2013年11月

2013年11月30日

吹奏楽の一日。レッスンとアンサンブルを見学。

土曜日。朝起きて国道走って藤沢へ。午前中は藤沢市の中学でレッスン。毎月伺っている中学。今日はユーフォニウム、パーカッションの先生と一緒だった。

コントラバスは2年生が1人。たった1人で屋台骨を支えている。レッスンの最初1時間半は基礎練習。正しい奏法を音階練習でチェック。そして後半は、もうこの時期にして配布された来年コンクール自由曲をレッスンしていく。まだ序盤。弓順とフィンガリングを付けて、今後の練習課題を伝えていく。まだ半年以上ある。じっくりと取り組んで行こうと思う。

正午過ぎて、様子を顧問先生に報告し、中学を出る。そして午後は伊志田高校へと向かう。

今日は、部内アンサンブル発表会。近年は通称「お遊びアンコン」と呼んでいる。2年生が修学旅行から戻って以後、パートごとに分かれてこの練習に勤しんできた。昨年は行事が建て込んだため開催されなかった。今回2年ぶりの開催。なので、1、2年生ともに初体験の発表会になった。

1. フルート 審査対象外・特別演奏
この行事。吹奏楽連盟のアンサンブルコンテストにて県大会に進んだチームは、出場を免除され、コンテストの演目を発表する決まり。よって、1年生によるフルート3重奏は、「月明かりに照らす3つの風景」を演奏。先日の講師先生のレッスンが活かされて、よりまとまった演奏になっていた。県大会までもう一歩頑張れ…。

2. パーカッション 3位
男子2人、女子2人というチーム。舞台にはグロッケン、ビブラフォン、シロフォン、マリンバ…と鍵盤楽器4台が並ぶ。曲は「サザエさん」と「ちびまる子ちゃん」。女子2人が演奏。男子2人が踊って歌ってお菓子を投げるという元気一杯の演出。着替えも早かった。元気さでは一番。演奏の際も笑顔だったらなお良かったね。

3. サックス・オーボエ 同率5位
1年生のみ3人によるチーム。演目は「風になる」。衣装は制服のまま。サックス2人が前奏を演奏した後、オーボエ奏者が旋律部を吹きながら登場し、A.Sx奏者男子が唄うという演出。最後には3人での歌も聴けた。演奏は未熟ながら一歩ずつ成長の跡が有り。歌は恥ずかしげに下を向いての歌唱。ここは反省せねば…。

4. 混成(Hr、Euph、Tuba)「Nチーム」 優勝
低音金管による混成チーム。「ウィ・アー!」を前後に、ジブリ等々の曲を代わる代わる吹いて、他メンバーが演じるという形。良く考えられた構成で、それぞれの仮装も工夫が凝らされていた。自分達の出来る限りのキャラを演じ、台詞もしっかり言えていた。得票の半数以上の票を集め、堂々の優勝。譜面台が贈呈された。

5. トランペット 4位
1、2年生1人ずつという2人チーム。先輩が赤い上着でルパン3世。後輩がブラウンコートで銭形警部という設定。曲もTP2本で「ルパン3世」。演技した後の演奏で、やや音はスカスカだったが、演奏は好演。ただ、演技は終始照れっぱなし。銭形警部は演じているのかいないのか、1年生部員そのままの姿だった。

6. クラリネット  同率5位
女子4人が和着柄の上着。男子1人が柔道着というスタイルで、演じるのは「あまちゃん」。三陸の言葉を真似て「じぇじぇじぇ」も飛び出すネタ。クラリネット5本で「あまちゃんオープニングテーマ」も好演した。せっかく衣装も決めて舞台映えは素晴らしい。ただ、男子部員が柔道着を脱いでのオチ部分が伝わらなかったのが残念。

7. コントラバス  同率5位
2年生女子と1年生男子の2人で、「ロビンソン(スピッツ)」を演奏。コントラバス2本でどうやって…と思いきや、先輩はずっと旋律。後輩はコードのベース音を拾う…という形で終始。衣装もいつも通り、演出も何もなく演奏のみ。1、2年生ともに以前より音もしっかりして上達の跡は伺えたが、何か工夫して欲しかったね。

