December 27, 2007

罪のない語は罰するな(誤文訂正のルール)

 ×John is more diligent than anybody other in the class.

→○(a) John is more diligent than anybody else in the class.
      「ジョンはクラスの他の誰よりも勉強家である」
  ○(b) John is more diligent than any other student in the class.
      「ジョンはクラスの他のどの生徒よりも勉強家である」

 英文としては (a) と (b) のどちらも正しいが、誤文訂正のルールからすると (a) しか正解とはみなされない。
 そのルールとは「罪のない語は罰してはいけない」ということで、何の罪もない anybody を勝手に他の語に変えてはいけない。


 ×Mt. Everest is higher than any other mountain in Japan.
  「エベレスト山は日本の他のどの山よりも高い」

 これでは「いったいいつからエベレスト山が日本の山になったんだ」とチャチャを入れたくなるが、現実にはエベレスト山は日本の山ではないのだから、比較の対象からそれを除外する必要がなく、従って other をつける必要がない、いや、つけてはいけない。
 
 →○(c) Mt. Everest is higher than any mountain in Japan.
       「エベレスト山は日本のどの山よりも高い」
   ○(d) Mt. Fuji is higher than any other mountain in Japan.
       「富士山は日本の他のどの山よりも高い」

 英文としてはどちらも正しいが、誤文訂正の答えとして正しいのは (c) だけであるのは言うまでもない。Mt. Everest には何の罪もないのだから、勝手に Mt. Fuji に変えてはいけない。

 ところで、「Everestever最上級ですか」という質問を受けたという嘘のような話を聞いたことがあるが、もちろん ever(= at any time)「いついかなるときであるかを問わず」には比較級も最上級もない。
 この質問は「asa複数形ですか」という質問と同じく奇想天外だから話題としては面白い。
 話題といえば、daddy 「パパ」がたまたま主語として Daddy の形で出てきた時に、てっきり人名だと思って「ダディは…」と訳して恥をかいたという話を化学の某講師から昨日聞いたので、つけ加えておく。

(高2スーパー英語総合II(文法・作文)・第2課のオマケ話)



Posted by eg_daw_jaw at 07:14│Comments(1)TrackBack(0) 講習会(英文法道場以外) 

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この記事へのコメント
「受験番号○○○、
残念ながら不合格です。繰り返します。
残念ながら不合格です。ありがとうございました。
ツー、ツー、ツー、…」

度と聞きたくないアナウンスです。w
これを言われないように頑張ります。ww


Posted by 一浪生 at December 27, 2007 16:38

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