March 31, 2015

わざわざハンデを背負うことはない!

 昨年度のS台柏校への月曜日の出講は、午前の授業が終わってすぐに他校舎への移動があるために受講生の質問に応じる時間が取れなかったので、代わりに土曜日に校舎に出向いて原稿を書きがてら質問を受けるべく待機するのを習慣にしていたが、秋のある日「この校舎の在籍ではないんですけど質問してもいいでしょうか」と言って講師室を訪れる受講生がいた。
 質問に応じたついでに「どの校舎の在籍であるか」を訊いてみると、授業がない土曜日は、茨城県の自宅から1時間以内で来られる柏校の自習室で勉強しているが、月曜日から金曜日までは2時間以上かけて市ヶ谷校まで通っているという。
 往復で4時間を超える時間を費やして市ヶ谷まで通うのは決して楽なことではなく、柏校に通えば往復2時間足らずで済むことを考えれば、1週間あたり差し引き10時間を大きく上回るハンデを背負っている計算になる。
 確かに市ヶ谷校に通う受講生の国公立大医学部への合格者数はS台の中で圧倒的に多いが、それは在籍人数が多い上に大半が国公立大医学部の志望者であることからすれば必然のことで、この校舎に限って国公立大医学部に合格させるための特別な魔法を使っているわけではない。
 国公立大医学部への志望者が、そういう大学への合格者数が断然多い校舎に通いたがるのはちょうど、ある宝くじ売り場が売り上げ枚数が多いのに比例して出る当たりくじの枚数が多いだけであるのに、そこが特に当たりくじが出る確率が高いと多数の人が錯覚して長蛇の列を作って並ぶの同じ心理によるものであることは否めない。
 もちろん、その校舎が自宅から近いのであれば問題はないが、通学に要する時間が2時間超となると、混雑した電車で通うことによる疲労と時間のロスは決して無視することができない。
 ほぼすべて同じ教材を使って同じ有能な講師が出講して教えている柏校であるのに、そこを素通りして、わざわざ遠方の校舎まで通うはまったくないどころか、逆に不利が甚だしく大きいと言わざるを得ない。
 去年の秋に柏校の講師室に質問に来た件(くだん)の受講生が、そうした不利を克服して第一志望の国公立大医学部に合格してくれていればよいが。

 昨日この話をある教務職員にしたところ、その人がかつて柏校に務めていた時に担任していたクラスのある受講生が「夏期講習だけは!」と勇んでお茶の水まで授業を聴きに行ったが、終わって帰ってきて「ふだん柏校で受けている授業がいかに信頼に足るありがたいものであるかがよくわかりました」と言って、その後は「浮気心」を起こすことなく、冬期講習も含めて柏校に留まって勉強を続けた結果、第一志望の東大にめでたく合格したとのことだった。


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Posted by eg_daw_jaw at 17:29 勉強法・合格作戦など 

March 30, 2015

予備校は「依存」するものではなく「利用」するもの!

 「入試の結果」がすべて出た頃に、「受からなかったじゃないかどうしてくれるカネ返せ!」と予備校に怒鳴り込んでくる父兄がたまにいるという話を何年か前に聞いたことがある。
 今でも本当にそういうことがあるのかどうか、春期講習で出講中の校舎の副校舎長に訊いてみたところ、「さいわいうちの校舎ではそういうのは一度もありません」という返事だったので安心したが、ほかの校舎についてはどうなのだろうか。
 もちろん予備校は、受講生合格させることを条件に授業料を取るわけではなく、また「不合格の場合は授業料の全額をお返しします」と唱っているわけでもない。
 予備校は、受講生の合格を助けるために授業を含む諸々の指導をする代価をいただくが、それで「貸し借り」はゼロだから、その上さらに「合否の結果」にまで責任を負う謂われはない。
 確かに「予備校は受講生を受からせてナンボ」というところはあるとしても、実際に合格するかどうかは受講生の努力次第なので、当の受講生が勉強を頑張ってくれないことには始まらない。
 予備校受講生にとっては、受験勉強を有利に運ぶために「利用」するものではあっても、合格させてもらうために「依存」する対象ではなく、「予備校に通いさえすれば合格させてもらえる」と期待するばかりで肝心の努力を怠れば、芳(かんば)しい結果は期待できない。
 明らかに勉強不足の受験生が「初詣で」に行って「合格祈願」をしても、そういう受験生に「受験の神様」が微笑むわけはないが、そのことと原理は同じではないだろうか。


