「水泳」を覚えるときに、完璧に泳げるようになるまでは危ないので水に入らないということでは、いつまでも泳げるようにはならない。泳げなくてもまずは水に入って泳ぐまねごとをしながら覚えていくしかない。
それと同じように、「英作文」の勉強をするときに、完璧に英文が書けるようになるまでは間違えるといけないのでまったく書かないということでは、いつまでも書けるようにはならない。間違えながらでも実際に書いてみることが必要であるのは言うまでもない。
しかし、何でも取りあえず書けばよいというわけではなく、「和文英訳」の授業で用いるテキストなどは、「模範例文」を覚えるのを怠って、不正確で不十分な知識をもとに好き勝手に単語を並べて書いた「練習問題」の答えを講師の「添削」に丸投げして直してもらうだけでは、ほとんど効果は期待できない。
何年か前に、毎週のように「練習問題」の答えを書いたノートを持って「添削」してもらいに来る受講生がいたが、現状の乏しくて誤った知識で書けることを自己流で書くばかりで、「模範例文」を覚えることによって知識を増やしたり正したりするということをまったくやらなかったので、熱心に勉強しているように傍(はた)からは見えても、ついに最後まで進歩の跡が見られなかった。
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