February 28, 2017

浪人して「伸びる受験生」と「伸びない受験生」

《X先生》:私の勤務校の生徒が浪人して予備校に行く場合は、成績の伸び具合を追跡するんですが、伸びる生徒と伸びない生徒は、はっきり違います。
《道場主》:それはそうでしょうね。
《X先生》:元から意識が高くて自発的に勉強していた生徒は伸びるんですけど、そうでない生徒はぜんぜん伸びません。
《道場主》:やっぱりね。
《X先生》:予備校に通うからといって、それだけで伸びるわけではないって熟々(つくづく)思います。
《道場主》:予備校をいい意味で「利用」しつつ自分で知識のインプットに努めてしっかり勉強するか、それとも予備校に専ら「依存」するばかりで自分では碌に勉強しないかの違いですよ。
《X先生》:私もそう思います。
《道場主》:だから「浪人しても伸びないって本当ですか」と訊かれても、「人による」としか言いようがないんですよ。
《X先生》:おっしゃるとおりです。


読んだらクリック!
   ↓


コメントはこちら
  ↓
パソコン用URL http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P42267611
携帯電話用URL http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P42267611

  

Posted by eg_daw_jaw at 20:47 勉強法・合格作戦など 

February 27, 2017

受験の神様が微笑むのは・・・

 我が受験時代には、受験生が入試の当日に「結婚式を見ると落ちる」が、「葬式を見ると受かる」と言われた。

 そして、自分の場合は奇しくも、そのとおりになった。

 入試の当日に、東大三四郎池の畔(ほとり)で「結婚式」の記念撮影をしているのを見た一年目は「幸運」を「そちら」に独占されたために、「こちら」は「不合格」の憂き目に遭ったが、本郷通りを「霊柩車(れいきゅうしゃ)」が走り去るのを目撃した二年目は、「不運」を「そちら」に任せて、「運」は「こちら」がいただいたおかげで「合格」することができた。

 しかし、それは「たまたま」そうなっただけで、まさか本当に「霊柩車」を見たおかげで受かったなどとはつゆ思わない。

 実は一年目は入試が終わった後は一息ついてノンビリしていたのに対して、二年目は受験勉強が癖になっていて、入試が終わったのにそれまでどおり朝から必死に勉強を続けていて、2〜3日経って初めて「あれ?入試が終わったのに何で自分は勉強してるんだろうか」と気づいて苦笑するということがあったが、そうした直向(ひたむ)きさに感心して、「受験の神様」が「合格」のご褒美をくださったに違いない。

 10年ほど前に、私立の医学部を受験して補欠にどうにかひっかかった教え子である受講生が、入試が終わったにもかからわす、勉強癖が抜けなくてそれまで通り必死に受験勉強を続けているのを傍(はた)で見て、40年以上前に同じようにして受かった自分のことをふと思い出して、「そうやって入試が終わっても勉強をやめない感心な受験生には受験の神様が必ず微笑むはずだからきっと受かると思うよ」と無責任にも言ったところ、数日後に本当に「合格」の通知が来たから驚いた。


読んだらクリック!
   ↓


コメントはこちら
  ↓
パソコン用URL http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P42267611
携帯電話用URL http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P42267611

  
Posted by eg_daw_jaw at 23:25 勉強法・合格作戦など 

February 26, 2017

人事を尽して天命を待つ!

 入試が終わった後は、たとえ「思ったほどできなかった」と感じているとしても、今さら「悔やんでも仕方がない」、というよりも「悔やむには及ばない」と言ったほうがよい。
 
 本当にできなかったのであれば対処のしようがないが、受験後に多少の悔いが残るのは、自分の答案に対してかなり辛めの自己採点をしていることに起因することが多く、その場合、実際は思った以上に点数が取れている可能性が少なくはない。

 逆に、入試が終わった直後に「できたできた」と大騒ぎしている受験生ほど受からないと言われるが、それは自分の答案に対して自己採点が甘く、多くは「取りたかった点数」を「取った点数」と錯覚しているからにほかならない。

 それを考えれば、「少し悔いが残っている」というくらいのほうが却って好結果が期待できるといってもよく、すでに「人事を尽した」のだから、あとは自らの強運を信じつつ「天命を待つ」に如(し)くはない。

 「人事を尽して天命を待つ」:人間として出来るかぎりのことをして、その上は天命に任せて心を労しない。(広辞苑


読んだらクリック!
   ↓


コメントはこちら
  ↓
パソコン用URL http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P42267611
携帯電話用URL http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P42267611

  
Posted by eg_daw_jaw at 17:28 エッセー・雑文など(予備校編) 

February 25, 2017

嬉しい合格報告!

