August 10, 2019

お客さんは本当に運がいい!

 SVOC型の「知覚構文」には、Cの形の違いによる4種類がある。

 (1) SVOC(原形)・・・Sは「OがCする」のをVする。
 (2) SVOC(〜ing)・・・Sは「OがCしている」のをVする。
 (3) SVOC(過去分詞)・・・Sは「OがCされる」のをVする。
 (4) SVOC(being+過去分詞)・・・Sは「OがCされている」のをVする。

 こうした「知覚構文」に進行形はないが、動詞に助動詞のcanやcouldを伴ってcan seeやcould hearとなると、それぞれ「現在進行形」や「過去進行形」にあたる意味を帯びるので、SVの後に続くOCも「進行形」にふさわしく「OがCしている」や「OがCされている」となるように、(2)か(4)の形が必須になる。

 (a) I [can smell] something [burning].
   (×I [can smell] something [burn].)
   「私には何かが焦げている臭いがしている」
 (b) As I was passing his room, I [could hear] him [being scolded loudly].
   (×As I was passing his room, I [could hear] him [scolded loudly].)
   「私が彼の部屋の前を通り過ぎる時、彼が大声て叱られているのが聞こえていた」

 ただし、逆は必ずしも真ならずで、(2)や(4)のタイプだからといって、知覚の動詞が必ずcanやcouldを伴わなくてはいけないわけではない。

 (c) On my way to school this morning I [saw] him [waiting for the bus]
  「今朝私が学校へ行く途中で、彼がバスを待っているのを見た」
   (I [could see] him [waiting ...]でなくてはいけないわけではない)

 「夏の道場」では「このことをすでに教わったか読んだかして知ってた人は?」と言って挙手を促したが、どの講座でも手を上げる受講生は皆無だった。
 これには正直驚いたが、それならなおのこと「道場」に来た甲斐があったということになる。もし受講しなければ知らないままになるところだった。

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Posted by eg_daw_jaw at 19:14

August 09, 2019

可算と不可算(@fish)

<4択>

Some people think that (   ) the staple food of the British.
 A. a fish and chips are  B. a fish and chips is
 C. fish and chips are  D. fish and chips is

 「動物」としての「魚」は「可算名詞a fish / two fish / 時に種類の多さを強調してfishes)」であるが、「食品」としての「魚」は「尾頭(おかしら)付きの鯛」だろうが、「マグロの刺身の切り身」だろうが、「イワシのつみれ」だろうが「不可算名詞」であることに変わりはない。

 いわゆる「フィッシュ・アンド・チップス」の「フィッシュ」はたとえ「1匹の魚」を使っているとしてもfish不可算名詞)であってa fish可算名詞)ではなく、したがって全体としてはfish and chipsと言うが、魚のフライとジャガイモのフライを1つの皿に盛りつけたり、1つの袋に詰めたりした「一品」なので「三人称単数」として扱う。

(正解) D
(完成文)Some people think that [fish and chips] [is] the staple food of the British.
    「フィッシュ・アンド・チップスはイギリス人の主食だと考える人もいる」

 ついでながら「牛」は、「動物」としては「ウシ(@牛が3頭いる)」と呼び、英語では「可算名詞」でたとえばa cow / two cowsと言うが、「食品」としては「ギュー(@牛肉)」と呼び、英語では「不可算名詞」でbeefと言う。
 また「豚」については、「動物」としては「ブタ(@3匹の子豚)」と呼び、英語では「可算名詞」で、たとえばa pig / two pigsと言うが、「食品」としては「ブタ(@豚肉)」だったり「トン(@トンカツ)」だったりで、英語では「不可算名詞」でporkと言う。

 ところで、「ぎゅうにく(@牛肉)」は「ぎゅう」も「にく」も「音読み」であるのに、「ぶたにく(@豚肉)」は「」の「湯桶(ゆとう)読み」にあたる。


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Posted by eg_daw_jaw at 16:18

August 08, 2019

誘導に引っかかるな!

(1) 「キツネ」はfoxで、「6」はsixだけど、では「あれ」は?
 →×〇ex(〇that)

(2) 「昨日の午後」はyesterday afternoonで、「明日の午後」はtomorrow afternoonだけど、「今日の午後」は?
 →×today afternoon(〇this afternoon)

(3) 「…を知る人が多い」はmany people know ...で、「…を知る人は少ない」はfew people know ...だけど、では「…を知る人はいない」は?
 →×no people know ...(〇no one knows ...)

(4) 名詞の反復を避けるとき、many studentsの代わりはmanyで、few studentsの代わりはfewだけど、ではno studentsの代わりは?
 →×no(〇none

 "How many students came?"
 "None did."(×No did.)
 「何人の生徒が来たのですか」
 「(生徒は)一人も来ませんでした」


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Posted by eg_daw_jaw at 13:40

August 05, 2019

unless = if ... notじゃない!

