April 30, 2015

模範例文を覚えないかぎり

 「水泳」を覚えるときに、完璧に泳げるようになるまでは危ないので水に入らないということでは、いつまでも泳げるようにはならない。泳げなくてもまずは水に入って泳ぐまねごとをしながら覚えていくしかない。
 それと同じように、「英作文」の勉強をするときに、完璧に英文が書けるようになるまでは間違えるといけないのでまったく書かないということでは、いつまでも書けるようにはならない。間違えながらでも実際に書いてみることが必要であるのは言うまでもない。
 しかし、何でも取りあえず書けばよいというわけではなく、「和文英訳」の授業で用いるテキストなどは、「模範例文」を覚えるのを怠って、不正確で不十分な知識をもとに好き勝手に単語を並べて書いた「練習問題」の答えを講師の「添削」に丸投げして直してもらうだけでは、ほとんど効果は期待できない。
 何年か前に、毎週のように「練習問題」の答えを書いたノートを持って「添削」してもらいに来る受講生がいたが、現状の乏しくて誤った知識で書けることを自己流で書くばかりで、「模範例文」を覚えることによって知識を増やしたり正したりするということをまったくやらなかったので、熱心に勉強しているように傍(はた)からは見えても、ついに最後まで進歩の跡が見られなかった。


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Posted by eg_daw_jaw at 22:04 勉強法・合格作戦など 

April 29, 2015

大事なのは数をこなすことではない!

受講生:英文法のテキストなんですけど、こんなに問題数が少なくて大丈夫でしょうか。
道場主:「数をこなすことが何より大事だ」って思ってるんだったら、「この問題数では足りないんじゃないか」って不安になるだろうけど、大事なのは数多くの問題をやることじゃなくて、基本原理を理解してほかに応用できるようにすることだよ。
受講生:はい。
道場主:たとえば、問題の数ばかり多い「文法・語法の問題集」を理解しないまま回数を繰り返して答えを覚えるだけという受験生が多いけど、概してそういう受験生は、授業で使うテキストにも「問題数が多いこと」を求めるんだ。君もそうじゃないのか。
受講生:そうかもしれません。
道場主:そういう「文法・語法の問題集」を使ってる受験生が「この問題集はもう5回やったので答えは全部わかります。でも模試では文法問題がいつも3割くらいしかできません」なんて言うのをよく聞くけど、基本原理を理解しないで答えを覚えるだけでは応用が利かないから、模試で苦戦するのは当然なんだよ。
受講生:そうですよね。
道場主:大事なのは基本原理を理解して、ほかに応用できるようにすることなんだけど、そのためには、断片的に答えの部分だけを覚えるんじゃなくて、文全体で考える習慣をつける必要があるんだ。
受講生:はい。
道場主:テキストでも、僕が授業でやってるように、問題として問われてるところだけじゃなくて文の隅々まで気を配って常に文全体で考えるようにすれば、1問やるごとに4問も5問もやったくらいの効果があるから、今のままの問題数でも「少なくて足りない」なんてことは絶対にないはずだよ。
受講生:そうですね。先生にそう言っていただけて不安がなくなりました。ありがとうございました。


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Posted by eg_daw_jaw at 23:24 勉強法・合格作戦など 

April 28, 2015

魔の「模試の翌日の月曜日」

 日曜日に模試があったとき、その翌日にあたる月曜日の授業では、受講生は前日の受験で疲労困憊していて、もはや授業を聴く体力も気力も残っていないせいか、まったく元気がなく、授業をする側が何を話しても芳(かんば)しい反応が返ってこない。
 予備校講師にとって受講生の反応がないときほど授業がやりづらいことはなく、こういうときには、何としてでも受講生に「わかった」という顔をさせようと努めるあまり、話がくどくなったり威圧的になったりするので、それが自分でも嫌でたまらなくて自己嫌悪に陥るが、同時に、反応がよいときの授業と比べて何倍も疲れる。
 もちろん前日に模試があったことが事前にわかっていれば覚悟して臨むからよいが、それを知らずに教室に行って授業を始めたりした日には、受講生のあまりの無反応ぶりに苦戦を強いられるので、自分の予備校講師としての資質を疑うほど自信を喪失してしまう。