 近年の「活字離れ」は受験生も例外ではなく、当ブログも、開設した12年前と比べて受験生の読者が激減しているに違いない。
 その証拠に、元受験生や同業者からのコメントはたまにあるものの、現受験生によるものはめったになく、また「拍手」(Facebookなら「いいね!」に相当)の数も至って少ない。
 しかも、入試で合否の結果が出る今の時季でも、ここ数年は「合格の報告」がほとんど来ない。

 そうして僻(ひが)んでいた時に、今日は珍しく次のような嬉しい「合格報告」があった。

 道場主の熱いご指導により、第一志望としていた慶應義塾大学に合格しました!
 英文法の基本原理理解は凄まじく応用力があり、すぐに成績が伸びました。
 300選、英文法道場テキストは僕の宝物です。
 本当にありがとうございました。(ボーイ)

 これには「Congratulations! ただし合格はゴールではなく、スタートであることを忘れないように!」と答えたが、どの大学であるかを問わず、せっかく合格した以上は、必ず「〇〇大からの人」になるべきであって、決して「〇〇大までの人」になってはいけない。
 「第一志望」に合格して「〇〇大までの人」になるくらいなら、「第二志望」に甘んじても「△△大からの人」になるほうがはるかによい。
 これは「〇〇大までの人」に終わった当の本人が言っているのだから間違いない。


読んだらクリック!
   ↓


コメントはこちら
  ↓
パソコン用URL http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P42267611
携帯電話用URL http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P42267611

  
Posted by eg_daw_jaw at 20:06 エッセー・雑文など(予備校編) 

February 24, 2017

「四当五落」も今は昔!

 かつて、受験が戦争に喩えられて「受験戦争」とまで言われた頃は、「寝る間を惜しんで勉強して4時間の睡眠なら合格するが勉強時間を1時間削って5時間も寝ているようでは合格できない」という意味の「四当五落(よんとうごらく)」という言葉があった。

 この四文字熟語?を久々に目にしたのは、先日投稿した「S台がT大より難関だった?頃!」に対してFB友達のM先生からいただいたコメントでだったが、今の大学生にこの言葉の意味を尋ねてみても誰一人答えられないとのこと。

 このように、今では「四当五落」は死語になってしまったが、この言葉が頻繁に使われていた頃でも、現実には睡眠時間があまり短いのは決して望ましいことではなく、難関大に受かるのは、むしろ睡眠時間をしっかり確保して6〜7時間は寝るような受験生だったように思う。

 さて明日は、いよいよ国公立大の二次試験を迎えるが、少なくとも今この記事を読んでいるほどの受験生なら大丈夫。
 すでに自立して合格点の計算が立っているのであれば、自ら培って築いた「合格力」を出しきりさえすれば、受かるべくして受かるので何の心配もいらない。
 今日はゆっくり寝て、明日の出陣に備えるべし。


<コメント> 2017?02月25日 09:13:47 ボーイ

 道場主の熱いご指導により、第一志望としていた慶應義塾大学に合格しました!
 英文法の基本原理理解は凄まじく応用力があり、すぐに成績が伸びました。
 300選、英文法道場テキストは僕の宝物です。
 本当にありがとうございました。

<コメント> 道場主

 Congratulations!
 ただし、合格はゴールではなく、スタートであることを忘れないように!


読んだらクリック!
   ↓


コメントはこちら
  ↓
パソコン用URL http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P42267611
携帯電話用URL http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P42267611

  
Posted by eg_daw_jaw at 18:43 勉強法・合格作戦など 

February 23, 2017

久々の講演(@御茶ノ水2号館53号教室)

 今年度は1月20日に教壇に立つ仕事がすべて終わり、その翌日から「冬眠」と称する失業生活が始まって早1ヶ月あまりが過ぎた。

 本来なら、そのまま3月23日まで約2ヶ月の「冬眠」が続くはずだったが、今日は現役の高校の先生方を迎えて、拙著:「英作文 基本300選・4訂版」の宣伝を兼ねた「英語の健全で効果的な勉強法とは!」というタイトルで駿台文庫主催の講演を行うために一度目を覚ます必要があった。