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Posted by eg_daw_jaw at 22:00 エッセー・雑文など(予備校編) 

March 29, 2015

講座名がアダに!(@春期講習)

 数年前から担当している春期講習の「スーパー英文法・語法」の講座名が、昨年度から「頻出!英文法・語法」と変更になったことで「講座レベル」が不透明になったために、「テキストの難度」と「受講生の学力」との間に大きなギャップが生じかねないが、そこは「手間暇(てまひま)かけて工夫に工夫を重ねて作成した自前のプリント」で補ったのが功を奏したか、授業の反応は決して悪くはなく、ほとんどの受講生が目を輝かせて聴いているように教壇からは見えた。
 また、「受講アンケート」の「自由回答」には「得るものが期待以上に多かったです」という至ってあっさりしたコメントがあったのを別にすれば大半が白紙だったとはいえ、選択肢では、「普通」を選んだ一人を除いて全員が「大変わかりやすい・大変満足」か、または悪くても「比較的わかりやすい・満足」を選んでくれていたので、特に何の不足もない。
 しかし、テキストの問題で使われている英文の中には、構造が複雑で難解なものが少なくないので、受講生の偏差値平均からすると、本当に理解して聴いていたかどうかはいささか疑わしいと言わざるを得ない。
 初日に欠席した3人のうちの1人が最終日の授業後に、聴かなかった問題の「答え」を訊きに来たが、それに答えながら平易な問題でもボロボロ間違えていることがわかると、「授業は理解できたか」という問いに「はいわかりやすかったです」と答えてはするものの、こちらが期待しているほど根本から理解していたかどうかは怪しい気がする。

 ところで、3人のうちの残る2人は、初日に扱った問題の答えを2日目にも3日目にも訊きに来なかっただけでなく、最終日には欠席していたので、4日分の受講料を払って2日分の授業しか聴かなかったことになるが、どうしたら、そういうもったいないことができるのか、不思議でならない。

 それはともかく、「頻出! 英文法・語法」という講座名を何とかできないものか。少なくとも「スーパー英文法・語法」というわかりやすい名称をなぜわざわざ「頻出!」という安直な語を冠した名称に変えなくていけないのか、わけがわからない。
 今年は、昨日で自分の担当分が終わったので、今さら何を言っても虚しいが、来年度はぜひ、もとの講座名に戻してほしいと思う。


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Posted by eg_daw_jaw at 19:48 講習会(英文法道場以外) 

March 28, 2015

「新年度の時間割」が無事に届いて!

 受験生が予備校に入学の申し込みをするのが年々遅くなっているため、時間割を組むのもその分遅れるが、昨日の午後になってやっと「新年度の時間割」が「夏期講習の出講予定表」とともに届いたことを伝えるニュースがフェースブックを通じてあった。
 夜間に帰宅すると、それらしい封筒を見つけたので開いてみると、「夏期講習の出講予定表」は入っていたものの、「新年度の時間割」が見当たらないので、入れ忘れたのだろうかと思ったが、ひょっとしたら今年度の出講は夏期講習だけで、通常授業に関しては「戦力外」の扱いをされたのだろうか、そんなことも冗談半分に考えた。
 その後、「夏期講習の出講予定表」が入っている封筒と「新年度の時間割」の封筒は別であるということをフェースブック友達に教えられたので、「時間割」は千葉県には都内より一日遅れて届くのかもしれない、そう思って昨日の翌日である今日の夜に帰宅してみると、思ったとおり無事に届いていた。
 総時間数では昨年度より1コマ減ったが、今年度も千葉県の校舎だけに限定というのはありがたい。
 体力的には、優に今の2倍のコマ数の授業を余裕でこなせる自信があるが、この年齢でこれだけの仕事をさせてもらえるだけでも嬉しいことだから贅沢は言えない。
 また、この「ロートル老頭児)」(自分ではそんな自覚はまったくない)を飼っておくことができる間はS台は安泰であるといつもあちこちで言って回っているが、「新年度の時間割」を見る限り、その点は大丈夫だろう。


