April 30, 2018

受動態の進行形

 先週の月曜日の授業後に、市販の問題集を持参して「受動態の進行形」について質問する受講生がいたが、The girls [were cooking] potatoes in the kitchen.という「特定複数」のThe girlsを主語とする「能動態」をPotatoesという「不特定複数」を主語とする「受動態」に書き換えさせる問題が何とも胡散(うさん)臭く思えたので、別の文を使って説明した。

 cf. There’s someone behind us. I think we [are being followed].
  「後ろに誰かがいる。私たちは後をつけらていると思う」
   (weは「特定複数」)

  [be followed]という「受動態」をweを主語とする「現在進行形」にすると、we are [be]ing [followed]となる。


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Posted by eg_daw_jaw at 18:18

December 09, 2017

「否定の副詞」から始まる倒置?

 (a) Neither do I. / (b) Not a sound was to be heard. / (c) Little did I dream that ….の3つが、「否定の副詞」から始まる「倒置構文」の例として掲載されている本を持参して質問する受講生がいた。

《高3生》:(a)と(c)が、「否定の副詞」から始まる「倒置構文」であることはわかるんですけど、(b)は違うのではないでしょうか。「倒置」ならNot was a sound to be heard.のはずです。
《道場主》:君の言う通りだ。これがなぜ「否定の副詞」から始まる「倒置構文」として紹介されているのか、わけがわからないよ。
《高3生》:やっぱりそうでしたか。
《道場主》:「否定の副詞」であるnotの代わりに、「準否定の副詞」であるhardlyを使った例文で説明してみようか。
《高3生》:お願いします。

(i) [Hardly] had he left the house when it began to rain.
  「彼が家を出るか出ないかのうちに雨が降り出した」
(ii) [Hardly] a day goes by without there being a traffic accident of some kind on this road.
  「この道路で何らかの交通事故がない日はまずない」

 (i)では、He had [hardly] left the house when it began to rain.をもとに、「動詞」を修飾するhardlyを文頭に出した形だから、後続がhad heと「倒置」になるけど、(ii)では、文頭のHardlyは形容詞の一種にあたるaを修飾し、Hardly aがdayを修飾するということでは、このHardlyは「動詞」を修飾しているわけではないから後続は「倒置」にならない。
 (b) Not a sound was to be heard.のNotもこれと同じで、形容詞の一種であるaを修飾し、Not aがsoundを修飾するということでは、このNotは「動詞」を修飾してるわけではないから後続は「倒置」にならない。

《高3生》:それは知りませんでした。
《道場主》:ということは、「わかった」ということだよね。
《高3生》:もちろんです。これでスッキリしました。
《道場主》:この程度の説明でわかるんだから君はかなりアタマがいいよ。どうやら僕が出講してない現役クラスの受講生らしいな。
《高3生》:いいえ、違います。高2の時はSαだったんですけど、高3になってやめたので、今はどのクラスにも在籍してません。
《道場主》:じゃあ「校外生」ということ?
《高3生》:そうです。
《道場主》:それでもS台には出入りしてるわけか。
《高3生》:はい、同じ学校の仲間がたくさん来てますから。

 結局、そうと知らずに「校外生」の質問に答えたことになるが、個人としては別に損をしたとは思わない。


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Posted by eg_daw_jaw at 17:19

November 14, 2017

「付帯状況のwith」に関する誤解!

 昨日の午後の授業後に、「自由英作文の添削をお願いします」と言ってレポート用紙に書いた答案を持参した受講生がいたが、その英文の中に「付帯状況のwith」のつもりと思(おぼ)しきwith 〜ingの形を用いたものを発見した。
 そこで、「これは何だ?」と問い質(ただ)すと「付帯状況です」という案の定の答えが返ってきた。

 実は、同じ「付帯状況」でも、(1) 文の主語が〜ingの主語でもあるときにはwithを用いてwith 〜ingとすることはなく、単にコンマで切って〜ingの句を後に続ける形を用いるが、(2) 文の主語と〜ingの主語が異なるときにはwithの後に《その異なる主語にあたる名詞》と〜ingを続けて with somebody 〜ing / with something 〜ingとする形を用いる。

 これは前期の和文英訳の授業でしっかり説明して、「絶対に間違えないように」と念を押したというのに、どうやらすっかり忘れているらしい。

 ✕I stayed home all afternoon [with watching TV].
→〇I stayed home all afternoon, [watching TV].
  「私は午後ずっとテレビを見ながら家にいました」

 cf. I cannot concentrate on my reading [with you watching me like that].
  「そんなふうにあなたが私をみていると読書に集中できない」
   ([with] + [You are waching me …] = [with you watching me …])
 
 ところが、この後まもなくして、隣のテーブルの他講師のところに問題集か何かを持ってやって来た別の受講生が奇しくも「with 〜ingではいけませんか」という質問を始めたのが聞こえてきた。
 今日授業で扱った項目ではないのに、同じ日に同じ間違いをする受講生が同時に二人も質問に来るくらいだから、この間違いをする受験生は想像以上に多いのかもしれない。


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Posted by eg_daw_jaw at 15:20

October 29, 2017

「鮨」と「寿司」はどう違う!

