February 28, 2013

Wの凋落

 我が受験時代に、合格難易度で上智青山学習院と同列だったと記憶するが、その後は早慶と肩を並べて「早慶上智」と言われるまでになった。
 また、「早慶」と一括(ひとくく)りにされる早稲田慶応は、学部にもよるが、色々な面で概ね「」が上とかつては見られていたが、いつの間にか逆転が起こり、その証拠に、今や早慶の両方に合格した受験生は、大半が「」を選ぶという。
 早稲田慶応に後(おく)れを取るようになったのは、何年か前、後に中退することになる女優の広末涼子をおかしな形で入学させたのがいけなかったのか、はたまた、医学部のある慶応に対して医学部のない早稲田は分が悪いのか。しかし、それは冗談の域を出ない。
 一昨日と昨日の2日にわたって日刊ゲンダイに掲載された「早稲田の凋落が止まらない」にも、一流企業への就職者数、新司法試験の合格者数などを挙げて、「」が「」の後塵を拝するようになった経緯や理由についてあれこれと衝撃的なことが書かれていたが、それについて紹介することは控える。

 個人的には早慶のどちらかに肩入れする気はなく、またそうする義理もないが、天邪鬼(あまのじゃく)の気質ゆえ、判官贔屓(ほうがんびいき)で「早稲田負けるな」とつい応援したくはなる。
 二大航空会社の日航(JAL)と全日空(ANA)では、かつては日航が優位だったものの、いつの間にか逆転しただけでなく、負けた日航はあの体(てい)たらく。少なくとも早稲田日航のようにならないようにと願いたい。

 今日の午後から3月7日午前までは不在のため、コメントは受けても掲載ができないので悪しからず。


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Posted by eg_daw_jaw at 08:24 エッセー・雑文など(予備校編) 

February 27, 2013

グローバルスタンダードという幻想

 昨日に続いて、「言葉を育てる」(米原万里 対談集)の「言葉の戦争と平和 vs.糸井重里」から、「グローバルスタンダードはない」。

米原:ただ、圧倒的多数の人々は、英語が世界語だっていっても、英語をみんな完璧にはできないんですよ。・・・
・・・
米原:英語だと「何となくわかるもの」に過ぎない。しっかりわかろうと思ったら、(インターネットを)母語で見ようとするから、みんながそれぞれの国の言葉で見るでしょう。英語ばかりになるというのは、一つの「幻想」だと思うんですよ。通訳するときにでも、英語でだれかが講演をするっていうと、みんな見栄があるから「はい」と言います。学者なんて英語ができて当然という世界だから。でも、わかってるふりをしてうなずいたり、笑うとき、ちょっとおくれて笑ったりしている。いったい内容わかってるかってあとで確かめてみると、全然わかってないんです。だから、英語は世界語だっていうのは本当にウソですね。それは観光英語とか、簡単な日常生活に必要な英語はみんな出てくるかもしれないけれども、きちんと大切なことを伝える時に伝わっているかというと、伝わっていないですよ。
・・・
米原:だから、ちゃんと私たちみたいにプロの通訳を雇って、それぞれ自分の完璧にできる言葉で表現したほうがいいですよ。
・・・
米原:私、英語でしゃべっていると、本当に私が言いたいことを言ってるつもりだけども、「これってちゃんとその表現になっているのか」という最終的な自信が、ないんですよ。相手にきちんと届いているかどうかもね。
・・・
米原:・・・英語は世界じゅうの人が知っているけれども、それはホテルに泊まるときのちょっとした言葉とか、そのぐらいができるんであって、ちゃんとコミュニケーションはできてないですよね。

 以上のことを読むと、社内公用語英語にしている会社でも、会議で重要な件になると、「ここから先は重要な話ですから、(英語ではなく)日本語で行きます」と断って、英語をやめて日本語で話し始めるという、滑稽極まる話を思い出す。

 以上の話には関係ないが、友人の「親分」に薦められて読んだ、新潮45・3月号の特集:プロの消えた国・「技術と責任を失った教師たち森口朗)が面白かった。


コメント> 2013年02月27日 20:47:27 ビーソウ

 エレベータ内では、シーンとしているそうです(笑)。


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Posted by eg_daw_jaw at 08:20 エッセー・雑文など(私生活編) 

