私生活には関心はない


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Posted by eg_daw_jaw at 08:08Comments(0) 講習会・英文法道場 

July 30, 2010

確定のthat節と不確定のif節

 「SがV…すること」(確定)が that節なら、「SがV…するかどうか」(不確定)なら if節(またはwhether節)。
 そして、例外がないわけではないが、if節whether節のうちで if節を用いるのは原則として、それが他動詞の目的語になる場合に限られる。主語主格補語前置詞の目的語などになるときには if節ではなくwhether節を用いる。

 (a) She doesn't know that he is a doctor.
    「彼女は『彼が医者であること』を知らない」
 (b) She doesn't know if he is a doctor.
    「彼女は『彼が医者であるかどうか』を知らない。

 (a) では「彼が医者である」ことが確定した事実なので that節を用いるが、(b) では「彼が医者である」かどうかが不確定なので if節を用いる。
 ところが、同じ「SがV…すること」と確定している場合でも、that節ではなく what節を用いる場合がある。

 (c)There's some logic in what he said.
   「『彼が言ったこと』には一理ある」

 that節that の後に完全文を伴って名詞節を作るのに対して、what節what 自らが S、O、または C という文の要素をかねつつ名詞節を作る。
 例えば、(b) の that he is a doctor が that [he(S) is(V) a doctor(C)] であるのに対して、(c) の what he said は [what(O) he(S) said(V)] という仕組みになる。
 野球のチームに喩えれば、that監督専任であるのに対して、whatは選手として監督を兼任するプレーイングマネージャー
 「SがV…すること」の「こと」という文字を見たとたんに、何でもかんでも反射的に what を使おうとするのは、一部の受験生が罹っている悪い病気だから、以上のことを確認して早急に治療しなくてはいけない。 

(特訓・英文法道場・第9講のオマケ話)


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Posted by eg_daw_jaw at 07:43Comments(0) 講習会・英文法道場 

July 29, 2010

「形容詞+名詞」を伴うsoとsuch

(a) She is a very good cook.「彼女は料理がすごく上手い」
(b) I am not as good a cook as you might think I am.
   「私はあなたが思われるほど料理上手ではありません」

 本来は、(a) の a very good cook のように、不定冠詞の a が very good cook を限定するものとして先頭にくるが、副詞の very が as / so / too / how に置き換わると、例えば (b) の as good a cook のように語順が変わる。
 このように限定詞である a の前に as good が出るという奇妙な語順になるのは、重要度が低い語と高い語を as good a cook と交互に並べて「弱」と起伏のある発音をするためであると言われている。
 ただし、これは a/an を伴う単数名詞の場合に限るので、複数名詞不可算名詞のように a/an を伴わない名詞には「as / so / too / how+形容詞+名詞」という形は用いない。
 ただし、形容詞が性質を示すものではなく、「数量が多い」ことを言う manymuch に関してはその限りではなく、比較構文における as many books as … や as much money as … なら大丈夫。

 cf. His wife earns about twice as much money as he does.
    「彼の妻の稼ぎは彼の約2倍ある」

 以上からすると、次の文は誤りということになる。

 ×It was so delicious orange juice that I couldn't stop drinking it.
 ×It was so delicious an orange juice that I couldn't stop drinking it.
   (orange juice は不可算名詞なので an を伴うこと自体が誤り)

 ただし、so delicious の後に orange juice という名詞がない形なら支障がない。

→◎The orange juice was so delicious that I couldn't stop drinking it.
   「そのオレンジジュースはすごく美味しくて、私は飲むのをやめられなかった」

 また、sosuch に置き換えれば、後ろに orange juice という名詞を伴う形が使える。

 cf. It was such delicious orange juice that I couldn't stop drinking it.
    「それはすごく美味しいオレンジジュースだったので、私は飲むのをやめられなかった」

 such はこのように、a/an を伴う単数名詞だけでなく、それを伴わない複数名詞不可算名詞とともに用いることができる。
 以上から、正否を確認すると次の通り。

 ◎as good a cook / ×as good books / ×so good orange juice
 ◎such a good cook / ◎such good books / ◎such good orange juice
 ◎as many books / ◎as much money

(特訓・英文法道場・第6講のオマケ話)


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Posted by eg_daw_jaw at 05:58Comments(3) 講習会・英文法道場 

July 28, 2010

need と need to

(a) This book is worth reading.
   「この本は一読に値する」

 This bookは「読む」側ではなく「読まれる」側であるのに、動名詞受動態にして This book is worth being read. とはしない。
 be worth 〜ing という慣用表現では、〜ing動名詞というよりは名詞に限りなく近く、動詞の持つ能動態受動態の区別がなくなって、専ら能動態の形だけを用いる。
 その意味では、この reading は「読むこと」でもなければ「読まれること」でもなく、「読書」や「一読」にあたる。
 このことは、need 〜ing に関してもあてはまる。