 実は昨日の1、2時間目がそうだった。
 まだ開講して二週目だというのに、第一回目の授業とは打って変わって受講生の反応が悪く、まるで先週とは別のクラスかと思うほど授業が受けないので、「変だな」と思いながら、2コマの授業が終わって講師室に戻った時に「まさか、もしかして昨日は模試?」と訊いてみたところ、校舎長から「はい、模試でした」と返事があって納得。
 例年どおりなら、最初の模試は来週あたりだろうと思って油断していたのが間違いだった。
 

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Posted by eg_daw_jaw at 23:54 エッセー・雑文など(予備校編) 

April 27, 2015

そんなことを言った覚えはない!

 同じ題材を使い回して4度目になるので、これで打ち留めにする。

 兄は3年前に大学を卒業し、今年同い年の女性と結婚した。
My brother graduated from college three years ago, and this year he married a girl (who is) the same age as he is.

 the same age as …はas old as …に代わるものとして用いられるが、a girl who is as old as he isからwho isを省いてa girl as old as he isとすることができるのと同様にa girl who is the same age as he isからwho isを省いてa girl the same age as he isとすることもできる。

受講生who主格の関係代名詞なのに省略することができるんですか。
道場主:そんなことを言った覚えはないよ。「who isを省いて」とは言ったけど、「whoを省いて」とは言ってないだろ。
受講生:そうでしたっけ。
道場主:だって、who is the same age as …からwhoだけ省いたらisの主語がなくなってしまうではないか。
受講生:そうですね。
道場主:でもwho is the same age as …からwho isを省けば、残るthe same age as …がgirlを後置修飾できるから大丈夫なんだ。
受講生:そうですよね。それなら納得です。ありがとうございました。


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Posted by eg_daw_jaw at 22:04 通常授業 

April 26, 2015

おなじみの質問

 同じ題材を使い回して3度目になるが、それは承知の上。

 兄は3年前に大学を卒業し、今年同い年の女性と結婚した。
My brother graduated from college three years ago, and this year he married a girl who is as old as he is.

 「卒業した」のは「結婚した」のより時間的に前だから、「過去完了形」でhad graduatedとしなくてはいけないのではないか。

 この「おなじみの質問」が何人かの受講生から出ることが予想されるので、何度も同じ質問に答えて同じ説明を繰り返す煩わしさを避けるために、いつも授業で先に説明してしまう。

 過去の二つの行為や出来事を、その二つが起こった順序どおりにandbutで並べて述べるときは、「前で述べられていることが前に起こり後で述べられていることが後に起こった」ということがそれだけでわかるので、どちらも同じ「単純過去形」で表せば足りる。
 ここは、「卒業した」→「結婚した」の順で「行為や出来事が起こった順序どおりの記述」なので、まさにそれにあたる。

 ただし、次のように、時間的に後に起こったことを前で述べ、逆に前に起こっていたことを後で述べるとき、つまり、「行為や出来事が起こった順序と記述の順序が逆」になるときには、「後で述べることのほうが時間的に前に起こっていた」ということを明確にするために「過去完了形」を用いる。

 cf. Yesterday I lost the camera I had bought three days before.
   「昨日私は3日前に買ったカメラを失くしたのです」

 そして、その場合の「3日前に」は、「現在から見て3日前に」にあたるthree days agoではなく、「過去から見て3日前に」を意味するthree days beforeを用いる必要がある。