February 26, 2013

言葉があらゆる学問の基礎体力

 今日は「言葉を育てる」(米原万里 対談集)の「言葉の戦争と平和 vs.糸井重里」から。

米原:私が通った学校はだいたい50カ国ぐらいの子どもたちが学んでいました。ロシア人が半分、ロシア語をできる人が半分で、あと半分はまったくできない子ばっかりだったんですけど、私も含め、半年後には全員が、できるようになっちゃうんですよ。それは外国語の才能とは、関係ないんです。
・・・
米原:ええ、だいたい、3年までは国語と数学しかない。毎日国語の時間がたくさんあって、国語でぜんぶ教えちゃうのね。理科も社会も歴史も地理も、ぜんぶ国語で。
・・・
米原:・・・ロシアは、とにかく「言葉があらゆる学問の基礎体力だ」という考え方なのね。だから、これを徹底的にやるんです。国語といっても文法と文学に分けて文法はむしろ本当は母国語なのに徹底的に外国語として突き放して勉強していましたね
・・・
米原:・・・日本人が外国語を勉強する時に苦労するのは、結局、私たちは日本語の、自分の国の言葉の文法を、ちゃんとやってないからなんですよ。
・・・
米原:つまり、客観的に一つの体系を、自分の国の言葉を持ってないんです。だから、もう一つの体系をやるときにゼロからやらなくちゃいけないんですね。でも、一つの体系をきちんと把握していれば、次の体系を身につけるのは、はるかに楽になるはずなんです。だから、母国語でそれをやる方がいいんです。母国語をきちんとやった方がいいんです。・・・ただ、おもしろいことに、ロシア語と親戚関係にあるスラブ語の、例えばチェコ語とかポーランド語、そういう国から来た子は、大体2、3カ月でロシア語ができるようになります。近いから。スラブ語ではなくても、同じインド=ヨーロッパ語族、フランスとかドイツから来た子は4、5カ月かかる。で日本なんて遠いじゃないですか。言葉としての親戚関係は全然ない言葉ですね。アラブとか、モンゴルとか、朝鮮とか、そういうところから来た子はやっぱり6カ月くらいかかる。時間がかかる。
・・・
米原:・・・ただ、身につけたロシア語を見ると、言語的に離れた国のほうが、完璧に身につけるの。
・・・
米原:・・・ところが、とても近い言葉を母国語にして、実際にロシアで生活してゆくような子、この子たちは永遠に自分の国のなまりを引きずったまま、ロシア語を、しゃべるんですよ。その後もそのままロシアに留学して、大学へ行って出て、大人になってロシア語で生活してるのに、自国語なまりそのまま丸出し。何年やっても。
・・・
米原:・・・脳には省エネ装置がついてるの、サボリ装置が。だから、自分が持っている言葉のパターンがあって、それが似ているロシア語があったとすると新しいものを身につけないでも、もう既に持っているもので間にあわせようとします。
・・・
米原:だから、近隣国の子は、覚えが早いんです。ところが、日本語みたいに離れていると、使える引きだしがないんですよ。だから、最初のまっさらから身につけなくてはいけないから、そうすると完璧に身につくんですよ。
・・・
米原:だから、何かに関して、すごく習熟が遅い子とかいるじゃないですか。
それは別に言葉に限らず、そういう子って、逆に完璧に身につく可能性があるんですよ。
・・・
米原:・・・だから、すごく器用で、すごく早く身につける子というのは、優秀ではあるんだけれども、表面的だったりするんですよ。身につき方がね。言葉については本当に私自身の体験で、これは確信を持っていえますね。

 「言葉があらゆる学問の基礎体力だ」というのはまったくそのとおりで、受験生の場合、母語である日本語を扱う学科である「現代文」の得手・不得手が他の学科の得意・不得意を左右するのではないかと思うことがある。
 例えば、「数学」ができない原因の一つが日本語読解力不足だったりする。また、「現代文」が大の苦手でありながら、「英語」がものすごく得意ということは考えにくい。「理科」や「社会科」についても同様で、すべては日本語力が土台になるということは否めないように思う。

 チェコのロシア語学校では「国語といっても文法と文学に分けて文法はむしろ本当は母国語なのに徹底的に外国語として突き放して勉強していた」というのも興味深い。また、「日本人が外国語を勉強する時に苦労するのは結局私たちは日本語の自分の国の言葉の文法をちゃんとやってないから」というのも一理あるように思う。


コメント> 2013年02月26日 14:07:54 ひきひでのりだー

 これを読んだ時、思わず膝を叩きました。TOEICやTOEFLだの言われてますが、まずは国語力を身につける必要があると思います。
 エスパーじゃない限り言葉や文章にしないと人の考えは解りませんから(笑)。

コメント> 2013年02月26日 18:40:04 たいせい

 同じようなことを考えることが時々あります。
 解釈と文法と文学(知識中心)とに分けて、芸術科目として詩を愉しんだり俳句を読んだりするのを書道と合併してもいいのでは、と思ってます。