8. トロンボーン  2位
女子2人パート。可愛らしさを全面に出しての演奏。「うる星やつら」を演じたのはこのアンコン史上初めて。2人とも主人公で「私が本物の〜」「いえ私が…」といったやりとりで終始。楽譜も自分達で作ったらしく、2人でしっかり響くように考えられて書かれていた。可愛い部分を崩さず演じきって、堂々の準優勝は立派。

この日は、卒業生も1人来校。その卒業生の審査により、ホルン1年生に個人賞が渡った。2年ぶりの開催で、衣装などは全体的にやや地味。演出もやや照れくささがのこる団体が多かった。その中で演奏に各チームの成長が見られたことが成果有り。ただ、演じる…ということに関しては、全体的にややおとなしかった。定期演奏会に向けて、これからの課題だろう。

今日は、この吹奏楽ばかりでお腹いっぱい。夜の仕事はなく、家族で鍋を囲んだ。11月も怒濤のごとく過ぎていった。さて、師走も落ち着いて走ろうか。

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2013年11月29日

シルバーマウンテン。20年以上ぶりに母校で演奏。

私が卒業し、専攻科まで通った洗足学園音楽大学。卒業してからは訪れるのはほんの時々。吹奏楽のクリニックだったり、プロオーケストラのリハーサルだったり、音大受験生の見学付き添いだったり…。その都度、変わっていく母校の姿に驚いていたが、今回は演奏会に出演するために母校を訪れた。演奏会に出演するのは、在学していた頃以来ということになる。

大学の校門を入るとすぐに、銀色の建物がそびえ立つ。これが新しく出来た「シルバーマウンテン」。以後はオーケストラ等のリハーサルに使われる建物であるらしい。この建物で、この秋に毎日のようにコンサートが開催されている。半月前、我が師匠の演奏会に来たばかりだが、同じ場所で今度は私がコンサートに出演することになった。出演するのは横浜室内合奏団。当団には、当大学の先生が多く参加している。

およそ、私が在学していた頃とは及びもつかぬ校舎の環境で、今日も室内合奏団のリハーサル。いつもの通り、反響版や演奏位置など、細部にこだわりながらリハーサル。この演奏環境にまでこだわっていくのが、この団体のスタイル。そして演奏も、最後の最後まで響きを求め続けて長時間行われる。今日も12時半に始まったリハーサルが終了したのは5時。最後までしっかり練習した。

6時半開演。「クリスマス コンチェルト」「マタイ受難曲 抜粋」「おもちゃの交響曲」「PSALUM 8」「歌劇 クリスマスの夜」というプログラム。母校での演奏は、やはり何となく心の中はくすぐったい。自らの修業時代を嫌が上にも思い出してしまう。あの頃から進歩したのか? いや、今でも修業時代の延長か。先々週に耳にした我が師匠の音には、まだ足の裏にさえ及ばない。

それでも、今の自分自身の精一杯を尽くして演奏会は終了。演奏会はいつも通り笑顔あふれる雰囲気の中を終了。やはり歌手陣の演技と歌唱が素晴らしい。団代表の「誰でも楽しめるクラシックコンサートを…」のコンセプトに賛同し、今夜も椅子が並びきらないほどのお客様に集まって頂いた。感謝。

卒業してから20年以上。我々がいた頃の校舎は、もうそのほとんどが建て替えられてなくなってしまった。数年後には、ほとんど ではなく すべて になるらしい。私達がいたころの建物は「前田ホール」だけ…ということになる。新しい校舎で学ぶ後輩達のことは、心の底から羨ましい。けれども、プレハブだった当時の練習棟の雰囲気も、何か人情があったような気もする。

演奏会が終えた初冬の夜長に、大学時代の友のことが脳裏をよぎる。みんな、元気だろうか?  溝の口の駅の方まで、ほとんど面影はなくなったが、そのほんの裏路地に残された当時のままの姿に、ふと郷愁を誘われる。レッスンはほんとうに辛く厳しかった大学時代。それでも仲間達との想い出は、いつまでもほんのりと暖かい。