(b) This PC needs fixing.
   「このパソコンは修理を必要としている」

 この動詞は三人称単数を主語とする現在形なので needs であって need ではないが、This PCは、「修理する」側ではなく「修理される」側であるのに、動名詞受動態being fixed としないのは、need 〜ing という慣用表現における 〜ing は「修理すること」でもなければ「修理されること」でもなく、「修理」という意味の名詞に限りなく近いからであると考えられる。

 ただし、need の後に to不定詞を伴うときには、しっかりと受動態を用いる。

(c) This PC needs to be fixed right away.
   「このパソコンは直ちに修理される必要がある」

 この場合は、to不定詞他動詞 needs目的語であるというよりは、needs が実質的には助動詞として to不定詞を助けて、needs to〜が1個の述語動詞となるため、主語の This PC が「修理される」側である以上、受動態を用いるのは当然のことにすぎない。
 つまり、This PC(S) needs(V) to be fixed right away(O).よりはむしろ This PC(S) needs to be fixed(V) right away(M).と解する。
 それは、needs to〜has to〜 に置き換えてみればわかる。
 This PC has to be fixed right away. は、This PC(S) has to be fixed(V) right away(M). であって This PC(S) has(V) to be fixed right away(O).ではない。
 ついでながら、「needs助動詞なら、needs to be fixed の代わりに need be fixed としてもいいですか」という質問がよく出るが、それは誤り。

 ×This PC need be fixed right away.

 後ろに原形の動詞を伴う need には語形変化がなく、主語が三人称単数であっても needs とはならないが、この need疑問文否定文では使っても、このような肯定文では使わず、その場合は must を使う。

 cf. This PC must be fixed right away.
    「このパソコンは、直ちに修理されなくてはいけない
     (This PC(S) must be fixed(V) right away(M).)

(特訓・英文法道場・第5講のオマケ話)


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Posted by eg_daw_jaw at 06:20Comments(2) 講習会・英文法道場 

July 27, 2010

所有格と独立所有格

 同じ名詞の反復を避けるために、例えば a good book の代わりに a good one と言うが、Taro's book の代わりに Taro's one と言うことはできない。
 good のような性質を表す形容詞の後の名詞なら one に置き換えることができるが、Taro's のような所有格の後の名詞は one に置き換えることができず、単に名詞を省いて Taro's と言う。
 そして、Taro's bookTaro's を「所有格」というのに対して、Taro's book に代わる Taro's を「独立所有格」という。
 ただし、Taro's good book のように、Taro's という所有格の後に good という性質を表す形容詞を伴うときには、book の代わりに one を用いて Taro's good one と言うことができる。

 a good book→◎a good one
 Taro's book→×Taro's one / ◎Taro's
 Taro's good book→◎Taro's good one

 ところで、Taro's book独立所有格Taro's なら、his book独立所有格his であるとしても、her book独立所有格hers であって her ではなく、また my book独立所有格mine であって my ではない。

 Taro's book→◎Taro's
 his book→◎his
 her book→×her / ◎hers
 my book→×my / ◎mine

 ちなみに、性質を表す形容詞の後の名詞が不可算名詞(数えることができない名詞)であるときには、数字の「1」にあたる one代名詞として用いることができない。
 例えば、red wine の代わりに red one と言うことはできないので、その場合は同じ名詞を反復するか、または単に名詞を省くかすることによって対処する。

 cf. I like white wine better than red (wine).
    「私は赤ワインよりも白ワインの方が好きです」
    (red wine→×red one / ◎red wine / ◎red)

(特訓・英文法道場・第7講のオマケ話)


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Posted by eg_daw_jaw at 07:44Comments(3) 講習会・英文法道場 

July 26, 2010

骨皮筋右衛門

 「結構毛だらけ猫灰だらけ」といえば、「大いに結構である」という意味のふざけバージョンに違いないが、往年の名優である渥美清演じるフーテン(瘋癲)の寅さんは、この後に「ケツの周りはクソだらけ」と続けて顰蹙(ひんしゅく)を買う。
 「だらけ」といえば、All work and no play makes Jack a dull boy. における all work は「勉強だらけ」のことだから、この文の意味するところは「勉強だらけで遊びなしはジャックをバカな男の子にする」、つまり「勉強ばかりしてまったく遊ばないと、男の子はバカな子になる」で、裏返せば「よく学びよく遊べ」ということになる。
 実は、He was all kindness. における all kindness も「親切だらけ」のこと。
 He was kind. とは言えても、He was kindness. とは言えないが、それは、人間である He と人間ではない kindness との間には He = kindness という関係は成り立たないからにほかならない。
 kindness の後に itself を補って He was kindness itself. とすれば、「彼=親切そのもの」という関係が成り立つので「彼は親切そのものだった」という意味の正しい文になるが、逆に kindness の前に all を補って He was all kindness. とすれば、「彼=親切だらけ」という関係が成り立つので、「彼がこの上ないほど際だって親切であった」ことを言う正しい文になる。
 同様にして、He was all skin and bones. は、「彼は『皮膚と骨』だらけだった」、つまり「彼は、まるで(肉がまったくなくて)皮膚と骨だけであるかのように、すっかりやせ細っていた」、言い換えれば「彼は骨川筋右衛門だった」となるが、「骨川筋右衛門(ほねかわすじえもん)」という固有名詞?も今や聞かなくなってしまった。

