October 31, 2014

昨日の午後・今日の午後・明日の午後

 本の原稿のゲラを校正していて、ふと気づいたことをもとにクイズを作って架空の対話にしてみた。

その1

A:「昨日の午後」はyesterday afternoonで、「明日の午後」はtomorrow afternoonだけど、じゃあ「今日の午後」は?
B:today afternoonじゃないの?
A:ブーッ
B:エッ、違うの?
A:「今日の午後」はthis afternoonだよ。
B:アッ、そうか。

その2

A:「過去のある日」はone dayだけど、「過去のある日の午後」は?
B:one day afternoonかな。
A:違う。
B:じゃあone day’s afternoonなの?
A:それも違う。
B:じゃあ何なの?
A:one afternoonだよ。
B:そうなんだ。知らなかった。

その3

A:「来週」はnext week、「来月」はnext month、「来年」はnext yearだけど、じゃあ「明日」は?
B:そんなのに引っかからないよ。tomorrowに決まってるもの。
A:next dayって答えるかと思ったのに残念!
B:オレが騙されると思ったのか。
A:まあね。

 こうして誘導して間違わせるパターンなら、次のが有名。

A:「キツネ」はfoxで、「6」はsixだけど、じゃあ「あれ」は?
B:わかるけど言わない。
A:お前、何か勘違いしてないか。「あれ」はthatだよ。
B:・・・


<コメント> 2014年10月31日 23:51:44 みちつてと

 以前模試の和文英訳で「先日」という日本語に対してlast dayという答案が続出しました。採点していて「なぜそういう答が?」と考えてやっと謎が解けました!たぶん学生の思考回路は,「先月」last month,「先週」last week ..だから「先日」はlast day、しかしもっとショックだったのは,このlast dayという答案がゾロゾロ出て来たのが,高卒校内生のスーパークラスからという事実...。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:18 エッセー・雑文など(予備校編) 

October 30, 2014

percentの正体

受講生:質問なんですけど、「15分」はfifteen [minutes]という複数形になるのに、「15パーセント」だとfifteen [percents]ではなくfifteen [percent]という単数形になるのはどうしてなのか教えてください。
道場主:授業で説明したけど、わからなかったか。
受講生:わかったつもりだったんですけど、復習するときに「何でだったかな」って思い出せなくなってました。
道場主:それならしょうがないな。
受講生:すみません。お願いします。
道場主percentというのはpercentからできてるのはわかるよね。
受講生:はい、わかります。
道場主perは50 miles per hour「時速50マイル」(時間あたり50マイル<の割合>)でわかるように「…あたり」という意味の前置詞なんだけど、centは「<単位としての>100」という意味だから、15 percentは「100あたり15<の割合>(の)」ということであって、「percent15個ある」ということではないから複数形になるわけがないんだ。
受講生:そうですよね。
道場主:わかったみたいだな。
受講生:はい、授業の説明を思い出しました。もう大丈夫です。ありがとうございました。

いじわる4択>(テキストの問題をもとに改作)

If you buy this, I will give you a fifteen (   ) discount.
 A. percent  B. percent’s  C. percents  D. percents’

正解) A
完成文If you buy this, I will give you a fifteen [percent] discount.
     「これをお買いいただければ、15パーセントの値引きを致します」


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Posted by eg_daw_jaw at 20:12 通常授業 

October 29, 2014

不可算名詞の使い方(復習をかねて)

いじわる4択>(テキストの問題をもとに改作)

(1) I’ve done (   ), and I’d like to take a break.
  A. all my homeworks  B. all of my homework
  C. every homework of mine  D. every one of my homeworks

 homework不可算名詞(数えられない名詞)なので[homeworks]という複数形はなく、したがって、それを含むAとDが脱落。
 また、単数形も、every dayのように可算名詞(数えられる名詞)の単数形とともに用いるeveryとは相容れないので、不可算名詞であるhomeworkの前に[every] がつく形を含むCは失格。
 残るBのall of my homeworkが、「my homeworkという特定単数のうちの全体」を表すものとして正しい。

正解) B
完成文)I’ve done all of my homework, and I’d like to take a break.
     「宿題を全部やってしまったので、休憩したい」