卒業してこんなに時間が過ぎ、それでも母校の舞台に立つ機会があったことに感謝。そして初心を思い出し、ここからまた新たに出発していく。夢中でプロを目指していた頃。むさぼるように新しい楽譜を追い求めていた頃。あの頃を心に、また一つずつ進んでいこう。

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2013年11月28日

今日も室内楽練習。通奏低音の喜びに…

今日も車走らせて横浜へ。明日本番の室内楽の練習に勤しむ。いつもの面々が今日も集まってくる。そして今日も和やかにリハーサルが進む。

今回もプログラムに入っているコレルリ、バッハ、ヴィヴァルディ…というと、コントラバスはチェロとともに「通奏低音」というパートを担当する。ソロパートが動いている中を、常に弾きながら音楽を進めていく。低音楽器の役目、そして醍醐味は色々あるが、この通奏低音というのが、バス奏者の楽しみでもある。こうして和声を低音から支え、さらにリズムを加えていく。そこにメロディ楽器が泳ぎ始めると、こんなにも楽しい時間はないくらい。今日もその楽しい時間に身を置いてリハーサルは進んでいく。

こうして室内楽を数日間弾き続けていくと、我がコントラバスもそういった音色に反応していくのがまた面白い。3日目にしてようやく楽器も弓も、その望むべく響きが鳴るようになってきた。楽器がそうなったのが、自分の身体が慣れたのか。その両方なのか。とにかく日がたつとコントラバスは得も言えぬ響きを見せる。吹奏楽や、大編成オーケストラでは出ないこの響きを、是非、体得しておきたいもの。

今日も夜10時近くまでリハーサルして終了。皆さん、よく体力続くものだ。本番は明日、私の出身大学・洗足学園大学シルバーマウンテンホールにて。洗足での演奏会に出るのは、20年ぶりくらいだろうか。珍しく、母校の風にあたってきます。

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2013年11月27日

横浜を回る。南区から港北区へ…

午前中から車走らせ横浜へ。まず最初はロンディーノ。今年区制70周年を迎えるという横浜南区の記念行事に参加する。今日はその最終リハーサルが南区公会堂にて行われるのに参加した。

年に何度か訪れる南公会堂。今回は合唱団「ロンド」と合同出演で5曲を演奏する。舞台にロンド。舞台下にロンディーノという形態で演奏。今日はその現地にて、演奏曲5曲を練習していく。色々と出入りや、楽屋、時間等の説明があった後、基本的には2回通すといったリハーサル。合唱とオーケストラのバランスといったあたりがやや疑問符だが、何とか演奏は滞りなく出来そうだ。合唱の暗譜が大変かもしれないが…。

1時半から始まったリハーサルは3時には終了。挨拶もそこそこに南区公会堂から車で港北区へと向かう。4時からのリハーサルにギリギリで滑り込み。夕刻から夜は、横浜室内合奏団のリハーサル。

今日からゲスト先生を招いての練習。わざわざ英国より来日して下さったヴァイオリニスト先生も一緒に合わせていく中、室内楽の練習が始まる。その流れるような滑らかなヴァイオリンの音色に誘発され、我々室内楽も得も言えぬ方向へと音楽が流れていく。さすがに世界を渡り歩いて活躍するヴァイオリニストは、その音楽の深みが違う。

悔やむべくは、自分がまるで語学力がなく、氏との会話が出来なかったこと。会話はもっぱら若いメンバーの英語堪能者に任せ、こちらはただ聴いているだけ。留学した若き才能を羨むとともに、それでも音楽でだけは会話が出来たことに感謝。演奏でだけは、氏とも何とか会話が出来た。

今日も21時過ぎまでしっかり練習して終了。明日も練習。さて、もっとまたこの瞬間を楽しんでみたいと思う。

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2013年11月26日

穏やかな一日。室内楽の楽しみに浸る。

ここ数日よりは暖かい朝。割とすっきり目が覚めて、午前中は例によって編曲。パソコン向かって楽譜作成。現在取り組んでいる曲は随分と軌道に乗ってきて、午前中だけで随分とはかどった。おかげで買い物もする時間が出来る。有意義に時間使えて午前中は過ぎていく。