 動詞の時制に関してもう一つ次のような問題があるが、これは授業中に説明するのが必須で、それを省いたり言い忘れたりして後で質問されるようなことがあってはいけない。

 married過去なので、関係詞節の動詞もそれに揃えて過去形a girl who was as old as he wasとしなくてよいのか。

 「同い年である」のは、結婚した時点だけのことではなく、現在もなお変わりのない事実なので、敢えて現在形を用いるのが望ましい。
 下手に過去形でwho was as old as he wasなどとした日には、結婚した時点こそ同い年だったが、入籍の時に戸籍謄本で「実は5歳も鯖をよんでいた」ことがバレて、現在ではもはや「同い年ではない」ということになりかねないではないか。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:46 通常授業 

April 25, 2015

今年度は豊作?

 今年度は、自分が出講している千葉県3校舎に関するかぎり、昨年度とは打って変わって講師室に質問に来る受講生が多い。
 まだ、開講後一週間で一回りしたばかりだから今後はどうなるかわからないが、今まで質問に応じて言葉を交わした受講生は総じて「素直で人懐っこい」という印象が強く、そういういい子たちなら何としてでも受からせてやりたい。こちらがそう思えば思う分だけ、いっそう受講生の合格を後押しすることができるのではないか。

 元気がよくて積極的に質問にも来る受講生が目立つ「豊作」の年と、そういう受講生をあまり見かけない「不作」の年が交互に訪れると決まっているわけではないが、自分としてはいつになく「不作」だったと思っている昨年度と比べれば、今年度はかなり「豊作」のように思える。
 しかも、「不作」の昨年度でも合格実績が思いの外よかったことからすると、「豊作」の今年度はそのさらに上を行くはずであると考えたくなるが、あまり期待が大きいと裏切られたときが恐いので、期待はそこそこに留めておくのが無難かもしれない。

 質問するのも受講料のうち。そう考えて今後とも積極的に質問に来てよい意味でこちらを利用することで、払った受講料の元をしっかり取ってほしいが、それができる受講生ほど合格の可能性が高いのだとすればなおさら、遠慮している場合ではない。


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Posted by eg_daw_jaw at 22:58 エッセー・雑文など(予備校編) 

April 24, 2015

「独習」には「独習にふさわしい本」を!

 開講2週目になって、ふだん出講していないクラスの受講生が、去年高3の時に学校で配布された「英作文問題集」の解答として自分で書いたものをどっさり持参して、「自分が書いた英文が正しいかどうかわからないので見てください」と頼んできたが、そこまでの義理はないので断った。
 ふだん教えていないクラスの受講生にまでそういう依頼をされるのは、それだけあてにされている証拠と考えれば光栄なことではあるが、そういうのを一人でも引き受けると、「僕も」、「私も」と次から次へと希望者が増えて対処しきれなくなるおそれがある。
 しかし、それ以前に、自分が書いた英文の正否やレベルが自分で満足に判断できないうちは誰かに添削してもらうの時期尚早で、まずは模範となる「英短文」を数多く覚えて「和文英訳基礎」を固めるのが先決であるという考えがこちらにはある。
 そうした「英短文」のインプットが十分にできていない状態で、自分が書いた「英文もどき」のものを誰かの添削に「丸投げ」しても効果はほとんど期待できない。
 また、次の段階に進んで「英作文」の勉強をするにしても、高校で配布されるような、解説も解答例もまったくついていない問題集を「独習」のために用いるのは、自分が書いた英文の正否やレベルが自分で判断できないという点で不便きわまりない。
 もちろん「独習」には「独習」にふさわしい本を選ばなくてはいけないが、それはどういう本かというと、「詳しくわかりやすい解説」がついていて「解答例」が充実している本ということになる。
 せっかく学校で配布された本だからといって、もはやいつまでもそんなものに付き合っている場合ではない。「解説」と「解答例」がしっかりした本を見つけて、早急にそちらに乗り換える必要がある。
 そして、そういう本を使って勉強する過程で解説を読んでもわからないところなどがあれば、辞書で調べると同時に、そういうときこそ、誰か信頼のおける講師に質問して教えてもらえばよいではないか。