(2) I have (   ) for you.
  A. an interesting information   B. an interesting piece of information
  C. some interesting informations  D. some interesting pieces of informations

 information不可算名詞なのでAのように[an]を冠詞として伴うことはできず、またCやDのように[informations]という複数形にはならない。
 しかし、Bのan interesting piece of informationのように、pieceという可算名詞不定冠詞をつけるのは支障がない。

正解) B
完成文)I have an interesting piece of information for you
     「あなたにとって面白い情報が私にはあります」

(3) The coach gave him (   ).
  A. a good advice  B. a lot of good advices  C. several good advices
  D. some good advice

 advice不可算名詞なので、Aのように[a]を冠詞として伴うことはできず、また、BやCのように[advices]という複数形にもならない。

正解) D
完成文The coach gave him some good advice.
      「コーチは彼に有益な忠告を与えた」


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Posted by eg_daw_jaw at 08:36 通常授業 

October 28, 2014

so/suchとa/an(復習をかねて)

いじわる4択>(テキストの問題をもとに改作)

His report was written in(   ) that I refused to read it.
 A. a so careless manner  B. a such careless manner
 C. so careless a manner  D. such careless a manner

 「as / so / too / how形容詞a/an可算名詞の単数形」という語順のルールに従えば、ここはso careless a mannerでないといけない。
 ちなみに、suchを用いるのであれば、such a careless mannerが正しい形。

 cf. His report was written in such a careless manner that I refused to read it.

 もとの問題では、空所の直前にinがなくて、His report was written (   ) that I refused to read it.となっていて、ダミーの選択肢としてsuch carelesslyが含まれていたが、carelesslyという副詞を修飾する語として、形容詞such副詞soに訂正する必要がある。

 cf. His report was written so carelessly that I refused to read it.

正解) C
完成文His report was written in so careless a manner that I refused to read it.
      「彼の報告書は非常にぞんざいに書かれていたので、私は読むのを拒否した」


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Posted by eg_daw_jaw at 09:30 通常授業 

October 27, 2014

whichever(複合関係形容詞)とwhich(疑問形容詞)

受講生:この問題について質問があります。

Any of these books will help you find the information you need. You are welcome to take (   ) book seems most interesting to you.
 A. what  B. which  C. whichever  D. whose

道場主:それで?
受講生:正解はCなんですけど、僕はBを選びました。
道場主:選ぶのは勝手だけど、間違ってるものを選んじゃダメだな。
受講生:それはそうなんですけど、どうしてwhichではいけないのか教えてください。
道場主whicheverはbookを修飾する「複合関係形容詞」として他動詞take目的語となる名詞節を導いて、文全体では「『どの』本でもあなたにとって最も面白そうなのをご自由にお持ちください」となるからいいけど、whichだと名詞節を導く場合は「関係形容詞」ではなくて「疑問形容詞」だから、「『どの』本があなたにとって最も面白そうであるか」となって、「ご自由にお持ちください」には意味からしてつながらないんだ。
受講生:「『どの』本があなたにとって最もおもしろそうであるかを、ご自由にお持ちください」では、変ですもんね。僕は何でそこを考えなかったんですかね。
道場主:そんなこと訊かれても、君の頭の中が僕にわかるわけないだろ。
受講生:はい。つまんないこと訊きました。すみません。
道場主:もう一つ、こんな例はどうだ。同じwhicheverでも、選択肢が2つだと「どの」じゃなくて「どちらの」ってなるけど。

 I’ll give you whichever ticket you prefer.
 「どちらのチケットでもあなたがお好きなほうを差し上げます」

受講生:授業でほぼ同じのをやりましたね。
道場主:これがwhicheverじゃなくてwhichだったら、「どちらのチケットのほうがあなたは好きか」ということになるから、I’d like to know「私は知りたい」やTell me「私に教えてほしい」にはつながるけど、I’ll give you「あなたに差し上げます」にはつながらないだろ。
受講生:そうですね。さっきのと理屈は同じですね。もう大丈夫です。ありがとうございました。

正解) C
完成文Any of these books will help you find the information you need. You are welcome to take whichever book seems most interesting to you.「これらの本のどれでも、あなたがご自分の必要とする情報を見つける助けになるでしょう。どの本でもご自分にとって最も面白そうなのをご自由にお持ちください」