そして午後は横浜へ。所属している横浜室内合奏団のリハーサル。この週末に2度ほど本番がある。今日からそのリハーサルが始まった。題材は「ちょっと早いクリスマスコンサート」。「クリスマス コンチェルト(コレルリ)」の他、新作オペラまで、多様な曲が並んだ。

今回はオーケストラ8人に歌手4人という12人での演奏会。それぞれがプロ奏者として忙しい。まだ全員が揃ったわけでないが、集まったメンバーで音を並べていく。新作オペラは、作曲者の相変わらずの腕の冴え。今回も素敵なメロディ満載の曲に仕上がり、終曲は何とも感動的。その他の室内楽も、コレルリ、バッハ、グルック、ヴィヴァルディ…と作品的には文句のつけようがない名曲揃い。これは面白いコンサートになりそうです。

夜の9時過ぎまで、しっかりとリハーサルして終了。慣れ親しんだメンバーとの室内楽は、いつでもどこでも楽しいものです。こうなると楽器さらってもっと良い音が鳴らしたくなる。明日もしっかりコントラバスを可愛がろうと思います。

演奏家としての血が騒いできました。コントラバスって、日によって音が違います。それを操ることの楽しさ。明日も細部にこだわって、弾いていこうと思います。

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2013年11月25日

曇天。午後から冷たい雨に。合唱に心憩い。

月曜日午前中は基本的にゆっくりさせてもらう。。雑誌読みつつコーヒーして心を和ます。外は曇っていて寒い。部屋で暖かくしていると和んで微睡む。

そして午後の時間に大和高校へ。年に一度の大和高校音楽発表会が開催される。昨年まで全校生徒が参加しての大イベントであったのが、授業カリキュラムが変更され、1、3年生による発表の場になった。今日は吹奏楽部1年生チームが、その音楽発表会の最後に出演する。

このイベントでは、昨年、一昨年も指揮をしているが、会の最初から聴くのは初めて。体育館の後方席に座り、1年生のクラス合唱を聴く。近年の合唱コンクールの課題曲が次々と発表されていく。吹奏楽コンクールにも課題曲があり、毎年、嫌というほどスコアを読むが、合唱の世界にも同じように課題曲がある。こうして耳にしてみると、やはりその年を彩る大切な楽曲であることが伺える。そして私でも知る合唱有名曲が並ぶ。広瀬量平氏の作品は、やはりメロディが美しい。そして「流浪の民(シューマン)」まで聴くことが出来た。

1年生の合唱は、クラスによって個性豊か。その中に吹奏楽部員の姿をどうしても探してしまう。いつもとはまるで違う表情で唄っているのが何とも印象に残る。この会はコンテストにもなっており、私も投票用紙を頂いた。無論、どのクラスも一生懸命で優劣はとてもつけにくい。その中で差になるとすれば、やはりどのクラスも男子学生の音程で左右される。男の子が上手いと、合唱は映えるみたいだ。

そして吹奏楽部の発表は今年は指揮者なし。なので客席で聴かせてもらった。残念ながら舞台でなくフロアーを使う。なので、残念ながら後ろの席では見にくかった。それでも、1年生だけでもしっかりまとまった響きが聞こえてくる。そして笑顔も若々しく弾けている。演奏は、ややテンポの乱れこそあったものの、しっかりとまとめて音色も明るく大健闘。1年生の確かな成長ぶりを垣間見ることが出来た。

そして放課後は合奏。2年生も加わって、来月末の吹奏楽祭の演目を練習。前回流れるだけで過ぎ去ってしまった各楽章の後半部分を取り上げていく。難しい演目。その雰囲気作りを口頭で伝えることにも四苦八苦。そして捕まえつつ取り出していくと、随分と好き放題吹いていることもわかる。何となく荒削りで流れてはいるが、まだ細部を合わせるには至らない。少し壁に当たっているかも。これを乗り越えるには練習しかない。ここで試験休みになるが、試験が終われば12月半ば。さて、吹奏楽祭も近付いてきた。せっかくの素晴らしい作品。もう少し丁寧に整えたい。

