July 15, 2019

「(美人)すぎる」と「超(むかつく)」!

 最初に断っておくが、「美人すぎると超むかつく」ということではない。

 何日か前に夕刊フジで「美人すぎるバイオリニスト」としてある女性バイオリニストを写真つきで丸1ページ使って取り上げていたのを今ふと思い出したが、肝心の「誰のことだったか」は忘れた。

 「すぎる」は英語ならtooだろうが、いわゆるtoo ... to構文は「肯定文の仮面を被った否定文」と言ってもよく、たとえばThe river is [too] polluted for any fish to live in.は、「その川は、いかなる魚が棲むにも汚染しすぎている」、つまり「その川はひどく汚染しているので、いかなる魚も棲むことができ《ない》」(The river is so polluted that [no] fish can live in it.)となる。

 それなら「美人すぎる」(トゥビューティフォ)は、「何かをするには美人すぎる」、つまり「すごく美人なので、何かをすることができない」という理屈になるが、いったい「美人すぎる」と何をすることができないのだろうか。

 しかし、そう目くじらを立てることでもあるまい。

 実は「美人すぎる」とは「超美人」、つまり「美人の域を超えていて単に美人というだけでは済まないほどの美人」ということなのだろうが、それにしては多用されすぎてインフレを起こしているので、せいぜい「すごい美人」くらいの意味しか持たなくなっているのではないだろうか。

 ところで「超美人」の「」といえば、かつては「超むかつく」というのをよく聞いたが、これはただ「むかつく」だけでは済まないので、「むかつくの域を超えて、むちゃくちゃむかつく」ということだったのだろう。しかし、なぜか「むかつきすぎる」とは言わなかった。


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Posted by eg_daw_jaw at 20:06│ エッセー・雑文など(私生活編)