<コメント> 2015年04月25日 16:48:57 kaka

 「英文法基本300選」の61番について質問させてください。
 shouldが良くてwere toがダメな理由がわかりません。
 「ロイヤル英文法」読んでもわかりませんでした。
 「英文法解説」にこの2つの違いが載ってましたが理解できませんでした。
 私がなんか勘違いしているのかもしれません。スルーしても結構です^^;

<回答> 道場主

 帰結節に「will / shallを用いる文」や「命令文」を伴うことができるのは、仮定法では「未来において起こる可能性が極めて低いと話し手が思っていること」の仮定を表すif … shouldだけなので・・・。

<コメント> 2015年04月25日 18:44:49 kaka

 解答ありがとうございます。
 次元の低い質問してしまい申し訳ありませんでした。
 安易に質問せず主体的に勉強しなくてはいけませんでした。


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Posted by eg_daw_jaw at 22:50 勉強法・合格作戦など 

April 23, 2015

なぜか「ら抜き」を思い出す!

 兄は3年前に大学を卒業し、今年同い年の女性と結婚した。
→My brother graduated from college three years ago, and this year he married a girl who is as old as (   ).

 who is as old asの後に、主語であるwhoに対する比較の対象としてくるのは主格heであるはずなのに、実際には圧倒的多数目的格himを用いてwho is as old as himと言い、本来は正しいはずのwho is as old as heは、堅い表現として不条理にも嫌われる。
 どうしても筋を通して主格heを用いるのであれば、後ろに動詞を残してwho is as old as he isとすれば問題ないとあって、自分ではその形を好んで用いるが、これを考えるときには決まって日本語の「ら抜き」のことを思い出す。
 
 カ変の「来る」、上一段の「見る」、下一段の「食べる」の後にくる「可能」の助動詞は「れる」ではなく「られる」だから、それぞれ「来られる」、「見られる」、「食べられる」とするのが正しいと従来はされているが、とりわけ若い世代では圧倒的多数が「」を抜いて「来れる」、「見れる」、「食べれる」と言う。
 しかし、これに関しては自分は保守的だから、他人が「ら抜き」であるのは咎めないが、自身で言うときは絶対に「来られる」、「見られる」、「食べられる」でないと困る。

完成文My brother graduated from college three years ago, and this year he married a girl who is as old as he is.


<コメント> 2015年04月24日 09:26:21 泥鰌主

 正用法が駆逐され、誤用法がふんぞり返っている景色を見るのは、正直者が馬鹿をみるの思いです。
 開隆堂版の中学用検定教科書に、... visited there. とあった時は一瞬目を疑いましたが、それも認められる御時勢のようです。


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April 22, 2015

不定冠詞・定冠詞・無冠詞

 「英語は読んで訳せればいい」くらいに考えて、学び方が専ら「英→和」の方向だけに偏っている学習者は「冠詞」に鈍感であることが多く、逆に「冠詞」に鈍感な学習者の学び方を見ると、多くが「英→和」の方向にしか関心がないように思える。
 英語の名詞が「不定冠詞a/an)つき」でも「定冠詞the)つき」でも「無冠詞」でも、和訳すれば訳語に明確な違いが出ないことが多いので、「英→和」の方向にしか関心のない学習者には、「冠詞」が重要であるとはなかなか考えにくいのも無理はない。
 「冠詞」は日本語にはないので軽視されやすいが、英語では極めて重要だから、「冠詞」を軽んじてまともな英語学習ができるわけがない。
 小学校の英語では「冠詞は難しいからatheを外して教えればいい」と主張する人がいると聞いたときには呆れてものが言えなかったが、そんな暴挙は絶対に許されない。

 「英→和」とは逆に、「和文英訳」のように「和→英」の方向で見ると「冠詞」がいかに重要であるかがわかる。

 兄は3年前に大学を卒業し、今年同い年の女性と結婚した。
→My brother graduated from (   ) three years ago, and this year he married (   ) who is as old as he is.