合奏終えて、外へ出ると雨だった。駅前でコーヒーして、冷えた身体を温める。そして合奏を振り返る。今日の合唱を聴く限り、大和高校は色んな芸術性を秘めている。吹奏楽部員ながら、見事なピアノ独奏を披露した者もいる。まだ、私は指揮者として、大和高校生達の能力を引き出せているとは言えなさそう。もっとあの高校生達から良い響きを紡ぎ出すため、この2週間、心をニュートラルにしてからトライしてみよう。年末は、私にとっても試練かもしれません。

相変わらず、コーヒーが心にも染みました。

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2013年11月24日

秦野オカリーナ合奏団 ふれあいコンサート

朝から堀川公民館へ。毎月、リハーサルのために訪れているこの場所で、今日は秦野オカリーナ合奏団の定期演奏会。朝からメンバーが集まって、会場設営に慌ただしくしている。その中で荷物を運び入れ、リハーサル時間まで待機。9時半を過ぎてリハーサル開始。さて、ここからはノンストップで走り出す。

今日出演する各奏者が集まってくる。そして順番にリハーサルしていく。どの団体も一生懸命。朝からリハーサルは熱を帯びる。そのすべてのリハーサルに携わり、それぞれの団体で指揮したり、コントラバス弾いたり…。昼までの時間はあっという間に過ぎていく。そして詰め込むかのようにお弁当を頂き、13時半に開演。

初々しい司会者の挨拶から、演奏会はスタート。そして並んでいる秦野オカリーナ合奏団の指揮台に立つ。オープニングとして毎年演奏している「あの素晴らしい愛をもう一度」からスタート。手慣れている曲で和やかに開幕。続く「君をのせて」も、メロディの美しさに乗って、好調な滑り出し。

「こうぼう山の会」の面々が舞台に立つ。何と4曲も披露してくれた。毎年のことながら、その目の輝きに驚かされる。そして1年ぶりの再会になる子供達が、見上げるほどに大きく成長していた。客席からは手拍子が沸き、奏者各位を心から応援して和やかムード。その歌声はどこまでも純粋だった。

「ピアニッシモ」さんは、秦野オカリーナ合奏団の妹団体。聞けば、練習は2ヶ月に一度というペースだという。それでも奏者各位は日々自主練習に励み、この演奏会に備えているという。そして昨日から今日まで驚くほどに伸びて、今日の舞台も絶好調。「少年時代」はギターの伴奏でしっとりと。「コンドルは飛んでいく」は打楽器も加わってオーケストラのような響きがした。

「チャオ」さんは、横浜で活動する親戚団体。今日は6人での合奏。これも以前から馴染みの指導者先生の指揮のもと、厳しく指導がされているという。その成果あって、何ともまとまった響きが羨ましいほど。「ふるさと」は人気グループ「嵐」が唄う曲。素敵な響きが会場を包む。「翼を下さい」は、客席で口ずさんでいるお客様もいた。

そして再び秦野オカリーナ合奏団の舞台。元気に「アンパンマン」からスタート。お人形が元気に踊った。沖縄の歌「童神(わらびがみ)」は、しっとりとした旋律がオカリナにぴったり。「アメージング グレース」「アヴェ・マリア」は、当団の重要レパートリーの一つ。今日も客席を静まり返らせるほどの緊張感を持って、荘厳な響きが豊かに広がった。

ゲストで毎年来て下さる「ねんど」の皆さんが舞台へ。楽しいトークと共に、素敵な演奏を届けて下さる。「ヒコーキ雲」は、映画「風立ちぬ」の主題歌。その映画で出た青空を思い出し、何となく郷愁も誘う。そして私を含む弦楽合奏も加わって「あまちゃん オープニングテーマ」は、会場を和やかな雰囲気に一変させる。お客様も自然に笑顔に変わる。「白い恋人達」はまたムード一変し、ドラマティックな雰囲気に会場を染める。やはり、プロの技って素晴らしい。

そして、再び秦野オカリーナ合奏団が舞台へ。ピアニッシモ、チャオの皆さんも合唱で参加。弦楽も伴奏に加わって「気球に乗ってどこまでも」は、昭和時代の唱歌。我々世代には懐かしい、もっと若い世代にとっては逆に新鮮だったかも。元気な歌声が会場中に響いた。「心の中にきらめいて」は、一変してしっとりと流れる。歌声は弦の響きに乗せて、柔らかく響いていく。このサウンドは、この演奏会ならではのもの。