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Posted by eg_daw_jaw at 23:31 エッセー・雑文など(予備校編) 

March 27, 2015

何とも不可解な!(@春期講習)

 一昨日始まった4日間の春期講習は、いきなり初日に欠席者が3人もいた。100人や200人のうちの3人ならともかく、楽に数えられる人数のうちの3人だから尋常ではない。
 日程や時間帯を間違えたのだろうか、学校の行事があって来られないのだろうか、それとも親が勝手に申し込んで受講料は払ったものの、肝心の本人は授業を受ける気がないということだろうか。

 バブル時代なら、初日から欠席者が多いということは珍しくなかった。
 たとえば「おめでとうございます。定員270名の教室が満席になりました」と報告を受けて勇んで教室へ行ってみると、実際は7〜8割程度しか席は埋まっておらず、2〜3割もが受講料だけ払って出席していないというようなことがあり得た。
 しかし、バブルが弾(はじ)けて久しい今では、出席する気がなければ初めから受講の申し込みをするはずはなく、逆に、いったん受講料を払って申し込んだ以上は必ず出席するのがふつうだから、今回のように少ない人数のうちで3人も欠席しているなどということはふつうは考えられない。

 ところが、講習の二日目に教室へ行ってみると、初日に欠席していた3人が来て全員が出席しているではないか。
 いったい3人はなぜ初日の授業に来なかったのだろうか、理由を知りたいということもあって、「昨日来ていなかった人は、昨日の分の答えだけでなく、ある程度の解説も含めて後で特別に教えてあげるから、遠慮なく講師室に来るように」と第3限の終了時に言ったが、その甲斐もなく誰一人来なかったのには驚くと同時にがっかりもした。

 今回の講座は、受講生の偏差値平均からすると相当に背伸びをしないと理解できない高度な内容なので、「授業を聴いて何一つわからないことがない」ということは考えにくいが、それにもかかわらず、初日の授業の後で講師室に質問に来る受講生は皆無だった。
 その時も第3限の終わりに「わからないことをわからないままにしておくことがいかによくないか」を説いた上で、「わからないことは何でも遠慮なく質問をしに来るように」と念を押したことを考えれば、いかにも「よく理解できている」という顔で目を輝かせて受講しているように見えても、本当は質問することができるレベルに達していないのかもしれない。
 そうだとすれば、初日に欠席していた3人にとって、自分が聴かなかった授業で扱った例文や問題については、「何をどう質問すればよいか」すらわからないとしても不思議ではないが、それにしても「答え」だけでも知りたいとは思わないのだろうか。それだけは何とも不可解でならない。


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Posted by eg_daw_jaw at 21:46 講習会(英文法道場以外) 