コメント> 2013年02月27日 05:22:43 M

 米原さんの言うことはよく分かるのですが、「日本なんて遠いじゃないですか。言葉としての親戚関係は全然ない言葉ですね。アラブとか、モンゴルとか、朝鮮とか、そういうところから来た子はやっぱり6カ月くらいかかる。時間がかかる」という部分と、「文法はむしろ、本当は母国語なのに、徹底的に外国語として突き放して勉強していた」という部分の整合性を知りたいですね。客観的な体系として文法学習をしながら、たった6ヶ月でどうして「できる」ようになるのか…

コメント> 2013年02月27日 20:45:16 ディーソウ

 徹底的に国文法をやらないから、日本語には非論理的なところがあるなんて、言う人が出てくるのですね。日本語は“察し”の言語で、相手が分っていることは、省略したり、繰り返しを避けたりします。コンテクスト依存度が高いのですよね。ん〜、確かにもっと国文法をやった方が良さそうです。


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Posted by eg_daw_jaw at 07:18 エッセー・雑文など(私生活編) 

February 25, 2013

強運を信じて

pad

 いよいよ多くの国公立大は今朝、二次試験の日を迎えることになったが、苟(いやしく)も当ブログ読者を続けてきたほどの受験生なら、よもや抜かりはあるまい。合格点計算が立ってさえいれば、倍率など気にするには及ばない。自らの強運を信じて突き進むべし。
 あとは「ケアレスミスも実力のうち」と受けとめて、決して気を抜かないことが肝要。
 冬眠・休業中受験屋として、ブログ読者である受験生諸君の健闘を祈る!


拍手コメント> 2013.02.26 20:22 ファン

 うんうん


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February 24, 2013

輪島塗体験

 朝市の通り沿いにある、ご当地出身の漫画家・永井豪の記念館まで行ったが、500円の入館料を払う気がしなかったので見送って、その先の路地裏にある輪島塗の体験工房・「塗太郎(ぬりたろう)」へ。
 輪島塗の体験とはいっても、下絵のついた出来合いの漆器に筆で漆(うるし)を接着剤として塗ってから何色かの粉末を振りかけて色をつけるだけのこととだから、何とかなるだろうと高(たか)を括(くく)って、「紅葉」の下絵のついた小鉢の漆器を選んで、教えられた手順でやってみたところ、作業はあっという間に終わってしまった。
 隣を見ると、下絵に「紅葉」ではなく「」を選んだO君が悪戦苦闘していてなかなか終わりそうにないので、待ちがてらポケットから読みかけの文庫本を取り出して読書を始めると、入ってきた工房主から「ずいぶん早いなと思ったら案の定遣っ付け仕事になってますね」とお叱りを受ける始末。そこで、改めて、追加の色付けをいろいろと施してお茶を濁すほかはなかった。
 出来上がった作品は、手間をかけて箱に梱包され、「帰る途中で包装を解(ほど)いて見るなどということは絶対にしないように5日間はそのままにして決して箱から出さないように」と注意をされたが、「見るな」と言われたために見たくなってついに見てしまった「鶴の恩返し」のようにならなければいいが。
 ところで、と言えば、小学生の頃、漆の木をナイフで切って遊んで、その汁がついた手で小用をしたために、大事なものがかぶれて往生したことがあるが、昨日は漆を直接触ったわけではないので、大丈夫だろう。
  

拍手コメント> 2013.02.26 20:21 ファン

 (笑)


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February 23, 2013

輪島観光

 輪島のホテルで目を覚ましてカーテンを開けると、外はかなりの雪だったが、朝食後しばらくすると雪がほぼ止んだかに見えたので、同行のO君とともに近隣の朝市を見物するも再び雪が激しく降り始めたので、早々に退散して宿に引き返す。
 その後、改めて町に出ようとホテルで呼んでもらったタクシーを観光用の3時間貸切に切り替えて、(数年前に訪れた青森の「ねぶた館?」にあった様々な「ねぶた」が思い出される、数多くの「切子(きりこ)」が展示されている)「能登・輪島お祭り館:キリコ会館」→(海に面した棚田(たなだ)が雪をかぶって並ぶ)「千枚田(せんまいだ)」→(「波の華」が見られる)「曽々木海岸」→(珠洲(すず)の)「塩田(えんでん)」と回り、最後は輪島一と言われる「伸福(しんぷく)」という鮨屋で運転手さんを招いて昼食。「地物(ぢもの)にぎり」のネタは、寒ブリのどぐろ生鯖くえばい貝かき貝(=牡蠣)、甘えびの11品で、中でも初めて食べる「のどぐろ」が格別。