I'll be surprised [if Tom doesn't have] an accident. He drives too fast.
「もしトムが事故を起こさなければ、私は驚きます。彼はスピードを出しすぎます」

 ×unless Tom has an accident(=except if Tom has an accident)

 これでは「トムが事故を起こす場合(だけは私も驚かないが、その場合)を除いて(いかなる場合にも私は驚く)」ということになりかねない。

 以前は受験生の誰もが「unless = if ... not」を正しいと信じて疑わなかったが、それが偽りであることが1993年のセンター試験で明らかになった。
 それにもかかわらず、数ある「文法問題集」の中には相変わらずその偽りを堂々と書いているものもあるからか、「夏の道場」で「unless = if ... notって習った人は?」と言って挙手を促すと各講座で2〜3人の手が上った。

 実は堅気の学校で使用している市販の「文法問題集」に付属している解説が不正確で不十分であるのは申し訳ないとあって、著者に成り代わって自前の詳しい解説を書いたプリントを配ることにしているが、昨日2学期用のものを書き始めて間もなく、その本に付属の解答解説集の中にまさに「unless = if … not」を発見した。心配していたことは、やっぱり本当だったんだ!


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Posted by eg_daw_jaw at 17:39

August 04, 2019

one / a ... one / the one ...

a car→one(×a one
a red car→a red one

my car→mine(×my one
my red car→my red one

<4択>

(1) "Which cake do you want?" "I'd like (   ) with strawberries on it."
   A. a one  B. it  C. one  D. the one

 the [cake] with strawberries on it
the [one] with strawberries on it

(正解) D
(完成文)"Which cake do you want?" "I'd like the one with strawberries on it."

(2) I like (   ) better than (   ).
   A. a red wine / a white  B. a red wine / a white one
   C. red wine / white  D. red wine / white one

 ×a red wine / ×a white wine→×a white one
 〇red wine / 〇white wine→〇white (wine) / ×white one

(正解) C
(完成文)I like red wine better than white.
     「私は赤ワインのほうが白ワインより好きです」


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Posted by eg_daw_jaw at 18:30

August 03, 2019

嬉しいことに!

 横浜での「夏の道場」は受講人数はお世辞にも多くなかったが、連日質問に来る熱心な受講生が何人かいて、嬉しいことに毎日30分くらいの残業になった。

《道場主》:「道場」を受講することになったきっかけは?
《受講生》:最初はほかのを取る予定だったんですけど、念のために去年のテキストを見たら「ぜったいにこっちだ」と思って「道場」に変更しました。
《道場主》:そうか、それはよかった。君は本当に運がいい!
《受講生》:はい、「道場」にして大正解でした。

 ほかに、「ロイヤル英文法」と「表現のための実践ロイヤル英文法」を持って質問に来る受講生がそれぞれ一人ずついた。
 今日日(きょうび)は「be」や「Evergreen」くらいの「文法書」すら読まないで、しょうもない「文法問題集」を回数こなして答えを丸暗記するだけの受験生が多いというのに、「ロイヤル英文法」をしっかり読み込んでいるのには感心した。さすが「道場」を選んだ受験生だけのことはある。

 また、「質問よろしいでしょうか。たくさんあるんですけど」という趣旨のことを言う受講生が2人いたが、「君たちの言う《たくさん》が本当に《たくさん》だった例(ためし)はないからなあ」(笑)と言って応じたところ、案の定2人とも5〜6分で終わった。

 何はともあれ、一昨日終わった横浜での講座を最後に、今年の「夏の道場」は店仕舞(みせじまい)。
 これから2週間ほどは教壇に立つ仕事はないので、柄にもなく人並みに英気を養うことにしたい。


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Posted by eg_daw_jaw at 21:34

August 02, 2019

夏の道場・第5弾(@横浜)

 少々誇張して言えば、夏の講座は星の数ほどあるので、その中から「道場」という当たりくじを引き当てたのは、よほど「強運」だからに違いない。

 ふだん出講していないアゥェーの校舎ゆえに受講人数は決して多くないが、授業の開始時に「よろしくお願いします」、終了時に「ありがとうございました」と元気な声で挨拶があるのが嬉しい。おかげで大いに士気が上がっていつにも増して快適な授業を展開することができた。

 以下に「強運」を活かして大いに効果を上げた賢明な受講生の声の一部を紹介する。

◎4日間で英文法を網羅できて驚きです。自分が知らなかった知識がとても多く、問題を解くだけになっていた自分にとって、この講座は本当に3講座以上の価値があったと思いました。ここで習った英文法を読解などにも生かせるようにしていきたいです。ありがとうございました。

