May 26, 2008

未来を表すwhen以下の現在形と未来形

 「未来の時を表す副詞節の動詞は現在形」ということをわけもわからず単にルールとして覚えている受験生の中には、whenの節なら何でも未来の時を表す副詞節であると決めつける者が少なくない。
 例えば、When I came home last night, my wife was talking on the phone.のWhen I came home last nightは過去の時を表す副詞節であるにもかかわらず、「未来の時の副詞節なのに現在形にしなくていいんですか」という質問が出る始末。
 whenの節のすべてが未来の時を表す副詞節であるわけではないし、それどころか副詞節ですらなく、もちろん名詞節形容詞節の場合もある。

(a) You'll have to pass through immigration control when you arrive in Britain.(副詞節)
   「イギリスに着いたら入国管理を通過しなくてはいけません」

(b) It would be better for you to ask him when he will be coming next.(名詞節)
   「今度いつ来ることになりそうかを彼に訊いた方がいいでしょう」

(c) The time will come when you will feel sorry for this.(形容詞節)
   「あなたがこのことを後悔するときが来ますよ」

 未来の時を表す副詞節は、主節の未来を表す動詞に時間的に直接従属しているので、改めて未来形を用いるまでもなく、それが未来のことであることは初めからわかっている。そこで、未来形の代わりに現在形で済ませるが、それに該当するのが(a)のwhen you arrive in Britainであることは言うまでもない。
 (b)のwhen以下はto askの目的語となる名詞節。それは従属節ではあっても主節の動詞が示す時間とは直接は関係がないので、それが過去のことなら過去を表す動詞、そして未来のことなら未来を表す動詞を用いる必要がある。
 また、(c)のwhen以下はthe timeを修飾する形容詞節。これも従属節ではあっても主節の動詞が示す時間とは直接は関係ないので、それが未来のことであるなら自ら未来を表す動詞を用いてそれを示す必要がある。
 それでも、The time will comeによって、そのtimeが未来のことであることがすでにわかっているので、この例に関してはwhen以下で改めて未来形を用いるまでもなく、次のように現在形で済ませるのを妨げない。

 cf. The time will come when you feel sorry for this.

(高3早慶上智大英文法・第4章のオマケ話)



Posted by eg_daw_jaw at 06:30│Comments(0)TrackBack(0) 通常授業 

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