March 26, 2015

「時間」と「時刻」、「時」と「とき」

 今を遡る50年以上前の高校時代に教わった数学の小西先生は、尻から光を発する蛍とは逆に、禿げた後頭部が光っていることから、「逆蛍(ぎゃくぼたる)」と渾名(あだな)されて親しまれていたが、言葉の使い方に一家言(いっかげん)のある人で、とりわけ「時間」と「時刻」の使い分けに煩(うるさ)かった。
 そういう先生の教え子として、その後も「時間」と「時刻」については意識して自分では正しく使い分けてきたが、同時に他の人が使い方を誤るのがいつも気になっていた。
 もちろん誤りは専ら「時刻」のことを「時間」と言うものばかりで、逆に「時間」のことを「時刻」と言う誤りは皆無だったが、たとえば競馬場で「第9レースの発走時間は5分遅れとなります」という放送があると、「それを言うなら『発走時間』じゃなくて『発走時刻』だろ。そんなことも知らないのか」と口に出しては言わないものの、心の中で咎めずにはいられなかった。
 また、「掘った芋いじるな」(What time is it now?)、つまり「今何時ですか」と問うときの「何時?」は「時刻」であって「時間」ではないのに、実際には「今の時間は何時?」と言う人が多く、その誤りをいちいち指摘するわけにはいかないが、やはり気になって仕方がない。
 ところが、最近、小学校入学を控えた孫娘の「とけい(何時、何時半、何時何分の時刻を読むおけいこ)」という題名のついた「お勉強の本」を見ていたら、「なんじですか。ただしい『じこく』の〇(マル)にいろをぬりましょう。」、「『じこく』とあうとけいを、せんでつなぎましょう。」などとなっていて、嬉しいことに、「時間」ではなく正しく「時刻」という語を使っているではないか。

 高校時代に小西先生からは、漢字の「」と平仮名の「とき」の使い分けについても、たとえば「私が修学旅行で九州へ行った」は「」でよいが、「A=Bのとき」は「とき」であって「」ではないということも教わったので、その後ずっとその使い分けを忠実に守ってきた。
 はたして読者には、この「使い分けのルール」がわかるだろうか。 


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Posted by eg_daw_jaw at 19:50 エッセー・雑文など(私生活編) 

March 25, 2015

仰げば尊し

 「藤原正彦:管見妄語(かんけんもうご)(@週刊新潮3月26日花見月増大号)」によれば、中学校や高校の卒業式では「仰げば尊し」の代わりに、20年ほど前に埼玉県の中学校の先生が作った「旅立ちの日に」を歌っているところが多いのだという。
 「仰げば尊し」が敬遠される理由の1つは、「いと疾(と)」、「今こそ別れめ」、「やよ忘るな」などの文語が難しいからだというが、「難しいから歌わせない」が通るなら、漢字も数学も「難しいから学ばせない」となってしまう。

 まったく藤原先生が仰るとおりだと思うが、こうして、算数で円周率を「3.14」の代わりに「3」と教えることにしたり、小学校で英語を教えるにあたって「a/antheのような冠詞は難しいから、それを抜いて教えろ」と教育委員会が指令を出したとか出さないとか、中学校の英語で「仮定法」が必須の場面なのに、「仮定法は中学生には難しいから」という理由で代わりに「直説法」を使った英文を教科書に掲載したりという話がまかり通ることになる。
 そもそも、子供が知らないことを学んで賢くなっていくのを助けるのが教育であるのに、「難しいから教えない」、言い換えれば「すでに知っているような易しいことだけを教える」ということになれば、そんなものは教育でも何でもない。
 「文語は難しいから<「仰げばと尊し」を>歌わせない」というのは、失敗した「ゆとり教育」の発想のままだから、「まったく懲りていない」としか言いようがない。

 「仰げば尊し」があまり歌われなくなった2つめの理由は、「仰げば尊し」は先生への感謝の念を生徒に押しつけていることだというが、言いがかりも甚だしい。
 現に、小中高とこの歌を歌ってきて「押しつけがましいと思ったことは一度もない」と藤原先生は仰っているが、これまた同感。
 