◎よく考えれば、ただの暗記で済まさずに理解できることが多くあり、毎回、初めて知ることが多く、充実した4日間でした。質問にも丁寧に対応していただき、ありがとうございました。
◎たくさん質問させていただいて助かりました。ありがとうございました。英文法に対する意味的な理解が不足していたので、まさに自分にピッタリの講座でした。これからももっと理解を深められるよう精進します。

◎メチャメチャ良かった。得るものが多かった。ありがとうございました。
◎めっちゃ定着してます。あざす。
◎体力消費がスゴかった。

◎予習の大切さを改めて実感することができた4日間でした。1日目で少しついていけてない感があったので、2日目からは予習を意識してガチガチにやってました。その結果、授業についていけるし、何よりも先生の説明に集中して耳を傾けることができて、1時間、1時間の授業があっという間に感じられました。もちろん先生の説明も分かりやすかったです。

◎自分の知らない知識が出てきて、とても役に立ちました。文法用語がたくさん出てきたので、その部分も理解しなければと感じました。


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Posted by eg_daw_jaw at 23:34

August 01, 2019

You may 〜

 昨日投稿した「ヘップバーンとヘボン」にちなんで、今日は「オードリー・ヘップバーン」が主演の「ローマの休日」におけるアン王女のセリフをネタに一席。

 オードリー・ヘップバーン演じるアン王女が、知り合ったばかりのグレゴリー・ペック演じる新聞記者のオッサンに向かってYou may sit down.と言ったために、高貴な身分であることが察せられてしまう場面がある。

 許可の権限を有する話し手が上から目線で「〜してよろしい」と聞き手に許可を与えるときに用いるYou mayである以上、これではまるで臣下の誰かを相手に「そなたは座るがよい。苦しゅうない」と言ったようなものだから無理もない。
 
 ところで、「夏の道場」で「ローマの休日」を見たことがあるかどうか挙手を促すと、20人に1人くらいは手が挙がるが、それは思いのほか多いと言うべきか、それとも少ないと言うべきか。


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Posted by eg_daw_jaw at 23:42

July 30, 2019

字面(じづら)に騙(だま)されるな!

×My father's [job] is a math teacher.
 「父の仕事は、数学教師である」
  (数学教師は「数学を教える人」であって「数学を教える仕事(job)」ではない)

My father's [job] is being a math teacher.
 「父の仕事は、数学教師《であること》である」
  (「数学教師であること」は「仕事(job)」にあたる)

My father's [job] is teaching math.
 「父の仕事は、数学を教えることである」
  (「数学を教えること」は「仕事(job)」にほかならない) 

My father is a math teacher.
 「父は、数学教師である」
  (父も「人間」なら、数学教師も「人間」)


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Posted by eg_daw_jaw at 23:18

July 28, 2019

夏の道場・第4弾(@お茶の水2号館)

 第1回全国判定模試での偏差値65.0以上から39.9以下まで満遍なく受講しているので、全員が例外なくではないとしても、受講アンケートを見るかぎり、大半がせっかく選んだ「道場」の受講に見事に成功していることがわかったのは嬉しい。
 「わかりやすい」を選んでいるのに満足度に関しては「普通」とか、逆に「ややわかりにくい」を選びながらも(授業には)「満足である」という相矛盾した回答が一つずつあったが、それもご愛敬か。

 以下は受講に成功した証となるコメントの一部。

◎納得できる説明をして下さったので、抵抗なく文法事項が頭に入ってきました。ありがとうございました! “頭に書く”ことをこれからも続けていきたいと思います。
◎頭に書き込むことがとても楽しくて、帰り道によく思い出していました。4日間ありがとうございました。

◎今まであやふやになっていた所が一気に解決して、楽しかったです。
◎時制を理解することができて嬉しかったです。今まで何となくでやってきたものがちゃんと説明できるほどに理解できて本当によかったと思います。
◎易しい単語で書かれているため、文法に集中できました。今まで何となくやっていたことの理由付けができるようになり良かったです。ありがとうございました。
◎if S willを筆頭に、丸暗記で覚えていた盲点をつぶせて良かったです。

◎英文法の面白さと、決まりごと、定義をみっちり知れた講習でした。他の長文や実践的な講座に手を出したくなる夏ですが、この講座を通して改めて英文法の深い理解が書くことと読むことにつながるということに気づかされ、取って正解だったなと思います。また、理系の僕にとっても丸暗記を避ける解説ゆえ、理系科目並に頭を使う英語の学習でとても新鮮で楽しかったです。ありがとうございました。

◎現役の時使っていた参考書の著者である主の授業に興味があり、また、テキストを見て選択しました。予習でかなり量があり大変だったので、無事終われるのか心配だったが抜けることなく終わり感動しました。他で聞けない話など為になりました。ありがとうございました。

◎市販の文法書にないものまで、文法が苦手でもとてもわかりやすかったです。ありがとうございました。
◎最高のテキストありがとうございます。


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