 「キリコ(=切子燈籠)」は、もともとは「笹キリコ」といって、御神灯をつけて持ち歩く小さなものだったが、その後は漆塗り金箔を施した木製となって大型化し、江戸時代中期以降は高さ10メートルを超えるものが現れるようになったという。しかし、時代が下って町に電線が張られるようになってからは小型化したとのこと。

 観光タクシーで能登の北海岸沿いに輪島から珠洲(すず)までを往復する間、晴れたかと思うと雪になり、雪が降り始めたかと思うと今度は晴れるという、繰り返し繰り返し天気が一変するのを経験した。冬場の能登では「弁当は忘れても傘を忘れるな」と地元では言うのだというが、なるほど無理もない。

 能登(ホテル ルートイン輪島)に2泊後の朝


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February 22, 2013

わざわざ寒い能登へ

 同業者で化学講師のO君から「2泊2食付き飛行機往復で総額2万円の能登旅行があるんですけど、行きませんか」と誘われて、「行く行く!」と即答して、昨日の午後に羽田を飛び立った。
 寒い季節にさらに寒い土地へ行くのは如何なものかとは思ったが、自宅から近隣への移動と飲食だけでも2〜3日で2万円くらいは使いそうであることを考えれば、同程度の出費で飛行機を使う遠距離の旅ができるのだから、寒さには目をつぶってでも行かない手はない。
 一説によると、能登空港のような小さな空港は、利用客が少ないと、空港の存続がままならなくなるらしく、一定数の乗客を確保するために、破格の運賃で乗客を募るのではないかというが、真偽は確かめていないのでわからない。
 O君とは、これまでにイタリア南仏秋保(あきう)温泉京都と2人で旅行しているが、男だけ2人きりで同室に泊まる旅は、国内ならともかく、ヨーロッパでは「特別な仲」であると思われているのは間違いないらしく、現にローマでパンテオン近くの五つ星ホテルに泊まった時に、ツインルームだというのに、2台のベッドがぴったりくっつけてあったのがその証かもしれない。
 尤(もっと)も、今回は安価な旅ゆえに、和式の旅館ではなく、ビジネスホテルのシングルルームに1人ずつ別々に泊まる形なので、幸いそうした気遣いはない。

 昨日の夕食の献立は、炙り鮭スライスホタルイカの刺身鯖の味噌煮冷奴ゲソのから揚げ自家製さつま揚げたくあん豆腐とわかめの味噌汁白飯と思いのほか豪華だった。これだけの料理を出しても、総額2万円のうちで旅行代理店の取り分を差っ引けば、航空会社 ANA との分け前は高が知れている。他人事(ひとごと)ながら、これで多少でも利益が出るのだろうかと心配になる、というより何だか申し訳ない

 能登(ホテル ルートイン輪島)に1泊後の朝


拍手コメント> 2013.02.22 11:46 ディーソウ

 羨ましい〜!


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February 21, 2013

二月大歌舞伎@日生劇場 (2013・2・20)

 昨日は、舞台の奈落(ならく)への転落による大怪我の加療のために休養していた市川染五郎の復帰公演を観るために、日生劇場(Nissei Theater ならぬ、なぜか Nissay Theatre)・昼の部へ。
 
 「口上」:松本幸四郎(高麗屋)

(1) 義経千本桜: 「吉野山
    佐藤忠信 実は 源九郎狐:市川染五郎(高麗屋)
    静御前:中村福助(成駒屋)  逸見藤太:中村亀鶴(八幡屋)

(2) 河竹黙阿弥没後百二十年 河竹黙阿弥
  通し狂言新皿屋鋪月雨暈(しんさらやしきつきのあまがさ)」
           4幕6場 弁天堂→お蔦部屋→お蔦殺し→魚屋宗五郎
    魚屋宗五郎:松本幸四郎(高麗屋)
    愛妾お蔦:中村福助(成駒屋)  宗五郎女房おはま:中村福助(成駒屋)
    磯部主計之介(かずえのすけ):市川染五郎(高麗屋)
    召使いおなぎ:市川高麗蔵(高麗屋)
    小奴三吉:中村鶴亀(八幡屋)  父 太兵衛:松本錦吾(高麗屋)
    岩上典蔵:大谷桂三(十字屋)  浦戸紋三郎:大谷友右衛門(明石屋)
    家老 浦戸十左衛門:市川左團次(高島屋)