 八九三(やくざ)な英語講師として堅気(かたぎ)の英語教師の皆さんを相手に話すのは約1年ぶりということもあって、果たしてうまくやれるかどうか不安はあったが、ここは開き直るしかないと覚悟を決めて臨んだ甲斐があって、話も受け、自己満足ながら思った以上に上出来の講演ができた。
 
 約90分の講演が終わって盛大な拍手をいただいた後、献本したおみやげの「英作文 基本300選・4訂版」に何人かの先生からサインを求められたので、例によって「道場主シール」を貼った上で、いつものようにThose who can, do. I, who cannot, teach.(元ネタはバーナード・ショーHe who can, does. He who cannot, teaches.)と書いた。

 さあ、これで明日から再び「冬眠」に入ることができる。


読んだらクリック!
   ↓


コメントはこちら
  ↓
パソコン用URL http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P42267611
携帯電話用URL http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P42267611

  
Posted by eg_daw_jaw at 23:45 英作文・基本300選 

February 22, 2017

S台がT大より難関だった?頃!

 半世紀以上前の我が受験時代には、「S台に入るのはT大に入るより難しい」と言われることがあった。

 しかし考えてみると、T大に受からなかった受験生が通うのがS台だから、T大より入りにくいということは理屈上あり得ない。

 当時のS台は、多数の受講生をT大に合格させることが売りの予備校だったため、午前部、昼間部、午後部、夜間部のうちで、特に抜群の東大合格者数を誇る午前部は、文系、理系ともに選抜試験の競争率がかなり高かったので、一発で合格するのは決して容易ではなく、そうした事情から、誇張して「東大より難しい」とまで言われるようになったにすぎない。

 そんな時代が今では懐かしいが、「英語」の鈴木長十、松田秀次郎、奥井潔、松山恒美、「数学」の3Nと称せられた中田、根岸、野澤、「古文」の小柴、久米、桑原、「現代文」の池山、「物理」の坂間、「日本史」の佐々木(以上敬称略)の各恩師は、すでに鬼籍(きせき)に入られた。

鬼籍:(「鬼」は死者の意)過去帳。(広辞苑)
    死者の姓名などを記入する帳面。過去帳。点鬼簿。(スーパー大辞林)


読んだらクリック!
   ↓


コメントはこちら
  ↓
パソコン用URL http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P42267611
携帯電話用URL http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P42267611

  
Posted by eg_daw_jaw at 18:34 エッセー・雑文など(予備校編) 

February 21, 2017

名物講師:小柴値一師!

 戦前からS台講師だった古文の小柴値一先生は、我が受験時代の1964年、東京オリンピックの年に教わっただけでなく、S台に英語講師として奉職後は、畏れ多くも同僚として何年か講師室でご一緒させていただくことになったが、94歳?で亡くなる直前まで現役を続行された怪物だから、ぜひ肖(あやか)りたい大先輩として、ここに取り上げないわけにはいかない。

 小柴先生のことで今も忘れないのは、第一回目の授業の時に「ほかの予備校に行っているのは落ちるべくして落ちた受験生であるがS台に来た君たちは落ちるべからざるべくして落ちただけだから来年は絶対に大丈夫」とヨイショしながら激励なさったことを措(お)いてほかにはない。
 ところが、先生はS台のほかに出講されていたM蔵高等予備校でも、教室の作りがそっくりだったためにS台だと錯覚して「ほかの予備校に行っているのは落ちるべくして落ちた受験生であるがS台に来た君たちは落ちるべからざるべくして落ちただけだから来年は絶対に大丈夫」とやって、「落ちるべくして落ちた」ことにされた受講生を大いに腐らせたという。
 それは、M蔵高等予備校を経て大学に入学した同窓生の一人から聞いたので間違いない。

 ところで、S台生として小柴先生から何を教わったか、肝心なことは何一つ思い出せないが、なぜか次のようなしょうもない雑談だけは覚えている。

 (1) 源平盛衰記「げんぺいせいすいき」を「みなもとのひらもりおとろえき」と読んだバカがいる。

 (2) 熱燗(あつかん)にして飲もうと薬缶(やかん)で徳利(とっくり)を温め始めた夢を見たが、できあがる前に目が覚めた。ああ、冷(ひ)やで飲んでおけばよかった。

 この落語ネタを雑談に使うのは、いかにも酒好きの先生らしかったが、現にS台に講師として奉職してから直接伺ったところによると、20歳で成人して酒が解禁になった当日に、いきなり日本酒を4升飲み干したとのこと。

 講師室ではこんなやりとりもあった。

《小柴師》:何年も前のことだけど、身体がきついからコマをずいぶん減らしてもらったことがあるんだ。
《道場主》:それで何コマになったんですか。
《小柴師》:48コマだよ。
《道場主》:減らしても48コマですか。税金が大変だったんじゃありませんか。
《小柴師》:な〜に、税金なんか払った記憶はないよ。


読んだらクリック!
   ↓


コメントはこちら
  ↓
パソコン用URL http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P42267611
携帯電話用URL http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P42267611

  
Posted by eg_daw_jaw at 20:22 エッセー・雑文など(予備校編) 

February 20, 2017

名物講師:鈴木長十(ちょうじゅう)師!