コンサートも終盤、秦野オカリーナ合奏団に加え、弦楽、そして「ねんど」の皆さんも演奏に加わる。「カーペンターズ ソングブック」は今年書き下ろした新譜。弦とオカリナ合奏の音色が、素晴らしいくらいに溶け合っていく。「シング」「青春の輝き」「トップ オブ ザ ワールド」「イエスタディ ワンスモア」の4曲が、どれも違う色彩を持って輝いていく。コンサート最後「サウンド オブ ミュージック」は、ミュージカルの名曲。その流れ来る空気感に身を寄せて、次々に流れる名曲に耳を澄ます。脳裏に山々と青空が浮かんでくる。爽快感満載で流れ行く。そして感動的に、高らかに歌い上げて終幕した。

エンディング。客席皆さんも一緒に歌声響かせて、「今日の日はさようなら」。そして「ふるさと」を合唱してコンサートは終了。最後は客席全員が起立して頂いての、大合唱で終幕。約2時間のコンサート。客席からの暖かい拍手に包まれて、コンサートは閉幕した。

解散して、名も知らぬお客様に声をかけられる。このコンサートを毎年楽しみに、そして今年もこの日を指折り数えて待っていた…と。握手交わす手のぬくもり。そして目に涙が溢れている。こういう方々のためにも、このコンサートは続けていかなければならないだろう。

打ち上げの会場。どの顔からも笑顔。そしてお酒も料理も会話も進む。こういう宴席はあっという間に時間は過ぎる。素敵な時間と、素敵な笑顔で、今年も別れを惜しむ。多くの方と握手を交わす。そのどの手も温かい。まさに「ふれあいコンサート」そのもの。その手のぬくもりを忘れないよう、また次を目指して進んでいきたい。

この輪が広がりますように…。そして永く続きますように…。

またいつか、逢いましょう。


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2013年11月23日

昼暖かく、夜は寒い。土曜日だけど比較的ノンビリ…

午前中に行くはずだった仕事が急に先方都合でなくなった。代わりを入れられるはずもなく、今日は午前中に思いかげず時間が空く。ここは…と思い立ち、溜まりに溜まった編曲作業に精を出す。昨夜もその打ち合わせをしたばかり。この気持ちが萎えてしまう前に作業を進めていく。何となく先行きは見えてきた。こうなるともっと時間が欲しくなる。正午を前にタイムアップで断念。昼食とって市内の公民館へ。

堀川公民館に、秦野オカリナ合奏団のメンバーが集まっている。そこに合流し、リハーサルに勤しむ。1年間かけて準備してきて、明日が定期演奏会本番だ。今日はその最後のリハーサルを行う。秦野オカリーナ合奏団だけでなく、その姉妹団体の「ピアニッシモ」の皆さん、そして司会担当の方々も集まって、いよいよ臨場感溢れるリハーサルになってきた。1時になるのを待って会場入り。そしてピアニッシモさんより、リハーサルスタート。

秦野市内の学校の先生方で結成されているオカリナチーム。僭越ながら、本番指揮も私がさせて頂く。ギター奏者に、小学校時代の恩師もいるという懐かしいチーム。そして出てくる音が何とも初々しい。一生懸命が集まって素敵な響きを醸し出している。やや緊張気味な所がまた楽しい。明日は素敵な演奏を披露して下さるだろう。

そして秦野オカリーナ合奏団のリハーサル。今日まで練習してきたプログラムを、本番さながらの緊張感のもと、曲順に音出ししていく。広い場所に来て、やはりやや緊張気味。それでも練習は嘘をつかないもの。今日まで取り組んできた成果さながらに、整った音が響いていく。新しく入ったメンバー各位も、その中で素敵なハーモニーを作り出す。やはり一生懸命が美しい。それが集まってのオカリナの音色は、何と人の心を打つものか。明日がますます楽しみになってきた。1日で終わってしまうにはもったいないコンサート。なので、その1日をしっかりと楽しみたいと思う。