 この作品を「通し」で観るのは今回が初めてだったが、お蔦が手打ちにされた後の話にあたる「魚屋宗五郎」だけなら以前に観た覚えがあった。
 過去に観たのは一度だけかと思っていたら、調べてみると実際は、平成19年4月@歌舞伎座での宗五郎:勘三郎に始まって、平成20年1月@歌舞伎座(幸四郎)、平成20年10月@歌舞伎座(菊五郎)、平成22年5月@新橋演舞場(松緑)とすでに4回も観ていることがわかった。

 以上、個人の観劇の記録なので、無関係な読者には悪しからず。


拍手コメント> 2013.02.22 12:01 ファン

 文化の香り…


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February 20, 2013

道徳は求められなくても

 「言葉を育てる」(米原万里 対談集)の中の「在プラハ・ソビエト学校が私の原点です(vs.神津十月)」から。

米原:・・・日本の学校では、正解がひとつだけ決まっていて、それに合せて評価するだけですから、先生に裁量がなくてもいいわけです。・・・
 それから、プラハの学校では先生の話も抜群に面白かった。先生に対する評価の基準は、人格者であるかどうかではないのです。たとえ先生が不倫をしていても構いません。普段の素行は個人の問題だからどうでもよいのです。とにかく、生徒も親もいかに面白く教えてくれるか、という一点のみで先生を評価するのです。先生はひとつのステージをつくるように、一生忘れられないような授業を毎回つくってくれるのです。・・・
 
 同じような話は、「歴史のなかで言葉を育てる」(vs.小森陽一)という章にもあった。

米原:そういえば、プラハの学校では、先生は授業を面白くやれば、人格的にどんなだめな奴でもいい、先生に道徳は求めないという雰囲気があった。
小森:あった、あった。体育のセクハラ先生とかさ(笑)。
米原:授業を休講にして、図画の先生と不倫していた歴史教師とか。でも授業さえ充実してれば、人生のお手本である必要はないってのがすごくよかった。
小森:・・・日本では「教師=聖職者」というのがいまだに根強いから、逆に学校のなかで、教師の人権が踏みにじられていさえする。
米原:なんか不祥事が起こると、とにかく隠そうとするから。別に社会のお手本でなくてもいいって。非常に面白く自分の専門の教科を教えてくれさえすれば、子どもを愛していなくてもいい(笑)。子どもを愛してくれる人は他にいろんなところにいていいわけだから。

 日本でも、堅気の学校の先生と違って、ヤクザ予備校講師には高度な「道徳」は求められていない(と思われる)ので、それだけはありがたいが、その代わりに「人気」が求められる。
 実際、予備校講師は「実力より人気」、いや「人気がすべて」ということでは、どちらかというと、プロスポーツ選手よりも芸能人に似ている。
 予備校講師は受講生に嫌われたら一巻の終わり。だからといって、嫌われないようにと下手に気を使えば使ったで、足元を見られていっそう嫌われかねない。むしろ余計な気など使わないでマイペースに徹するにかぎるが、これができそうでなかなかできないから辛い。


拍手コメント> 2013.02.20 20:36 昼行灯教員

 高校教員だと、単位を落とす生徒がいると「教え方が悪い」と責められます。ほとんどの生徒が単位取得をしている状態であってもです。
 教科書・問題集の例題や基本レベルが中心の学校のテストでさえ点が取れない生徒でも、ちゃんと宿題を出したとか、出題問題をしぼった小テストで点数の底上げをしたりとか、授業中は集中していたとか、「ヤクザまがい」のあの手この手で単位を取得してもらおうと、「堅気」の教員は努力します。
 しかし、その努力をかいくぐる生徒のおかげで、教員は無能と責められます。  
 「学習は生徒自身がするもの」より「生徒に学習させるのが教員」が重要とされる世界では、いつまで教員は堅気でいられるのでしょうか・・・

拍手コメント> 2013.02.22 11:50 ファン

 予備校の先生と違って、学校の教員は“体調不良”で休めるだけマシですが。


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February 19, 2013

困ったことに・・・

The trouble is that I can't remember where I put the key.
「困ったことに、鍵をどこに置いたか思い出せない」

受講生:どうして「困ったことに・・・」って訳になるんですか。
道場主:要するに、The trouble が「<さしあたっての>困ったこと」なんだ。
受講生:はい。
道場主The trouble is that SV … は、「困ったことは、S が V …することである」ってことだから、それを崩(くず)して「困ったことに、S が V … する」って訳してるだけだよ。
受講生:なるほど、そういうことだったんですか。
道場主:意味の中心は従属節である that節の中の I can't remember where I put the key. だから、それが主役として前面に出れば、主節The trouble is は挿入的なものとして脇役に回るんだ。
受講生:はい。
道場主:現に、The trouble is, I can't remember where I put the key. なんて言い方もするからな。
受講生:そうですね。


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