 そして、「仰げば尊し」が避けられる3つめの理由は、「身を立て名を上げ」が、立身出世を奨励していて民主的でないことであるというのに至っては何をか言わんや。
 大成を夢見ることのどこが非民主的だというのか、子供が大志を抱けないような社会は活力のない末期的な社会以外の何物でもない。藤原先生ならずとも、まともな人なら誰でも考えは同じではないだろうか。


<コメント> 2015年03月26日 17:57:48 元駿台生

 僕は1972年生まれですが、小・中・高を通して、卒業式で『仰げば尊し』は歌いませんでした。
 僕の親の世代は、もちろん歌ったそうです。
 僕の場合は、先生方の組合が非常に強い地域だったので、その方針で歌わないのかなと思っていたのですが。


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March 24, 2015

「でじる」とはオレのことかと「出汁(だし)」が言い!

 「出汁」と書いて「だし」と読むが、もとはといえば「出し汁(だし・じる)」から「(じる)」を取ったものであるらしい。
 いつだったか、料理を扱うテレビ番組に出演した某アイドルグループの一人が「でじるでじる」と何度も繰り返し言っているのを聞いた時には「出汁(だし)」のことだとすぐにわかったが、まさか番組制作者がこの読み間違いに気づかなかったはずはない。
 生番組ではないとしても、そこだけ「だし」という音声を録音したものに差し替えて編集したり、または、そこでストップをかけて最初から収録し直すことは現実には難しいので、そのまま放映するほか仕方がなかったのだろう。

 読み間違いといえば、「愛娘」の読みが「まなむすめ」であることを自分が覚えたばかりの若い頃、ある年配の女優がテレビドラマのセリフで「あいむすめ」と言うのを聞いた時には、監督は大物女優が相手だから誤りを指摘することができなかったのだろうかと思った。
 ところで、「愛娘」が「まなむすめ」なら、女子名の「愛美」は「まなみ」がふつうだと思っていたが、ある時、「『〇〇あいみ』と申します」と言いながら「〇〇愛美」と書かれた名刺を手渡されたことがある。
 かつて「不知火しらぬい)」を「ふしらび」と読んだ無知な馬主(うまぬし)に「カミノフシラビ」という不名誉な名前をつけられた競走馬がいたので、それと同じ口ではないかとも思ったが、人名をどう読むかは自由だから、敢えて「まなみ」ではなく「あいみ」と名づけただけなのかもしれない。


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March 23, 2015

2ヶ月の冬眠から覚めて!

 1月22日を最後に3月21日まで教壇に立つ仕事がなく、ほぼ2ヶ月も「冬眠」をしていたようなものだったが、昨日の3月22日、高校の先生方を迎えて行う「教育研究セミナー:『丸暗記厳禁主義・英文法道場の教授法」の講義(@8号館)が冬眠明け初日の仕事になった。
 「冬眠」の最終日は、久々に突然「鬱気分」に襲われて悶々(もんもん)とした一日を過ごすことを余儀なくされたが、一晩寝て目覚めた朝はすっかり元気を回復していたので、溌剌(はつらつ)としてセミナーの会場へ向かい、しかも、珍しく第1限目から滑舌よく快調に講義を進めることできたのは何よりだった。

 第6限終了後の質疑応答はいつも、「優等生は教師が答えられることと答えられないことがわかっているので、教師が答えられないような質問は決してしないが、そうした判断ができない劣等生は、教師が答えられるはずのない質問を平気でする。もし劣等生だと思われたくなかったら、こちらが答えられないような質問はしないように」という趣旨の冗談で笑いを取ってから始めるが、今回はそのシャレが通じなかったのか、「そんなことを言われたら、質問したくてもできない」という恨み言が受講アンケートに書かれているのを後で発見した。しかし、それにしては、積極的に挙手して質問をする先生がいつになく多かった。
 また、質疑応答がすべて終わって引き上げた後に質問や相談のために講師室を訪れる先生も少なくなかったが、中でも道場ブログを10年間、1日も欠かさず読んでいるという先生とは、まるで旧知の仲のように親しく語り合うことができただけでなく、受講アンケートのコメント欄に次のように書かれているのも嬉しかった。