夕刻に、まだ会場設営に忙しいメンバーに別れを告げて、一足先に失礼させて頂いた。今日は夕刻からも仕事はなし。夜は家族でゆっくりと過ごすことが出来た。気力も充実した。明日は自分の精一杯を尽くして、コンサートに挑もうと思う。

24日、13時半開演、秦野市堀川公民館、入場無料。是非に足をお運び下さい。

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2013年11月22日

雑務色々。合奏に出掛ければ電車止まる。

新しい楽譜作成に取りかかった。原作を読み、原曲譜広げてイメージしていく。作業に取りかかると少しずつのってくる。そうなると勢いがつく。出来いかんはまだ疑問符だが、頭の中でイメージは出来た。後は楽譜にしていくだけ。これがとにかく根気の作業。寸暇を縫うようにして進めていこう。

そして午後は大和高校へ。今日は久しぶりに小田急線で中央林間へ…のはずが、海老名駅で電車は止まる。鶴川で人身事故とのこと。振り替え輸送等々のアナウンスも二転三転で結局動けず。結果、そのまま回復を待つことに。海老名から1時間もかけてようやく中央林間へ。時間に余裕持って動いていたので、10分程度の遅刻で済んだ。でも、大和幹部の皆さん、すみませんでした。

合奏は1年生だけ。来週月曜にある大和高校校内での音楽発表会。今年は2年生は別授業らしく、1年生だけで演奏発表する。今日はその最終練習。演目は「イン ザ ムード」と「じょいふる」。もうすでに演出等々は出来上がっており、それを見せてもらいつつ手直ししていく。

1年生だけのポップス演奏が、随分と元気だ。先輩と一緒の時よりも伸び伸び吹いている。いつも遠慮があるのだろうか。ただ、演奏的には先輩達よりも未熟点は多々あるが、この積極性と明るい雰囲気は持続したいもの。これまでの大和ではなかった1学年での演奏発表。これはとても有意義なものになるかもしれない。

帰宅して、夜はアンサンブル楓のメンバーと会議。オペラの再演が実現しそうです。せっかく作ったネタ。大事に使っていきたいですね。

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2013年11月21日

同じ物ばかり食べている。どうも「はまる」癖があるらしい。

午前中は家にいた…が、やることは山積み。溜まっている楽譜仕事を片付けたいのだが、パソコンを前にして遅々として差ぎようは進まない。こういう日はろくな楽譜は書けないのだが、何とか奮起して今日のノルマはこなす。

午後は伊志田高校へ。2年生は修学旅行でマレーシア。その間を1年生だけで部活を切り盛りしている。何となく仮役職も少しだけ板に付いた感がある。1年生、今日は欠席1名。相変わらず出席率は良い。遠く基礎合奏の音も聴いてみるが、1年生だけでも随分とまとまった音はするようになってきた。

そして、来月の吹奏楽祭の曲を合奏。1年生だけでも随分と曲になる。ただ、少人数合奏だけに、一人一人の音がダイレクトに聞こえてくる。1年生の成長具合、そして課題を見つけていく上で、大変有意義な時間になった。伸びている者、伸び悩んでいる者…と色々。全体的にはもちろん伸びている。でも、伸びればそれだけ、新しい課題も出てくるもの。欲をかいたらキリはない。でも、今年の1年生は、それを求めていくだけの価値はありそうだ。

下校時刻ギリギリまで吹いている部員達を後にし、伊志田高校を出る。帰宅して夕食。そして20時半より自宅にてレッスン。西湘フィル団員をレッスンする。仕事で多忙な中、終わってこうしてレッスンに駆けつけて下さる。その熱意が素晴らしい。取り組んでいるのはフランク。さて、難しい。音程取るのに難儀する。まだゆっくり一歩ずつの段階。焦らず進めていこう。

最近(というより以前から)、食べ始めると毎日のように同じものばかり食べてしまう癖がある。ここ最近の「はまり」は塩ラーメン。外食するではなく自宅で作る。某有名商品「塩ラーメン」に、炒めた野菜を乗せたというもの。「タンメン」と言うほどの豪華さはない。これが暖まって口中もさっぱりして良いのです。寒い日はこれですね。

でも、あまり良い食生活とは言えなさそうだ。他のものもバランス良く食べるようにしたいと思います。

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