[Even though] I love sushi, I don’t eat too much of it at one time.
「たとえ鮨は大好きでも、私は一度に食べすぎることはない」

《高3生A》:は〜い、先生。質問があります。
《道場主》:まさか「even ifeven thoughの違いがわからない」なんてことはないよね。さっき十分すぎるくらい説明したんだから。
《高3生A》:もちろんそれではありません。
《道場主》:じゃあ何?
《高3生A》:「すし」という字に、「寿(ことぶき)」に「(つかさど)」ではなくて、「魚偏(へん)」に「旨い」と書くほうを使ったのはどうしてですか。
《道場主》:よく訊いてくれた。それなら喜んで答えよう。
《高3生A》:お願いします。
《道場主》:僕の持論では、「魚偏」に「旨い」と書くのは「高級店」の「すし」、「寿」に「司る」のほうは「大衆店」の「すし」だけど、せっかくなら「高級店」のもののほうがいいだろうと思ったからだよ。
《高3生A》:なるほど、そういうことだったんですね。
《道場主》:それで、暖簾(のれん)が垂(た)れていて、木の戸だから店の中が見えないのが「高級店」、そして外にサンプルが展示してあって、ガラス戸を通して店の中が見えるのが「大衆店」ということだけど、これは僕の長年の経験から言って間違いないよ。
《高3生B》:そうだとすれば、僕のお爺ちゃんがやってる店は「大衆店」ですね。
《道場主》:「寿」に「司る」のほうなのか。
《高3生B》:そうです。でも父親の店は「魚偏」のほうです。
《道場主》:そうか、お父さんの店は「高級店」なんだな。
《高3生B》:はい、一応そうみたいです。
《道場主》:それなら、君のお父さんの店に一度食べに行ってみたいけど、何処にあるんだ?
《高3生B》:飯能(はんのう)です。
《道場主》:そりゃ遠すぎる!(笑)


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Posted by eg_daw_jaw at 17:55

October 21, 2017

タフ構文(be tough to 〜)

 tough構文と書いて「タフこうぶん」と読む。
 be easy to 〜〜しやすい」、be hard to 〜/ be difficult to 〜/ be tough to 〜〜しづらい」、be impossible to 〜〜し得ない」などの中で最もなじみの薄いtoughを用いるものを敢えて選んで「tough構文」と呼ぶ。
 この構文では、文の主語が、後続の「to不定詞句」に含まれる「他動詞」か「前置詞」の「意味上の目的語」にあたる。

 (a) [Oregano] is very easy [to grow].
   「オレガノは、すごく栽培しやすい」
    
 (b) [Bill] is hard [to work with].
   「ビルは、一緒には働きづらい相手である」

受講生》:何も「タフ構文」を使わなくても、it … to 〜で表せば足りると思うんですけど。
道場主》:いや、足りないよ、というより意味が違うから。
受講生》:同じじゃないんですか。
道場主》:だって、例えば(a)は「オレガノ」について述べる文だけど、It is very easy to grow oregano.だと「オレガノを栽培すること」について述べる文だから、同じであるわけがないよ。

  [Oregano] is [very easy to grow].
  「《オレガノ》は、《すごく栽培しやすい》」
 ≠ [It] is [very easy] [to grow oregano].
  「《オレガノを栽培すること》は、《すごく容易(たやす)い》」

受講生》:確かにそうですね。


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Posted by eg_daw_jaw at 22:17

July 04, 2017

こんな質問には答えない!

 「丸暗記厳禁主義・英文法道場」の記事についての質問には原則として答えるが、記事とは関係のない質問については何でも答えるわけではない。
 たとえば次のような質問には答えないが、理由はそれぞれ(→)の後に示すとおり。

(例1) 誰某(だれそれ)先生に✕✕と教わりましたが、納得できません。わかるように説明をお願いします。
 →そういう依頼は教えた本人にしてほしい。こちらには説明する「義務」もなければ「権利」もないというほどのことではないとしても、少なくともそれをする「義理」はない。

(例2) 何々という本に〇〇と書いてあります。どういう意味か説明してください。
 →それは著者に訊いてほしい。こちらが著者を差し置いて勝手に説明するわけにはいかない。

(例3) 答えた質問に返礼しないまま、いきなり2つ目の質問をする。
 →そういう礼を失する質問には心情的に答える気がしない。


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Posted by eg_daw_jaw at 16:23

May 22, 2017

関係形容詞whichの役割!