 我が受験時代の1964年、東京オリンピックの年にS台で教わった名物講師の鈴木長十先生は、それから15年後、奇しくも此方人等(こちとら)がS台に英語講師として奉職した1979年の前期が終わる直前に病気療養も虚しく亡くなった。

 昔からS台では講師のことを宗教家でもないのに「」と呼ぶ慣わしがあったので、本当は「鈴木長十師」と呼ぶのがふさわしいが、受講生は概ね「長十(ちょうじゅう)」と呼び捨てにしていた。
 
 今日は、多くの長十節(ちょうじゅうぶし)の中で今でもよく思い出すものを3つだけ紹介する。

(1) 田舎の訳(いなかのやく)

 He was late (in) coming home.

 「彼は帰って来るのが遅かった」は「田舎の訳(やく)」!
 「彼はなかなか帰って来なかった」と訳しなさい。
 
 「田舎」を揶揄(やゆ)しながらも、ご自身は栃木の「田舎訛り」が独特だった。

(2) 単語易しい意味わからない!

 You shouldn’t despise a man because he is poor.

 ✕あなたは人間を軽蔑するべきではない。なぜなら人間は貧乏だからである。

 「単語(は)易しい(が)、意味(が)わからない」のは、誤訳だからにほかならない。
 because以下は、もちろん「人を軽蔑するべきである」理由であって、「人を軽蔑するべきでない」理由ではない。

 →〇貧しいからといって人を軽蔑するべきではない。

 また、当時は「」がmanで支障がなかったが、今ならpersonでないと叱られる。

  cf. You shouldn’t despise a person because he or she is poor.

(3) 医者と先生にだけはなるな!

 ああ、長十師の忠告に逆らって、「なるな」と言われた二つのうちの一つである「先生」になってしまった。
 そして今、これを自分流にアレンジして「医者にはなってもよいが予備校の先生にだけはなるな」と言いたい。


読んだらクリック!
   ↓


コメントはこちら
  ↓
パソコン用URL http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P42267611
携帯電話用URL http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P42267611

  
Posted by eg_daw_jaw at 20:18 エッセー・雑文など(予備校編) 

February 19, 2017

「自学自習」が合格の必要条件!

《X先生》:私の勤務校でも去年は東大に2人受かってるんですけど、どちらも塾や予備校には行ってないんですよ。
《道場主》:まるで昔の田舎の高校みたいな話ですね。僕が半世紀以上前に通った地方の高校では、塾に行くのは「できない生徒」と相場が決まっていて、「できる生徒」は塾とは無縁でしたから。
《X先生》:しかし2人とも予備校主催の模試は受けてました。
《道場主》:でも勉強に関しては、誰にも依存しないで自立して自力でやったからよかったんですよ。
《X先生》:おっしゃるとおりだと思います。
《道場主》:受験産業でメシを食ってる立場としては、受験生がたくさん来てくれないと商売になりませんが、高額な受講料を頂戴(ちょうだい)するからには力をつけて第一志望に受かってもらわなくては困るわけですよ。
《X先生》:確かに。
《道場主》:それで、塾や予備校を巧(たく)みに「利用」しつつ、「自学自習」に余念のない受験生は着々と力をつけて受かるからいいんですが、多くの受験生は塾や予備校にべったり「依存」するばかりで、肝心の「自学自習」を怠るか、または不十分にしかやりませんからね。
《X先生》:そうですね。
《道場主》:要は、塾や予備校に通っても通わなくても、「自学自習」によって知識を増やして受かる力を自らつけていかないと、東大にかぎらず難関大には受からないということですよ。
《X先生》:同感です。


読んだらクリック!
   ↓


コメントはこちら
  ↓
パソコン用URL http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P42267611
携帯電話用URL http://www.formzu.net/mfgen.ex?ID=P42267611

  
Posted by eg_daw_jaw at 19:11 勉強法・合格作戦など