 この「和文英訳」の「冠詞」に関わるところで、あるクラスで決を採ってみたところ、「大学を卒業し」の「大学」に関しては、a college / the college / college のうちでa collegeとthe collegeがほぼ同数で並び、無冠詞の college は最低人気だったが、「同い年の女性」の「女性」のほうは、a girl より the girl がやや優勢で、皆無かと思った無冠詞のgirlに意外にも一票入った。

 具体的な大学としてとらえて、それがどの大学のことであるかが「聞き手」にとって「未知」で「不特定」であれば a college 「ある大学;某大学」であるし、また、どの大学のことであるかが「聞き手」にとって「既知」で「特定」していて、たとえば「兄が通っていた、あなたもご存知のその大学」ということであれば the college 「その大学;例の大学」となる。
 しかし、ここはそのどちらでもなく、「中学校」でも「高校」でもない「大学」という教育機関というとらえ方をして無冠詞で college とするのが妥当だろう。

 一方、「同い年の女性」の「女性」については、可算名詞の girl が無冠詞ということだけはないが、who以下によって説明される girl が具体的に誰のことであるかが「聞き手」にとって「未知」で「不特定」であれば、無数にいる同い年の女性のうちのある一人にあたる a girl であるし、また具体的に誰のことであるかが「聞き手」にとって「既知」で「特定」しているのであれば、たとえば「あなたもご存知の、兄と同い年の例のその女性」ということで the girl となり、日本語を見るかぎり、前者と考えられる。

 a [girl (who is as old as he is)] 「(兄と)同い年のある一人の女性」
 the [girl (who is as old as he is)] 「(兄と)同い年の例のその女性」

完成文My brother graduated from college three years ago, and this year he married a girl who is as old as he is.


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Posted by eg_daw_jaw at 23:22 通常授業 

April 21, 2015

もっと教えるチャンスがほしい!

 新年度が開講して一週間、木曜日から火曜日の今日まで一周してみて、我ながら去年より一段と教えるのが上手くなっていると思う。
 それは、去年が今年ほど上手くなかった証拠でもあるが、今年のほうが上手くなっているという事実は変わらない。
 せっかく「教える力」が上がっているのに、それを活かすチャンスがその力に見合うほど多くないのが自分としては何とももったいなくてやりきれない。
 ふつうならとっくに引退しているはずの年齢でなお教壇に立つ仕事があるだけでもありがたいのに、文句など言ったら罰があたるが、知識が乏しく「教授力」が未熟だった駆け出しの頃と比べて、今ではその何倍にも上達しているのに、当時の半分にも満たない数の授業しか任せてもらえない不条理に、今年はとりわけ強い「歯がゆさ」を覚えている。

講師S:先生なら今の2倍の量の授業でも「やれ」と言われたらやれるでしょ。
道場主:それは余裕でやれるけど、とっくに引退してるはずの年齢の僕に「やれ」なんて言われるわけがないよ。
講師S:でも、こんなに元気でやる気満々の先生を使わないなんて、ホントにもったいないと思いますよ。
道場主:僕自身もそう思うけど、傍から見れば「往生際が悪い」だけかもしれないよ。
講師S:そんなことはないですけど、先生は教えるのが好きなんですよね。カネの問題じゃなくて。
道場主:教えるのが下手だった頃より、教えるのが上手い今のほうが仕事が少ないのが自分では我慢ならないんだよ。
講師S:仕事を頼む側からすると、給料が高いのが問題なんでしょうけど、先生の場合は「今の2倍の授業がやれるんだったら給料が半分になってもいい」ってくらいに考えてますよね。
道場主:でも、それは言っちゃいけなことだから。


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Posted by eg_daw_jaw at 23:52 エッセー・雑文など(予備校編)