September 13, 2019

「ら抜き」だけじゃない!

 「可能」を表す「れる・られる」の「られる」を用いるべきところで「ら」を抜いて「れる」を用いる誤りを「ら抜き」と呼び、逆に「せる・させる」の「せる」を用いるべきところで「さ」を入れて「させる」を用いる誤りを「さ入れ」と呼ぶが、それなら「なさそう・なそう」の「なそう」を用いるべきところで「なさそう」を用いる誤りも「さ入れ」にあたる。

 ✕来れる→〇来られる(「来る」はカ変)
 ✕見れる→〇見られる(「見る」は上一段)
 ✕食べれる→〇食べられる(「食べる」は下一段)

 ✕行か《させ》ていただきます→〇行か《せ》ていただきます
  (「行く」は五段活用)
  cf. 来《させ》ていただきます(「来る」はカ変)

 ✕今日は雨が降ら《なさそう》だ→〇今日は雨が降らな《そう》だ
  (「雨が降らない」の「ない」は助動詞)
 cf. 今日は雨が降ることは、な《さそう》だ
  (「雨が降ることは、ない」の「ない」は形容詞)

 「来れない・見れない・食べれない」や「行かさせていただく」という誤りを、まともな出版物の中に見ることはまずないが、一方で「雨が降ら《なさそう》である」という誤りなら、プロが書いた文章の中にも見かけることは決して少なくない。
 これは、担当の編集者も誤りであることに気づかないからだろうか、それとも誤りとはわかっていても偉い著者の先生には畏れ多くて指摘することができないからだろうか。


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Posted by eg_daw_jaw at 10:00│ エッセー・雑文など(私生活編)