<4択>(元問の選択肢を差し替えて改作)

 The police discovered the thieves’ hide-out two days later, by (   ) time, however, the thieves had disappeared.
 A. its  B. that  C. which  D. whose

(正解) C
(完成文)The police discovered the thieves’ hide-out two days later, by which time, however, the thieves had disappeared.「それから2日後に警察は盗賊のアジトを捜し当てた。しかしながら、その時はすでに盗賊の姿はなかった」

《受講生》:先生のテキストではないんですけど、質問してもいいでしょうか。
《道場主》:ホントは担当の先生に訊くのが筋なんだけど、来週まで待てないというのであれば、差し障りのない範囲で答えてあげよう。
《受講生》:ありがとうございます。この問題なんですけど、どうしてthat(元問ではthis)ではいけないのかがわかりません。
《道場主》:ここはtimeを修飾する指示形容詞として働くと同時に文と文をつなぐ働きもする語として関係形容詞のwhichが正解というわけだろ。
《受講生》:そうです。
《道場主》:一方でthatはtimeを修飾する指示形容詞としては問題ないんだけど、文と文をつなぐ働きまではないからダメなんだ。

 cf. The police discovered the thieves’ hide-out two days later. By that time, however, the thieves had disappeared.

 こんなふうに2つの文に分かれてればthatは使えるけど、もしかしてhoweverが接続詞だと思ったのか。
《受講生》:違うんですか。
《道場主》:授業で「副詞」だって教わらなかったのか。
《受講生》:そのことには特に触れなかったと思います。
《道場主》:howeverが副詞だってことくらいはみんな知ってると思って先生はわざわざ言及しなかったんだと思うけど・・・


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Posted by eg_daw_jaw at 08:48

April 21, 2017

「辞書を話す」ことはできない!

《受講生》:This is the dictionary I told you about yesterday.なんですけど、どうしてaboutが必要なのか教えてください。
《道場主》:「誰かに何かを話す」はtell somebody somethingで、「誰かに何かについて話す」はtell somebody about somethingだけど、「辞書について話す」ことはできても「辞書を話す」ことはできないから、ここはこの二つ目のほうを使うしかないよね。
《受講生》:確かに。
《道場主》:そうだとすれば、関係詞節の元になる文はI told you [about this dictionary] yesterday.「私は昨日あなたに『この辞書について』話した」であって、I told you [this dictionary] yesterday.「私は昨日あなたに『この辞書を』話した」ではないというわけだよ。
《受講生》:はい。
《道場主》:だから、関係詞を使う文はThis is the dictionary [about which] I told you yesterday.だし、前置詞のaboutを後ろに回せばThis is the the dictionary [(that)] I told you [about] yesterday.となるんだ。
《受講生》:納得です。スッキリしました。ありがとうございました。

 I told you [about this dictionary] yesterday.
→This is the dictionary [about which] I told you yesterday].
→This is the dictionary [(that)] I told you [about] yesterday].
  「これが、昨日お話しした辞書です」

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Posted by eg_daw_jaw at 17:05

February 01, 2017

発見したメモから

 2ヶ月ほど前に受講生の質問に答えたときに書き残しておいたメモを発見。

整序

 あの店のカレーほど不味(まず)いカレーを私は食べたことがない。
→(at that restaurant / ever / had / is / I’ve / the curry / the worst).

正解The curry at that restaurant is the worst I’ve ever had.

 the worstは、the worst curryから反復にあたるcurryを省いたものと考えられるが、関係詞を補えば全体はThe curry at that restaurant is the [worst (curry) (that) I’ve ever had].となる。
 日本語の「あの店のカレーほど不味(まず)いカレーを私は食べたことがない」という「否定文」をもとに、英語では「あの店のカレーは、私が『いつであるかを問わず(ever)』今までに食べた最悪のカレーである」という趣旨の「肯定文」にするところが「味噌」というか「醤油」というか。


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Posted by eg_daw_jaw at 19:38

January 12, 2017

「翌週」がthe next weekで「来週」がnext weekなら・・・

<その1>

《A》:「キツネ」はfoxで「6」はsixだけど、じゃあ「あれ」は?
《B》:sexと答えさせたいのか。
《A》:何考えてるんだ、お前。「あれ」はthatに決まってるだろ。
《B》:しまった。やられた!

<その2>

《X》:「過去のある週の次の週」、つまり「(その)翌週」は英語ではthe next weekだけど、「今週の次の週」、つまり「来週」はtheがつかなくてnext week、そして「先週の次の週」、つまり「今週」はthis weekだってことは知ってるよね。
《Y》:もちろん!
《X》:じゃあ「過去のある日の次の日」、つまり「(その)翌日」はthe next dayだけど、「今日の次の日」と「昨日の次の日」は何?
《Y》:「今日の次の日」はtheがつかないnext dayで、「昨日の次の日」はthis dayだろ。
《X》:ほら、やっぱり引っかかった。「今日の次の日」は「明日」だからtomorrowで、「昨日の次の日」は「今日」だからtodayに決まってるではないか。

(a) She wrote to her mother and said she was returning [the next day], two days earlier than she had planned to.「彼女は母親に手紙を書いて、翌日、予定していたより2日早く帰ると伝えた」
  (cf. I am returning [tomorrow], two days earlier than I planned to.)

(b) Yesterday he told Mary to get her things packed by [today].「昨日彼はメアリーに、今日までに荷造りをしてしまうようにと言った」
  (cf. He told Mary to get her things packed by [the next day].)

 以上、先日の質問に答えたついでに書いた次第。


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Posted by eg_daw_jaw at 22:13