(特訓・英文法道場・第1講のオマケ話)


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Posted by eg_daw_jaw at 07:06Comments(0) 講習会・英文法道場 

July 25, 2010

2010特訓・英文法道場 C−3 @津田沼

 前期間の千葉では高3より高卒の受講生の数がわずか上回ったが、今回の津田沼ではなぜか高3が高卒よりはるかに多かった。
 千葉に続いて締め切り講座の栄誉に輝いたのは誇らしいが、受講生の全国判定模試での偏差値が65超から40未満まで学力差が著しいのは避けようがないとはいえ、受講者アンケートを見る限り、高速度の濃密な授業に大部分の受講生がたくましく耐えて大きく成長したことが伺えるのは嬉しい。
 特に丸暗記厳禁主義の効果で賢く進化したことや、苦手で嫌いだった英文法や英語が好きになったことを伝えるメッセージを読むと、「受講して(講義をけて)よかった」と言う受講生のように「授講して(講義をけて)よかった」と言いたくなる。
 
◎…この授業形式はもはや私のお気に入りです。はっきりいって質問にはわかっていることも聞きにいっていました。“わかった!”この感覚が少しでも欠けた時には講師室に行きました。…
◎今まで文法があやふやでわからない部分が多かったけど、この講座を受講して文法の仕組みについてわかるようになりました。…
◎今まで文法がイマイチ分からず、何でこうなのだろうといった所の多くが4日間で解決できた…。
◎テキストをやり終えてみて、やらない前に比べてだいぶ文法がわかるようになってきたなと感じました。…
◎原理で覚えるというとてもわかりやすい覚え方なので、新しいことがスラスラ頭に入っていくような感じがした。
◎…暗記ではなく、理解して文法を覚えられるので身についていったと思います。…
◎…まえがきにあった通りにわからないことは放っておかずに直ちに辞書や文法書を開いて読んでいくことで、この4日間で確実に自分は賢くなったと実感しています。…
◎ネクステージなどを一通り終えても文法問題の点が伸びない原因は丸暗記にあったと思います。この夏、文法を完成させようと思って道場を信じて予習と復習に徹しました。理解することがいかに大切か、4日間の講座でわかりました。次の模試が楽しみです。…
◎通常授業と違って4日で英文法全体をやるので、記憶が切れずに整理された。なんか幸せです。…使っている英文法書(ネクステ)に自分で理論的な解説が書けるようになった!!

◎今までよりもさらに英語が好きになりました。…
◎英文法はもともと好きでしたが、この英文法道場でもっと好きになれました!
◎今まで文法って嫌いだったんですけど、受け入れられるようになりそうです。…


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Posted by eg_daw_jaw at 07:44Comments(4) 講習会・英文法道場 

July 24, 2010

基本の原理を理解しさえすれば

 特訓・英文法道場の授業中にあることを説明した後、つい口をついて出た。

 勉強なんか簡単なもの基本の原理を理解しさえすれば
 逆に、勉強が難しいと思うのは、理解を中途半端なままにしてむりやり覚えようとするからにすぎない。
 
 例えば、知覚構文でも仮定法でも、はたまた関係詞でも比較構文でも、その約束事を一つずつ素直に受け入れて、根本から徹底して理解していけば、応用力という次につながる知識が確実に身についていく。
 そのやり方を貫く限り、知識が増えてどんどん賢くなる幸福感によって勉強がいっそう面白くて楽しいものになるので効果は絶大。
 それに対して、理解につながる思考を怠って闇雲に詰め込む丸暗記に走ると、「覚えなくてはいけないことが増える一方である」という不幸感によって勉強がますます辛くて苦しいものになるので、効果など期待できるはずもない。
 どちらが得策であるかは言うまでもないが、英文法道場が提唱する丸暗記厳禁主義も、以上のことから出てくる結論にほかならない。
  

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Posted by eg_daw_jaw at 07:18Comments(0) エッセー・雑文など(予備校編) 