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Posted by eg_daw_jaw at 11:30 質問応答 

October 26, 2014

楽しみな・週末の授業

 先週の土曜日に「先生の授業は1コマ3コマ分以上の価値があります」と言ってヨイショしてくれた例の受講生が、1週間後の昨日は授業開始の5分前になっても登校していなかったので、心配になって教務係の女性に訊いた。

道場主:例のあの子はまだ来てないみたいだけど、今日は休みなのかね。
教務係:いいえ、「第3限だけ行きます」って電話がありましたからもうすぐ来るはずです。
道場主:だけど、1、2限には来ないで、3限だけ来るなんてホントに変わった子だよ。まるで重役出勤みたいだな。(笑)
教務係:先生、それを言うなら「重役登校」でしょう。(笑)
道場主:そうだよね、重役登校
教務係:きっと授業が始まるギリギリになって来ると思います。
道場主:それにしても、僕の授業1コマで3コマ分以上の価値があるなんて言ってくれるのは嬉しいけど、こちらもそれに応えて1コマで3コマ分以上のものにしなくちゃいけないってプレッシャーがかかるからなあ。(笑)
教務係:あの子はそれだけ先生に期待してるんです。
道場主:でも、そういう受講生が一人でもいると、3コマ分以上のものにしてやろうとわざわざ意識しなくても、意気に燃えて自然とそうなっていくから大丈夫なんだけど。(笑)
教務係:それはほかの受講生にとってもありがたいことです。
道場主:この土曜日の最後の1コマがますます楽しくてたまらなくなってきたよ。
教務係:先生、その調子で今日もよろしくお願いします。
道場主:ああ、任せなさ〜い。(笑)

 始業のチャイムが鳴りだすや入室して教壇に立って「こんばんは」の挨拶をする直前に、例の受講生が着席するのが見えたので、安心して授業を開始することができた。


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Posted by eg_daw_jaw at 11:00 エッセー・雑文など(予備校編) 

October 25, 2014

another / the other / others / the others(復習をかねて)

いじわる4択>(テキストの問題をもとに改作)

I have four cards here. One is red and (   ) all green.
 A. another is  B. others are  C. the other is  D. the others are

 全体から一部を除いた残りの中の別の一つ(または一人)はanother残りの中の別の一部である数個(または数人)はothers、そして残り全体にあたる数個(または数人)ならthe othersで、もし残り全体一つ(または一人)だけであればthe otherとなる。

 cf. I have two cards here. One is red and the other is green.
   「ここにカードが2枚あります。1枚は赤でもう1枚は緑です」

 本問の場合は、4枚のカードから1枚を取った後に残る3枚のうちのallが示す全体だから、the othersにほかならない。
 ここはallを主語であるthe others同格として副詞的に用いることになるが、このall特定複数のうちの部分を表すものとして用いてall (of) the othersとすることもできる。

 cf. I have four cards here. One is red and all the others are green.

正解) D
完成文)I have four cards here. One is red and the others are all green.
      「ここにカードが4枚あります。1枚は赤で、ほかはみんな緑です」


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Posted by eg_daw_jaw at 10:00 通常授業 

October 24, 2014

what I thought … right(復習をかねて)

いじわる4択>(テキストの問題をもとに改作)

Many people criticized me, but I did what I thought (   ) right.
 A. it was  B. that it was  C. that was  D. was

 I thought [that] (something was right).「私は(あることが正しい)と思った」をもとにして、that節に含まれるSVCのSにあたるsomethingを「先行詞を含む関係代名詞」のwhatに置き換えて名詞節を作ると、(what) I thought [that] (was right)ではなく、thatは不要で、(what) I thought (was right)「私が(正しい)と思った(こと)」となる。

  I thought [that] (something was right). (I thought [that] (SVC))
→×(what) I thought [that] (was right)] ((S) I thought [that] (VC))
 〇(what) I thought (was right) ((S) I thought (VC))

 what(S) … was(V) right(C)で文の要素は揃っているので、もとよりitという語が入り込む余地はなく、4択といっても実質的にはitを含まないCとDだけの2択にすぎない。

正解) D
完成文Many people criticized me, but I did what I thought was right.
      「多くの人が私を批判したが、私は自分が正しいと思うことをしたのだ」


<コメント> 2014年10月24日 18:21:52 イシカワ

 内容と関係ない質問で申し訳ありません。
 英文法基本300選 138 選択肢asが否定できる理由を教えて頂けませんか?