◎前回の大阪での授業同様、歯切れがよく、明快な解説に大変満足しました。テキストも非常によく練られていて参考になります。・・・今回は東京会場しか開講されていなかったのですが、定期的に大阪会場でも「英文法道場」を実施してください。また、「英作文 基本300選」を用いたセミナーもあるとうれしいのですが。本日は東京まで出向いた値打ちが十分ありました。ありがとうございました。


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Posted by eg_daw_jaw at 22:00 講習会・英文法道場 

March 22, 2015

「これからやなあ」を励みに!

 先日89歳で亡くなった上方落語(かみがたらくご)の重鎮で人間国宝桂米朝といえば、桂三枝(現・桂文枝)が60歳の時にしたという次のやりとりが懐かしい。

米朝:きみ何歳になったんや?
三枝:還暦ですわ。
米朝:そうか、60か。落語家としてはこれからやなあ。

 自分の場合は、「落語家」に「予備校講師」を代入することによって、「そうか60か予備校講師としてはこれからやなあ」と勝手に言い換えて、それを励みに今までやってきたと言ってもよい。

 肝心の師匠の落語はほとんど聴いたことがないのに、10年ほど前に桂三枝を通して聞いたこのやりとりだけは、いつまでも忘れることがなく、現に、何年か前の年賀状でもありがたく使わせてもらった。


<コメント> 2015年03月23日 15:44:16 モダンタイムス

 記事と関係ない内容ですみません。
 以下の理由から、ブログ「英文法道場」の継続を期待しています。

 一つ目の理由として、今までのコメントでは書きませんでしたが、私は(二十年ほど前ですが)ある短期大学の初等教育科を卒業しています。受験生の時はほとんど勉強しなかった英語ですが、短大進学以降、気持ちを入れ替えて(受験生時、数ページしか読まなかった)先生の本で英語を勉強させて頂いたこともあり(この時は、全ページにわたって納得できるまで読ませて頂きました。)、教員採用試験の英語(一般教養や専門の小学校全科で出題されます)の問題は比較的余裕で解答でき、試験そのものも合格しました。その後、転職しましたが、時間のある時に、このブログを読ませて頂いていることもあり、今の仕事では簡単な英語も使うこともありますが、本当に困ることはありません。
 受験生時に英語の偏差値が40台(国社2教科は60前後だったのですが・・・)だった私のような人が英語を学ぶにはとてもいいブログだと思います。(記事中に、難しいと感じる文法用語もありますが、他の教材でその用語の意味を調べれば、すぐに理解できます。先生が以前気にしておられた(と思いますが)、このブログでの質問数の少なさの理由は、記事中の説明の「わかりやすさ」も一つにあると思います。)

 二番目の理由として、私はN県のある市に住んでいますが、去年の冬、市の図書館で東大の理科を志望し、勉強していた高校1年の生徒さんがいました。私は、その生徒さんに「3年生、予備校生向けの内容なので、少し難しい内容もあるかもしれないけど・・・」と告げた上でこのブログを紹介したところ、興味を持った様子で、勉強していたノートに「英文法道場」とメモしていました。
 大きな予備校がない、私の住んでいる市のような地域でも、このブログは読むことができるので、そういった意味でも先生のこうしたご実践はとてもいいと感じます。

 かなりの長文になり申し訳ありません。特に「一番目の理由」については(当然のごとく)書きたくなかったのですが、優秀な生徒さんが多い、先生の予備校の生徒さんには持ちづらい視点かな、と思ったので、あえて書かせて頂きました。(偏差値が低いと感じている生徒さんにも、おすすめしたいブログであることを強調したかったので。)

 本当に無理のない範囲で結構です(3日に1回とかでも)。ブログ「英文法道場」の記事が継続されることを期待しています。


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