July 23, 2010

七月大歌舞伎・昼の部@新橋演舞場

 一昨日の21日は、新橋演舞場で月1回の歌舞伎観劇。
 茹(う)だるような酷暑の中を日比谷線・東銀座駅から劇場まで歩くのは思いのほか辛く、いつもは5分で歩ける距離に2倍の10分を要したが、ぐったり歩き疲れた身体も劇が始まる頃にはどうにか回復して、無事に観劇を行うことができた。
 4時間半にわたる芝居が終わって、ふだんなら幕が閉まりきってから徐(おもむろ)に席を立つが、そんなことをしていると通路が混雑して、劇場を出るまでに5分もかかってしまう。
 この日は、津田沼での17時からの講義に間に合うように一刻も早く劇場を出る必要があったので、予定の15時36分頃に終演の幕が閉まり始めるや、歌舞伎チャンネル用に収録中のビデオカメラに撮られないように腰をかがめながら、最前列の席から通路沿いに小走りに退場して、劇場正面に停車中のタクシーに乗り込んだ。
 タクシーが錦糸町に16時に着けば、津田沼は快速電車で20分ほどだから余裕で間に合うが、去年の台風の時に総武線が不通になって、錦糸町の隣の新小岩から快速で15分で行けるはずの津田沼まで、バスと京成線を乗り継いで4時間を要したことがトラウマになっているので、決して安心はできない。
 こんなとき、今では故人となられた数学の根岸先生が、かつて昼休みにお茶の水から池袋へ向かう送迎の車の中で、高速道路の渋滞にも少しも慌てることなく、「どちらにしても、私が着かない限り授業は始まらないわけですから」と言っておられたのを懐かしく思い出すが、その伝でいけば「道場主が着かない限り道場は始まらないわけだから、たとえ17時に間に合わなくても遅刻したことにはならない」と開き直ることができないこともない。
 そういうあらぬことを考えているうちにタクシーは4時を1〜2分回る頃に錦糸町に着いたが、15分ほど待たなくてはならない快速電車は諦めて、津田沼まで30分かかる各駅停車に乗って無事16時40分頃に校舎に到着した。
 
七月大歌舞伎・昼の部(11時〜15時36分)@新橋演舞場

(1)池田大伍作 池田弥三郎演出
  名月八幡祭(めいげつはちまんまつり)
   縮屋 新助:坂東三津五郎  芸者 美代吉:中村福助  
   藤岡慶十郎:中村歌六  船頭 三次:中村歌昇
   魚惣:市川段四郎
 
 福助の、いつもとは違う低音の声がなかなか粋だった。

(2)六歌仙容彩 文屋
   文屋康秀:中村富十郎

 冨十郎翁は、小さな身体の割に顔が大きくて、3〜4頭身にしか見えないのが可愛いが、80歳を過ぎても舞台を務める元気にはぜひ肖(あやか)りたい。

(3)祇園祭礼信仰記 金閣寺
   此下東吉 実は 真柴筑前守久吉:中村吉右衛門
   松本大膳:市川團十郎  将監息女 雪姫:中村福助

 2年半前の正月に、浅草公会堂で、中村勘太郎、中村獅童、中村七之助などによるものを一度観たはずだというのに、芝居の筋をほとんど覚えておらず、今回観るのがまるで初めてのようだったが、桜の木に縛りつけられた雪姫が、舞い散る桜の花びらを足でかき集めてつま先で描いた白鼠が縄を食い千切る場面になってやっと思い出した。
   

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Posted by eg_daw_jaw at 06:54Comments(3) エッセー・雑文など(私生活編) 

July 22, 2010

He is older than I am.≠I am not older than he is.

 He is older than I am. 「彼は私より年上である」は、He と I を入れ換えれば I am not as old as he is. 「私は彼ほどの年齢ではない」であって、I am not older than he is. 「私は(彼と同い年ではあっても)年上ということはない」ではない。

 同様にして、Time is more precious than anything else. 「時間はほかの何よりも貴重である」は、Nothing から始めれば Nothing is as precious as time. 「時間ほど貴重なものはない」であって Nothing is more precious than time. 「(時間と同じくらいに貴重なものはあるとしても)時間より貴重なものはない」ではない。
 それにもかかわらず、多くの人は「時間ほど貴重なものはない」という意味で Nothing is more precious than time. と言うが、それは「100未満(x<100)」のつもりで「100以下(x≦100)」と言う人が少なくないのと同じ現象であるように思われる。

 ところが、Even if you are ill, don't take more medicine than is necessary. 「たとえ病気でも、必要量を超える薬は飲むな」に関しては、don't take more medicine than is necessary. を don't take as much medicine as is necessary. 「薬は必要量ほどは飲むな」(その場合は薬の量が足りないので効き目が怪しくなる)と区別して使う。 やればできるではないか。

(特訓・英文法道場・第11講のオマケ話)


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Posted by eg_daw_jaw at 06:20Comments(0) 講習会・英文法道場