<回答> 道場主

 微妙で説明困難と考えて、第2刷で選択肢をasに変更したので悪しからず。


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Posted by eg_daw_jaw at 12:00 通常授業 

October 23, 2014

関係詞thatを省いた形で(復習をかねて)

条件付き英作文>(テキストの問題をもとに改作)

 親に知られたくない秘密が誰にでもある。
→(We / secrets / don’t want).(順序通りに用いて11語で)

 「秘密が誰にでもある」はWe all have secrets「私たちはみんな秘密を持っている」、そして「親に知られたくない」は、secretsを先行詞とする関係詞節として(that) we don’t want our parents to know「私たちが親に知ってほしくない」とするが、それでは12語になるので1語減らす必要がある。
 幸い、関係詞thatの直後がSV(ここではwe don’t want)なら、そのthatを省いた形を用いることができるので、それを適用して11語にすればよい。

 We all have secrets. + (We don’t want our parents to know [them].) = We all have secrets ([that] we don’t want our parents to know).

 「知られたくない」という日本語の字面どおりに受動態を用いるのであれば、We don’t want [them] to be known by our parents.をもとに、理屈ではWe all have secrets ([that] we don’t want to be known by our parents).となるが、これでは14語にもなってしまう。

正解)We all have secrets we don't want our parents to know.


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Posted by eg_daw_jaw at 11:56 通常授業 

October 22, 2014

質問歓迎!

 「<受講生による>質問がない授業bestworst、そして質問が多い授業betterworse」という同業の大先輩による名言があるが、実に「言い得て妙」だと思う。
 授業がbestで完璧であれば質問など出るわけがないという理屈になるとしても、現実にそういう授業がそうそうあるものではないが、逆にworstで何の取得(とりえ)もない授業なら、そういう授業をする講師にはそれ以上何を訊いても始まらないので、誰も質問などしない。
 一方、完璧ではなくてもbetterな授業なら、もっと訊いて教わりたいと思って質問に訪れる受講生が多いが、逆に説明が不足していたり不正確であったりするworseな授業では、それを補ったり正したりするために質問する受講生が多くなるのは尤(もっと)もなことであると考えられる。
 予備校講師としては、worseではなくbetterな授業をして、捌(さば)ききれないほど多数では困るが、ある程度の数の受講生から質問を受けることによって、自分の「存在意義」を感じたい。

受講生:ずいぶん前の授業の分なんですけど、復習していてわからなかったところがあるので教えてください。
道場主:いいよ。どうぞ。
受講生:この問題です。

(   ) of his works came anywhere near completion.
  A. No  B. No one  C. None  D. Nothing

道場主:ああ、それか。
受講生:正解はCのNoneということなんですけど、ほかの選択肢がダメな理由を忘れてしまいました。
道場主ofの前にはhis worksという「特定複数」のうちの「部分」を表す「代名詞」がくるわけだよね。
受講生:はい。
道場主:たとえばAll of …なら「全部」、Almost all of …なら「ほとんど全部」、Most of …なら「大部分」、Many of …なら「多数」、Some of …なら「一部分」、Few of …なら「少数」、そしてNone of …なら「ゼロ」ということになるんだ。
受講生:はい、そこはわかってるんですけど、ほかの選択肢ではなぜいけないかというところをお願いします。
道場主:まず、Noは形容詞であって代名詞ではないから論外だけど、No oneは「『』が誰もいない」、NothingNothingという成り立ち方からわかるように「『』が何もない」という意味の代名詞だから、「彼の『作品』」のうちの部分を表すのにはふさわしくないわけだよ。
受講生:そうでしたね。授業で聴いたのを思い出しました。もう大丈夫です。ありがとうございました。

 この程度の他愛ない回答でも、それができるのは殊の外(ことのほか)嬉しいことなので、もっと多数の受講生に遠慮なく質問にきてほしいと思う。


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Posted by eg_daw_jaw at 12:13 エッセー・雑文など(予備校編)